人気ブランド「ノリタケ」の食器の魅力とは？歴史やおすすめ商品も紹介

ノリタケの食器はシンプルでありながら上品なデザインで、昔から多くの人の支持を集めています。本記事ではノリタケの歴史や特徴など、人々に愛され続けている魅力についてまとめました。おすすめの商品も紹介しているので、普段の食器やギフトなどに利用してみてください。

ノリタケは1904年に設立された会社で、創業以来多くの人から愛されてきた人気の食器ブランドです。もともとは「日本陶器」という名前でしたが、その当時から熟練の職人による高い技術力で質の良い食器を作り続けてきました。

創業者である森村市左衛門は、開国をきっかけに海外貿易を開始しました。その後パリ万博で見たヨーロッパ製の陶磁器に感銘を受け、国産原料の白色硬質磁器を作り始めたのがノリタケの始まりです。材料の開発からデザイン、成形、絵付けまでを自社で行っており、日本で初めてディナーセットを発売したことでも知られています。

ノリタケといえば、ボーンチャイナの開発に日本で初めて成功したことでも有名です。ボーンチャイナは普通の磁器のように青白くなく、なめらかな艶を持った白磁のことです。ノリタケのボーンチャイナは気品を感じさせる温かみのある肌合いで、清純な透明性と艷やかな光沢を併せ持っています。

ボーンチャイナには40を超える種類の柄があり、桜の名所から名付けられた「ヨシノ」やペルシャ風の花模様が描かれた「花更紗」などがあります。ボーンチャイナは基本的に洋食器ですが、和食との相性も抜群で和風の漆器と組み合わせても使うことも可能です。

明治時代から戦前までに輸出されていた古い陶磁器は、「オールドノリタケ」と呼ばれて別格の扱いを受けています。アンティーク食器としての価値が高く、食器として使われるだけでなく芸術品として展示されることもあります。

輸出用の商品であったため日本ではあまり見かける機会がありませんが、アメリカでは1970年代に専門誌が発行されるほどのブームが巻き起こりました。現在でも日本と海外の両方で人気を集めており、収集家も多く存在します。

気品あふれるアルマンドシリーズは、1969年に発売された「ポロネーズ」をボーンチャイナで復刻させた商品です。マリーアントワネットが愛用した錦織をモチーフにしており、来客時のティータイムなどに活躍してくれます。水色と金色の取り合わせが美しく、お祝い用のギフトとしてもおすすめです。

普段使いからギフトにまでさまざまな場面で活用できる、可愛らしい絵柄のムーミンシリーズです。「ムーミン谷の彗星」「ムーミンパパ海へいく」「ムーミン谷の夏まつり」の3つの物語をモチーフに作られており、それぞれ色や柄が異なっています。

「ムーミン谷の彗星」シリーズは黒くて高級感があり、「ムーミンパパ海へいく」シリーズは青くて落ち着いたデザインになっています。「ムーミン谷の夏まつり」は赤くて愛らしいデザインで、女性からの人気が高い商品です。

イングリッシュハーブズはいろいろなハーブが繊細な絵柄で描かれており、華やかでありながらもナチュナルな雰囲気を演出してくれます。プレートやマグカップだけでなく、キッシュ皿やココット、グラタン皿などさまざまな種類の食器があります。

電子レンジに対応しているため、日常の料理に使いやすい商品です。存在感を主張しすぎないデザインで、どのような料理にも合わせることができます。

ノリタケの食器の魅力や、おすすめの商品についてまとめました。ノリタケは完全日本製の世界に誇れるブランドで、新しい商品も次々と発売されています。公式のオンラインや一般の通販サイトでも買えますが、直接手に取りたい場合は直営店に行くのが一番です。

全国の百貨店でも取り扱っている場合があるので、直営店が近くにない場合は百貨店をのぞいてみると良いでしょう。自分のお気に入りの食器を見つけて、食事やティータイム、ギフトなどに利用してみましょう。