酒饅頭の由来や歴史は?効能や基本レシピ・有名なお店も紹介!

酒饅頭の由来や歴史をまとめました。酒饅頭とはどういった和菓子であるのか、その歴史や由来、効能などを解説します。作り方が簡単な基本レシピや有名なお店も紹介しているので、家で作る時やお店選びの参考にしてください。

酒饅頭の由来や歴史は?効能や基本レシピ・有名なお店も紹介!のイメージ

目次

  1. 1酒饅頭の効能や基本レシピを紹介!
  2. 2酒饅頭の基礎知識
  3. 3酒饅頭の主な効果・効能
  4. 4酒饅頭の基本レシピ
  5. 5酒饅頭の有名店
  6. 6酒饅頭は長い歴史を持つ日本のお菓子!

酒饅頭の効能や基本レシピを紹介!

酒饅頭は日本に昔からある和菓子ですが、食べたことがないという人も多いのではないでしょうか?酒饅頭とはどういった和菓子であるのか、その歴史や由来、効能などについてまとめました。自宅で作れる基本レシピやおすすめのお店も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

酒饅頭の基礎知識

酒饅頭の歴史

酒饅頭の歴史はとても古く、現在の饅頭の起源になったとも考えられています。酒饅頭のルーツは中国で、もともとは小麦で作った皮で肉を包んだような食べ物でした。三国志でも有名な諸葛孔明が、暴れている河を鎮めようとしてこの饅頭をお供えしたのが始まりだといわれています

これを日本に伝えたのは、鎌倉時代の高層である聖一国師だと伝わっています。聖一国師は博多に滞在中に宋で習った饅頭の製法を教え、それが全国に広まっていきました。もともと饅頭の中身は肉でしたが、精進するという理由から中身は小麦などの穀類に変わったようです。

名前の由来

酒饅頭の名前の由来は、その作り方にあります。酒饅頭はもともと米麹を使って作る和菓子で、麹が発酵する力を利用して生地を膨らませます。お酒を作る工程と似たこの作り方が、酒饅頭という名前の由来になったようです。また、出来上がった饅頭からほのかなお酒の香りがするところも、酒饅頭という名前の由来だといわれています。

味や食感の特徴

酒饅頭は酒種を練り込んだ生地を発酵させているため、皮がモチモチしているという特徴があります。中身はこしあんで作られていることが多く、口当たりも滑らかです。ただ、酒饅頭の中身は地域によってもさまざまで、甘い味噌あんや粒あんが使われているところもあります。

作り方は同じでも麹の種類や量によって香りや旨味が変わってくるので、それぞれの店や家庭で異なった味を楽しめるのも特徴のひとつです。加熱することでアルコール成分はとびますが、蒸しているのでお酒の香りはそのまま楽しむことができます。蒸すことで酒の香りがさらに引き立ち、食べると口の中で酒の香りがふわっと広がります

冷めると少し固くなってしまうので、水にさっとくぐらせてレンジで温めるのがおすすめです。レンジで温めるだけでなく、トースターやフライパンなどで少し焼いてから食べるという方法もあります。

焼いた饅頭は皮がカリっとして、蒸したてとはまた違った美味しさを味わえます。酒饅頭は冷凍することもできるので、多く作った時は冷凍保存しておくと便利です。

酒饅頭の主な効果・効能

美肌効果

酒麹を使って作られた酒まんじゅうには、葉酸やビタミンB6などのビタミン類が豊富に含まれています。ビタミンB6には美肌効果があり、シミやくすみ、目元のくまなどの改善に効果的です。ビタミンB6には他にもタンパク質の代謝を促進する働きがあり、皮膚の健康を維持してくれます。

ダイエット効果

酒饅頭に含まれているビタミンB2には、脂質の分解を助ける働きがあります。脂質の分解がスムーズに行われると体に脂肪が溜まりにくくなるため、ダイエットにつながります。また、食物繊維も豊富に含まれており、便秘が原因の肥満解消にも効果的です。

集中力の向上

酒饅頭には皮やあんに砂糖が多く使われており、砂糖は体内に入ると糖質に変化します。糖質は脳や神経を働かせるためのエネルギー源となるため、糖質が豊富な酒饅頭を食べると集中力の向上に効果があります。ただ、糖分を摂りすぎれば肥満につながることもあるので、食べすぎには注意するようにしましょう。

酒饅頭の基本レシピ

材料

【材料】

  • 冷ご飯 300g
  • 米麹 15g
  • 水 400g
  • 小麦粉 250g
  • 砂糖 大さじ1
  • こしあん 適量

本格的な酒饅頭が味わえる、米麹を使ったレシピを紹介します。昔ながらの製法通りに麹を利用すると、酒の香りが立ち上る風味豊かな酒饅頭を作ることができます。麹を発酵させる時間がない場合は、酒粕を使って簡単に作るレシピもあります。

ただ、酒粕には生地を膨らませる力はないため、酒粕を利用する場合はベーキングパウダーや重曹などを加えて作りましょう。他にもホットケーキミックスやドライイーストを使ったレシピなどもあり、家にある材料で簡単に作ることも可能です。中にいれるあんはこしあんだけでなく、粒あんなど好きなものを使ってもOKです。

作り方

【作り方】

  1. 冷ご飯、米麹、水を合わせて、2〜3日置いて発酵させます。
  2. ボウルに小麦粉と砂糖を入れて、1を150cc加えてよく捏ねます。
  3. 2にラップをして2〜3時間寝かせます。
  4. 3に打ち粉をして棒状に伸ばし、10等分します。
  5. 4を平らに広げ、こしあんを入れて包みます。
  6. 上から布巾をかけ、2次発酵させます。
  7. 蒸し器で20分ほど蒸したら完成です。

麹を発酵させると聞くと難しそうなイメージがありますが、作り方は意外と簡単です。発酵時間は室温にもよって変わりますが、泡がぷくぷくとしてきたら発酵ができている証拠です。時々かき混ぜながら、様子を見るようにしましょう。

2次発酵の時間も、室温によって変わってきます。だいたい30〜40分で終わりますが、生地が2倍ほどに膨らんだくらいを目安にすると良いでしょう。小麦粉を練る時はじっくりと時間をかけて捏ねると、ふっくらと美味しい酒饅頭に仕上がります

酒饅頭の有名店

酒饅頭本舗つるや

つるやは長野県の善光寺にあり、江戸時代から続く歴史のあるお店です。1個150円と求めやすい価格で、善光寺周辺を散策しながら食べる人も多く見られます。中に入っているこしあんは甘すぎず、もっちりとした生地の旨味を引き立ててくれます。箱入りの商品も売っているので、お土産用として購入する時にも便利です。

店舗情報

住所 長野県長野市東後町34 鐘鋳川端
電話 026-232-5555
営業時間 9:00〜売り切れ次第終了
定休日 水曜日
アクセス JR「長野駅」からアルピコ交通「ぐるりん号」バスで6分
「善光寺大門」下車すぐ
駐車場 なし
リンク 公式サイト
食べログ
ホットペッパー
ぐるなび

高橋の酒まんじゅう

東京都の荻窪にある高橋の酒まんじゅうは、20年以上続く酒饅頭の専門店です。上品な香りと甘みが人気の饅頭で、午前中に売り切れてしまうこともあるくらいです。確実に手に入れたい場合は、予約をしておいたほうが良いでしょう。少し小ぶりでしっとりとした饅頭は、おやつやお茶請けのお菓子としてぴったりです。

店舗情報

住所 東京都杉並区天沼3-1-9
電話番号 03-3220-2103
営業時間 10:00〜売り切れ次第終了
定休日 日曜日
アクセス JR・地下鉄丸ノ内線「荻窪駅」北口から徒歩4分
駐車場 なし
リンク 公式サイト
食べログ
ホットペッパー
ぐるなび

高嶋屋酒饅頭店

山梨県の東端に位置する上野原市は、江戸時代には甲州街道の宿場町として栄えていました。その頃から酒饅頭は人気を集めており、上野原市には現在でも多くの酒饅頭の店が存在します。高嶋屋もそのうちのひとつで、古くから地元の人たちに愛されている老舗店です。

こちらの酒饅頭には種類が4つあり、あんこを使った定番のあんまん以外にも、みそまん、塩まん、魚まん、といった少し変わった饅頭が売られています。特に魚まんは鮭を使った甘くない饅頭ですので、甘いものが苦手な人でも美味しく食べることができます。

店舗情報

住所 山梨県上野原市上野原1611
電話番号 0554-63-0641
営業時間 9:00〜売り切れ次第終了
定休日 水曜日
アクセス JR「上野原駅」から902km
駐車場 あり
リンク 公式サイト
食べログ
ホットペッパー
ぐるなび

酒饅頭は長い歴史を持つ日本のお菓子!

酒饅頭の効能や由来、基本的レシピなどをまとめました。酒饅頭は歴史のある和菓子で、その作り方も昔からあまり変わっていません。派手さはありませんが素朴で飽きのこない味で、子供からお年寄りまで幅広い年代で楽しむことができます。家でも意外と簡単に作れるので、近くに売っている店がない時はぜひ手作りに挑戦してみてください。

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