唐辛子の賞味期限・消費期限は？状態の見分け方と正しい保存方法

唐辛子には一味や七味、鷹の爪などの種類があり、調味料として料理に使われるのはもちろん、ピリッとした辛さのアクセントをプラスしたい時に重宝されています。本記事では、そのような唐辛子の賞味期限や保存方法について紹介していきます。

生と乾燥の唐辛子の賞味期限や日持ちさせたい時の正しい保存方法を掲載しているので、唐辛子を購入した際の参考にしてください。また、唐辛子が腐った時の見分け方についてもまとめています。

まずは、唐辛子の賞味期限・消費期限について紹介していきます。賞味期限と消費期限の定義や生・乾燥された唐辛子の日持ちを掲載しているので、購入した際の参考にしてください。

食品の日持ち目安として、賞味期限と消費期限が設定されており、消費期限は決められた方法で保存した際に、期限を過ぎてしまった場合、腐敗や変敗などの劣化に伴う衛生上の危害が発生する恐れがある期限を指しています。

一方、賞味期限とは定められた方法で保存した際に、その食品の品質を十分に保つことができる期限のことを指します。どちらも食品の日持ち期限を提示していますが、賞味期限や消費期限が表記されているのは加工食品となっており、生鮮の食材は見た目や臭い、味で傷んでいるのか見極める必要があります。

生の唐辛子は水分を含むため、保存期間とともに徐々に傷んでいきます。そのため、保存する場合は常温ではなく、冷蔵または冷凍庫で保存します。そして、生の唐辛子を冷蔵庫で保存する場合は、約1週間を目安に食べきるようにしましょう。

また、冷凍庫で保存する場合は3ヶ月～半年ほど保管することが可能です。冷蔵と冷凍では、保存できる期間は大きく変わるため、すぐに使い切らない場合は冷凍庫に入れて保存するのがおすすめです。

乾燥させた唐辛子は生の状態に比べると保管できる期間が長く、きちんと乾燥させた唐辛子の賞味期限は半年以上、長ければ1年程度は調理に使うことができます。しかし、輪切りにしてある状態では、開封後に空気との接触部分がどうしても多くなるので、丸ごと乾燥させたものよりも賞味期限がやや短くなります。

また、粉末状に加工された一味や七味唐辛子は開封後から半年が風味を保てる期限の目安となっています。

次は、唐辛子が腐ってしまった場合の見分け方について紹介していきます。傷んだ際の見た目や臭いの変化についてまとめているので、長期保存している時の参考にしてください。

生の唐辛子は腐るとカビが生えたり、ドロッと溶けてしまいます。そして、生ゴミのような強烈な臭いを発生させるので、違和感を感じた場合は食べないようにしましょう。乾燥された粉末唐辛子はクモの糸のようなものが引いていたり、カビ臭いと感じたら要注意です。

インターネット上では唐辛子には防菌効果が期待できるという情報もありますが、実は防菌効果はそこまで期待できません。唐辛子の抗菌性は、まったくないわけではありませんが、そこまで強くないので、防菌効果を期待した用途に使用するのはおすすめしません。

もしも、抗菌効果を期待するなら唐辛子と他の香辛料と効果的な配合をする必要があるので、唐辛子単体では抗菌効果も防虫効果もほとんどないことを覚えておきましょう。

次は、生と乾燥させた唐辛子の正しい保存方法について紹介していきます。日持ちさせるためには、正しいやり方で保管させる必要があるので、しっかりと保存方法を把握して長く美味しく保管しましょう。

生の唐辛子は常温ではなく、冷蔵庫または冷凍庫で保存するようにしましょう。冷蔵庫で保存する場合は、入れる前に水分をペーパータオルでしっかりと拭き取ってから保管するのが、日持ちさせるコツです。

そして、冷凍保存する場合も同様に水分をしっかりと拭き取ってから保管するのでが日持ちさせるコツとなります。また、冷凍されたものは調理する際に解凍せず、そのまま使っても大丈夫です。

乾燥させた唐辛子を保存する際には、湿気の多い場所を避けて保管します。そして、粉末状のものを鍋などに直接振りかける場合は、鍋から出ている湯気が瓶に入らないように注意しながら使いましょう。

唐辛子は生のものや乾燥させたものがありますが、生の状態よりも乾燥させた唐辛子の方が長く日持ちします。また、生の状態でも冷凍保存しておくことで、賞味期限・消費期限を延ばすことができるので、用途に合わせて長く美味しく保管して、賞味期限が切れる前に食べきりましょう。