パテドカンパーニュの作り方とアレンジレシピまとめ！意外と簡単！

お店で頼む料理というイメージがあるパテドカンパーニュは、意外と簡単に自宅でも作ることができます。ここでは、手に入りやすい材料を使った基本的なレシピを紹介します。覚えておいて損のない、おしゃれで日持ちもするパテドカンパーニュを作ってみましょう。

ビストロの定番料理でもあるパテドカンパーニュの特徴と、基本のレシピを紹介します。基本の作り方を知れば、アレンジも自由にできます。パテドカンパーニュをぜひ作ってみてください。

パテドカンパーニュはフランス語で「田舎風パテ」という意味で、フランス発祥の前菜のひとつです。パテは肉や魚を粗く挽いたものです。パテドカンパーニュは、豚肉や鶏レバーのパテを四角く形成して仕上げます。

パテドカンパーニュは冷えた状態で出来上がりですが、軽く温める食べ方もできます。また、1食分に切って丁寧にラップして冷凍すると、賞味期限も長くなります。

【材料】

• スライスベーコン（長いもの） 6枚ぐらい
• 玉ねぎ 1/2個分
• 鶏レバー 100g　
• A豚ひき肉 300g　
• A卵 1/2個分　
• A塩胡椒 適量　
• Aオールスパイス 大1～2　
• ブランデー 大さじ1
• ピスタチオ（粗みじん切り） 適量　
• 熱湯 適量

1. 玉ねぎと血抜きした鶏レバ－を粗みじん切りにして炒め、粗熱をとる
2. テリーヌ型を縦に置き、ベーコンを型の両側に垂れるように敷き込む
3. 1に材料Aを加えよく混ぜる
4. ピスタチオと香りづけのブランデーも混ぜこむ
5. ベーコンを敷いた型に肉生地を入れ、ベーコンを折り返し成型する
6. ローリエを乗せアルミホイルで包む
7. バットに型をおき熱湯を張り、160度のオーブンで60分湯煎焼きする
8. 粗熱が取れたらアルミホイルの上に重石を乗せ、冷蔵庫でひと晩冷やす

型から出すときは、型の周囲を温めてパテの脂を少し溶かすと、型から外れやすくなります。粒マスタードとブルーベリージャムを混ぜたソース、ピクルスを添えておしゃれに盛り付けましょう。

パテドカンパーニュの基本食材は、肉やレバー、ハーブやナッツ類ですが、厳密に食材を揃えなくても大丈夫です。大切なポイントを押さえて、美味しいパテドカンパーニュを作りましょう。

パテドカンパーニュを焼く時は、低めの温度でゆっくり火を入れることが大切です。早く焼こうと思って温度を高くすると、肉に火が入りすぎて固い仕上がりになってしまいます。

湯煎のお湯は、テリーヌ型の半分くらいまでたっぷり入れましょう。オーブンのサイズや機能によって、庫内が熱くなりすぎたり湯煎のお湯が蒸発したりする時があるので、注意しましょう。

小さなオーブンの場合、パテドカンパーニュの上部が焦げるおそれがあります。アルミホイルで二重に蓋をして焼くことをおすすめします。基本のレシピ通りに160度で60分湯煎焼きすれば、中心まできちんと火が通ります。中心温度が70度前後になっていれば、焼けている証拠です。

パテドカンパーニュには、ドライのスパイスやハーブを使います。タイムやローズマリーなどのフレッシュハーブを使うと、風味が増します。ハーブやスパイス以外にも、ドライイチジクやプルーンなどの果物を、少し加えるのもおすすめです。スパイスのパンチと果物の深い甘みで、とてもコクのある味のパテドカンパーニュに仕上がります。

本格的に仕上げるにはコニャックやブランデーを使いますが、手に入らない時は赤ワインでもOKです。

【材料】

• 豚ひき肉 400g
• 玉ねぎ 1/4個
• 新ごぼう 適量
• 卵 1個
• 醤油 小さじ1
• 塩小さじ 1/2～1
• ローズマリー 2枝

1. 玉ねぎはみじん切りに、新ごぼうはささがきにする
2. 豚ひき肉に卵・醤油・塩を加え、粘りが出るまで混ぜる
3. 新ごぼうと玉ねぎも加えてさらに混ぜる
4. パウンドケーキ型にクッキングシートとローズマリーを敷き、肉生地を流し込む
5. 200度のオーブンで30分焼き、焼きあがったら型ごと冷ます
6. 型を逆さまにしてパテドカンパーニュを取り出し、好みの大きさに切り分ける

ごぼうの風味と和の調味料で、パテドカンパーニュが一気に和テイストのお惣菜に生まれ変わります。冷めると味が染み込むので、お弁当のおかずにも最適なひと品です。また、さいの目に切って卵焼きやチャーハンなどの具材としてアレンジできます。

【材料】

• スパム 1缶340g
• 豚ひき肉 360g
• ゼラチン 7g
• ホワイトペッパー 少々
• 卵 1個
• ピクルス 適量
• マスタード 適量
• 好みのハーブ 適量

1. スパム1缶を開け、中身を取り出し手で握り潰すようにほぐす
2. 豚ひき肉を加えてよく混ぜる
3. (2)にゼラチン・ホワイトペッパー・卵も加えてさらに混ぜ込む
4. 出来上がった生地を隙間なく型に敷き詰め、表面を平らに整える
5. クッキングシートとアルミホイルをかぶせて蓋をする
6. 水を張った天板に乗せ220度のオーブンで40分、中心温度が65度以上になるまで焼く
7. 焼きあがったら取り出し天板に氷を入れて粗熱を取る
8. 冷蔵庫で3時間ほど冷やして生地をなじませる
9. 薄く切って、ピクルス・マスタード・ハーブなどを添えて盛り付ける

スパムを使うことで、レバーを入れなくても味わい深い美味しいパテドカンパーニュが作れます。スパムに塩分がかなりあるので、あえて塩を入れなくてもちょうど良い味に仕上がります。ひき肉は粗挽きだと食感も楽しめ、噛みごたえのある仕上がりになります。

冷めると、ゼラチンがちょうど良くコーティングされ、本格的な仕上がりに近づきます。フードプロセッサーを使わずに手で混ぜて調理するので、使い捨ての手袋を使うことをおすすめします。

ラム酒に漬けたドライフルーツを入れて、風味をアップさせたパテドカンパーニュです。豚肉を少し大きめの角切りにしていて、ごろっとした食感の食べ応えもあります。鶏肉も使うので、よりあっさりとヘルシーな味わいになっています。

鶏や豚などの余った肉を合わせて、おもてなしの料理にランクアップできるアレンジです。出来たてよりも時間が経った方が味が馴染んで美味しくなるので、作り置き料理としても最適でしょう。

「オーブンでパテドカンパーニュを作るのは難しい」と思う方や、オーブンを持っていない方などは、フライパンで作ってみるのも良いでしょう。ハンバーグのような感じですが、きれいに四角く成型して焼き上げれば、見た目もパテドカンパーニュらしく仕上がります。

フライパンで作るときは特に温度が高くなりやすいので、火加減に注意して弱火でじっくり焼くようにしましょう。特に料理初心者の方は、試してみる価値ありの簡単アレンジレシピです。

パテドカンパーニュの中心にフォアグラを入れ、ベーコンではなく網脂で肉を包んで焼き上げる本格的なレシピです。低温でじっくりと焼くことで、きれいなピンク色に仕上がります。

網脂は、精肉店や通販などでも手に入れることができます。材料が揃えば、作り方はそれほど難しくありません。本格的なパテドカンパーニュは、おもてなし料理にも最適で、ゴージャスなディナーのひと品となります。

肉生地の中に、さいの目に切ったジャガイモを入れます。そのため、見た目も楽しいボリューミーなパテドカンパーニュです。ひと切れで色々な味わいが楽しめ、おかずとしてはもちろん、ワインなどのお供にも最適なメニューになっています。好みのチーズや野菜と合わせてリッチなサラダにアレンジすると、豪華なひと品が出来上がるでしょう。

パテドカンパーニュの作りやすいレシピとコツを紹介しました。自宅でもビストロごはんが楽しめる、簡単でおしゃれなパテドカンパーニュはおすすめのひと品です。アレンジも自在のパテドカンパーニュは、家庭の新たな人気メニューとなるでしょう。ポイントを押さえて、ぜひ挑戦してみてください。