にんにくにカビが生えたら食べられない?対処法や見分け方は?

にんにくのカビについて解説していきます。購入したけど食べきれずに、にんにくの色が変わり、中や下、根元や皮などにカビが生えてしまうケースがあります。本記事では、カビの生えたにんにくは食べられるのか、最適な保存方法などを紹介していきます。

にんにくにカビが生えたら食べられない?対処法や見分け方は?のイメージ

目次

  1. 1にんにくにカビが生えても食べて大丈夫?
  2. 2にんにくがカビる原因
  3. 3にんにくのカビの見分け方
  4. 4にんにくにカビが生えたときの対処法
  5. 5にんにくにカビを生やさないための保存方法
  6. 6にんにくのカビまとめ

にんにくにカビが生えても食べて大丈夫?

にんにくはパスタなどの風味付けに使ったり、すりおろして薬味に使用したりなど、幅広く使うことができる素晴らしい野菜です。しかし、スーパーなどでにんにくを購入したけど、なかなか使いきれずに冷蔵庫や野菜室に保存し、そのままにしてしまっていざ使うときにカビが生えていることがあります。

本記事では色別のカビの違いや根元や皮だけにカビが生えた場合、食べられるのか?なども紹介していきますので、にんにくにカビが生えてしまった際の参考にしてください。

陳列してあったほとんどのニンニクがカビていたのですが、唯一とも思われるカビてないニンニクを見つけて購入して帰宅しましたが 気になって仕方ありません。
教えてください。

にんにくがカビる原因

一般的に、にんにくは生と乾燥したにんにくの2種類が販売されています。生のにんにくは、茎が付いた状態で販売されており、表面がキレイな白色をしています。対して乾燥は、茎が切り取られた状態で販売されており、表面は茶色でぱりぱりとしています。にんにくはどのような状態だとカビが生えやすいかを見ていきましょう。

気温や湿度

にんにくは球根部分を食用としており、掘り出して収穫したにんにくはそのまま保存しておくとすぐ傷んでしまいます。そのため、1ヵ月ほど干してから出荷されるので、外側の皮が白く乾燥しています。購入する際はつぶが大きくて硬く、上部の茎の部分がギュッと引き締まっているにんにくを購入しましょう。

にんにくは気温や湿度によって芽が出てきたり、カビが生えてしまいます。保存を開始した時期や時間にもよりますが、にんにくは低温室で保存するとカビを防ぐことができるので、適切や気温や湿度で保存するようにしましょう。

にんにくの水分量が多い

水分量が多いにんにくはカビが生えやすくなるので注意が必要です。大量に購入してしまったにんにくは、そのままにしておくと、どんどん水分が増えていくので、にんにくにカビが生えてしまいます。にんにくのカビは水分を除去することによって防ぐことが可能なので、水分を飛ばしてから保存するようにしましょう。

にんにくのカビの見分け方

にんにくは湿度や気温を適切に保ち、水分を減らすことによってカビを防ぐことが可能です。しかし、どうしてもカビが生えてしまうことがあります。次は、にんにくはどこにカビが生えるのかを見ていきましょう。

皮の状態を確認する

にんにくのカビには、白色、黒色、緑色の3種類があります。それぞれの色で危険度が変わってくるので注意しましょう。皮についていることが多い白色のカビは、ふわふわとした綿状で発生します。菌の糸が伸びていて見た目はたんぽぽの綿に似ています。

また、同じ白色でも斑点粉状のカビもみられる場合があるので、注意しましょう。続いて黒色のカビですが、黒色はススのようになっていたり、黒くへこんでいることが多いです。黒色のカビはアレルギーを引き起こす悪質なカビとなっているので、注意が必要です。

そして、緑色のカビには特に注意が必要となっており、にんにくの皮の下の部分や根元に多く発生します。皮の下や根元に発生する緑色のカビはマイコトキシンという毒性の高いものもあるので、白や黒色のカビと比べるとさらに注意が必要です。

アレルギーを引き起こす可能性があったり、毒性を持っている場合があるので、にんにくの皮の下や根元を確認してから購入するようにしましょう。

実の状態を確認する

にんにくの中の部分は、皮と同様に3種類のカビが発生する可能性があるので注意が必要です。長く放置してしまったにんにくは皮の部分だけで判断せずに、中の部分もきちんと確認するようにしましょう。中の部分にカビが生えている場合は、食べずに処分した方が安心です。

にんにくにカビが生えたときの対処法

皮の下や根元、中に生えてしまったカビは。そこだけそぎ取れば食べることができるのか?と疑問に思う人も多いです。次は、カビが生えてしまったときに食べられるのか?表面や中に生えてしまった場合の対処法について見ていきましょう。

にんにくにカビが生えたら基本的には食べない

根や皮、中に生えたカビは取り除けば基本的に食べられるのですが、食べない方が良いでしょう。少量のカビでも他のものに移る可能性があるので捨ててしまいましょう。食べられるのに捨てるのがもったいない人は、カビが生えている部分をしっかり取り除いてから調理するようにしましょう。

表面にカビが生えている場合

根元や皮だけに生えた場合は、皮を向くと中がキレイなままの状態があります。その場合でも、1度カビが生えてしまったにんにくは基本的に傷みかかっている、もしくは傷んでいる状態なので食べない方が良いでしょう。

にんにく本来の風味や食感などは通常のものと比べると落ちてしまっているので、あまりおすすめはできません。食べられるのに、捨ててしまうのがもったいない人はにんにくの皮を剥いて高温で揚げるなど、高温調理を行いましょう。

しかし、高温で調理しても毒素は完全になくなることはありません。免疫力の低い人は下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

内側にカビが生えている場合

皮を剥いて中にカビが生えてしまっている場合は、できれば食べずに処分した方が安心です。食べられるのに捨ているのはもったいないという場合は、カビが見えているところや変色している部分を取り除いて良く洗ってから調理するようにしましょう。

もし、カビが部分的に生えているだけではなく、全体的に茶色に変色していたり、ぶよぶよと柔らかくなっていたりした場合はあきらめましょう。

にんにくにカビを生やさないための保存方法

大量に購入してしまったにんにくにカビを生やさないためにも、正しい保存方法を知っておく必要があります。にんにくを常温や冷蔵、さらに冷凍保存の仕方について見ていきましょう。

常温・冷蔵での保存方法

常温で保存する場合は、ビニール袋に入っているものを袋から取り出して網などに入れて保存します。風通しがよく、涼しい所で保存すると長くもつのでおすすめです。気温が高いとにんにくから芽が出てきてしまうので、常温で保存する場合は気温があまり高くない季節に保存するのが良いでしょう。

にんにくを冷蔵保存する場合は、にんにくを新聞紙に包んで他の食材に匂いがうつらないようにして保存すると良いでしょう。

①丸ごと保存

常温で丸ごと保存する場合は、皮をつけたままか素焼きの器などに入れて陽のあたらない風通しの良い場所で保存しましょう。冷蔵保存の場合は、にんにくの匂いがうつらないように、新聞紙に包んでジップロックなどの保存バッグ袋に入れ、チルドケースに保管します。

温度の低いチルドケースに入れることで、1~2か月ほど保存することが可能になるので、使いきらない場合は冷蔵庫に入れて保存しましょう。

②カットして保存

カットしたにんにくは傷みやすいので、冷蔵庫で保存する場合はすぐに使うようにしましょう。皮を剥き、下の部分を切り落としてスライスしたにんにくを保存する場合は、ジップロックや密閉容器に入れるようして使うのがおすすめです。

③すりおろして保存

すりおろしたにんにくは常温で保存すると、にんにくの匂いが部屋中に広がってしまうので、おすすめはできません。冷蔵で保存する場合は、すりおろしたにんにくを密閉できる瓶などに入れて移し替えてからお酢やサラダ油などを加えて保存すると、色の変色を抑えることができ、鮮度を保つことが可能です。

④調理して保存

にんにくをしょうゆや味噌、オイルなどにつけて保存する場合も冷蔵庫で保存するようにしましょう。瓶などの密閉されている容器ににんにくと調味料を入れて保存するだけで、万能な調味料を作ることが可能です。完成後は冷蔵庫に入れて約1ヵ月以内に使いきるようにしましょう。

にんにくは冷凍保存できる?

にんにくは冷凍保存に適した食材となっており、カットしたにんにくの場合は特におすすめです。乾燥や香りの成分を残すためにも冷凍保存した方が良いでしょう。保存する場合は、ラップや冷凍保存可能なジップロックなどに入れてから冷凍庫に入れましょう。

皮をむいた状態でジップロックにいれて冷凍できますよ。
使う時はそのままスライスやみじん切りにできますよ!
3ヶ月とか余裕で保ちます!

にんにくのカビまとめ

にんにくはカビが生えてしまったりして、なかなか使いきらないことが多いです。時間が経過してしまったにんにくは下側や根元、中身を十分に確認してから食べるようにしましょう。また、購入したにんにくを最後まで使いきるには、きちんとした保存方法を知って、最後まで食べられるようにしましょう。

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