唐辛子ダイエットで脂肪燃焼するのは本当？嘘？やってみた感想まとめ

唐辛子に含まれるカプサイシンには、脂肪燃焼効果があると言われていますが本当でしょうか？確かに唐辛子を食べると体がポカポカと温かくなり、汗がじわっと出てきます。これは脂肪が燃えているからなのでしょうか？

「唐辛子はダイエットに効く」「唐辛子は脂肪を燃焼させる」という噂は、昔から巷で囁かれています。そこで本記事では、唐辛子を食べて本当に痩せることができるのか？唐辛子に含まれるカプサイシンにはどのような効果があるのか？について徹底解説していきます。唐辛子を使った料理のレシピも紹介するので参考にしてください。

唐辛子を食べることで痩せる唐辛子ダイエットには、具体的にどのような効果があるのでしょうか？唐辛子に秘められた、さまざまな効果効能について知っていきましょう。

基礎代謝とは、呼吸や心臓を動かすために必要なエネルギーのことです。生きるために必要なエネルギーなので、寝ている時でも消費されます。そのため、基礎代謝が良いと何もしなくてもエネルギーが使われて痩せやすくなります。

基礎代謝をあげるには血行をよくし、身体を温めるのが効果的です。唐辛子に含まれるカプサイシンは血行を良くする働きがあるため、基礎代謝が上がると言われています。体温が1度上がると基礎代謝量は、13%〜15%もアップします。

私たちの身体には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞があります。褐色脂肪細胞は身体のエネルギーを燃やす働きがありますが年齢とともに徐々に減っていき、20代で新生児の6割ほどにまで減少します。唐辛子に含まれるカプサイシンは、褐色脂肪細胞を活性化する働きがありエネルギーを消費しやすくしてくれます。

唐辛子に含まれるカプサイシンは、交感神経を刺激してアドレナリンを分泌します。アドレナリンが出ると脂肪分解酵素のリパーゼが活性化します。このリパーゼが活性化することで、脂肪が燃えやすくなってダイエットになるのです。

コレステロールが増加すると動脈硬化や心筋梗塞など、恐ろしい生活習慣病リスクが高まります。唐辛子に含まれるカプサイシンには、体内に蓄積したコレステロールを減らし、排出しやすする働きがあります。しかも減らすのは悪玉コレステロールだけで、善玉コレステロールに影響ないと言われています。

唐辛子のカプサイシンは腸のぜん動運動を活発にしてくれます。腸の働きが活発になれば便秘解消につながります。ひどい便秘が続くとお腹の張り、ニキビや吹き出物など肌荒れの原因になるばかりか、代謝が悪くなって太りやすくなってしまいます。そのため便秘を解消することはダイエットにも効果があるのです。

唐辛子ダイエットのさまざまな効果を知ったところで、次は具体的な唐辛子ダイエットのやり方を見ていきましょう。

唐辛子ダイエットのやり方はとても簡単です。唐辛子を毎日の食生活に取り入れるだけ良いのです。ですが、具体的にどのくらい摂取すれば良いか？料理に使えば良いのか？かけるだけでいいのか？疑問が残ると思います。

唐辛子ダイエットで効果を得るには、カプサイシン1日10mgが適量と言われています。具体的な唐辛子の摂取量でいうと唐辛子3g程です。市販の一味・七味唐辛子は1瓶15gなので、唐辛子ダイエットの効果を得るためには5日で1瓶使い切らなければいけないということになります。

市販の一味・七味をかけるだけでも唐辛子ダイエットの効果はありますが、あまり経済的とは言えません。そんな場合は輪切りの唐辛子を1、2本分、料理に加えるなど工夫してみましょう。また、唐辛子を摂取するのは朝が最適です。起きてから正午まで、体温が上がってくるタイミングで唐辛子を料理に加えることで効率的にダイエットできます。

「唐辛子ダイエットは効果がない」「唐辛子ダイエットで痩せるのは嘘」といった声を聞くことがあります。これは唐辛子を食べる＝脂肪燃焼して即痩せるという間違った認識から生まれた誤解です。唐辛子は確かにエネルギーを燃焼させる褐色脂肪細胞を活性化させたり、交感神経を刺激してリパーゼを活性化させてくれます。

しかし体質的に痩せやすくなっても唐辛子自体が直接脂肪を燃焼するわけではないのです。そのため、唐辛子ダイエットを成功させるには軽い運動を行うことが必要になってきます。

先ほどから説明しているように、唐辛子は褐色脂肪細胞を活性化してくれます。ダイエット効果を高めるには、褐色脂肪細胞を刺激する運動を取り入れて見ましょう。褐色脂肪細胞は主に首や肩甲骨、脇の下と腎臓の周辺に集まっています。これらを刺激する運動を取り入れることで、ダイエット効果がぐんとアップします。

運動は軽いストレッチのような運動で構いません。唐辛子は朝食べるのがおすすめですが、軽い運動も朝行うのがおすすめです。

唐辛子ダイエットの効果をより高めるには、体温を上げる食材と一緒に食べるのがおすすめです。昔から地中で育つ食べ物は体を温め、地上で育つ食べ物は体を冷やすと言われています。また、寒い地域で採れる食材は体を温め、暑い地域で採れる食材は体を冷やす食材が多いと言われています。

具体的には、ごぼうやレンコンなどの根菜類は体を温めてくれる食材です。味噌や納豆など発酵食品も体を温めるので唐辛子と共に摂るのがおすすめです。使う食材だけでなく、調理方法も体が温まるよう工夫するのがおすすめです。味噌汁やスープを作り、朝飲むと体が温まりダイエット効果が高まります。

具体的な唐辛子ダイエットのやり方がわかったところで、唐辛子ダイエットを安全に行うための注意点とポイントを紹介します。

唐辛子ダイエットは簡単で、辛いものが苦手な人でなければ誰でも取り入れることができるダイエット方法です。しかしだからといって唐辛子を摂りすぎることは、体の負担になる場合があります。唐辛子を食べ過ぎると口の中が痛くなったり、唇が腫れることもあります。

酷い場合には胃腸が炎症を起こし、腹痛や下痢などの症状が現れることもあります。胃腸や食道の負担にならないよう、唐辛子の摂取量に気をつけてダイエットに取り入れましょう。

私たちの舌には味蕾（みらい）という味覚を感じる細胞が存在しています。花の蕾のような形をした味蕾は、成人だとおよそ3000個存在し年齢と共に減少していきます。辛いものを大量に摂りすぎると味蕾が刺激され、味覚が鈍る可能性があります。唐辛子ダイエットを行う際はくれぐれも量に気をつけてください。

唐辛子ダイエットに使う唐辛子は、特に品種にこだわることはありません。青い唐辛子はダイエット効果がないのでは？と考える方もいますがそんなことはなく、辛味の少ない品種ならそのまま天ぷらにしたり、焼いて食べてもいいでしょう。しかし効率よくダイエット効果を得たいと考えるなら、おすすめは小さめの唐辛子です。

実は唐辛子は小さい品種ほどカプサイシン含有量が多いのです。またカプサイシンは唐辛子内部の胎座と言われる部分や、隔壁に多く含まれています。

今、一部の若い女性の間で一味や七味唐辛子を持ち歩くのが流行っていることをご存知でしょうか？常にカバンの中にマイ一味や七味を持ち歩き、外出先でかけて食べているそうなのです。市販の一味や七味だとダイエット効果があまりないのでは？と考える方もいますが、もちろんダイエット効果はあります。

一味は唐辛子のみを粉末にしたものです。七味は唐辛子以外にも、山椒や陳皮（みかんの皮）、ごまなど7種類ほどの薬味が一緒に入っています。そのため一味の方が七味より辛く、七味は一味より風味豊かで味に奥行きがあります。味に違いはありますがダイエット効果にはそれほど差はないので、お好みで一味と七味を使い分けましょう。

唐辛子ダイエットを実際に行った方の口コミを見ていきましょう。「運動前に唐辛子とニンニクのスープを飲んで2ヶ月で15kgの減量に成功」「味噌汁や惣菜に唐辛子をかけ、ご飯の量を減らし腰痛体操をしたら10kgの減量に成功」という口コミがありました。

先ほども説明したように適度な運動を取り入れることで、唐辛子ダイエットの成功率は高まります。この口コミでも運動を取り入れて大幅な減量に成功しています。次は逆にダイエットに失敗した方の口コミも見ていきましょう。

「胃が悪くなり、食べられなくなり痩せました」「辛い成分が汗からも出てきて、体中ヒリヒリ」といった口コミがありました。胃腸の弱い方は、カプサイシン入りのサプリメントでも体調が悪くなることがあるようです。

特に大量に摂取していなくても「胃が荒れた」「体調が悪くなった」という口コミもあったので体質もあるようです。そのため辛いものが苦手な方や体調が心配な方は少量から始め、合わないと感じたら摂取を控えましょう。

唐辛子ダイエットにおすすめのレシピを4つ紹介します。一味や七味を掛けるだけでもダイエット効果はありますが、ぜひこの機会にレシピを覚え作ってみてはいかがでしょうか？

• 鷹の爪5本
• オリーブオイル150cc

1. 鷹の爪をちぎって種を取り除きます。
2. 保存容器を煮沸消毒し、水気を切ってよく乾かします。
3. オリーブオイルを熱し、火を止めてから鷹の爪を入れます。
4. 冷めたら保存容器に移し替えて完成です。

パスタやピザなど、いろいろな料理にアレンジできる唐辛子オイルのレシピです。作り方も簡単で、一度作っておけば毎日の料理に取り入れることができます。オリーブオイルに唐辛子成分が滲み出て、料理を美味しくしてくれる効果もあります。

• ニンニク
• イタリアンパセリ
• 鷹の爪
• オリーブオイル20cc
• パスタ
• 塩少々

1. ニンニクをスライス（みじん切りなどでも可）します。
2. イタリアンパセリの葉を粗みじん切りします。
3. フライパンにオリーブオイル入れてから火にかけます。
4. オイルがふつふつしてきたら、極弱火にしきつね色になるまで炒め火を止めます。
5. フライパンにパスタの茹で汁を20ccほど加えます。
6. 再び火をつけたら鷹の爪を加えます。
7. イタリアンパセリ半量加え、塩を振ります。
8. 茹で上がったパスタを加え、さっと炒めます。
9. 塩気が足りない場合は塩を振って、味を整えたら完成です。

パスタの基本、ペペロンチーノのレシピです。ペペロンチーノはシンプルな分、作るのが難しいパスタ料理です。パスタの茹で汁を加えて乳化をすることが美味しく作るポイントです。レシピ自体は難しくないのでぜひチャレンジしてみてください。

• キャベツ半玉
• 玉ねぎ1個か2個
• にんじん1本
• ピーマン2個
• セロリ2本
• しめじ1袋
• ホールトマト1缶
• コンソメキューブ1個
• 輪切り唐辛子
• 塩コショウ
• 水適量

1. 全ての野菜を食べやすい大きさに切ります。
2. 野菜を鍋に入れたら、トマト缶、水、コンソメを加え煮込みます。
3. 野菜がしんなりしてきたら、更に水を適量加え煮込みます。
4. お好みの量の唐辛子を加えます。
5. 仕上げに塩コショウで味を整え完成です。

脂肪燃焼効果が期待できるダイエットスープのレシピです。野菜がたっぷり摂れて栄養バランスもバッチリです。お好みでチーズや豆乳を加えてレシピをアレンジすると飽きずに続けることができます。

• 青唐辛子300g
• 生姜16g
• ニンニク1/2片
• 味噌600g
• 砂糖300g
• 酒適量
• みりん適量
• 削り節30g

1. 青唐辛子のヘタを手で取っていきます。
2. ヘタが取れたら、2、3mm幅に切ります。
3. 生姜とニンニクもみじん切りにします。
4. ボウルに味噌とみりんを加え、酒とみりんで延ばしていきます。
5. 鍋に削り節を入れて、焦がさないようにかき混ぜながら空炒りします。
6. 削り節が粉状になったら火を止めます。
7. フライパンにたっぷりごま油を熱し、ニンニクと生姜を炒めます。
8. 香りが出てきたら青唐辛子を加えしんなりするまで炒めます。
9. 青唐辛子にしっかり火が通ったら、延ばした味噌を加えます。
10. 火を弱火にし、焦げないようかき混ぜます。
11. 水分が飛んだら味見をし、甘さの調節をします。
12. 削り節を加え、2〜3分練ったら出来上がりです。

唐辛子の辛さと甘さが病みつきになる万能唐辛子味噌のレシピです。焼きおにぎりや野菜スティックなど、いろいろな料理に使えるので作り置きしておくと便利です。

ピリッと刺激的な辛さが魅力の唐辛子は、江戸時代には漢方薬として重宝されていた食材です。唐辛子に含まれるカプサイシンはダイエットだけにとどまらず、美容健康にも効果がある優れた成分です。

唐辛子の摂りすぎには注意が必要ですが、食生活に上手に取り入れてダイエットに活用しましょう。唐辛子パワーを味方につけて、ダイエットを成功させてください！