サンノジ(ニザダイ)は臭い?美味しい食べ方や調理方法など紹介!

サンノジまたはニザタイという魚を知っていますか?実はこのサンノジ(ニザタイ)という魚は臭くてとても食べれないと言われています。実は臭い匂いが出るのには理由があるのですが、このサンノジは、本来の美味しい食べ方や調理方法があるのです。それらを知らない人が多くいます。そこで今回臭いと言われている理由を始めサンノジの美味しい調理方法や味レシピやさばき方そして美味しい刺身の食べ方さらに釣り方を紹介しましょう。

サンノジ(ニザダイ)は臭い?美味しい食べ方や調理方法など紹介!のイメージ

目次

  1. 1サンノジ(ニザタイ)の特徴について
  2. 2サンノジ(ニザタイ)の美味しい食べ方と調理法
  3. 3サンノジ(ニザタイ)のさばき方
  4. 4サンノジ(ニザタイ)のおすすめレシピ
  5. 5サンノジ(ニザタイ)の釣り方
  6. 6サンノジ(ニザタイ)は新鮮調理でとても美味しい!

サンノジ(ニザタイ)の特徴について

サンノジ(ニザタイ)の旬

サンノジ(ニザタイ)という魚を知っていますか?スーパーでもたまに出ているこのお魚は、ほとんどの人は独特の臭い匂いからムニエルなどに使う人が多いでしょう。しかし実はサンノジ(ニザタイ)の本当の美味しさを知っている人はそれは勿体ないという人が多いのです。そもそもサンノジの匂いが臭いからムニエル等に使うという人にすればそれ以外の食べ方とは?となります。そこでサンノジの美味しい食べ方を紹介しましょう。

では最初にサンノジ(ニザタイ)の旬について紹介しましょう。どんな魚でも旬の時期を知る事で美味しいサンノジの味を食べる事も出来ます。サンノジの旬は冬が始まる11月~2月の間と言われています。しかしサンノジは通年水揚げがあり、釣りでは春から秋にかけてが釣れる時期ともいわれています。臭いと言われているのは夏場に釣り上げたサンノジは臭い匂いが強いそうなので、できれば夏場は避ける方がいいでしょう。

サンノジ(ニザタイ)の生態

ではここでそもそもサンノジって何?どうしてニザタイと呼ばれているの?となるので、サンノジ(ニザタイ)の生態について紹介していきましょう。サンノジはズキ目ニザダイ亜目ニザダイ科に属する海水魚です。ニザダイ科の魚は暖海性が強く、この本種も宮城や新潟辺りから南の日本海、太平洋沿岸に生態していると言われていますが、成魚が多いのは中部以南の太平洋側でよく水揚げされる魚でもあるそうです。

サンノジ(ニシダイ)は、比較的浅いところの岩礁域や珊瑚礁域で、石灰藻を食べる他、甲殻類や多毛類なども捕食する雑食性の魚でもあり、生息しています。主食が石灰藻なのでアイゴのように消化器官の腸が長く、とぐろを巻くように腹に収まっています。成魚になったときの体の大きさは40cm位で、時には50cmを越える大きな魚も釣り上げる事も出来ます。では次にそのサンノジ(ニザタイ)の味や特徴について紹介しましょう。

サンノジ(ニザタイ)の味や特徴

サンノジ(ニザタイ)の味や特徴について簡単に紹介しましょう。味が臭いと言われていますが、実際美味しい所を見落としている人がいます。味としてはイシダイなど高級白身魚に匹敵する美味しさといわれています。しかし臭いから食べないという人も多い魚です。釣りあげて食用に持って帰ろうとするなら、その場で内蔵を取り出して臭みが身にまでまわらないようにすると良いでしょう。新鮮さで味が左右されるのです。

味の臭いのは臭いのでも大丈夫な人にお勧めですがサンノジは基本的に新鮮さが命です。そんなザダイの特徴として尻尾の付け根にある黒い斑点です。この黒い斑点部分には硬い骨質の突起があるため、掴むと怪我をしてしまうこともあります。またニザダイの別名として代表的なのが「サンノジ」です。尻尾の付け根にある黒い斑点3つが漢数字の「三」に見えることがその由来です。地方によって呼び名が異なるのも特徴的です。

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サンノジ(ニザタイ)の美味しい食べ方と調理法

サンノジは新鮮な内に調理!

サンノジの生態や味が分かった所で、サンノジの美味しい食べ方と調理方法を紹介しましょう。サンノジの基本的な調理方法としてやはり新鮮なうちに食べる事です。サンノジの臭い匂いはその新鮮な状況で締めない為に臭い匂いが残ります。サンノジは新鮮なうちに食べる事が大事な魚です。調理方法としてはサンノジは、新鮮なうちに調理するのがお勧めという事を覚えておきましょう。では、その調理方法について紹介します。

一般的にサンノジの調理方法としてあげられるのが「フライ」「刺身」「煮付け」「唐揚げ」「ムニエル」など色々なレシピで美味しく食べることができます。そもそもサンノジは刺身以外はスーパーで売られていた利、魚釣りで持って帰っても食べる事ができるのはサンノジは魚の種類としては淡泊な白身魚だからす。なのでムニエルなどに向いていると言われているのはその為です。調理方法が分かった所で洗いについて紹介します。

サンノジの洗いは身が引き締まって絶品

調理方法が分かった所で次にサンノジでよくある調理方法の一つである「洗い」について簡単に紹介していきましょう。サンノジが持つ臭い匂いが気になる人には一番おすすめの調理方法であり、食べ方でもあります。サンノジの洗いの調理方法としてはコツが少しあります。最初にサンノジの柵を刺身で食べるよりもやや厚めにそぎ切りにします。これも美味しい洗いを食べる食べ方なのでしっかり刺身より厚めに切りましょう。

そしてここからは違います。サンノジの洗いは一般的な洗いとは違います。一般的な洗いはここから水で洗えば良いのですが、サンノジは冷水よりも少しだけぬるま湯で洗いします。サンノジの身が湯引きになってしまわない程度のぬるいお湯で洗う事が美味しいサンノジを食べる食べ方です。かならずこれは大事です。その後すぐに氷水で締めて、水気を軽く拭き取れば完成です。最後は、酢味噌で食べると美味しいです。

サンノジはムニエルが美味しい

さてここでサンノジでの調理方法で人気のムニエルについて少し紹介しましょう。ムニエルが人気な理由としてはやはり匂いを気にせずに食べれるからです。サンノジが持つ匂いが苦手な人は殆どムニエルにします。ムニエルは、バター、塩・こしょう、小麦粉、レモン汁というシンプルな味付けで出来るので誰でも気軽に作れます。アレンジメニューとしてはガーリックバター味のサンノジのムニエルレシピも合ったりします。

サンノジは煮物や唐揚げもおすすめ

ムニエルにしてもサンノジ(ニザタイ)の匂いが気になる!という過敏な人にさらにおすすめは唐揚げや煮物です。唐揚げや煮物はムニエルと違う事は醤油を使う事です。醤油の力が働いてサンノジが持つ匂いを消してくれるので、ムニエルで駄目だった人にはお勧めです。また唐揚げであれば魚が苦手な子ども達も食べれる事が出来る料理でもあるので、ぜひおすすめ出来るサンノジの調理法でもあります。では次にさばき方です。

サンノジ(ニザタイ)のさばき方

セイゴやヒレに注意!

ではここでサンノジのさばき方について紹介していきましょう。サンノジのさばき方には注意が色々いります。しっかり把握しておきましょう。最初にサンノジのさばき方として注意がいる場所があります。それは尻尾の方にあるゼイゴそして腹ビレ、背びれも気を付けましょう。うっかりいつもの魚と同じようなさばき方でさばくと怪我をするので、必ずゼイコ、腹びれ、背びれを注意して丁寧にさばいていけば次に行きましょう。

エラや内臓を綺麗に取り除いて綺麗に洗う

次にサンノジ(ニザタイ)のさばき方は、臭い匂いの元凶と言われている内臓などを取り除くさばいていきましょう。エラを取り除く場合も、顔の周りはケガにつながることもあるので丁寧に落としましょう。ニザダイのアラ(頭や骨)も例外ではなく出汁がでます。アラを使わないのであれば、直接頭をおとせばいいです。エラ、内臓をとりのぞいたら、水洗いしましょう。しっかり水洗いすることが美味しい味を堪能できます。

三枚におろす

そして次のさばき方へ行きましょう。次は刺身やムニエルなどでも必要な三枚おろしです。三枚おろしは簡単です。最初に、お腹側から包丁をいれて3枚におろしていきます。そして反対側も同様に包丁をいれ、後は骨から外せば三枚おろしの完成です。3枚おろしのさばき方は他の魚と同じです。3枚おそしは魚料理では大事なさばき方です。では次に3枚おろしを終えた所で最後にしておくべきさばき方を紹介していきましょう。

腹骨と中骨をのぞく皮を剥ぐ

刺身でニシダイを食べるのであれば不要なものがあります。それは腹骨と中骨そして皮です。これらを綺麗にさばく方法があります。最初に皮を引いてきましょう。皮のさばき方は尻尾の方から包丁をいれて皮を引いていきましょう。皮を綺麗に取った後に、中骨と腹骨をそれぞれ落とせば、終わりです。刺身で食べる為のさばき方としてはここまでのさばき方の構成をしっかり覚えていれば食べれます。では次に刺身にしましょう。

サンノジ(ニザタイ)を刺身にしよう

サンノジの刺身は新鮮なサンノジ(ニザタイ)だからこそ味わえる絶品な刺身として味わう事が出来ます。サンノジの刺身で美味しい切り方は、柵の状態にし、そぎ切りで刺身に切っていきましょう。サンノジの刺身は新鮮なうちだからこそ食べれる料理です。上手にさばき方を理解した上でさばいていけば美味しいサンノジの刺身を味わえるのは間違いありません。では次は刺身以外のサンノジのお勧め料理レシピを紹介します。

サンノジ(ニザタイ)のおすすめレシピ

カレーの香りが食欲そそる「ニザタイのカレー風味フライ」

ではここからサンノジ(ニザタイ)を使ったアレンジおすすめレシピを紹介しましょう。刺身や洗い、唐揚げや煮物そしてムニエルなど定番の味に飽きた人におすすめのレシピです。最初に紹介するレシピは「ニザタイのカレー風味フライ」です。子どもさんも喜ぶカレー味がするフライですのでぜひ作ってみてください。

  • ニザダイ(三枚おろしの切り身) 1匹分
  • 塩胡椒 少々
  • カレー粉 大さじ1
  • A小麦粉 適量
  • A卵 1/2個
  • Aパン粉 適量
  • サラダ油 適量

  1. ニザダイの身は、一口大に切り、塩胡椒振り、水分を拭き取り、カレー粉をまぶす。
  2. を上から順につけて、フライ衣をつけて、180℃に熱した油で揚げる。
  3. きつね色になれば完成です。

薬味たっぷりおつまみ「ニザタイの中華風洗い」

フライもいいですが、やはり折角のサンノジ料理ならおつまみにも大変身しちゃうのです。そのおつまみにも大変身しちゃうサンノジの料理レシピはこちらです。「ニザタイの中華風洗い」です。通常の洗いの中華バージョンの洗いレシピですが、これがビールと合うと話題を呼んでいるのです。

  • ニシダイ 1柵
  • サラダ油 適量
  • ネギ 適量
  • ニンニク 適量
  • ショウガ 適量
  • 唐辛子 お好みで

  1. たっぷりのサラダ油にネギ・ニンニク・ショウガ・唐辛子を加え、弱火でじっくり煮出してネギ油を作ります。
  2. フライパンに紹興酒と醤油を入れ、ネギ油を少量加えて一度煮立ててタレが完成。
  3. 完成したタレを濾して冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます。
  4. ニザダイのサクを洗い、水気をよく拭き取ってからお皿に盛り、冷やしたタレを回しかけ、青ネギを添えれば完成です。

即席で作る燻製でビールのお供「ニザタイの簡易燻製」

そして最後に紹介するのは燻製焼きのニシダイです。しかし燻製と聞くと難しいと思う人がいますが、ここにあるのは家でも簡単に作れる「ニザタイの簡易燻製」なので、難しくありません。必要な物といえば燻製には欠かせられないチップだけです。即席で出来る燻製で美味しいニシダイ料理を食べてみましょう。材料は殆どニシダイとチップ以外使わないので作り方だけ紹介していきましょう。

  1. 中華鍋にアルミホイルを敷き、その上に燻製用のチップを置きます。
  2. コンロの火を着けると共に、チップをバーナーで炙って火を起こし、ケーキクーラーを置き、その上にニザダイを乗せます。
  3. 蓋をして熱燻します。途中で煙が弱まってきたら再度バーナーでチップを炙ります。
  4. 約20分後、食べやすい大きさに切ってお皿に盛り、レモンを絞れば完成です。

最初に下準備としてしておくべき事があるのでワンポイントアドバイスとして置いておきます。それは、ニシダイをリードで包んで脱水しておき、塩・コショウを振り、またリードに包んで冷蔵庫で2時間置いた後、扇風機に1~2時間あてて乾燥させることです。これをしないと簡易燻製として作るのに時間がかかってしまうので必ずしましょう。

サンノジ(ニザタイ)の釣り方

フセカ釣りのやり方

サンノジのおすすめ料理レシピを知った所で、サンノジの釣り方について紹介していきましょう。一般的にサンノジは意図して釣るという魚ではありません。他の魚と一緒に釣り上げられることがあります。しかし旬の時期ではサンノジだけを狙ってくる人がいます。そんな人たちにおすすめなサンノジの釣り方はフセカ釣りという釣り方です。今回分かりやすく動画で紹介していきますが、文章でも簡単に紹介していきます。

そんなフセカ釣りの仕掛けについて紹介します。サンノジでフセカ釣りをする場合は、磯竿は2号5.3メートル程度、中型スピニングに道糸にはナイロン3号前後がおすすめです。仕掛けはシンプルなフカセ釣りのもので十分です。ニザダイの引きに合わせた少し強めのタックルを準備して釣りをするのが良いです。サンノジは意外と引きが強い魚なのでフセカ釣りが一番サンノジを釣るのにはおすすめの釣り方であります。

サンノジ(ニザタイ)釣りの仕掛け

そしてサンノジを確実に釣り上げる為に必要なのは釣りの仕掛けも必要です。釣り方は1つ1つが大事です。サンノジはメジナを狙うのと同じタックルで狙うことが出来ます。水深があるポイントでフカセ釣りで狙うのがおすすめです。雑食性のニザダイに合わせた付けエサを使うことで狙って釣ることも出来るのです。画像にあるような釣り方であればほぼ何とか出来るでしょう。では次にサンノジのエサはどうすればいいか紹介します。

サンノジ(ニザタイ)のエサ

最後にサンノジでおすすめのエサについて紹介しましょう。釣り方はわかってもエサも大事です。サンノジでおすすめの餌としてはオキアミまたはヒジキをエサとして使用します。オキアミは針に通し刺し、ヒジキは数本を針に房状に掛けるか、もしくはエサ巻き糸を使って数本を束ねて針に付けるようにしてみてみると釣り上げる事が出来ます。これでサンノジの美味しさを知る事が出来たでしょう。釣り方1つも大事なのです。

サンノジ(ニザタイ)は新鮮調理でとても美味しい!

サンノジは新鮮なうちに食べる魚であり、釣り方一つにもやり方が大事な魚です。釣り方も旬の時期に合わせてサンノジだけを狙ってつり上げらる事も出来ます。釣り方を知り、美味しいさばき方はもちろん調理の仕方やレシピなど色々紹介出来ました。これでサンノジが臭いからと食べない事には勿体ないでしょう。ぜひこの機会にサンノジの旬の時期に新鮮な食べ方で堪能してほしい所です。サンノジの美味しい味を楽しんでください。

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