年越しそばはいつ食べるのが正しい?年越しそばの由来や意味も解説

年越しそばの準備をする時期が近付いてきました。年越しそばを必ず大晦日には食べるという家庭も多いのではないでしょうか?そんな年越しそばですが、いつ食べるのか正しい時間などを知っていますか?年越しそばは、夜に食べる方もいれば昼に食べる方もいると言われています。今回は、そんな年越しそばについて紹介していきたいと思います。また、年越しそばに込められた由来や理由なども合わせて見ていきましょう。

年越しそばはいつ食べるのが正しい?年越しそばの由来や意味も解説のイメージ

目次

  1. 1年越しそばを食べる正しい時間はない
  2. 2年越しそばの風習は地方によって様々
  3. 3年越しそばの由来や食べる意味
  4. 4年越しそばをいつ食べるかは人それぞれ

年越しそばを食べる正しい時間はない

年末が近づくにつれて、家の中の大掃除やその他にも一年でやり残したことに急ぎ足で手をつける方も多いのではないでしょうか?清々しい気持ちで年を越したいと言う気持ちを持っている方が半数以上でしょう。そんな年末の一番最後に食べる食事として年越しそばがあげられます。

年越しそばは大晦日の最後の食事として年を越しながら、または年を越す前に年越しそばを食べるという家庭も多いのではないでしょうか?ですが、年越しそばを食べる正しい時間を知っているという方はどれくらいいるでしょうか?実は年越しそばを食べる正しい時間は定められていません。いつ食べるのかは、家庭や地域によってさまざまのようです。

年越しそばは大晦日に食べればいつでも良い

年越しそばを食べるのは大晦日という印象を持っている方も多いことでしょう。正しい年越しそばの食べ方は大晦日の日に食べればいつでもいいと言われています。時間帯も決まっているわけではなく、大晦日の日のお昼に食べても夜に食べてもどの時間で食べたとしてもそれは年越しそばと言えると言われています。昼に年越しそば?と思う方も多いかもしれませんが、実は昼に食べる地域も多いと言われています。

正しい食べる時間が決まっていない年越しそばですが、日本国内では年越しそばをいつのタイミングで食べる方が多いのでしょうか?次に、統計の結果を紹介していきましょう。

年越しそばをいつ食べる人が多い?

統計によると、年越しそばを食べるのはやはり年を越すそばという名前から年を越す時間の寸前に食べ始める方が多いと言われています。その理由として、除夜の鐘が聞こえてから食べ始めるという家庭が多い理由から、夜に食べる方が多いのです。

また、大晦日のお昼に年越しそばを食べるという家庭も少なからずあるようです。昼に年越しそばを食べる家庭では、昼食として年越しそばを食べ、昼食後に身体を清めたりなどして夜にはお祝いのようにして食事を行う家庭も多いようです。家庭によって年越しそばを食べるタイミングはそれぞれと言えるでしょう。

その中でも多いのはやはり名前の通り年越しを祝いながら食べる年越しそばが多いといえます。それぞれの家庭において年越しそばを食べるタイミングは違ってくると言われていますが、地方によっても年越しそばを食べる風習が違うと言われています。まずは年越しそばの風習が特徴的な情報を見ていきましょう。

年越しそばの風習は地方によって様々

元旦に食べる地域もある福島県

福島県の中でも会津地方では、年越しそばではなく元日そばといいます。年越しそばを食べずに元旦の日にそばを食べると言われています。福島県の会津地方では、年越しそばという言葉ではなく元日そばとして浸透していると言えます。

他の地方では元旦に年越しそばを食べるのは縁起が悪いと言われている地方も多いですが、福島県のように簡単に年越しそばを元日そばとして食べる地域もあるというのを覚えておいてみてはいかがでしょうか?

年明けに食べる地域もある新潟県

新潟県も福島県と同様に年明けに年越しそばを食べるという風習があると言われています。元旦に蕎麦を食べる福島県とは違い、新潟県では小正月の前日に年越しそばを食べるという風習が浸透しています。

新潟県にも福岡県と同じように元旦に食べる地方もあれば、小正月の前日に年越しそばを食べるという地域もあるようです。お正月とは、1月14日のことを指します。なので新潟県の特定の地域では1月13日に年越しそばを食べると言われています。この習わしは、新潟県のごくわずかな地域のみに浸透しているので、知らなかったという方も多いのではないでしょうか?

年越しそばを食べない地域も!

中には年越しそばを食べないという地域もあります。参考までに北海道では、年越しそばではなく年越し寿司として食べられている地方もあるようです。また、香川県のようにうどんが名産の地域では年越しそばではなく年越しうどんとして風習が浸透している地域もあるようです。その他にも年越しそばをそばではなく、地域の名産の面で行う家庭も多くあります。

飛騨高山では年越しそばの代わりに年越し塩ブリを食べる地方もあるようです。そして年越しそばという同じそばでも、一風変わった蕎麦を食べる風習のある地方も多いようです。年越し寿司を食べると紹介した北海道や、和の街の京都ではにしんを乗せた、にしんそばを食べる風習があります。 また、わんこそばの有名な岩手県では年越しそばにわんこそばを食べるという風習があるようです。

そして独特の習わしを持っている沖縄では、年越しそばに沖縄そばを食べる家庭が多いと言われています。日本で食べられている年越しそばですが、現在では海を越えて海外でも年越し○○という言葉が流出しています。

中でも面白い海外の年越し○○として、スペインでは年越しぶどうとして、ぶどうを12粒食べるそうです。マドリードに鳴り響く日本で言う除夜の鐘のように12回金の音が鳴り響きますその12階に合わせてぶどうを12粒食べると言われています。キューバでは年越し豚の丸焼きを食べるそうです。これにも意味があり豚は前進しかできず、後ろに進むことができないという理由から年越しに合わせて豚の丸焼きを食べると言われています。

年越しそばの由来や食べる意味

年越しそばはなぜ縁起物として現在に至るまで人々に浸透してきたのでしょうか?そこには年越しそばの正しい由来や食べる意味があることから来ていると言われています。年越しそばは江戸時代にはすでに浸透していたと言われており、由来には諸説も多いと言われていますが、食べる意味としては金運や健康運が上がると言う理由から食べられていると言われています。まずは代表的な三つの由来を見ていきましょう。

年越しそばの由来1:長寿を願って

まず一つ目は、蕎麦は長くて細いことから長生きと言う意味合いを持って年越しそばが習慣化されました。地方によっては長くて細い蕎麦を切ることなく一度に食べるという風習を持っている地域もあります。長寿を願うことで食べられてきた年越しそばは、この長寿を願ってと言う由来が一番濃厚と言えます。

また、ソバは強く育つため縁担ぎとも言われています。長寿を願ってという理由とともに、家運も伸ばすと言われています。

年越しそばの由来2:一年の厄を切る

二つ目の年越しそばの由来として、蕎麦は他の麺に比べると切れやすいという特徴を持っていることでしょう。そんな他の麺に比べると切れやすいという理由から厄を断ち切るという意味が込められているといいます。 1年の災厄や悪縁を切って新しい年を迎えるために年越しそばを食べるという由来があると言われています。

年越しそばの由来3:お金の縁起担ぎ

三つ目は金運に関わってくることになっており、お金の縁起担ぎという由来思っています。その理由として江戸時代に、金を扱う職人が床などに散らばった金を集めるのにそば団子を使ったことからこの由来が年越しそばにできたと言われています。職人達はそば団子に金をくっつけ集めたと言われており、蕎麦自体に金運アップやお金がたまると言う由来が込められています。

年越しそばの由来は他にもある

その他の年越しそばの由来として、蕎麦は健康に良い食べ物と言われており、新年を迎える前にそばが体内を清浄するという由来があると言われています。中には年を越す前にお風呂などに入って体を清めるという方も多いのではないでしょうか?それと同様にそばには体内から清浄すると言われる由来があるので、体の中も外も清めてから新年を迎えてみるのもいいでしょう。

もう一つの由来として鎌倉時代に年を越せない町人に世直しそばを振る舞ったという歴史も持っています。この町人に世直しそばを振る舞った翌年商人たちに運が向いてきたというのも一説あります。

このように年越しそばにはたくさんの由来や食べるわけがあります。これまでなんとなしに年越しそばを食べていた方も多いのではないでしょうか?ぜひ今年の年越しには年越しそばの意味も理解して食べ進めてみてはいかがでしょうか?新たな気持ちで新年を迎えることができるでしょう。

年越しそばをいつ食べるかは人それぞれ

今回は年越しそばをいつ食べるのかについて紹介してきました。正しくは年越しそばをいつ食べるかは時間と決まっていないという結果になりました。年越しそばは家庭や地域によって、いつ食べるのかは自由になっています。年越しそばの由来や食べる意味など理解して今年を締めくくってみてはいかがでしょうか?また新年に向けて新たな気持ちで進んでいきましょう。縁起がいいとされる年越し蕎麦を是非堪能してみましょう。

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