シフォンケーキの型がないときは?キレイな外し方やおすすめの型も紹介!

シフォンケーキの型はキッチン用品店だけでなく、スーパーや百円ショップにも売られているので、見かけたことがある方が多いと思われますが、お菓子作りが趣味の方でなければ、シフォンケーキの型はそうそう持っていません。シフォンケーキを頻繁に作るのでなければ、型を買わずに何かで代用したいものですが、何で代用すれば良いのでしょうか?また、型を買う場合、サイズは様々ですが、どのサイズを買うのがおすすめなのでしょうか?こちらの記事ではシフォンケーキの型の代用品や型からの外し方、おすすめの型を紹介します!

シフォンケーキの型がないときは?キレイな外し方やおすすめの型も紹介!のイメージ

目次

  1. 1シフォンケーキの型が無くても作ることはできる?
  2. 2シフォンケーキは型がないと作れないの?
  3. 3シフォンケーキの型無しでもつくれる代用品を紹介
  4. 4シフォンケーキの型からきれいに外す方法
  5. 5シフォンケーキのおすすめの型
  6. 6シフォンケーキの作り方のコツや保存方法について
  7. 7シフォンケーキの型の代用品や外し方を知っておこう!

シフォンケーキの型が無くても作ることはできる?

皆さんは「シフォンケーキの型」と聞いて、どんな形か思い浮かべることができますか?シフォンケーキの型は、深めに作られたケーキ型の真ん中に芯が付いているため、その型で焼いたシフォンケーキは背が高く、真ん中に穴が開いてドーナツ型になっています。
 

シフォンケーキを焼く際はこのシフォンケーキ型を使うのですが、通常シフォンケーキを焼く以外の用途には使わないため、シフォンケーキを頻繁に焼かない限りは持っていてもあまり使う機会がなく、シフォンケーキを焼くためだけに型を買うのは勿体ない気がします。また、型の真ん中に芯が立っている形なので、他の型やボウルなどと重ねることができず、しまう際にかさ張ってしまいます。

型付きシフォンケーキ

シフォンケーキを頻繁に焼かないのであれば、型を家庭にあるものや安く手に入るもので代用したいものですが、シフォンケーキの型を他のもので代用することはできるのでしょうか?こちらの記事では、シフォンケーキの代用品やシフォンケーキの作り方に外し方、良い型の見分け方やおすすめの型を紹介していきます!

シフォンケーキは型がないと作れないの?

シフォンケーキ型

シフォンケーキの型は独特の形をしていますが、シフォンケーキ専用の形以外でもシフォンケーキは作れるのでしょうか?そもそも、シフォンケーキを作る際、なぜあの形の型を使う必要があるのでしょうか?

シフォンケーキの真ん中に穴が開いている理由は?

シフォンケーキの真ん中には穴が開いていますが、普通のスポンジケーキのように真ん中に芯の無い型で焼くと問題があるのでしょうか?シフォンケーキをスポンジケーキの型で焼くとどのようなことが起こるのでしょうか?実は、シフォンケーキをスポンジケーキの型で焼くと、真ん中の部分がしぼんでしまいます。

型付きシフォンケーキ

シフォンケーキとスポンジケーキの作り方で大きく違う点が、卵白をメレンゲ状にしてから他の材料と混ぜるか、そのまま混ぜるかということです。卵白をメレンゲ状にすることで空気を沢山含み、フワフワのシフォンケーキが出来上がります。また、シフォンケーキはスポンジケーキよりも卵に対する粉の量が少なく、水分量が多くてしっとりと仕上がります。

シフォンケーキの生地は空気と水分を沢山含んでいるため、スポンジケーキと比べてとてもしぼみやすくなっています。スポンジケーキの型でシフォンケーキを焼くと、外側は生地が型にくっつき支えられますが、真ん中は支えになるものが無くしぼんでしまいます。シフォンケーキの型に付いている芯は、真ん中にも生地の支えを作ることでシフォンケーキがしぼんでしまうのを防ぐためにあるのです。

型が無くても身近なもので代用できる!

つまり、シフォンケーキの真ん中がしぼまないよう工夫をすれば、シフォンケーキの型を使わなくてもシフォンケーキが焼けるということです。シフォンケーキの型のように芯を作り真ん中からも生地を支える、またはサイズを小さくして外側からの支えだけで真ん中の生地も支えることができたらシフォンケーキをしぼませず焼き上げることが可能になります。

シフォンケーキの型無しでもつくれる代用品を紹介

シフォンケーキを上手く焼くには、外側だけでなく真ん中まで生地が支えられるような型が必要ですが、何を使えばシフォンケーキの型の代用ができるのでしょうか?なるべくなら安く手に入ったり、色々なことに使う機会のあるものを代用品として使いたいものです。ここからは、シフォンケーキの型の代用となるおすすめのものを紹介していきます!

スポンジケーキの型を使う

上にも書いたように、スポンジケーキの型をそのまま使うのでは真ん中がしぼんでしまいます。ですが、シフォンケーキの型同様、真ん中に芯を作ってしまえばしぼむ心配は無くなります。真ん中に湯呑みや紙コップをおけば芯の役割をしてくれます。湯呑みや紙コップなら家にあるという人も多いのではないでしょうか?紙コップを使う時は生地を流し込んだ際に浮いてしまわないよう、しっかり押さえておいてください。

湯呑みや紙コップを使う時は、生地を流し込んだ際に真ん中に生地が入り込んでしまわないよう、飲み口が上になるように置いてください。また、紙コップは軽いので、生地を流し込んだ際に浮いてしまわないよう、押さえながら生地を流し込んでください。湯呑みを使うのでしたら、熱で割れてしまわないよう、耐熱性かどうか調べてから使用してください。

シフォンケーキは焼いたあと、型に入れたまま逆さにして冷まさないと、普通のシフォンケーキの型でもしぼんでしまいます。シフォンケーキを冷ます専用のスタンドというものもありますが、真ん中の窪みにはまり、安定するものでしたら何を使っても構いません。湯呑みや紙コップを使う場合は、上の部分を切り取り平らにして、中に重しを入れた500mペットボトルなどがおすすめです。

エンゼル型を使えばかわいい仕上がりに

皆さんはエンゼル型を知っていますか?エンゼル型はシフォンケーキの型と同様真ん中に穴が開いています。底が浅く固めたり焼いたりする時間が短く済むので、ケーキの他にもゼリーやプリン、パンなど、シフォンケーキよりも多くの用途に使われています。また、エンゼル型は底が丸みを帯びているので、焼き上がりはドーナツのような可愛らしい形のシフォンケーキに仕上がります。

また、エンゼル型はシフォンケーキの型より浅いので背の低いシフォンケーキしか作れませんが、焼いたり冷ましたりする時間は短く済むので時短になります。真ん中の穴のおかげで逆さにしやすいのもありがたい点です。底が浅い分生地も少ししか入らないので、シフォンケーキの型を使った時よりも焼き時間が短くなる点については気を付けてください。

エンゼル型で作ったシフォンケーキはシフォンケーキの型で作ったものよりもデコレーション映えするので、パーティーなどにおすすめです。ミートローフの型やサラダの器など、他の料理にも使えますので、シフォンケーキと他の料理に同じ型を使うのに気が引けるのでしたら、百円ショップで見つけた時にいくつかまとめて買っておくと良いでしょう。

パウンドケーキ型も手軽でおすすめ

パウンドケーキの型は長方形なので、回りの型だけで真ん中の生地も支えられます。また、パウンドケーキの型は百円ショップにも売られており、安く手に入れることができます。パウンドケーキの型を牛乳パックで代用するという方も多いようです。

また、パウンドケーキの型を使うと、5人や7人など半端な人数で分けても、シフォンケーキのような丸い型よりも均等に切り分けやすいです。シフォンケーキをカットすると可愛らしい形になり、見栄えが良いですが、形にこだわりがなければパウンドケーキの型は手軽でおすすめです。

パウンドケーキの型に焼き時間が書かれていることがありますが、これはあくまでパウンドケーキの生地の焼き時間です。スポンジケーキとシフォンケーキで粉と卵の配分に違いがあるように、パウンドケーキとシフォンケーキも粉と卵の配分が異なります。

焼き時間もパウンドケーキと異なるので、生焼けになったり焼きすぎたりしないよう、焼き目をオーブンの外からチェックしながら焼いていきましょう。また、パウンドケーキの型は真ん中に芯がないので、逆さにして冷ます時は、コップなど高さが揃っていて安定するものを4つ用意し、四隅を支えるように置きましょう。

マフィンの型や紙コップでも作れる

マフィンの型や紙コップも小さいので、真ん中に型を作らなくても生地がしぼむ心配がありません。また、一人分ずつ型に入れて小さなサイズのシフォンケーキを一つ一つ作るので生地を作りすぎてしまっても対処がしやすいです。また、切り分ける手間も省け、そのままプレゼントすることもできます。

もう一つの利点として、マフィンは型や紙コップでシフォンケーキの型を代用すると、焼く前に生地をいくつかに分け、抹茶やココアなど好きな味付けをして、多くの味付けのシフォンケーキを少量ずつ作ることができます。沢山の味のシフォンケーキを作りたい人にはマフィンの型や紙コップがおすすめです。

マフィンもパウンドケーキと同様、シフォンケーキと粉や卵の配分が異なります。オーブンの外から焼き加減をこまめにチェックしてください。マフィンの型や紙コップを使うのでしたら、家にあるコップや一回り大きい紙コップに嵌めて逆さまにするのがおすすめです。

アルミ箔やクッキングシートで代用する方法

家に型を代用するものがなく、お店に行く時間もないという方は、思いきってアルミホイルやクッキングシートで型を作ってしまいましょう。アルミホイルを5枚重ね、その上にクッキングシートを重ね、クッキングシートが内側になるように四角い箱をつくります。重なった部分をホッチキスで留めて形を整えたら即席ケーキ型の完成です。

アルミホイルは重ねて折ると折り目が付きやすくなってしまいます。アルミホイルで箱を作るのに自信の無い方は、先に新聞紙を重ねて箱を作り、箱の内側にアルミホイルとクッキングシートを敷くのがおすすめです。型を一から作ると好きな大きさのシフォンケーキが作れますが、サイズによってオーブンで焼く時間が変わるので、こまめに焼き加減をチェックしながら焼いてください。

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シフォンケーキの型からきれいに外す方法

シフォンケーキは水分が多く、型にくっつきがちです。シフォンケーキ専用の型を使っても、適当に外してしまうと型の回りに生地がたっぷり残ってしまいます。型にくっつく部分は焼き目が付いているので、きれいに外すと全体的に焼き目が付いていて見た目も美味しそうになります。きれいに外す方法を動画で紹介しますので、参考にしてみてください。

シフォンケーキの型の素材はアルミがおすすめ

シフォンケーキの型にはアルミ素材のもの、シリコン素材のもの、テフロン加工のものなど様々な種類がありますが、おすすめの素材はアルミです。アルミは熱伝導が良いので、全体に熱が伝わりやすく中までふっくらと焼き上がります。シリコン素材やテフロン加工のものは型から外しやすいという長所がありますが、逆さにして冷ます際に外れる危険があり、あまりおすすめできません。

素材の他にも、構造にも注目してみると、シフォンケーキの型にら継ぎ目があるものと無いものがあります。継ぎ目があると生地を流し込んだ時に継ぎ目の中にまで流れ込んでしまい、焼けた生地がこびりついてしまい洗うのが大変です。シフォンケーキの型を買うのでしたら、アルミ素材で、継ぎ目の無いものがおすすめです。

シフォンケーキをナイフを使って型から外す方法

アルミ素材の型は、生地がしっかり貼りついてくれるため焼いた後逆さにしても外れてしまうことがないという特徴があります。また、生地がしっかり貼り付くことでしぼみにくくなり、きれいな焼き目も付くという長所がありますが、しっかり貼り付くとなると、シフォンケーキが冷めた後、型から上手く取り出せるか不安になってしまいます。

実は、型やケーキスタンドと同様、ナイフもシフォンケーキ専用のものが存在します。幅の広いもの、狭いもの、平らなものに片面が平ら、もう片面が曲がっているものなど、見た目は様々です。シフォンケーキナイフを使えば、コツを掴めば生地が崩れたり型に残ったりすることなくきれいに取り出すことができます。

上の動画のように、シフォンケーキナイフは幅の広いものと狭いものを一本ずつ用意するのがおすすめです。シフォンケーキは生地をしっかり冷ましてから型から外します。まずは外側から、型と生地の境目にナイフを底までいれます。そのまま型に沿ってナイフを進めていきます。生地を型から切り離すように上下に動かしながら、小刻みに型を回していきましょう。

型の外側をナイフで切り離したら、次は芯の回りの生地を切り離していきます。芯の回りは小回りをきかせる必要があるので、幅が狭いナイフを使いましょう。先ほどと同じように芯と生地の境目にナイフを底まで入れて、芯に沿ってナイフを進めます。芯の回りの生地も切り離したら、お皿を乗せてひっくり返します。すると回りの型から生地が外れ、型の底だけが生地にくっついた状態になります。

底を外す時も、底と生地の境目にナイフを入れ、小刻みにナイフを動かして生地を型から切り離します。慣れないと型を傷つけないよう生地にナイフを刺してしまい、生地がボロボロになりがちだそうです。型にナイフがしっかり触れるようにナイフを入れてください。また、片面が平ら、もう片面が曲線になっているシフォンケーキナイフもありますが、その場合は曲線になっている方が生地側になるようナイフを入れてください。

シフォンケーキをナイフを使わずに型から外す方法

シフォンケーキをナイフを使わず、手で外すという人も多いようです。シフォンケーキは空気を多く含んでおり、型にぎっしり詰まっているわけではないので、手でも型から外すことができます。シフォンケーキナイフを準備できない方は、下の動画を参考に手で型から外してみましょう。

手順自体はナイフを使う場合と変わらず、ナイフを使うか、手を使うかの違いです。まずは回りの型から生地を外すため、型にくっついた生地を内側に押込みます。その後、芯の回りの生地を外すため生地を上 から押し込みます。押すだけでも生地がずれ、型から外れてくれます。お皿を添えてひっくり返し、外側の型を外して、型の底にくっついた生地も同じように内側に押し込んで、型からはずしていきます。

ナイフを使う時のように底まで生地を型から切り離さず、上から押し込んで型から外すので、思いきって形が変わるくらい押し込んでしまいましょう。シフォンケーキは柔らかく、押すとへこんでしまいますが、空気を沢山含んでいて、時間が経つと元の形に戻るので心配ありません。

上の動画では強力粉を使っているので押し込んでも大丈夫と言っていますが、薄力粉を使ったシフォンケーキも手で外すことができます。ですが、薄力粉を使ったシフォンケーキは柔らかいので、手外しが初めてで不安という方は強力粉でシフォンケーキを作るのがおすすめです。ネットの記事ではふわふわで柔らかい仕上がりになる薄力粉を使ったレシピが多いですが、ふかふかで弾力のある強力粉のシフォンケーキも美味しいです。

シフォンケーキのおすすめの型

キッチン用品店などに行くと、様々なサイズのシフォンケーキの型が売られています。どのサイズを買えば良いか、迷ってしまった経験はありませんか?シフォンケーキの型を選ぶ時は、普段どういう意図でシフォンケーキを焼くか、卵を一度でどのくらい使うか、参考にしたいレシピはどのサイズの型を使っているか、などをまず考えてみてください。

ネットのレシピでよく使われている型のサイズは?

お菓子作りは、分量が少し違うだけでも出来上がりが大きく変わるため、分量を守ることが大事だと言われています。特にシフォンケーキは生地のみで勝負するシンプルなお菓子ですので、レシピの分量をしっかり守って作りたいものです。そのため、レシピで使われている型と同じサイズのものを使いたいかと思われますが、レシピでよく使われている型はどのくらいのサイズなのでしょうか?

ネットのレシピで最もよく使われているのは17㎝サイズの型、次いで20㎝、15㎝サイズの型がよく使われています。お菓子作りが趣味で、色々なレシピを試してみたいという方でしたら17㎝サイズの型を買うのをおすすめします。もし17㎝より小さいサイズのシフォンケーキを作りたいのでしたら15㎝、大きいサイズを作りたいのでしたら20㎝の型がおすすめです。

シフォンケーキのサイズは卵の数で選ぶ?

卵

シフォンケーキは卵を沢山使うお菓子です。1日に使う卵の数が決まっていたり、シフォンケーキ型は買いに行けるけど卵を買う余裕は無かったりなどで、使える卵の数でシフォンケーキの型のサイズを決めることもあるのではないかと思われます。卵の数により、どのサイズの型を買うと良いのでしょうか?

こちらでは、Mサイズの卵を使う時の個数を紹介します。シフォンケーキがしっとりしたものかふわふわしたものかで卵の個数は左右しますので、あくまで目安の個数になります。15cmサイズのシフォンケーキには、卵は2個使います。17cmサイズのシフォンケーキには、卵は3~4個使います。20cmサイズのシフォンケーキには、卵は5~6個使います。4個入りの卵パックを買うという方は、17cmサイズの型を買うのがおすすめです。
 

15cmサイズのおすすめシフォンケーキの型

15cmサイズのシフォンケーキは、だいたい2~3人分です。お菓子作りを始めたばかりで練習をしたい方、特別な相手と2人で食べるためにシフォンケーキを作りたいという方におすすめです。

15cmサイズの型でおすすめなのが「キッチンクレインズ」のアルミシフォンケーキ型です。15cmサイズのシフォンケーキは、レシピは多いのですが型を探すとなると、紙型が主となり、アルミ素材の型はなかなか見つかりません。底も外れるようになっておりますので、シフォンケーキを型から外したり、洗い物するのも楽にできます。

17cmサイズのおすすめシフォンケーキの型

17cmサイズのシフォンケーキは、だいたい3~4人分です。家族や友達と食べるのに、ちょうど良いサイズではないでしょうか?先ほども書いたように、こちらのサイズですとレシピも充実しています。

17cmサイズの型でおすすめなのが「馬嶋屋菓子道具店」で人気ナンバー1のアルミシフォンケーキ型です。こちらの型は素材にこだわっており、日本1円玉硬貨を製造する「アカオアルミ社」によって作られています。つなぎ目もないので、生地がこびりつく心配もありません。

20cmサイズのおすすめシフォンケーキの型

20cmサイズのシフォンケーキ型は、だいたい5~6人分です。友達に配ったりする方はこのくらいのサイズがちょうど良いです。ケーキ屋のシフォンケーキは23cmの型で作られているようですが、家庭用のオーブンでしたら、大人数用に作るとしても20cmサイズがおすすめです。

20cmサイズの型でおすすめなのが「マルサンパントリー」のアルミシフォンケーキ型です。こちらも底が取れ、つなぎ目が一切ないため、洗い物が簡単です。また、20cmサイズとなると値段が結構張ってしまうのですが、こちらは税抜き2500円とお手頃価格で手に入ります。

紙製のシフォンケーキ型はプレゼントにもおすすめ

アルミ素材の型は熱伝導が良くまんべくなく焼け、表面にきれいに焼き目も付き、おいしいシフォンケーキが焼けますが、慣れていないとやはり外すのが難しく、リスクが高いです。頻繁にシフォンケーキを焼くわけではないのなら、使い捨ての紙型を使ってみてはいかがでしょうか?

紙型付きシフォンケーキ

紙型は百円ショップにも売られていて、安価で手に入ります。紙の素材でしたら生地がしっかりくっついてくれるので逆さにしても外れず、外す時は元々付いている切れ目から破いてしまえば良いので、慎重に外しさえすれば失敗する心配もありません。

紙型はプレゼントをするのにもおすすめです。百円ショップでも売られていて手軽に手に入りますし、小さい10cmサイズ戻るのものから17cmサイズのものも揃っているので、状況によって使い分けることができます。かわいいデザインの型を使えば、型から外さずにプレゼントすることができます。型に入ったままなら持ちはこんでも形が崩れる心配もありません。

紙型付きシフォンケーキ

気になるのが紙型で焼いた場合とアルミの型で焼いた場合の出来上がりの違いですが、紙型で焼くと、アルミの型で焼くよりも水分が蒸発してしまうようです。また、焼き目もアルミの型の方がきれいに付きます。ですが、水分の蒸発も焼き目も気になるほどではないので、やはり手軽さや持ち運びのしやすさ、外しやすさを考えると紙型はシフォンケーキ作りのハードルが低くなるという点でおすすめの素材です。

トールサイズの型を使うと失敗しやすい?

トールサイズの型は通常の型よりも2cmほど高さがあります。17cmサイズの型でしたら通常の型が高さ約8cmなのに対し、トールサイズの高さは約10cmです。高さがある方が切り分けると見栄えが良いので、ケーキ屋さんで売られているシフォンケーキはトールサイズの型で焼かれていることが多いです。

トールサイズの型でシフォンケーキを焼くと、通常のサイズの型で焼く場合よりも失敗しやすいという声を聞きます。これは、単純にトールサイズだと通常サイズよりも大きなシフォンケーキができるため、失敗した場合、トールサイズだと失敗が目立つため、トールサイズは難しいと言われているようです。

たとえば、生地の中に大きな気泡が残ったまま焼くと、焼き上がりの生地の中に大きな穴が開いてしまいますが、トールサイズだと単純に通常サイズより大きいため、大きな穴が沢山見受けられ、失敗が目立ってしまうということです。通常サイズのシフォンケーキで失敗しないのであれば、トールサイズでも失敗せずシフォンケーキを焼くことができます。

トールサイズの型でシフォンケーキを焼く場合は、通常サイズの1.2倍の分量で生地を作ります。また、トールサイズの型で通常サイズの分量の生地を焼けば、確実に焼き上がりの生地が型からはみ出る心配がないので、通常サイズよりきれいな形のシフォンケーキが出来上がります。見た目を重視したいのでしたら、トールサイズの型を使うことをおすすめします。

シフォンケーキの作り方のコツや保存方法について

シフォンケーキ

これまでにシフォンケーキの型を代用するものや型の外し方、おすすめの型を紹介してきました。この記事を読んでシフォンケーキを作ってみようと思ってくださったら幸いです。ここで、簡単にシフォンケーキを作るコツやシフォンケーキの保存方法などを簡単に紹介します!

シフォンケーキの作り方のポイントは?

シフォンケーキの生地を作るのに一番重要なのがメレンゲです。卵白をメレンゲ状にしてから他の材料と混ぜることで空気を沢山含んだふわふわの生地になります。メレンゲが上手くできていないとシフォンケーキが膨らまず、固くなってしまいます。ふわふわで美味しいシフォンケーキを作るためにメレンゲをしっかり泡立てる必要があります。

しっかり泡立ったメレンゲを作るために、卵白に少しでも卵黄が混ざらないこと、卵白を冷やしておくことに気を付けましょう。卵白と卵黄を分ける時は、卵黄が割れてしまわないように気を付けてください。また、材料を揃えたり、オーブンを余熱で温めている間は卵白を冷凍庫に入れ、なるべく冷えた状態でメレンゲを作るようにしましょう。

メレンゲ

しっかり泡立ったメレンゲを作り生地にきめ細かい空気を含ませるのは大事ですが、そこに大きな空気が入ると中に大きな穴が開いてしまう原因となります。生地を型に流し込む時に高い位置から流さないようにしたり、生地を流し込んでから型の底を軽く台に打ち付けて、空気を逃がしたりするようにしてください。

シフォンケーキを焼いた後の注意点

シフォンケーキ

シフォンケーキが焼けたら急いで逆さにしないと、重力に従ってすぐにしぼんでしまいます。生地を焼いているうちに逆さにするための準備をしておきましょう。また、生地が完全に冷める前に型から外しても縮んでしまいます。時間に余裕をもって作るか、思いきって食べる前日に焼いてしまうのがおすすめです。

シフォンケーキは常温での賞味期限は?

シフォンケーキはとても柔らかく、デリケートなお菓子なので、放っておくとどんどん味が落ちてしまいそうなイメージです。また、完全に冷めるまで型から外さず逆さにして常温で置いておかなければならず、その間に味が落ちているのでは、と心配になる方もいるのではないでしょうか?シフォンケーキは常温で保存しても問題ないのでしょうか?また、問題ないとしたら何日保つのでしょうか?

シフォンケーキに関わらず、ケーキには卵が使われているため、基本的に常温で何日も保存するのはおすすめできません。また、シフォンケーキは水分を多く含んでいるため、常温で置いておくと水分が蒸発して外側がパサパサしてしまったり、内側にカビが生えたりしてしまいます。冬季に室温の低いところで保存するなら2~3日もちますが、夏季や室温の高いところでしたら1日置いたら危ないと思ってください。

シフォンケーキの保存方法

シフォンケーキを保存するのでしたら、冷蔵保存または冷凍保存をおすすめします。冷蔵保存する場合は、型から外したシフォンケーキを冷蔵庫に入る大きさに切り分けてラップでくるみ、タッパーに入れて冷蔵庫に入れます。ラップでくるんでも少しずつ水分が蒸発していくので、なるべく大きく切ってください。冷蔵保存なら3日ほどもちます。

冷凍保存する場合は、型から外したシフォンケーキを一切れずつ切り分けてからラップでくるみ、タッパーやフリーザーバッグに入れて保存します。解凍する時は一度ラップを外してからふんわりとかけ直し、常温で解凍してください。冷凍保存なら2週間ほどもちます。

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シフォンケーキの型の代用品や外し方を知っておこう!

シフォンケーキはシンプルなですが、味を付けたりデコレーションをしたりしてアレンジがきき、イベントごとや普段のプレゼントにもぴったりなお菓子です。型も身近にあるもので代用できますし、型から外すのもコツを掴めば難しくありません。材料も型の代用品も揃えやすいため、作ろうと思えばすぐに作れるのがシフォンケーキの良いところです。

なので、皆さん型が無いから、どんな型を買えば良いかわからないから、型から外すのが難しいからなどと悩む必要はありません。型の代用品や外し方をおさえ、ぜひシフォンケーキを作ってみてください!

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