アルコールストーブは自作できる!簡単な作り方を詳しく紹介!

アルコールストーブ自作の世界へようこそ!アルコールストーブは一度自作してみますと、その面白さ奥深かさにはまってしまうこと間違いなしですよ。山のぼりや釣り、アウトドア派の方達には自作の手軽さ、持ち運びやすさ、かさばらないことなどから人気のアルコールストーブですが、ちょっとした日常のおいても危険な場所でなければ使用できます。この記事では、「アルコールストーブを自作してみたい!」と考えている方にその作り方や注意点を詳しく解説します。

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目次

  1. 1アルコールストーブの自作って難しくないの?
  2. 2アルコールストーブはアルミ缶で簡単に自作できる
  3. 3アルコールストーブの作り方を解説
  4. 4風防も簡単に自作できる!
  5. 5ルーターがあると便利
  6. 6アルコールストーブを自作する時の注意点
  7. 7アルコールストーブをどんどん自作して楽しもう!

アルコールストーブの自作って難しくないの?

特にアウトドアを趣味としている人達の中に愛好家が多い「アルコールストーブ」。そのかっこよさから自作してみたいと思っていた人も多いのではないでしょうか?アルコールストーブの作り方はとても簡単です。火力や燃焼時間も、作り方や使用方法で自在に調整することが可能です。ぜひチャレンジしてみましょう。

アルコールストーブはアルミ缶で簡単に自作できる

アルコールストーブは、ビールの空き缶などのアルミ缶一つだけで簡単に自作することができます。はじめは350ml程度の大きさのものが作りやすいかと思います。何度か自作し凝ったアルコールストーブを作りたくなると、アルミ缶を2つ使用する場合もあります。その際は、種類のよってアルミの厚みなどが違うこともありますので、同じ銘柄の空き缶がいいでしょう。
 

アルコールストーブの燃料はどこでも買える

アルコールストーブの燃料は『燃料用アルコール』です。理科の実験でアルコールランプを使った記憶のある方もいると思いますがあの燃料が燃料用アルコールです。ドラッグストアで大概売っていますし、世界中どこででも入手できます。燃料用アルコールは約20㏄ほどのアルコールで400㏄のお湯を沸かす火力になります。必要な燃焼時間に応じてなにか小分けにできる容器に入れて持ち運べば、邪魔になることもありません。

アルコールストーブの作り方を解説

それでは、実際のアルコールストーブの作り方を順を追って説明していきましょう。アルミ缶を一つ使用するタイプをつくってみます。

アルミ缶を半分に切断する

アルミ缶をカッターで2つに切断していきます。飲み口が大きく開いているタイプの空き缶を使えば作りやすいです。本などで切りたい高さに合わせカッターを固定しカッターを押し当て回しながら切っていきますとカッターの刃がアルミを貫通します。そこ場所から手でゆっくりと裂いていきます。また『Pカッター』を使うと断面がきれいにカットできますので便利です。普通の工作用カッターよりきれいにカットできるのでおすすめです。
 

上部パーツをくり抜く

飲み口が大きく開いていないタイプの空き缶を使う場合、2つにカットした上部のパーツの真ん中をくり抜きます。『コンパスカッター』を使用すれば、簡単かつきれいにくり抜くことができますので、ぜひ活用してください。

高さを調整する

2つに分かれたアルミ缶を並べて高さを調整します。アルミ缶ははさみで簡単に切れますので、少しずつ切りながら調整しましょう。
 

バリをとっておこう

アルミ缶の切断面のバリを除去しておきましょう。バリが残っていますと、手や指が切れてしまい大変危険です。やすりをかけて切断面を滑らかにしておきます。

アルコールが流れ込むように切れ目を入れる

2つに分かれたアルミ缶の上部、飲み口のところに切れ込みを入れます。ニッパーを使うと作業しやすでしょう。この切れ込みから副室にアルコールが流れ込みます。

下部パーツに穴を開ける

次にアルミ缶の下部に穴を開けていきます。アルコールストーブの火力は、この穴の大きさ、数などで左右されます。小さい穴なら押しピンのような太さ、大きな穴ならキリくらいの太さがよいです。またきれいに作業したいならば『ルーター』がおすすめ。穴を開ける工具ですが、先端に取り付けるピットにはいろいろな種類、サイズがあるますのでちょうどいいピットを選択します。ルーターがあれば作業も速いし仕上がりもきれいです。
 

上下パーツをはめこみ完成

上下のパーツをはめこんでいきます。ゆっくりと均一に力をいれてはめこんでいきましょう。はみ出てしまったところを、やすりをかけて調整すれば完成です。

目盛りをつけておくと便利

アルコールの量でどの程度燃焼時間が違うのか、アルコールを入れる際に、目盛りをいれておくといいです。使っていくうちに、燃焼時間の目安などもわかるようになると思います。わざわざ燃焼時間を無駄に長くすることもありませんので、目盛りをつけておきましょう。

点火してみよう!

それでは点火してみましょう。燃料用アルコールを真ん中に注ぎ込んでライターで火をつけてます。しばらくしますと、副室内に圧力がかかり横の穴からアルコールがでていきます。そのアルコールに火がまわりますといよいよ本燃焼です。ストーブに上にコッヘルをおいてお湯をわかしてみましょう。気になる燃焼時間ですが、どの程度のアルコールの量で、どの程度の燃焼時間になるのかも把握しておきましょう。
 

風防も簡単に自作できる!

アウトドアのアルコールストーブを使用する場合、一番の問題は風です。風が強いと火力が安定しません。せっかくコーヒーでも入れようか、と思ってもお湯がうまく沸かすことができませんね。そんな時は、風防も自作してみましょう。風防もアルミ缶を使って簡単に自作することができます。

風防の作り方

それでは、風防の作り方をご説明しましょう。アルミ缶をひとつ用意し、まずは上下を切り落とします。つまり横の面だけを使用します。ストーブの周りをぐるっと囲めば風を遮り、炎への影響が少なくなります。自作したアルコールストーブの形に合わせてカットしたり、ホッチキスで止めてみたり、試行錯誤しながらやってみましょう。
 

ルーターがあると便利

風防にいろいろな細工をしたい、アルミをうまくカットしたい、という場合は、穴を開けるところでご紹介したルーターがあると便利です。ルーターは基本穴を開ける電動工具ですが先端につけるピットにはさまざまなものあります。ダイヤモンドカッターなどもセットできますので、アルミの切断する時は重宝します。バリをとったり、やすり掛けもルーターで簡単にできます。お持ちでない方はぜひ購入しておいて損はないアイテムです。

アルコールストーブを自作する時の注意点

アルコールストーブは燃料、火気を扱うものです。安全面には充分配慮して自作を行いましょう。充分に気を付けているつもりでも、アルコールが飛散していたり、予想以上に火力が強く、いつの間にか炎が大きく広がっていたりする可能性もあります。必ず周りに燃えてしまいそうなものはないか、チェックしてからアルコールストーブの作業に取り掛かりましょう。以下に注意点をまとめておきます。

作業する周りの確認

作業する周りに、引火するようなものがないか、しっかり確認しておきましょう。予想以上に火力が強すぎて炎が大きくなったりしますと、パニックに陥って対処が遅れてしまう可能性も考えられます。特に完成後、点火テストをする際は、充分に周りの状況を確認しましょう。

消化用の水を用意しておく

花火をやるときはバケツに水をいれておきませんか?それと同じように火を扱う際は、いつでも消火できるように水を準備をしておきましょう。火がまわってしまってから水を汲みにいくのでは遅いです。

カッターなどの工具に注意

カッターなどの工具を使用する場合は充分にに注意をしましょう。特に小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんが工具を手に取ることのないよう気を付けてください。

アルミ缶の切り口は危ない

アルコールストーブはアルミ缶を使用しますが、風防もアルミ缶を使ってつくることができます。切り口は大変するどく危険です。しっかりバリを取り除くまでは切ったまま放置することのないようにしましょう。小さなお子さんが口に持っていったりしたら一大事です。

乗せるものの大きさに気を付けて

さぁ、完成!となったら水でも沸かしたくなります。そんな時、アルコールストーブの上に乗せるものの大きさに注意しましょう。あまり大きな調理器具では不安定で危ないです。想像以上うの火力だったり、ひっくり返ってケガや火傷をする可能性がありますので、充分気を付けてください。

アルコールストーブをどんどん自作して楽しもう!

いかがでしたしょうか?アルコールストーブの作り方、注意点をご説明してきました。自作とかDIYは苦手なんだよな、という方でも簡単に作れそうだな、と感じてもらえたと思います。何度か自作しているうちに、もっと完成度の高いアルコールストーブを!と思うようになるのではないでしょうか?

アルコールストーブを一度自作しますと、その手軽さ、楽しさに魅了されてしまう方もたくさんいます。使い方も火力や燃焼時間を調整できれば、本格的なアウトドア調理から、ちょっと缶コーヒーを温めたいな、という場合など幅広く対応できます。

アルコールストーブは、なんといっても小さいのがいいですね。ちょっとしたお出かけの際にはバックのポケットに入れておくのもいいです。今回紹介したアルコールストーブの自作方法以外にもたくさんの作り方がありますので、いろいろと研究しながらさまざまなタイプのアルコールストーブを自作してみてくださいね。くれぐれも火の取り扱いには注意してください。

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