レッドブルの成分を調査!海外との違いも成分表で比較検証!

エナジードリンクと言えば、まず何を思い浮かべますか?日本国内で生産されているものから、海外から輸入されているものまで、種類が豊富にあります。その中でも、やはり代表格と言えるのはレッドブル。毎朝仕事前に、気合いを入れる為に飲んでいる方も多いのではないでしょうか?皆さんの元気の源、レッドブル。そんなレッドブルに何が入っているのか、中の成分を気にした事はありますか?今回はレッドブルに含まれる成分に迫ってみましょう。

レッドブルの成分を調査!海外との違いも成分表で比較検証!のイメージ

目次

  1. 1エナジードリンクの代表格レッドブル
  2. 2レッドブルの意外な歴史
  3. 3日本のレッドブルと海外のレッドブルの成分の違い
  4. 4レッドブルは成分で見るとエナジードリンク
  5. 5レッドブルには色んな種類が!
  6. 6レッドブルに含まれる成分とは
  7. 7元気の源レッドブル!

エナジードリンクの代表格レッドブル

青いラベルのレッドブル

エナジードリンクと言えば、やっぱり皆大好きレッドブル!知らない人はいないんじゃないかというぐらい、有名なエナジードリンクの一つです。キンキンに冷えたレッドブルをグビッと一飲みすれば、これからの仕事が頑張れるというもの。特に男性の皆さんは、一週間に何本飲んでいますか?

 

そんな大人気のレッドブルですが、何故こんなに人気が高いエナジードリンクとなったのでしょうか?日本にも、リポビタンDやユンケルなど、栄養ドリンクは色々あります。レッドブルは、海外から入ってきたエナジードリンクです。海外のものだからこそ、こんなにも人気になったのでしょうか?

 

レッドブルの意外な歴史

レッドブルの先駆けとなったドリンクはタイ王国にあった!

レッドブルが最初に作られたのは、1980年代でした。私達が今飲んでいるレッドブルは、オーストリアから輸入しているものです。日本の現地法人、レッドブル・ジャパン株式会社が販売及び輸入を請け負っています。

 

栄養ドリンクは、日本に元々ありました。前述したリポビタンDやユンケルがそうです。今のレッドブルの味に改良を加えて、最終的に今の形に仕上げたのは、オーストリア人のディートリヒ・マテシッツという人物です。

 

現レッドブル社の創業者の1人であり、海外の実業家であり、世界的にも有名な富豪の1人です。マテシッツは、ビジネスで日本に来た事があり、その時に日本の栄養ドリンクに出会いました。当時すでに栄養ドリンクの大きな市場が出来上がっており、欧米でも同じようなビジネスが成り立つのではないかと考えたようです。

 

市場リサーチを進めていくうちに、出会ったのがタイ王国にあった”クラティン・デーン”という清涼飲料水。”クラティン・デーン”とは、タイ語で”赤いガウル”という意味だそうで、”ガウル”とはウシ亜科の動物を指すようです。主に水牛やバイソンなどが、ウシ亜科の動物に当ります。

 

タイ王国の栄養ドリンクのルーツは実は日本のあのドリンク!

”クラティン・デーン”を開発したのは、中国系タイ人のチャリアオ・ユーウィッタヤーという人物です。彼は元々、タイ王国で痛み止めの薬の製造と販売をしていました。”クラティン・デーン”開発当初、なんとタイ王国では、すでに日本の大塚製薬で作られていたリポビタンDが流通していました。

 

日本のリポビタンDが、タイ王国の栄養ドリンク業界のシェアをほぼ独占していたそうです。しかし、リポビタンDの値段は安くなかった為、高所得層の人々が主に消費者となっていたようです。そこで、低所得者でも買える栄養ドリンクとして”クラティン・デーン”を開発しました。タイ王国の栄養ドリンクのルーツが、日本にあった事が驚きです。

 

低所得者向けに開発された”クラティン・デーン”でしたが、人気があったリポビタンDと違い、シェアの10%程しか売れていなかったそうです。そんな”クラティン・デーン”に目をつけたのが、オーストリアの実業家ディートリヒ・マテシッツだったのです。

 

日本のレッドブルと海外のレッドブルの成分の違い

海外のレッドブルの成分表に日本の成分との違いはあるのか?

レッドブルが世界的に有名になったのは、日本のリポビタンDを参考にしつつも、全く新しい新商品としてオーストリアで売り出したのがきっかけでした。成分の含有量の微妙な調整を行って改良を重ねた結果、今のレッドブルが生み出されたのです。

 

では、日本のレッドブルと海外のレッドブルには、確固とした違いがあるのでしょうか?成分の違いはもちろんですが、他にも明確な違いがあるのでしょうか?

 

最大の違いは、タウリンという成分が入っているか否か、という部分でしょう。タウリンには、身体と細胞を正常状態に保つ働きがあります。海外のレッドブルにはタウリンが入っているのですが、実は日本のレッドブルには、タウリンが入っていません。

 

タウリンの効能作用は、主に肝臓に影響が現れます。例えば、食後の消化活動の時、肝臓から胆汁が分泌されます。タウリンは、胆汁に主に含まれる胆汁酸と結合する事で、消化作用を促進させる働きがあります。つまり、私達の身体に医療的な働きかけをしてくれる成分なのです。

 

日本のレッドブルにタウリンが入っていないのには、規定による制限が国によってそれぞれ違っているからです。作業パフォーマンスを上げる為のエナジードリンクとしての役割は、海外のものも日本のものも一緒なのですが、日本の場合、タウリンが入る飲料は”栄養ドリンク”という位置付けになります。

 

レッドブルは成分で見るとエナジードリンク

栄養ドリンクとエナジードリンクは別物

日本の代表的な栄養ドリンク、リポビタンDやユンケルにはタウリンが含まれており、”栄養ドリンク”と位置付けられています。日本では、指定医薬部外品、第三または第二医薬品になるという定義が栄養ドリンクには付いています。つまり、病院で処方される薬ほど効果的なものではないけれど、ある程度効果が認められる製品であるという事です。

 

栄養ドリンクは、パフォーマンスを上げる為に飲むのではなく、滋養強壮の為に飲む方の方が多いのではないでしょうか。レッドブルは、滋養強壮の為ではなく、パフォーマンスを向上させる為に飲むものという認識が強いでしょう。つまり、栄養ドリンクではなく、エナジードリンクという位置付けの方が合致しているのです。

 

レッドブルには色んな種類が!

レッドブルは一種類ではない!

いつも見ている青いラベルのレッドブル。日本にも海外にも、様々な種類のレッドブルがあります。現在、日本で売られているレッドブルの種類は、大まかに分けて3種類あります。

 

レッドブル・エナジードリンク

一番定番のラベルのレッドブルは、ブルーとシルバーの缶の中央に、赤い雄牛が太陽を背に向かい合って角を付き合わせているデザインとなっています。このデザインは、タイ王国でクラティン・デーンが開発された頃から変わっていません。

 

レッドブル・シュガーフリー

ラベルの青い部分が薄い色になったレッドブル・シュガーフリーは、その名の通り砂糖が入っていません。通常のレッドブルと違い、甘さが控えめな味に仕上がっています。甘い飲み物が苦手な方は、通常のものよりこちらのレッドブルの方が、口に合う事でしょう。

 

オーガニックス・バイ・レッドブル

100%自然な材料のみを使用して作られたレッドブルです。人工甘味料、人工香料、人口保存料などの添加物を一切含んでいません。有機JAS認定商品となっているこのレッドブルは、リフレッシュ炭酸飲料であり、残念ながらエナジードリンクではありません。

 

フレーバーはシンプリーコーラ、ビターレモン、スパイシージンジャーの3種類があり、自然な風味を楽しめる全く新しいタイプのレッドブルと言えるでしょう。

 

海外の変わったレッドブルもある

海外にも日本にはない種類のレッドブルが存在しています。含有成分の関係で、残念ながら日本にはないタイプのものが多く、種類も豊富です。一体どんなものがあるのでしょうか?一部、紹介します。

 

アメリカのエディションシリーズ

最初にエディションシリーズが発売されたのはアメリカで、色分けされたラベルは、それぞれの色に対応したフレーバーになっています。最初に発売されたレッド、ブルー、シルバーは、それぞれクランベリー、ブルーベリー、ライムのフレーバーとなっているようです。

 

日本でもエディションシリーズは発売されています。日本独自の味として初めて売り出されたのは、ブルーエディションのぶどう味でした。アメリカではブルーベリー味として販売されていますが、日本では味が変更されたようです。他にも、ピンク色の缶が印象的な、季節限定のスプリングエディションもあります。

 

限定発売のレッドブル

今も販売されているのかは定かではありませんが、期間限定で配布されていたレッドブルが存在するようです。スペシャルF1エディションとして配布されたこちらのレッドブルは、ラベルも味も限定のものだったようです。

 

レッドブル株式会社が特に力を入れているもののようで、F1会場にて選手や関係者に配られている非売品のようです。一般人には手に入り辛いもののようで、希少価値の高いものとして、レッドブルファンの間では人気となっているそうです。

 

レッドブルに含まれる成分とは

種類によって成分も違う?

様々な種類のレッドブルを見てきましたが、フレーバーが違うのは想定の範囲内でしょう。日本のレッドブルにはタウリンが入っていないという事がすでに分かっていますが、他の成分はどのレッドブルにも同じように入っているのでしょうか?

 

レッドブルの主成分

レッドブル・エナジードリンクの効果は、主にパフォーマンスを上げる事。つまり、身体を奮い立たせる事がレッドブルの効果です。更には、疲労軽減効果も見込めたり、覚醒作用もあるようです。このような効果を生む成分とはどんな成分なのでしょうか?成分表も交えながら見ていきましょう。

 

カフェイン

どんなエナジードリンクにも、必ず入っているカフェイン。カフェインの効果として最も有名なのは、覚醒作用と利尿作用ではないでしょうか。コーヒーにカフェインが入っているのは周知の事実だと思います。眠気覚ましにコーヒーを飲む方も多い事から、エナジードリンクにも眠気覚ましの効果が期待できます。

 

アルギニン

天然に存在するタンパク質の一種で、一般的にはL-アルギニンとして知られています。摂取すると、血管が広がって血流が上がり、身体中の血流が良くなる事で疲労が軽減されます。疲労が軽減されれば、集中力も上がり、作業効率もアップする事でしょう。

 

食べ物の中では、肉類やナッツ、玄米や牛乳などに含まれている物質です。条件付き必須アミノ酸の一つとして、身体にとって重要な役割を果たす栄養素です。日本のレッドブルは、身体に配慮して含む成分を厳選しているようです。

 

ナイアシン

ナイアシンとは、ビタミンB3とも言う、水溶性ビタミン成分の一つです。身体の代謝を促す働きがあり、循環系、消化系、神経系の働きを促す効果があります。摂取した食べ物をエネルギーに変えるために酵素が働くのですが、ナイアシンは酵素を補助する役割も果たしています。

 

ナイアシンは野菜、肉類や魚介類など多くの食品に含まれているのですが、レッドブルにも含まれています。ナイアシン自体は、人間の身体の中では肝臓でトリプトファンというアミノ酸から変換されて補われていますが、レッドブルを飲んで補完することも出来ます。

 

ビタミンB6もナイアシンと同じく、水溶性ビタミン成分の一つです。効果もナイアシンと似たような効果があるのですが、他にもホルモンバランスの調整をする効能もあります。

 

ビタミンB6とB12

ビタミンB12も同じく、水溶性ビタミン成分です。効果は疲労軽減、神経や血液細胞の正常化など、身体の機能を整える役割があります。

 

ビタミンB6とB12もナイアシンと同じように、野菜や肉類、魚介類など、多くの自然な食品に含まれています。通常の健康的な食事を摂れていない方には、レッドブルを一日1本飲んで、ビタミンを補給するという飲み方をおすすめ出来るかもしれません。

 

成分を注意深く見てみよう

ここまでに挙げたのは、日本のレッドブルに含まれている成分です。成分表に表示されているものを見てきましたが、どれも身体の機能を整えて、脳や神経の働きを促進する効果があるようです。レッドブルがエナジードリンクとして好まれているのには、効果がしっかりと現れる成分が含まれている事が大きな理由の一つとして挙げられるでしょう。

 

レッドブルの成分表には、どの成分がどれだけ入っているかなどの詳細なデータが記されています。どんなものも、過剰摂取は身体に毒ですので、必ず成分表を確認するようにしましょう。

 

参考までに、成人の一日のカフェイン摂取量の上限は、約400mgと定められています。この数値は、体重1kgに対して5.7mgという規定を元に割り出されています。レッドブルに含まれるカフェインの量は80mgなので、一日に飲んでも問題ないレッドブルの本数は5本という事になります。

 

カフェインをレッドブルだけから摂るのなら、5本という明確な本数が出せるのですが、他の食品や飲み物からもカフェインを摂取している事と思います。もし、成分表がその商品に明記されているのなら、必ず確認して下さい。

 

元気の源レッドブル!

レッドブルの成分にもこれからは着目してみよう

それぞれ日本のレッドブルと海外のレッドブルの成分表には、明らかな違いがありました。つまり、日本と海外とでは、摂取出来る成分が違うのです。タウリンが入っているのといないのでは、大きな違いがあるかもしれません。

 

しかし、日本でも海外でも、身体の事を考えて作り出されたものであるという事実は変わりません。仕事の効率を上げたいなら、これからも是非積極的に飲む事をおすすめします!ただし、飲み過ぎには気をつけましょう!

 

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