コーンブレッド人気レシピ！作り方のコツや保存法に美味しいアレンジも！

コーンブレッドは日本ではあまり認知度が高くありませんが、アメリカでは日常的に食べられる定番のパンです。特に感謝祭の日には七面鳥と共に食べるパンで、欠かせないものになります。

地方によってや家庭によってもコーンブレッドのレシピは違いますが、まずは基本的なレシピを紹介します。シンプルで、トウモロコシの甘みを感じられるパンなので、ぜひ作ってみてください。

コーンブレッドには明確な定義はなく、食事系のものからスイーツ系のものまで様々なレシピがあります。その中でも基本的な作り方について紹介します。

コーンブレッドはトウモロコシの粉を原料にした、発酵なしのパンのことを言います。ほろほろとした食感とトウモロコシの甘い香りと口に広がるほのかな甘さが特徴です。ケーキ型などに入れて焼き、これを切り分けて、パンケーキにようにバターやメイプルシロップをかけて食べます。

【材料】

• コーンミール 80g
• 強力粉 60g
• ベーキングパウダー 小さじ1
• 塩 ひとつまみ
• 砂糖 大さじ2
• バター 35g
• 卵 1個
• 牛乳 150ml

こちらのレシピではコーンミールを使いましたが、粒の粗いコーングリッツや小麦粉のようにきめ細かいコーンフラワーを使うこともあります。また、小麦粉は強力粉を使うことで、しっとりとした食感になりますが、薄力粉を使うと、さっくりとした軽い食感に仕上がります。

【手順】

1. 型にバターを塗っておきましょう。
2. 大きめのボウルに溶かしバターと卵を入れ、よく混ぜます。
3. ここに牛乳と砂糖を入れ、よく混ぜます。
4. 別のボウルに粉類をふるっておきましょう。
5. 4に3を入れて、泡立て器で生地をすくって落とすを繰り返し、軽く混ぜます。
6. ダマが残っているくらいの状態で、1の型に流し入れましょう。
7. これを200度に予熱したオーブンで15分から18分焼きます。
8. 表面に焼き色がついてきたら、竹串などで中心を刺してください。
9. 生地がついてこなければできあがりです。好みのサイズに切って食べてください。

上手にコーンブレッドを焼くコツは、粉類と卵液を混ぜる時に練るように混ぜないことです。さっくりと混ぜないと、ふっくら仕上がらず、重たいコーンブレッドになってしまいます。きっちり混ぜることにこだわらず、ダマが残っているくらいの方が、ふわふわとした食感に仕上がります。

コーンブレッドは原料にコーンミールを使っていることと、発酵なしのパンのため通常のパンに比べ冷めると堅くなりがちです。焼きあがったら温かいうちに食べるようにしましょう。しかし、食べきれない場合はどうしたらいいでしょうか？

コーンブレッドのおすすめの保存方法は冷凍保存です。その場合は、粗熱が取れたら、1切れずつラップに包みましょう。それを密閉袋に入れてから冷凍保存してください。

これを再度食べる時は、電子レンジで柔らかくなるまで加熱するか、オーブントースターで低温で10分ほど加熱してください。香ばしいコーンブレッドの風味が復活します。賞味期限は1週間ほどになります。

コーンブレッドは冷めると堅くなるので、余った場合、アメリカでは牛乳やバターミルクをかけて食べるようです。他にも砕いてドレッシングやアイスクリーム、ヨーグルトなどのトッピングにしたり、サラダに混ぜたりして、クルトンのように食べることもあります。

コーンブレッドの他のレシピを見てみましょう。ヴィーガンのもの、カロリーダウンをはかったもの、ホットケーキミックスやコーンブレッドミックスを使った簡単なものなど、8つ紹介します。

【材料】

• コーンフラワー
• 塩
• 砂糖
• オリーブオイル
• コーングリッツ

1. 大きなボウルにコーンフラワーと塩、砂糖を入れて混ぜます。
2. ここにオリーブオイルを入れて混ぜます。
3. ここにコーングリッツを入れて優しく混ぜてください。
4. 3を加熱したフライパンに乗せ、手のひらで丸く薄く伸ばしていきます。
5. 弱火で蓋をして焼いていきます。
6. ヒックり返して、両面に焼き目がついたらできあがりです。

コーンフラワーとコーングリッツを使い、小麦粉は一切使用していないグルテンフリーのコーンブレッドのレシピです。また、バターなども入らないヴィーガンのレシピでもあります。厚さが薄いコーンブレッドですが、さらに半分の薄さに切って、中にジャムなどを塗って食べても美味しいです。

【材料】

• 豆乳ヨーグルト 150g
• はちみつ 大さじ2
• 塩 2つまみ
• ココナッツオイル 40g
• コーンミール 50g
• 米粉 75g
• ベーキングパウダー 小さじ1
• 重曹 1.5g

1. 大きめのボウルに豆乳ヨーグルトを入れて混ぜます。
2. そこにはちみつと塩を入れ、泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜましょう。
3. ここにココナッツオイルを一度に入れ、1方向に素早く混ぜます。
4. ここにコーンミール、米粉を入れてなめらかになるまでよく混ぜましょう。
5. 3を冷蔵庫で30分以上冷やします。一晩寝かすとさらにしっとりふっくらになります。
6. その後、これを取り出し泡立て器で混ぜてください。
7. ここにベーキングパウダーと重曹を指先で崩して加えます。
8. タイマーを30秒にセットし、鳴ったと同時に混ぜるのをやめます。手早く混ぜましょう。
9. これを型に流し入れて、型を落としながら空気を抜きならします。
10. 180度に温めたオーブンで10分、160度に下げてから15分から20分焼きます。
11. その後、これを取り出し、適当な大きさにカットして食べましょう。

こちらもグルテンフリーのヴィーガンのコーンブレッドレシピです。重曹とベーキングパウダーで膨らませているため、ふかふかのコーンブレッドに仕上がります。

はちみつの香りがほんのりする、しっとりふんわりしたコーンブレッドレシピです。甘みを抑えているので、食事時に一緒に食べてください。ボウル1つでできる人気の簡単レシピです。

アメリカ南部らしいコーンブレッドのレシピです。鉄のフライパンに入れて焼き、その後オーブンに移してしっかり焼きます。多めの油を温め、そこに生地を入れて焼くので、外がカリカリに仕上がります。

材料を混ぜて、炊飯器にセットし、通常の炊飯のボタンを押せばコーンブレッドができあがる簡単レシピです。できあがってしばらくそのまま蒸らすとしっとり仕上がりますので、試してみてください。

市販のコーンブレッドミックスを使ったレシピです。パッケージに書かれた作り方では油をかなりの量使うため、カロリーダウンのためノンオイルで作ったコーンブレッドです。豆腐を使っているので、外はカリカリですが、中はもっちり仕上がります。豆腐はしっかり水切りしましょう。

こちらのレシピではホームベーカリーを使うので、材料を入れれば生地まで作ってくれます。丸型に成形しましたが、パウンド型に流し混んで焼いてもいいです。コーングリッツとスイートコーン入りのコーンブレッドは、つぶつぶの食感が美味しいです。

ホットケーキミックスを使っているので、予熱時間に全ての準備が完了する簡単レシピです。したがって、予熱時間プラス焼き時間の約30分ほどでできる人気のコーンブレッドです。ふかふかでほんのり甘く、美味しいです。

コストコでも売っている、アメリカの定番のパン、コーンブレッドを紹介しました。コーンブレッドは、新大陸アメリカに上陸した渡来人と、先住民の食の融合の証のパンで、小麦粉とトウモロコシが合わさった伝統の食べ物です。そのため、コーンブレッドは感謝祭で必ず食べられます。

コーンブレッドのレシピは様々ですが、ヴィーガンやグルテンフリーのもの、ホットケーキミックスやコーンビレッドミックスを使った人気の簡単なレシピも紹介しました。トウモロコシの風味がする素朴な味わいのコーンブレッド、ぜひ作ってみてください。