IKEAの猫ベッドには人形用がおすすめ？ぴったりサイズのお布団は？

この大人気のIKEAの猫ベッドはもともとはIKEAの人形用ベッドで、おままごとなど子供が遊ぶオモチャだそうですが、子供が遊ぶには少しばかり大きめサイズという印象です。でもこのサイズが猫が寝るにはちょうど良いようで、幸せそうに寝ている猫の姿がベッドとマッチしてとにかく可愛くて、ネット上では飼い主さんが色んな写真をアップされています。

果たしてきまぐれな猫がちゃんと寝てくれるのか、猫にとって寝心地はどうなのか、どんなサイズのお布団がおすすめなのか、猫ベッドのアレンジやおすすめしたい情報など色々と探求してみたいと思います！

IKEAと言えば、スウェーデンが発祥の世界最大の家具量販店で世界各国で出店されていて、日本では現在9店舗ありIKEAオンラインストアなどでも購入が可能です。シンプルで飽きの来ないデザインも好評で家具の他に雑貨もあります。そのIKEAで子供用のおもちゃとして売られていた人形用ベッドも北欧風でとても素敵です。これを愛猫用にするあたり、日本人らしい発想なのかもしれません。

イケアの猫ベッド（人形用ベッド）の商品名は「DUKTIG人形用ベッドリネンセット付き、パイン材、マルチカラー」通常価格2499円（税込）、IKEAの店舗が近くになければネットで購入できます。そして組み立て式ですが、ドライバーなどが自宅に無くても付属品だけで組み立てられます。

サイズは高さ52cm・幅36cm・高さ30cm、説明書に説明文はなく絵で手順が書いてあるだけですが、それほど悩まずに理解できる作りになっているようです。

さて、飼い主さんが猫ベッドで盛り上がる中、肝心の猫達にとっての使い心地が気になる所です。ネット上でアップされた画像や感想を見てみると、微笑ましいものばかりです。猫ベッドの上にまるまって寝ている猫にそっと掛け布団が掛けられていたり、サイズ的に無理な体格の猫が窮屈そうにベッドに収まっていながらもとても幸せそうな寝顔です。

また、寝相が悪いのか掛け布団も敷布団もぐちゃぐちゃになりながら気持ちよさそうに寝ていたり、人間みたいに枕を抱えて寝ていたり、3つ並べられた猫ベッドを大胆に1匹の猫が両手両足を広げて占領して寝ていたり、複数の猫が何故かそれぞれの枕を床に落として枕投げの後のごとく寝ていたり、または飼い主さんの同じような形のベッドと綺麗に並べてあったりと、飼い主さんだけではなく、猫も幸せそうなのがわかります。

でも本来猫と言えば、狭い場所が好きな動物で、ダンボール、スーパーの袋や紙袋、鍋、とにかく狭くて入れそうな所ならどこでも入ろうとします。そんな猫がはたしてすんなり猫ベッドで寝てくれるかという疑問が出て来ますが、やっぱり最初はなかなか猫ベッドで寝てくれないとやきもきする飼い主さんも多いようです。

そんな時は、飼い主さんが使った枕を布団代わりに置いてあげたらすんなり寝てくれたという記事もあり、飼い主さんの匂いで安心させるという手は使えそうです。でも、数日経てば自然と猫ベッドを使っていたパターンも多く、猫自身も実は警戒しながらも興味津津だったのかもしれません。

シンプルで北欧風な猫ベッドをそのまま置くだけでもかわいくてインスタ映えしそうですが、これをさらにカスタマイズするとどうなるか、実際飼い主さんたちも色んな工夫をされているようです。例えば、２つの猫ベッドを縦に重ねるとちょうどよい具合に二段ベッドの出来上がりです。

もちろんベッドの柱部分を下段と上段で接合する訳ですが、凡用の金具と木ネジで固定、または柱の部分を上段下段の接合部分に穴をあけてダボ錐セットを使う方法などがあるようです。また3段ベッドなんて強者もいらっしゃいます。あるいは、レースやフリルと天蓋をつけてゴージャスなお姫様気分の猫ベッドも素敵でおすすめです。

IKEAの猫ベッドにはリネンセット布団が付いて、それもかわいいのですが、「少しふわふわ感が足りない」「もっと色んなデザインの布団が欲しい」と感じる飼い主さんも多く、フェリシモなどで販売されている猫用の布団をIKEAの猫ベッドに使ったり、他もハンドメイド品も出ているので、それらを探して気分に合わせて色んなデザインの布団を使ってみるのもおすすめです。

まずは、フェリシモ猫部の「猫のお布団」ですが、サイズは縦・約55cm・横約41cm・厚さ約2cmで掛け布団と敷布団が一体になっているお布団で、かわいらしい枕もついています。これに対して、IKEAの猫ベッドのサイズは長さ52cm・横36cm、内側部分はもう少し狭くなると思いますが、布製なのでうまく収まる感じで愛用している方も多くおすすめです。

この布団上下が一体化のアーチ状になっているという点も、多少悪い猫にもぴったりなのかもしれません。お布団の模様も数種類あり、枕カバーも取り外しが出来るという芸の細かさです。

または、minneなどハンドメイドマーケットでも、IKEAの人形用ベッドにぴったりなサイズのものが種類豊富に見つかるのでおすすめです。猫用・犬用サイズの敷布団・掛け布団・枕のセットになっていて、「IKEAの人形用ベッドに対応」など書き添えられています。

色々と見ていると目移りしますが、犬や猫用以外のうさぎ用などIKEAの猫ベッドに対応していない作品には「IKEAの人形用ベッドには対応しておりません」などの注意書きがしてあるので、間違えないようにしましょう。サイズは敷布団は縦48cm・横53cm、掛け布団は縦55cm・横53cm～または縦50cm・横47cm、枕は縦13cm・横21cmとなっていて、IKEAの人形用ベッドの布団のサイズはこれがぴったりなようです。

そして使い心地な面をみると、和風柄やモダンな柄でオーソドックスにさらっと使えるものや、内側がボアになっていて寒い時期も保温力があり、掛け布団と敷布団がボタンで取り外せてキャリーに入れてもOK、底面は滑り止めにできる生地使用でズレ防止などいたれりつくせりなお布団もあります。

でもわざわざ市販のものを使わずともハンドメイドがお好きな方は、もっと愛猫にぴったりな用途に合うお布団を自分で作るという手もおすすめです。材料は、布のはぎれや100均で入手するも良し、自宅の着なくなった服で作るも良し、撮影用にフリルいっぱいのゴージャスなベッドを作れるのも、手作りの強みで楽しそうです。

また、手作りなら夏用や冬用など、猫のコンディションに合わせて色々なパターンを作れます。例えば100均のネックウォーマーに綿を詰めての枕、ひざ掛けを利用して中にキルトや綿を詰めて敷布団にするなど、いろんな工夫をして猫用ベッドにぴったりなお布団を作成されている方もいるようです。なにかの生地の中に綿を詰めるとふかふか布団の出来上がりですが、かわいい柄のタオルや生地を敷くだけでもよさそうです。

ところで、IKEAの人形用ベッドの見た目は頑丈そうな作りに見えますが、重さにどれだけ耐えられるのでしょうか？もともとは人形で遊ぶ為のベッド、あまりに重いものは想定していないのではないかと考えてしまいますが、猫の1歳以降の平均体重は3.5～4.5kg、6kgの猫でも余裕なようです。ですが、中には重みでベッドを壊してしまったという猫ちゃん達もいるようで、ちょっと体格のいい猫の場合は注意が必要なのかもしれません。

海外から見たIKEAの人形用ベッドを猫用に使う日本人への反応は、今まで考えた事もなかったすごいアイディア・日本の猫の飼い主は優しい・日本的だなど、おどろきの声が上がっているようです。確かに、人形用として子供が遊ぶ為に作られたベッドで飼い猫を寝させるというのは日本人的発想なのでしょう。

でもそのベッドに猫が人間のようにぴったりおさまって、気持ちよさそうに寝ている姿がたまらないというのは世界共通かもしれません。

IKEAの猫ベッドについて書きましたが、いかがでしたか？ここまで猫ベッドが大人気になったのは、当然飼い主さんの飼い猫への愛情があってこそだと思いますが、それに答えようとは思っていない猫さんが、時に自然体でベッドにずっと見向きもしなかったり、その使い方ちょっと違うというツッコミも、それはそれでかわいいと思ってしまうのが猫の魅力です。

猫の魅力を最大限に引き出したIKEAの人形用ベッド、本来の使い方とは違いますがベッドで眠る猫の幸せそうな寝顔がほほえましく、見ている側もハッピーな気分にさせられます。