足がはやい食べ物の意味とは?早い・速いの違いは?足がはやい食品も紹介

足がはやいという言葉を聞くと、どのような意味合いを思い浮かべるでしょうか?まず最初に浮かぶのは、走ったりした際の足がはやいの意味を思い浮かべる方が半数以上でしょう。食べ物に対しても、足がはやいという言葉を使用するのを知っていますか?主に、魚のような生もののことを指しています。今回は、そんな足がはやいの意味や由来などを紹介するとともに、早いと速いのように同じ読み方で意味の異なる単語を紹介していきましょう。

足がはやい食べ物の意味とは?早い・速いの違いは?足がはやい食品も紹介のイメージ

目次

  1. 1食べ物に使われる足がはやいの意味とは?
  2. 2足がはやいの意味は他にもある
  3. 3足がはやいにはこんなユニークな由来も!
  4. 4足がはやい食品も知っておこう
  5. 5足がはやいは日本人の豊かな感性から生まれた!

食べ物に使われる足がはやいの意味とは?

食べ物に使われることが多い言葉として足がはやいという言葉があります。足がはやいという言葉を食べ物に対して、使ったことがある、もしくは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?食べ物に使われる、足がはやいという言葉はその他にもさまざまな意味を持っています。

また、早い速いの違いを説明することができるでしょうか?今回は、そんな食べ物に使われる足がはやいという意味を解説していきましょう。その他にも、有益な情報を紹介していきます。まずは食べ物に対する足がはやいの意味を見ていきましょう。

食べ物が傷みやすいことを指す

魚の卸市場

足がはやいと言われる食べ物の特徴として、傷みが早いことにあります。傷みやすい食べ物に対して、この足がはやいという言葉が使用されているのです。生ものなどは特に、傷みやすいことから生ものなどを中心に足がはやいという言葉が使用されています。

中でも、魚に対して使われることが多く、魚は生ものの中でも傷みやすいことから足がはやいの代名詞となっているのでしょう。また、会話の中で傷みやすい食べ物に対しても使用されることがあります。例として、「ケーキは足がはやいから早く食べてください」のような使い方をします。

食べ物の慣用句に「足」が使われる由来

ウォーキングをしている人の足

では、なぜ食べ物の慣用句に足という人体の文字が使用されているのでしょうか?実は、足という言葉は人体の足のみならず昔からさまざまな使い方がされていました。足という文字は、同じ読み方のもあります。この「あし」が意味しているのは、時間の変化をもたらしているともいわれています。

昔から言われている言葉のひとつに「雨脚がはやい」という言葉があります。これは、雨が通り過ぎていく様子が雨雲に足が生えているように見えたからです。その理由から、鮮度の落ちるのが早い食べ物にも、足がはやいという言葉が使われるようになったといわれています。

足がはやいの意味は他にもある

ここまで紹介をしてきたように、食べ物に対する足がはやいの意味は傷みやすいものに対して使われる言葉であることが分かったことでしょう。では、ここからは食べ物以外に対して使う足がはやいの意味を見ていきましょう。それに加えて、早いと速いの意味の違いも合わせて紹介します。

単に走るのが速いという意味

ランニングをしている人

食べ物の足がはやい、と聞いた時に誰しもが一番に頭に浮かぶのが、走るのが速いことを指していると思われた方も少なくないでしょう。「足がはやい」のもっとも多く使用されているのが、この走るのが速い場合に使用のされる足がはやいです。

これは、辞典などにも一番に乗っている足が速いの意味になっており、現代でも多くの人が使用しているといわれています。

中には、魚などに対して「この魚は足がはやい」と言われたときに、魚には足がないのになぜ足が速いのか?という疑問を持ったことがある経験をしている人も少なくないようです。食べ物の足がはやいという言葉を知らない人には、食べ物の足が”速い”の意味で捉えられてしまうことも少なくないようです。

商品の売れ行きがよいという意味

ショッピングカートと買い物袋

食べ物に対しての足がはやい、走ったりした時に使う足がはやい、の他にも商品が売れて在庫がすぐに無くなる際にも、足がはやいという言葉が使用されます。これは、お店などの中で使用される言葉になっていることからあまり使用する方は居ませんが、商品の売れ行きが向上したときには足がはやいという言葉が使用されます。

このように、「足がはやい」というひとつの日本語で3つの意味を成しており、そのどれもが全く違った意味合いを持っていることが分かることでしょう。

「早い」と「速い」の違いは大丈夫?

本を開いている様子

日本独特文化でもある漢字には、同じ読み方をしていても意味合いの変わってくるものが沢山存在しています。今回の足がはやいでも使用されることがある、早いと速いもその内のひとつでしょう。海外の方から見ると、同じ読み方で違う意味合いを持つ日本の漢字は難しいという声も少なくありません。

まず早いについて見ていきましょう。早いは簡単にまとめてしまうと、時間に対する意味を持っています。そのため、例文として挙げられるのは「桜の開花が早い」「到着するのが早い」などのように、時間が関係している場合に使用されます。

もう一つの速いの方は、速度によるはやさを表した意味を持っています。例文として、「風邪の治りが速い」「仕事の飲み込みが速い」のように、進行などのスピードがはやい場合に使用されます。

なかなか使い分けの難しい、早いと速いですが意味を理解して使うことでしっかり使い分けることができることでしょう。

足がはやいにはこんなユニークな由来も!

足がはやいの由来には、他にも以下のようなユニークなものも存在しています。ここで紹介をしていくユニークな足がはやいの由来は、ほとんどが魚に関することになっていることもあり、足がはやいと表されるのに魚が多く挙げられる理由が分かることでしょう。

漁師たちの間から生まれた説

海に出る漁師の船2つ

漁師たちの間では、昔は商売道具でもある船のことを「足」として指していたといわれています。実は、現代でも漁師の中には船のことを足と呼んでいる方も居るといわれており、速く進む船に対しては足が強いとし、馬力がなく脆い船のことを足が弱いと言っていたといいます。

そんな、船のことを足と呼んでいたことで船で獲ることのできる魚にも、足を使って鮮度を表していたという納得の由来も存在しています。足がはやいという言葉の多くが、魚に使用されるのもこの漁師の間で言われていた魚に対する足がはやいから来ているとも言われています。

足がはやいの反対に、足が遅いの語源はないのだろうか?と疑問に思う方も多いでしょう。食べ物に対しては、この漁師の言葉が由来になっている点から見ると魚はほぼ全て鮮度が落ちやすいことから、足が遅いの語源は食べ物には使用されないようです。

飛脚に因んで生まれた説

宅急便を渡す人と受け取る人

もう一つのユニークな、足がはやいの由来として言われているのが、昔の時代を思わせる由来です。現在、食品などをネットなどで注文をしても、宅急便の中には冷蔵や冷凍などでそのまま自宅に届くのが主流になっていますが、昔は人の足で食べ物や料理などを運んでいました

そのように、昔の時代で現在の宅配便のような仕事をしていたのが飛脚と呼ばれる方たちです。飛脚と呼ばれる方は、配達のスピードが速く江戸時代では多くの飛脚が存在していたといいます。

ですが、そんな飛脚の足の速さでも魚などの生ものは鮮度が落ちてしまうことから、飛脚の足の速さにも勝る食べ物の鮮度を、足がはやいと称していたという由来も存在しています。

漁師、そして飛脚の由来がありますがどちらも納得のいく由来として今も尚受け継がれているものになります。

足がはやい食品も知っておこう

魚は足がはやいことは、多くの方が知っている情報でもあります。そんな魚以外にも、足がはやいと言われる食品が多く存在しています。ここでは、そんな足がはやいと言われる一部の食品を紹介していきましょう。

生野菜

生野菜の数々

魚と同様に、鮮度が落ちるのがはやいとされているのが生野菜です。生野菜は保存がきかないものも多く存在することから、足がはやいと表現されることが多くあるといわれています。また、足のはやいといわれる生野菜の保存を長期で行う場合には、加熱処理をすることで通常よりも少々長く保存をきかせることができます。

卵がたくさん並んでいる中に、卵の置物も置かれている

卵も、殻に覆われてはいるものの生ものの類になるため、足のはやい食べ物のひとつです。賞味期限もそこまで長くないものに分類され、生のまま食べられる期間は短いことから、足がはやいと言われる理由となっているのでしょう。また、卵は雑菌が増殖しやすいこともこの言葉が意味をしているといわれています。

マヨネーズ

お皿に出したマヨネーズ

意外に思われる方も多いかもしれませんが、マヨネーズも足のはやい食べ物のひとつです。マヨネーズは、そのままパックに入った状態であれば、そこまで足ははやくないものの、ひとたびサラダなどに使用すると野菜などから出る水分が原因で、腐りやすくなるといわれています。

腐りにくくする方法のひとつとして、マヨネーズとを一緒に使うことで防腐効果が高まります。

足がはやいは日本人の豊かな感性から生まれた!

心と書かれた画用紙

日本人が普段使っている日本語は、海外の方から見ると難しいと思われるほど意味が設けられているものが多いのです。今回紹介をしてきた、足がはやいにも3つの意味があることが分かったことでしょう。

また、足がはやいの”はやい”にも漢字が二つ存在し、意味が異なります。このように、日本語は少々難しく言葉と意味を大切にしており、また感性が豊かであることも理由の一つになるのでしょう。

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