フランスのお菓子人気24選!おしゃれな伝統菓子の名前や種類を解説!

お菓子といえばやっぱりフランスのお菓子が人気です。日本でも、フランスの有名なお菓子や伝統的なお菓子をデパ地下やコンビニなどで手軽に楽しむことができるようになりました。子供のころによく食べていたあのお菓子、大人になって自分のご褒美に買うあのお菓子、あれもこれもフランスから生まれたお菓子でした。そんなお菓子のこと、名前の由来やお菓子の種類などいろいろと調べてみました。フランス伝統菓子の美しさはもちろん、郷土の温かさや楽しさがつまったお菓子の世界をお楽しみください。

フランスのお菓子人気24選!おしゃれな伝統菓子の名前や種類を解説!のイメージ

目次

  1. 1フランスのお菓子は日本でもお馴染みのものばかり!
  2. 2フランスのお菓子の歴史
  3. 3フランスの有名なお菓子といえばこれ!
  4. 4フランスのお土産やプレゼントにぴったりな有名お菓子
  5. 5フランスのおしゃれな伝統お菓子の名前と種類
  6. 6フランスのお菓子を作ってみよう!
  7. 7フランスのお菓子は繊細で美味しい幸せ味

フランスのお菓子は日本でもお馴染みのものばかり!

フランスのお菓子と聞かれたらあなたは何と答えますか?マドレーヌ、シュークリーム、クレープ、フィナンシェなどあげれば、キリがありません。それほど日本でもフランスのお菓子は洋菓子として、小さい頃から親しまれている食べ物になっています。これから、日本でも馴染み深い、マドレーヌやシュークリームなどフランスのお菓子を少し掘り下げてみていくことにしましょう。

フランスのお菓子の歴史

フランスには世界的に有名な洋菓子店がいっぱい!

フランスの洋菓子店は、世界的に有名な店がたくさんあります。もちろん日本でもその味を味わうことができます。「ダロワイヨ」、「ラデュレ」、「ルコント」、「サロン・ド・テ・アンジェリーナ」など、ほかにもフランスに行かなくても本場の味を身近に、手軽に食べられるようになりました。あなたの好きなフランス菓子はなんですか?色々食べ比べてお気に入りのフランスの洋菓子店を見つけてみませんか?

フランスのお菓子は他国との交流の歴史

世界中で親しまれているフランス菓子の歴史は、他国との交流から誕生したもの、修道院や教会から発祥したもの、また失敗から生まれた洋菓子などさまざまな歴史が今のフランス菓子を作っています。そして、そのフランス菓子が世界に広まり、その土地にあった洋菓子に変化、進化していきます。
 

日本では、フランス洋菓子が、いちごのショートケーキ、レアチーズケーキなど日本人に合う定番の洋菓子へと変化しました。フランスで生まれたフランス菓子の伝統の味やさらなる進化にもワクワクしますが、他の国に伝わったフランス菓子が、その気候風土に合う洋菓子に変化してどんなお菓子になっているのか、そちらにも興味が湧いてきます。
 

フランスのお菓子はどれも宝石のように魅力がいっぱい

フランスのお菓子の種類は、シュー生地のお菓子、焼き菓子、タルト・パイ生地のお菓子、他にもクリスマスや新年などのイベントの時に楽しむお菓子、郷土色が強く残った家庭的なものから、洗練された繊細なスイーツまでフランス菓子はさまざまな特徴をもつお菓子ですが、日本人であってもどこか親しみのある、ご褒美感のある菓子です。フランス菓子は、世界共通のみんなの幸せのお菓子です。

フランスの有名なお菓子といえばこれ!

りんごをふんだんに使用した贅沢スイーツ「タルトタタン」

フランスのお菓子で有名な「タルト・タタン(Tarte・Tatin)」は、フランスのソローニュ地方にあるホテルで偶然に誕生したお菓子です。タルト・タタンは、19世紀後半に、ステファニー・タタンとカロリーヌ・タタンの2人の姉妹が経営するホテル、オテル・タタンでりんごのタルトを作っている時に、タルト生地を入れ忘れてしまい、途中で上から生地を被せて焼いたのが始まりです。

上から生地を被せたタルトを食べてみたところ、底にたまった砂糖がキャラメル化してりんごにもしみ込んで、とても香ばしく美味しく仕上がっていたこのタルトをタタン姉妹のタルト、タルトタタンと名付けて、いまもなお、フランス伝統のお菓子として親しまれています。

濃厚なめらかな舌触りと香ばしさ「クレームブリュレ」

フランスのお菓子で有名な「クレームブリュレ」は、フランス語でクレームはクリーム、ブリュレは、焦がしたという意味です。クリームの上に砂糖などを敷いてグリルやバーナーなどで焦げめをつける調理法のことをクレームブリュレといいます。つい、プリンの上を焦がしたものと思われがちですが、クレームブリュレとプリンは似ているようで作る材料から違いがあります

クレームブリュレを作る際にメインとなる材料は、クリームと卵黄です。それに対して、プリンのメインとなる材料は、牛乳と全卵です。食べ比べてみると味わいの違いが分かります。クレームブリュレは、濃厚でリッチな味わい、プリンはさっぱりとした味わいのお菓子です。他にも、フランスではブリュレとつくお菓子はクレープブリュレやフランボワーズブリュレなどいろいろな種類のお菓子の名前に使われています。

オレンジとチョコレートが絶妙「オランジェット」

フランスのお菓子で有名な「オランジェット」は、砂糖漬けにしたオレンジの皮をチョコレートで包んだシンプルなお菓子です。シンプルがゆえに、使われる柑橘の種類、チョコレートの種類によってコクや香り、食感がさまざまに楽しめる奥の深いお菓子です。

チョコレートの種類は、ビター、ミルク、ホワイトの他にも、塩チョコレートなど、かんきつ類も、オレンジのほかに、レモンやゆず、甘夏やグレープフルーツなどを使ったさまざまな種類のオランジェットがあります。また、ピールだけではなく、柑橘を輪切りにしたオランジェット、ドライフルーツやナッツをトッピングしたオランジェットなどは贈り物にも喜ばれる見た目も美しい人気のお菓子です。

みんな大好き!懐かしい優しい味「マドレーヌ」

フランスのお菓子で有名な「マドレーヌ」は、フランスのロレーヌ地方コメルシーで誕生した薄力粉、卵、砂糖、バター、ベーキングパウダーと卵の生地を型に流し込んで焼いたお菓子です。日本では、円型の菊型で焼いたものもマドレーヌと言いますが、本来の形のマドレーヌはホタテ型で昔、キリスト教の巡礼者がお守りとしてホタテの貝殻を持ち歩いていたことに関係しているといわれています。

新年を祝うフランスのお菓子「ガレット・デ・ロア」

フランスのお菓子で有名な「ガレット・デ・ロア」は、フランス語でガレット(galette)は円形のお菓子、ロア(roi)は王様のことを意味します。つまり、ガレット・デ・ロアは「王様のケーキ」という意味です。フランスでは、年が明けるとお菓子やさんの店頭にはガレット・デ・ロアが並びます。フランスでは1月6日の「公現祭」を祝うときに食べられる伝統のあるお菓子です。

ガレット・デ・ロアの特徴は、紙の王冠がケーキの上に飾られていること、そして、フェーヴ(Feve)と呼ばれる小さな陶器の人形がケーキの中に隠されているところです。ケーキを切り分け、このフェーヴが入っていた人は、その日、王様または王妃様として王冠を被ってシャンパンと共に皆に祝福され一年間幸せであるといわれています。

進化が止まらないシュー「エクレア」

フランスのお菓子で有名な「エクレア」は、19世紀初頭に生まれた伝統あるお菓子です。フランス語の「エクレール」からの外来語で、稲妻、電光という意味があります。細長いシュークリームの上に薄くチョコレートをかけたお菓子のことです。

エクレアの中のクリームが飛び出さないように稲妻のごとく素早く食べなくてはいけないというのが名前の由来です。間違われやすいシュークリームとの違いですが、エクレアは、シュークリームと形が違うだけで、シュークリームの一種です。近年、エクレアの種類も、チョコレートの種類や色、トッピングの種類によって色とりどりのものが増えてきて、再びエクレア人気が過熱しています。

クリスマスの定番ケーキ「ブッシュドノエル」

フランスのお菓子で有名な「ブッシュドノエル」は、フランス語でブッシュは薪、ノエルはクリスマス、つまり「クリスマスの薪」という意味です。フランスの伝統的なクリスマスケーキです。

ロールケーキにココアクリームを塗って、フォークなどで跡をつけて木の樹皮を作ります。他にもチョコレートを枝にしたり、ホイップクリームや粉砂糖で雪を表現したブッシュドノエルは日本でもクリスマスに人気のケーキです。本場フランスでは、伝統的なブッシュドノエルはもちろん、ピンクやブルーなど色鮮やかなものなど種類も豊富にブッシュドノエルが揃っています。

食べづらいけど根強い人気「ミルフィーユ」

フランスのお菓子で有名な「ミルフィーユ」は、フランス語でミル(mille)は千という意味で、フィーユ(feuille)は、葉という意味があります。つまり、ミルフィーユは、千枚の葉っぱという意味になります。パイ生地を何層にも重ねてその間にクリームなどを挟んで作られるのがこの名前の由来です。

ミルフィーユの種類には、丸い形で側面にカスタードクリームが塗られて、上から粉砂糖がかけられているミルフィーユ・ロン、ミルフィーユにチョコレートで模様を描いているミルフィーユ・グラッセ、ミルフィーユの中央部分にスポンジの生地が挟まれたミルフィーユ・ブラン、苺が挟まれたミルフィーユ・オー・フレーズとひと言でミルフィーユという意味つても様々な種類の伝統的な製法があるお菓子です。

濃厚なのにさっぱりとしたクリームがクセになる「シブースト」

フランスのお菓子で有名な「シブースト」は、フランスでは伝統的なお菓子のひとつです。1840年、パリの菓子店「シブースト」のパティシエ、シブーストジュリアンが考案したシブーストクレームを使ったお菓子です。

シブーストクレームとは、カスタードクリームに泡立てた卵白を入れたクリームで、通常のカスタードクリームと比べて、味、食感が軽いのが特徴です。そのシブーストクレームをスポンジケーキやパイ生地の上にのせて、表面を焦がしたカラメルで覆ったものがシブーストです。

栗のケーキといえば「モンブラン」

フランスのお菓子で有名な「モンブラン」は、フランス語でMontが山 Blancが白い、つまり白い山を意味します。名前の通りあの有名な山、モンブランをイメージして作られたお菓子です。1907年に創業した伝統的なカフェ「アンジェリーナ」がクリームをメレンゲ状に絞り出した形のケーキをモンブランと名付けて看板メニュにしたのが始まりとされています。

モンブランといえば、日本では、栗を使ったものというイメージがありますが、栗に限らず、サツマイモやフルーツなど、ペースト状にされているのもであればどんな種類でもフランスでは何でもモンブランと呼ばれています。

フランスのお土産やプレゼントにぴったりな有名お菓子

カラフルで宝石のように可愛い「マカロン」

フランスのお菓子で有名な「マカロン」は、メレンゲに砂糖やアーモンドプードルを加えて生地を丸く絞りだして焼いたものです。日本では、2枚のマカロンの間にクリームやジャムを挟んだパリ風のマカロンが一般的に食べられていますが、このマカロンは正式には、「マカロン・ムー」と呼ばれています。柔らかいマカロンという意味です。ひと言でマカロンといっても、柔らかいもの、固いものなど、いろいろな種類があります。

マカロン自体は、1000年以上前から食べられていた伝統的なお菓子ですが、現在のパリ風マカロンは、「ラデュレ」のパティシエであるピエールデフォンテーヌが1930年に考案したのが始まりといわれています。フランスで男性が女性にマカロンをプレゼントことは、「あなたは特別な人」という意味が込められています。

やわらかい生地と甘いクリームの食感が忘れられない「ゴーフル」

フランスのお菓子で有名な「ゴーフル」は、フランス語でワッフルのこと、薄く焼いた生地2枚の間にクリームなどを挟んだものです。日本でも、風月堂のゴーフレットなど一度は食べたことがある人が多いのではないでしょうか。ただ、フランスのゴーフルは日本のものとは、少し種類が違います。

北フランスのリールにある1761年創業の伝統ある菓子店「Meert(メール)」のゴーフルで比べてみましょう。画像のように、形は、角が丸い長方形、生地もワッフル生地で柔らかめです。

サクサククッキーに濃厚で香ばしいナッツ「フロランタン」

フランスのお菓子で有名な「フロランタン」は、フランス語で「フィレンツェ」の意味です。フロランタンの由来は諸説ありますが、もともとはイタリア発祥のお菓子といわれています。「フロランタン」は、クッキー生地にキャラメルでコーティングしたナッツ類をのせて焼きあげたお菓子です。日本でも、フロランタンをはじめ、フランスの伝統のお菓子をコンビニなどでも気軽に買うことができるようになりました。

パリふわな軽い食感が楽しい焼き菓子「ダックワーズ」

フランスのお菓子で有名な「ダックワーズ」は、フランス南西部アキテーヌ地方ダックスで作られている郷土菓子で、直径が20センチ以上ある大きなものです。ダックワーズにも、さまざまな種類のものがありますが、画像の形、小判型のもの、実はこれ、日本人が考案したものでこのレシピは、フランスに逆輸入されています。手ごろなサイズで食べやすい日本のダックワーズのレシピは、本場フランスでも人気です。

フルーティーで柔らかい食感がクセになる「ギモーブ」

フランスのお菓子で有名な「ギモーヴ」は、19世紀にフランスのパティシエによって作られた伝統的なお菓子です。ここでは、ギモーヴとマシュマロの違いについて解説します。結論からいうと、ギモーヴもマシュマロもほぼ同じものです。英語がマーシュマロー、フランス語がギモーヴという名称の違いです。

あとは、原料であるゼラチンはどちらにも使われていますが、ゼラチンの他に、マシュマロには香料と砂糖で味付けされたメレンゲ、ギモーヴには、フルーツピューレが使われている点に違いがあります。

南プロヴァンスの幸せのお菓子「カリソン」

フランスのお菓子で有名な「カリソン」は、南フランスのプロヴァンス地方で親しまれているフルーツの砂糖漬けとアーモンドを使った伝統的なお菓子です。

味は、ねっちりとした食感で甘さが強いナッツキャンディーのようなお菓子です。いろいろな種類のフルーツの砂糖漬けで作られたカリソンは、色も鮮やかでプロヴァンス土産として大人気のお菓子です。作るのにとても手間がかかることと、味がとても繊細なので日本で製造している店は限られています。フランスに行く機会があれば、是非、カリソンを食べてみてください。

贅沢な満足の一粒「マロングラッセ」

フランスのお菓子で有名な「マロングラッセ」は、ルイ14世時代にフランス・アルデシュ地方で誕生した、特にクリスマスや新年に食べられるお菓子です。マロングラッセは、茹でた栗の皮をむいて、砂糖のシロップ漬けにしたものです。糖度18度位のシロップに漬け始め、1週間ほどかけて糖度32度のシロップに漬けたあと乾燥させて、表面に砂糖の薄膜を作ります。

フランスでマロングラッセといえば、パリの高級住宅街16区にある1827年創業の伝統のある菓子店「Boissierボワシエ」、マロングラッセ発祥の店といわれています。画像のマロングラッセです。種類は、ナチュラルの他に、コニャックやラム酒を使ったものや、チョコレートでコーティングされているものなどを楽しむことができます。

フランスのおしゃれな伝統お菓子の名前と種類

子供からおじいちゃんにおばあちゃんまで根強い人気「シュークリーム」

フランスのお菓子として有名な「シュークリーム」は、19世紀の初めごろにはすでにフランスで食べられていた伝統的なお菓子です。フランス語では、「シュー・アラ・クレーム」と言いますが、日本では、ア・ラが省略されて英語読みで呼ばれるようになりました。

フランス語でシューはキャベツという意味でクリーム入りのキャベツという意味になります。日本では、冷蔵庫が普及し始めた昭和30年頃から広まり始めたといわれています。

特別な日に食べられている一口サイズの伝統菓子「サントノーレ」

フランスのお菓子として有名な「サントノーレ」は、円盤状のパイ生地を土台にしてパイ生地の縁をカラメルが塗られたプチシューが囲み、中央にクレームシブーストがたっぷりと絞られたお菓子のことです。フランスでは、特別な日に食べられることが多い伝統菓子です。名前の由来は、諸説ありますが、サントノーレを考案した菓子職人のシブーストのお店がパリのサントレーノ通りあったことからといわれています。

アルザス地方では朝食で食べられる「クグロフ」

フランスのお菓子で有名な「クグロフ」は、ドイツ、スイス、オーストリア、フランスのアルザス地方で広く食べられている伝統菓子です。クグロフ型にナッツやフルーツをいれて生地と一緒に焼きあげたパンのようなお菓子は、アルザス地方では、日曜日の朝やクリスマスなどに焼かれることが多く、どの家庭にもクグロフの型があります。

ルドー地方のラム酒香る大人スイーツ「カヌレ」

フランスのお菓子で有名な「カヌレ」は、卵、牛乳、バター、砂糖、小麦粉、ラム酒を材料に、高温のオーブンでじっくり焼きあげられた外はカリっと中はもちっとした食感に、甘い香りとラム酒のバランスがクセになる大人のお菓子です。このカヌレ、フランス・ボルドーの女子修道院で作られた伝統菓子といわれています。

カヌレの名前の由来は、カヌレの形、カヌレを焼くための型に溝が入っていること、フランス語で溝をつけるという言葉、cannelerに由来します。

ブルターニュ地方のバターたっぷり濃厚お菓子「クイニーアマン」

フランスのお菓子で有名な「クイニーアマン」は、フランス・ブルターニュ地方の伝統菓子です。ブルターニュ地方で使われるブルトン語でクイニーはお菓子、アマンはバターという意味です。つまり、クイニーアマンはバターのお菓子のことです。

ブルターニュのパン屋から生まれたクイニーアマンは、もともとパン屋のパン生地にバターを入れたままにしてしまった失敗から生まれました。バターを砂糖を幾重にも織り込んで作るパン生地は、外はサクサクで中はもちもちの日本人も大好きな食感が楽しめるお菓子です。
 

日持ちがするバカンスに最適なケーキ「ウィークエンド」

フランスのお菓子で有名な「ウィークエンド」は、1955年に誕生しました。名前の由来は、「週末だけパリを離れて郊外で過ごす」、これは20世紀半ばにパリで流行していたライフスタイルで、その時に食べるお菓子ととして名前がつけられました。ウィークエンドは、バターケーキにすりおろしたレモンの皮と果汁が入っているので、ウィークエンドシトロンとも呼ばれています。フランスで人気の伝統的なお菓子です。
 

大人のチョコレートケーキ「オペラ」

フランスのお菓子で有名な「オペラ」は、1955年にパリの洋菓子店ダロワイヨのオーナー、シリアック・ガビヨンが考案したフランスでも伝統あるチョコレートケーキです。シロップがしみ込んだビスキュイ生地に、チョコレートクリームやバタークリームなどを何層にも重ねて作られるオペラは、とても手間のかかるリッチなお菓子です。日本にあるダロワイヨでも、オペラは人気のあるチョコレートケーキです。

女子に人気!お祝いの定番「メレンゲ」

フランスのお菓子で有名な「メレンゲ」は、卵白と砂糖で作るお菓子です。メレンゲはすでに1692年のフランスの料理本に乗っていた歴史あるフランスのお菓子です。カリっとサクっとした食感とのあとにジュワっと口の中に広がる甘さは、至福の時、そんな味わいと、繊細で可愛らしい見ためが、ウェディングスイーツとしても人気です。

伝統の味・はちみつとナッツのハーモニー「ヌガー」

フランスのお菓子で有名な「ヌガー」は、18世紀頃、フランスのローヌ・アルプ地方のモンテリマールという小さな町が発祥のお菓子です。ヌガーは、砂糖や水あめ、はちみつを煮詰めたものに卵白やゼラチンを加えて作るお菓子です。フランスでもヌガーは様々な種類がありますが、本場モンテリマールのヌガーは、はちみつとナッツを贅沢に使って作られる一般的なヌガーと比べてひと味違うリッチなヌガーです。

フランスの家庭の味ライスプディング「リ・オ・レ」

フランスのお菓子で有名な「リ・オ・レ」は、お米を牛乳で煮て作るライスプディングで、フランスの家庭で食べられる子供に大人気の昔ながらの定番のおやつです。

その味は、家庭によって変わりますが、おすすめの作り方は、茹でたお米を牛乳で煮込みます。弱火でゆっくりと焦げないように混ぜ続けます。お米がもったりとしてきたら、好みの量の砂糖を加えて、冷めたら泡立てた生クリームをさっくりと混ぜ込み、好みでレモンの皮やオレンジなどをトッピングしたり、キャラメルソースをかければできあがりです。

日本でもブームの予感!「ティグレ」

フランスのお菓子で有名な「ティグレ」は、フランス語で虎という意味のお菓子です。生地の中に入れたチョコチップが虎の模様に似ていることからつけられた名前です。卵白に焦がしバターとアーモンドパウダーをたっぷり使った生地の真ん中にガナッシュを流し込んだお菓子です。焼きドーナツのような、フィナンシェのようなティグレ、日本にもじわじわと浸透している人気のフランス菓子です。

フランスのお菓子を作ってみよう!

簡単にお店みたいな仕上がり「アーモンドフロランタン」

クッキー生地

  • バター70g
  • グラニュー糖20g
  • 卵40g
  • アーモンドプードル20g
  • 薄力粉120g
フィリング
  • バター30g
  • 上白糖30g
  • はちみつ30g
  • 生クリーム50g
  • アーモンドスライス100g

  1. クッキー生地を作ります。柔らかくしたバターに砂糖をすり混ぜます。卵を加えてよく混ぜ、アーモンドプードルと薄力粉を加えてさっくりと混ぜます。
  2. 出来上がった生地をひとまとめにして冷蔵庫で一晩寝かせます。
  3. 寝かした生地を型に延ばして、フォークで全体に穴を開けて、190度に余熱いたオーブンで20分焼きます。(薄くきつね色になるまで)
  4. フィリングを作ります。アーモンドは170度に余熱下オーブンで10分ローストしておきます。フライパンにアーモンド以外の材料を全て入れて中火にかけます。煮詰まってきたらアーモンドを加えて、全体に絡めます。
  5. 冷めて固まらないうちに焼きあがった生地の上に広げます。
  6. 180度に余熱下オーブンで約20分、焼き色がつくまで焼きます。粗熱が取れたらカットしてできあがりです。

さっくりしっとりな本格派「フィナンシェ」

  • 粉糖75g
  • アーモンドプードル30g
  • ベーキングパウダー1g
  • はちみつ10g
  • 卵白85g
  • 焦がしバター45g

 

  1. バターを火にかけます。バター60gを手鍋に入れて、中火にかけます。バターの8~9割程度が茶色くなってきたら火を止めます。
  2. キッチンべーパーを茶こしにひき、1をボウルに濾します。濾したバターは水の入ったボウルを下に重ねて常温で置いておきます。
  3. レシピに使う45gを計量します。
本格フィナンシェ8.5センチ×4.2センチのフィナンシェ型9個分の材料です。道具として用意するものは、
フィナンシェ型、ボウル3個、茶こし、ふるい、ゴムベラ、絞り袋、竹串またはつまようじです。

  1. 粉糖、薄力粉、コーンスターチ、アーモンドプードル、ベーキングパウダーをふるって、ボウルに入れます。
  2. 1のボウルの中心に卵白、はちみつを加えて、全体をゴムベラで混ぜます。
  3. 2に準備で作っておいた焦がしバターを加えて、全体が均一になるまで良く混ぜます。
  4. 3でできた生地を1時間程度、冷蔵庫で休ませます。
  5. 180度に余熱したオーブンに、型の8~9分目まで記事を絞り入れます。絞り袋がない場合は、スプーンなどで入れます。生地が柔らかいので、垂れないように、こぼさないように注意しましょう。
  6. 180度のオーブンで11~12分焼きます。
  7. 竹串またはつまようじを生地の真ん中に刺して、なにもつっつかなければできあがりです。

一度は作ってみたいフランス伝統のお菓子「タルトタタン」

  • りんご(紅玉)3個(650g)
  • グラニュー糖120g
  • バター60g
  • 無塩バター(パートプリゼ用)120g
  • 薄力粉(パートプリゼ用)250g
  • 卵黄(パートプリゼ用)1個
  • 水(パートプリゼ用)50ml
  • 塩(パートプリゼ用)ひとつまみ
  • 砂糖(パートプリゼ用)5g

  1. バターは1センチ角に切り、冷凍庫でよく冷やしておきます。薄力粉はふるっておきます。
  2. パートプリゼを作ります。ボウルに薄力粉、塩、砂糖、バターを入れて、カードで粉とバターを切りながらなじませていきます。
  3. バターの塊がなくなり、サラサラになったら、卵と水を加えて、ひとつにまとめてラップに包んで冷蔵庫で一晩寝かせます。
  4. りんごを1/4の串切りにして皮を剥きます。タルト・タタンは、形の整ったりんご菓子でなければいけないという定義があります。
  5. フライパンにグラニュー糖を入れ中火にかけ、薄いカラメル色になったらバターを加えてキャラメルソースを作ります。
  6. キャラメルソースへ串切りしたりんごを入れて全体に絡めます。
  7. 落し蓋をして、水分がなくなり煮汁にとろみがついてくるまで煮詰めます、時々りんごを返しながら30~40分煮ます。
  8. タルト型にりんごの外側を型側にすき間なく並べて少しおさえます。この時、煮汁にしっかりとりんごを絡めながら行います。
  9. 取り出して、粗熱をとっておきます。
  10. パートプリゼの生地を綿棒で薄くのばして、型より少し大きめに切ります。
  11. 全体にフォークで穴を開けて、煮詰めたりんごの上に重ねて周囲の生地をおさえておきます。
  12. 180度に余熱したオーブンで40~45分ほど焼き、冷ましてお皿にひっくり返せばできあがりです。

ハマる食感!ハマる美味しさ!「シトロン・ギモーヴ」

  • ゼラチン5g
  • 水25g
  • 砂糖20gと80g
  • 100パーセントオレンジジュース30g
  • レモン汁10g
  • 粉砂糖適量

  1. ボウルに水、ゼラチン、砂糖20gを入れてよく混ぜ、ふやかしておきます。
  2. 小鍋にオレンジジュース、レモン汁、砂糖80gを入れて、中火にかけます。木べらで焦げないように混ぜます。温度が110度になったら火からおろします。
  3. すぐに1に流し入れ、泡立て器を使って、ゼラチンと砂糖を溶かします。
  4. 3をハンドミキサーを使って泡立てます。だんだん白っぽくなって、手ごたえが重くねっちりとしてきます。ねっちりモコモコ状になるまでしっかりとホイップします。ホイップが足りないと、柔らかい仕上がりになってしまうので、しっかりとホイップします。
  5. 1を絞り袋に入れて、粉砂糖をたっぷりとふるったクッキングシートの上にハート型に絞りだします。上からも粉砂糖をふるいます。固まるまで涼しい場所に置いておきます。
  6. 密封容器に入れて、冷蔵庫または涼しい場所で保存します。
ポイントは、しっかり110度まで温度を上げることと、しっかり泡立てることです。

フランスのお菓子は繊細で美味しい幸せ味

フランスのお菓子、いかがでしたか?眺めているだけで美しいフランス菓子。そのお菓子が包まれたフィルムや缶、箱、紙袋、そのすべてがトータルでひとつの作品のようです。その作品を、日本でも身近に味わうことができることはとても幸せなことです。

頑張ったご褒美にお目当てのお菓子をゆっくりと店や自宅で味わう。そんな大好きなお菓子を自分で一度、作ってみませんか?焼き菓子など簡単なものから挑戦してみるのもおすすめです。そして、本場フランスにも食べに行きましょう。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ