マーレーコッドの料理と味を調査!日本の販売場所と値段も紹介!

マーレーコッドという魚、知っていますか?オーストラリアに住んでいる巨大な淡水魚です。マーレーコッドの名前の由来はマーレー川のタラ(cod)という意味で、捕獲して食べてみると少し生臭く、タラに似ていて淡白な白身魚のようです。飼育している人もいるようで、日本でも飼育用として購入することができるようです。国内の販売店舗やその値段、マーレーコッドのレシピなども今回は紹介します。

マーレーコッドの料理と味を調査!日本の販売場所と値段も紹介!のイメージ

目次

  1. 1テレビで紹介されたマーレーコッド
  2. 2マーレーコッドはどんな魚?
  3. 3マーレーコッドはどう料理される?
  4. 4日本でマーレーコッドが買える
  5. 5マーレーコッドは海外で白身魚として料理されている

テレビで紹介されたマーレーコッド

世界の果てまでイッテQ!や世界の何だコレ!?ミステリーなどのテレビ番組で紹介されてたマーレーコッドはものすごく大きい淡水魚で、平均的なサイズは50~60センチで3~4キロですが、記録上の最大値は183センチ113キロもあります。成長してくると肉食化するようで、巨大な魚が肉食となると怖いもの見たさなのか、さらに見てみたいという気持ちが強くなります。

マーレーコッドはどんな魚?

乱獲による個体数激減

マーレーコッドはオーストラリアのヨーロッパ人による植民地化以来、乱獲や生息地の荒廃などの理由で個体数が激減してしまい、現在では絶滅危惧種になっています。スポーツフィッシングでもマーレーコッドは使われます。養殖もされており、それを飼育用や食用として販売しているようです。

琵琶湖にマーレーコッドが!

マーレーコッドはスズキ目ペルキクティス科マクルロケルラ属に属するオーストラリアの大型淡水魚です。名前にコッド(鱈の英語)とありますが、北半球の海に住むタラとは分類が全く異なっています。しかし名前はマーレーコッド、マレー川のタラという意味です。マーレーコッドは大人になると肉食化します。外見はハタに似ていて、色は暗い灰色か黒色で水玉模様で白縁取りがあり、腹は白かクリーム色です。

出典:

大きな口には非常に小さな歯が多数あります。寿命は非常に長く、70歳くらいのものも過去にはいたそうです。また、マーレーコッドは自分より小さい魚はもちろん、鴨や鵜、ヘビ、カエル、ネズミ、カメなども食べてしまいます。そんな外来種のマーレーコッドが日本の琵琶湖で捕獲されたという情報があります。これは恐らく、観賞用として飼育していたものを、何らかの事情で川や湖に放流してしまったものと思われます。

マーレーコッドも絶滅危惧種ですが、大型の肉食魚の外来種が放流されてしまうと、日本の古来種が激減して生態系を壊してしまう可能性もあります。ペットとして迎えたからには最後まで責任を持って飼ってもらいたいものです。

マーレーコッドはどう料理される?

マーレーコッドはどんな味?

マレー川のタラというからにはタラに似た味なのかどうか、日本では食べることはできないので判断は難しいですが、生の切り身をムニエルに料理する動画を見ましたが、見た目はタラにそっくりでした。スズキ目に属しているのでスズキにも似ているのかもしれませんが、どちらにしても白身であっさりとした味の魚なのでしょう。フランス料理にも使われることがあるという情報もあります。

日本ではよく白身魚と言って食べるホキという魚がいますが、外見は怖い顔ですが、味はさっぱりあっさりしています。そう言った面では少しマーレーコッドに似ているのかもしれません。

マーレーコッドをどうやって料理するのか興味があるので、ここで少し、マーレーコッドの料理レシピを紹介してみたいと思います。もちろん日本では食用としては販売されていませんので、オーストラリアのレシピです。

マーレーコッドのコロッケ

まずは魚の下ごしらえです。マーレーコッドを3センチ角に切って大きなボウルの中に砂糖と塩とともに入れ、よく混ぜてください。20分ほど先ほどのマーレーコッドを冷蔵庫の中で寝かせてください。そのマーレーコッドを優しく水洗いし、水気を拭き取ります。それを今度は冷蔵庫で12時間放置します。

ジャガイモを柔らかくなるまで茹でて鍋の中で潰します。ここにオリーブオイルとニンニク汁を加え、柔らかくなるまで混ぜます。ここに先ほどのマーレーコッドを加え、1分ほど加熱します。さらに牛乳を加え、中火で15分ほど加熱します。マーレーコッドの身がパラパラと離れるようなら火が通った証です。これをフードプロセッサーにかけてペースト状にします。

フードプロセッサーから中身を大きなボウルに移し、レモンの皮をすったものを加えます。これをスプーンなどを使って小さめなコロッケの形にしてトレーに並べます。冷蔵庫に入れ冷やし固めます。小麦粉、卵、パン粉を別々の容器に入れて、冷やされたコロッケのタネをこの順番につけていきます。サラダオイルで黄金色になるまで揚げれば出来上がりです。クリーミーな味のコロッケです。ソースをかければより美味しくなります。

マーレーコッドの姿蒸し生姜とエシャロットのソース添え

1センチの深さの切り目を魚のヒレの両サイドに3箇所に入れます。その切目と内臓を取り出したお腹の中に生姜のスライスを入れます。マーレーコッドを丸ごとセイロに入れて、それを蒸し器に入れ12分から15分蒸します。小さな鍋にピーナッツオイルを敷き、生姜とエシャロットを半透明になるまで炒めます。小さなボウルの中にごま油、砂糖、オイスターソース、日本酒を混ぜ合わせ、鍋に入れ2分ほど中火で加熱します。

蒸した魚を大きな皿に入れ、上から作っておいたソースをかけて、新玉ねぎのスライス、コリアンダーの葉、輪切りの唐辛子を載せれば出来上がりです。簡単料理ですが、アジアン風なソースがマーレーコッドに合っていて美味しいです。

ポーチドマーレーコッドひよこ豆のラグーソース添え

まずは料理を食べる前夜に、ひよこ豆を一昼夜水につけて戻しておいてください。小さな鍋にオリーブオイル、ローズマリー、パセリの軸、ニンニクひとかけ、胡椒の実をゆっくり加熱し、沸騰させないように30分ほど加熱します。そこへさいの目状に切ったの玉ねぎ、にんじん、セロリを入れ、柔らかくなるまで炒めます。そして白ワインを入れアルコール分を飛ばすために2分ほど加熱します。

ここへ水に戻しておいたひよこ豆と塩を入れ、さらに水を入れ30分から45分ほど煮て柔らかくします。これを煮汁ごと大きなボウルに移し、フードプロセッサーで半量を潰しスープ状にします。ボウルにスープ状になったひよこ豆ピューレとひよこ豆を入れ混ぜておきます。ひよこ豆のラグーソースの出来上がりです。

フライパンに魚醤、バター、塩、胡椒の実を入れ、マーレーコッドの切り身をその上に置き、ジュウジュウ言うまで焼いて、煮汁が3分の2になるまでにしてください。それを火からおろし、蓋を閉めたまま7分ほど放置してください。ひよこ豆のラグーソースをさらに盛り、その上にマーレーコッドをのせ、さらにラグーソースを置き、その上に魚の煮汁をかければ完成です。どんな味か想像がつきませんが、豆好きにはたまらない料理です。

マーレーコッドのフィッシュ&チップス

フィッシュ&チップスといえばタラなどの白身魚を使った料理ですが、今回はマーレーコッドのレシピです。まずはチップスのジャガイモですが、皮を剥き、1センチ×1センチ×8センチの大きさにカットします。でんぷんを洗い流すために30秒ほど冷たい流水で洗います。鍋にジャガイモと塩水を入れて、中火で15分ほど加熱します。これを乾燥させるため、2時間ほど冷蔵庫で冷やします。

180度に熱したサラダオイルでジャガイモをきつね色にこんがり揚げ、油をきればチップスの出来上がりです。大きなボウルの中に水とイーストを混ぜておきます。それに小麦粉を加え、泡立て器でかき混ぜます。これをラップし、暖かい場所に1時間ほど放置し、2倍の大きさにします。マーレーコッドは切り身の状態にし、皮と骨はとっておいてください。切り身は5センチほどの大きさにして塩を振っておきます。

魚の切り身を先ほど作った生地につけて180度に熱したサラダオイルで3.4分揚げます。油切りをし、塩を振ってチップスとともに皿に盛り、レモンを添えれば出来上がりです。あつあつで塩味が効いていて、マーレーコッドにレモン汁をかけて食べてください。

マーレーコッドのバター焼き

オーブンを180度に温めておきます。マーレーコッドは内臓を出して洗い、鱗も取ってきれいに洗ってください。マーレーコッドの両サイドとも3.4箇所の切れ目を入れ、表面に塩を振っておきます。マーレーコッドをオーブンの天板にのせ、スライスしたニンニクと白ワイン、水を魚の上に振りかけます。14分から18分オーブン加熱し、出来上がったらマーレーコッドをを大皿に移します。

オーブン加熱した時に魚から出たスープを小鍋にとり、加熱して半分の水量にしたら、バターをその中に落とします。そのソースをマーレーコッドの上にかけ、パセリを振りかければ出来上がりです。

マーレーコッドのえんどう豆添え、ベーコンレモンソース

オーブンを200度に温めておきます、マーレーコッドの切り身は皮を剥がし、クッキングシートの上におき塩を振っておきます。天板に魚をのせ、オーブンで18分から20分加熱し、皮をパリパリにさせます。加熱が終了したら、魚はオーブンから出しておいてください。次にソースを作ります。小鍋に油を敷き、にんじん、エシャロット、ニンニク、ニラネギ半量を炒めカラメル状にし、白ワインを加えます。

そこに半量のベーコン、パセリ、ローズマリー、ベイリーフ、タイムを加え、コンソメスープを入れ沸騰させ30分ほど煮詰めてください。その後、生クリームとバターと溶かし入れます。別の鍋に塩水を沸かし、えんどう豆を軽く茹で、冷水にとります。カリフラワーも同様に茹で、スプラウトの葉も一緒に皿にのせます。フライパンに残りのベーコンとニラを入れカラメル状になるまでカリカリに炒めます。それも皿にのせます。

フライパンにマーレーコッドを入れ、小鍋で作っておいたソースを加え、弱火で加熱し、魚にソースをまわしかけます。そこへレモン汁と塩、こしょうを加え、えんどう豆などの野菜をのせた皿に、盛りつければ出来上がりです。

日本でマーレーコッドが買える

マーレーコッドは、観賞魚として飼育されることがあります。日本でも販売されているようで、ネット通販でも購入できるようです。マーレーコッドはオーストラリアからの直送便でやってくるようです。気になる値段ですが、大きさや季節によっても値段にばらつきがあるようですが、5.6センチの大きさで4000円から5000円の値段です。また実店舗でも販売しているところもあるようなので、いくつか紹介します。

兵庫県伊丹市「アクアナ」で販売

「アクアナ」は兵庫県伊丹市の熱帯魚などの観賞魚を扱うお店で、かなりマニア向けのものも含め、数多くの品種を取り揃えて販売しているお店です。値段もピンからキリです。また、水槽や魚の住環境のことや餌のことなども全て親切に教えてくれるようなので、初心者でも観賞魚が気軽に飼うことができます。マーレーコッドは現在、売り切れで入荷待ちになっていますが、7センチの幼魚で値段、5400円で販売されていました。

徳島県「WorldFish Trading KATSUAYU」で販売

こちらのお店は世界20カ国にルートを持ち、魚や甲殻類を直輸入し、観賞用・展示用・研究用・食用など幅広い分野へ販売しているお店です。また、海外の水族館・取引先への輸出、現地への調査、買付けなども行っており、かなり幅広く業務展開しているようです。ここの魚の値段もピンからキリです。

お店のホームページからオンラインショップに入れて、そこで購入することもできます。現在マーレーコッドはオーストラリアから入荷したばかりのもので、18センチから20センチの大きさで値段、12960円で販売されています。

マーレーコッドは飼育できる

マーレーコッドを飼育することはできます。まずは水槽を用意します。成長するととても大きくなるので、120cm以上の大型水槽が必要となります。その中に流木や岩等で隠れ家となるスペースを作ってあげると安心できるようです。水質は中性から弱アルカリを好みます。水温は25℃~26℃にしてあげてください。餌はメダカなどの小魚やザリガニ、エビなどの生き餌を好みます。だんだんと慣らすことで人工餌も食べるようになります。

また、マーレーコッドは気性が荒いところがあるので、他魚との混泳は避けてください。寿命は10年以上とされていますが、前述のように長生きのものは70年も生きることがありますので、飼う場合は十分検討してから決めてください。水槽導入時や急な水質変化時に稀に白点病になることがありますので、注意が必要です。発病した場合ヒコサンZという薬が必要になります。

マーレーコッドはこのように飼育できることはできますが、非常に大きい水槽が必要になりますし、生き餌も用意しなくてはならないし、かなりの値段がかかりそうです。その上、寿命が長いので、なかなか飼うのは難しそうです。ちなみに120センチの水槽は値段が25000円くらいはします。大きな水槽だと置く場所も考えなくてはなりません。マーレーコッドを飼うにはかなりの値段がかかりそうです。

マーレーコッドは海外で白身魚として料理されている

マーレーコッドの料理を検索してみるとオーストラリアのレシピがかなりでてきます。マーレーコッドはオーストラリアの川で獲れる魚なので、オーストラリアの人が食用にしています、外見がかなりグロテスクですが、中身はさっぱりとした味の白身魚なので、きっと料理しやすく何にでも合うのだと思われます。あっさりした味なので、老若男女問わずよく食べられる魚です。

その中の食べ方としてはフライにしたり、ムニエルにしてフレンチスタイルのソースをかけたり、蒸してアジアンテイストのソースをかけたりとソースで違いを出しています。日本にいてはなかなか食べる機会もなさそうなマーレーコッドの料理ですが、オーストラリアに行った折にはぜひ食べてみたいと思いました。

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