レタスの栽培方法と育て方のコツは?種まきの時期とプランター栽培方法

食物繊維やビタミンも多いレタスは健康にもよく、使い勝手もいいので便利な野菜です。ですが、水分が多い野菜のため傷みが早いので毎日食べるのは難しい場合もあります。レタスを家庭菜園で作れば、新鮮なレタスを毎日食べることもできます。以外にもレタスは育て方も難しくなく、プランターでの栽培にも向く野菜なので家庭菜園にはおすすめです。今回はレタスの栽培方法や育て方のコツ、種まきや苗の選び方も紹介します。

レタスの栽培方法と育て方のコツは?種まきの時期とプランター栽培方法のイメージ

目次

  1. 1レタスは家庭で栽培できる?
  2. 2レタスの栽培期間
  3. 3レタスの種まき
  4. 4レタスの栽培方法
  5. 5レタスの植え付け
  6. 6レタスの収穫時期
  7. 7レタスの育て方のコツ
  8. 8家庭で手軽にレタスを栽培しよう

レタスは家庭で栽培できる?

シャキシャキの食感でサラダには欠かせない野菜のレタスが取れたてのものが食べられるなら、とてもうれしいものです。実はレタスは育て方がそれほど難しくなく、栽培期間も短めなので家庭で栽培できます。今回はレタスの栽培方法や育て方のコツを調査します。家庭菜園の土地がなくても手軽に取り組めるプランター栽培方法も紹介します。

丸く結球しないリーフレタスの方が初心者にも簡単に栽培できます。キャベツのように丸く結球してくる丸レタスもさほど難しくはありません。レタスは高原で育つイメージがあるかと思いますが、高温になる時期ではうまく生育しません。家庭での栽培は夏の気温の高い時期を避けて栽培、収穫します。根が浅く付くのでプランターでも栽培可能なので、家庭菜園にも向く野菜です。

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レタスの栽培期間

レタスは苗を植え付けてから早ければ約2か月ほどで収穫できます。栽培期間がさほど長くはなく、扱いやすい野菜と言えます。結球しないリーフレタスの方が生育期間も短く、栽培もどちらかというと育て方も容易なので家庭菜園初心者ならリーフレタスから始めることをおすすめします。

レタスは春栽培と秋栽培がある

レタスは、2月ごろに種まきし3月ごろに植え付け、7月ごろ収穫の春栽培と、8月ごろに種まきで9月ごろ植え付けし、11月ごろに収穫する秋栽培があります。気温が低い時期の方がレタスの栽培に適するので、気温が下がってくる秋に植えて収穫する方が容易と言えます。レタスは15~20℃くらいの気温が栽培に適しています。最近は、真夏以外でも高温の期間が長いので、地域の気温を考えて種まきの時期を調整して育てましょう。

レタスの種は25℃以上の温度になると発芽しにくくなります。秋に植え付けの場合は、種まきの時期はまだ気温が高い日もあり発芽しにくい場合もあります。種まき後の発芽するまでの期間は、直射日光は避けて涼しい場所に置いておきましょう。地面に直接置いておくよりは、水はけのいい箱などに乗せて水が底面に溜まらないようにし、通気もいい状態にしておくといいでしょう。

レタスの種まき

プランターや畑などの栽培地に直接種まきし、間引きしてから栽培する方法もありますが、種苗ポットなどに種まきし、苗にしたものを栽培地に植えなおして育てた方が結果的に簡単に育てることができます。苗の状態で生育のいいものを選ぶことができますし、生育に適した間隔で植えることもできます。

種苗ポットに種まき

育苗ポットに植えると外気温が急激に変化する場合などは、保温のしやすい場所に移動できるというメリットがあります。種苗ポットに土を入れ、5mm程度の穴をあけ、そこに1~3粒種をまきます。軽く土をかぶせ、種を埋めたらしっかりと水やりしてください。発芽するまでは毎日水やりしましょう。発芽したら日当たりのいい場所に移します。元気な苗だけ残して、本葉が3~4枚になるまで育苗ポットで育てます。

簡単にレタス栽培・苗の状態で購入してくる

種まきから苗を育てるのは難しいと思う場合は、園芸店やホームセンターなどで苗の状態で購入して栽培する方法もいいでしょう。苗の育て方は温度管理など難しい状況もありますが、お店で買ってきた苗ならきちんとした温度管理もされて育てられ、成長のいい状態のものばかりになっています。いい苗なら植えた後の育て方も容易になりますし、レタスの成長期間や成長具合も変わってきます。

レタスの栽培方法

レタスを家庭で育てようとした時には、日当たりがいい場所で水はけの良い土に植えましょう。条件が揃えばマンションなどのベランダで栽培することもできます。夏の時期は栽培しやすい野菜類も多いですが、レタスは暑い時期以外で栽培するため、夏野菜が終わった時期に栽培することもでき限られた空間でも育てやすい便利な野菜です。

レタスの栽培・地植えで

家庭菜園の畑や、庭の一角で栽培する場所があるなら畝を作ってレタスの苗を植えます。レタスは湿度が溜まる場所だと根腐れを起こすことが多いので、水はけのいい場所を選びましょう。土壌によっては水はけを考えて高畝にして栽培する方法でもいいでしょう。

レタスの栽培・プランターで

レタスは根の張り方が浅いので、深型のプランターを使わなくても栽培できるので比較的簡単に育てることができます。60~65cmぐらいの標準タイプのプランターで十分栽培できます。水はけを良くするために、プランターにすのこが付いているタイプなら利用しましょう。ない場合はプランターの底全体に鉢底石か赤玉土を敷き詰め、その上に培養土を入れていきます。

レタスの植え付け

本葉が4~5枚あり、葉のツヤが良くて葉先が萎れていないものを選びましょう。葉に虫食いがあれば避けます。葉の裏側も見て、虫がついていないかも確認しておきましょう。元気な苗を選んで植えれば、その後の発育も良くなります。苗が若いうちに植えないと根付きにくくなるので、苗の生育時期を見定めて植え付けしましょう。

苗と苗の間隔を15cm以上は取り、レタスの苗を植えていきます。苗のポットの土を崩さないように栽培地に植え、レタスの苗の根元まで土を追加していきます。周辺の土も平らにならし、しっかりと苗の根元の土を押さえて苗を安定させます。レタスはあまり深く植えると、生育が悪くなります。苗を植える際には浅めに植えるように気を付けましょう。

苗を栽培地に植えつけてすぐは、根がきちんと張っていないので水を苗の根元に掛けてしまうと、苗が倒れてしまう場合があります。苗と苗の間に水を掛け、水分が行き渡るようにするといいでしょう。2週間程度で根がしっかりと張ってくるのでそれまでの期間は、たっぷりと水やりをしてください。土の表面が乾いたら水を与えましょう。

レタスの収穫時期

レタスは株が成長しすぎたり、気温が高いとどんどん固くなり、苦みも出ます。気温が高い状態だと、レタスの株は花を咲かせて種を作る準備に入ります。いわゆる「とうが立つ」という状態になります。収穫のタイミングをみて葉が柔らかいうちに収穫しましょう。

玉レタスは結球した部分を抑えて、しっかりと締まった感じがすれば収穫できます。根元から包丁で切り取って収穫しましょう。リーフレタスなら、外側の葉から必要な分だけを包丁で切り取れば、また新しく成長してきます。気温が高くなり、株自体が成長してくると葉が固くなってくるので、葉が柔らかい時期に収穫してください。レタスを切った後は白い汁が出ますが、そのままにしておくと変色するのでふき取っておきます。

レタスの育て方のコツ

レタスは水を与えすぎると根腐れしてしまいます。ですが、根が浅いため乾燥した状態が続くと葉の生育が悪くなります。水分の調整がレタス栽培のカギになります。土壌としては水はけの良いもので作り、苗の間隔も開けて植えて、表面が乾いたら水を与えましょう。ジョウロやホースなどで水を与える際、シャワー状のヘッドにしましょう。水の勢いが強いものが当たると傷んでしまいます。

レタスは酸性土壌では生育が悪くなるので、石灰などで土壌改良しましょう。pHは6.0〜6.5が目安です。植え付けてから2週間後あたりに1度追肥しましょう。玉レタスなら結球してきたころにもう一度追肥します。あまり追肥しすぎても外葉だけが大きくなってしまう事にもなりかねないので、様子を見て行います。

レタスは連絡障害が出やすい野菜と言われています。同じ場所には2~3年は開けて植えましょう。プランター栽培の時なら、新しい土に変えて栽培すれば大丈夫です。レタス栽培後の土を土壌改良して再利用する場合は、日光消毒して再生材を混ぜてから使います。できれば別の作物に利用し再度レタスは作らない方がした方が安心です。

レタスの病気

玉レタスは地面と接する所が腐ってくる軟腐病や腐敗病などにかかりやすくなります。他にもカビが出たりすることがありますが、基本的に湿度が高い状態で栽培していると、病気にかかりやすくなります。栽培地を水はけ良くし、濡れた土の上にレタスが長く乗ってる状態を作らないようにした方がいいでしょう。特に雨が続く時期には注意が必要です。

家庭で手軽にレタスを栽培しよう

レタスは水分管理がうまくできれば、育て方はそんなに難しくありません。プランターでも充分に栽培できます。レタスは日持ちしない野菜ですので、新鮮な収穫すぐのレタスを使えればとても便利です。自家栽培のレタスを使えば、一層美味しい料理になります。サラダや炒め物など色々な料理に使って楽しんでください。

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