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うなぎパイのカロリーはどれくらい?夜のお菓子の由来やシリーズも紹介

目次

  1. 1浜松のお土産といえば「うなぎパイ」
  2. 2うなぎパイの由来
  3. 3うなぎパイが「夜のお菓子」になった由来
  4. 4うなぎパイの気になるカロリーは?
  5. 5カロリーを気にせず食べられるうなぎパイシリーズ
  6. 6うなぎパイの工場見学
  7. 7うなぎパイファクトリーのおすすめポイント
  8. 8カロリーを気にせず食べたいうなぎパイのアレンジ
  9. 9カロリーを気にせず家庭できるアレンジレシピ
  10. 10贈り物におすすめのうなぎパイ
  11. 11うなぎパイと合わせて買いたいローカロリーお土産
  12. 12カロリーは気になるけれどうなぎパイと合わて買いたいお土産
  13. 13カロリーを気にせず食べられるうなぎパイ

浜松のお土産といえば「うなぎパイ」

静岡県、特に西部の浜松のお土産として有名な「うなぎパイ」。静岡県浜松市中区に本店をおく菓子メーカーの「春華堂(しゅんかどう)」が、50年以上前に創り出したお菓子の一つです。バター風味がほんのりとして、サクサクとしたパイ生地が人気で、今では静岡県だけでなく、近県の駅やサービスエリアなどでも販売されている、浜松の定番土産となっています。

「夜のお菓子」というキャッチコピーでも知られていますが、どんな意味があるのかご存じでしょうか?うなぎパイの誕生秘話や気になるカロリー、うなぎパイをもっと知って、もっと楽しく食べたくなる方法などを紹介していきます。

うなぎパイの由来

浜松市には、淡水と海水の混じる浜名湖があり、ここではウナギをはじめ、スッポン、牡蠣、海苔といったものの養殖が盛んにおこなわれています。春華堂の二代目社長が、浜松らしいお菓子を作りたいと考えていた時に、旅先で浜名湖の近くから来たことを話すと、「ウナギの美味しいところね」と応えられた会話がヒントになり、「うなぎ」を由来とするようなお菓子を作り出そうと試作をはじめました。

当時の職人たちがさまざまなものを作ってみるなかで、フランス菓子のパイを基本にしたものがありました。これをうなぎがイメージできる形にしようと試行錯誤を重ねるなか、細長い楕円形のパイの形が安定して焼き上げることができました。そこにうなぎの蒲焼きと同様に、タレを塗るという工夫に由来して、パイにシロップを塗るという工程を加え「うなぎパイ」が完成しました。

昭和36年に「うなぎパイ」が発売されると、現在のキヨスクが販売を請け負ってくれることにもなり、予想以上の反響があり、量産体制を導入することになりました。そこからは、高度経済成長期とも重なり、売上げも「うなぎのぼり」のようになり、現在の広く知られる「うなぎパイ」につながっていったという由来があります。

うなぎパイが「夜のお菓子」になった由来

夏バテ防止にも食されることの多い「ウナギ」を商品名に添えた「うなぎパイ」が、「夜のお菓子」というキャッチフレーズを持つことで、性力増強にもつながり、カロリーたっぷりな食べ物といったイメージを持っている人も多くありませんか?本当のところは、発売当時、両親ともに働く家庭も増え、一家団らんの時間に家族そろってうなぎパイを食べて欲しいという社長の思いが由来し「夜のお菓子」が添えられるようになりました。

「夜のお菓子」が性力増強のように受け取られたことに由来し、発売当初は浜名湖の水をイメージしていた青色のパッケージを、当時の栄養ドリンクのイメージカラーであった、赤、黒、黄色の三色に代えたところ、一層好評となったそうです。栄養的にも、うなぎパイ6本には、うなぎの蒲焼100gと同等程度のビタミンAが含まれ、元気の素としても期待できるお菓子です。

うなぎパイの美味しさの由来は、ウナギだけではなく、ガーリックにあります。厳選した、小麦粉、バター、グラニュー糖を使い、そこにウナギのエキスを加え、数千にもなる層を重ねているパイに焼き上げています。生地には、ウナギエキスの匂いを消すために、ガーリックを少量使ったところ、深みのある味になり、より美味しいお菓子になっています。

うなぎパイの気になるカロリーは?

ウナギエキスに、ガーリック、砂糖もつかっているうなぎパイのカロリーを気にされる人もいますが、実は1本79キロカロリー。シュークリームなどの半分くらいのカロリーで、低糖質といったチョコレートなどを食べるのとあまりカロリーは変わりません。一度に何枚も食べてしまうのではなければ、仕事の合間や間食にうなぎパイはカロリー面でもおすすめのお菓子ということです。

うなぎパイのカロリーに近いおやつ

うなぎパイのカロリーが意外にも低めということで、同じくらいのカロリーのものというと、小さめの缶詰になった水ようかんが140キロカロリー程なので、この半量くらいとほぼ同じになります。ナッツの入ったうなぎパイよりも、水ようかん1缶の方がカロリーは高くなります。

小腹を満たしてくれる「カロリーメイト」は1箱に4本入っていて、1本が100キロカロリー。こちらよりも、うなぎパイの方がカロリーが低いですが、ビタミン、ミネラルといった栄養バランスはやはりカロリーメイトの方が優れています。それでも、うなぎパイは糖質がおよそ10g程で、低糖質ともいえるお菓子です。

カロリーを気にせず食べられるうなぎパイシリーズ

うなぎパイのシリーズ菓子として、数種類が春華堂から販売されています。V.S.O.Pやシラスパイなどのラインナップがあり、どれにも「夜のお菓子」に負けないようなキャッチフレーズがついています。これらのシリーズのうなぎパイの仲間をカロリーの高い順に紹介します。

低カロリー第4位「うなぎパイV.S.O.P.」

高級ブランデーの香りがする、うなぎパイの最高級品といわれる「うなぎパイV.S.O.P.」。マカダミアナッツ、白ごまを砕いて入れ、カリッとした食感も楽しめます。通常のものよりも、やや幅が広め。「真夜中のお菓子」として、パッケージもゴージャスに、高級ブランデーを使っていることに由来したネーミングです。
 

生クリームやバニラビーンズも使い、本格的なスイーツのような味わいが特徴です。1本98キロカロリーと、こちらもわずかですが、100キロカロリーを切っています。

低カロリー第3位「うなぎパイナッツ入り」

うなぎパイも好きだけれど、「うなぎパイナッツ入り」が好きという人もいる、クラッシュしたアーモンドとゴマがたっぷり入ったパイ菓子です。カロリーは1本96キロカロリー。定番のうなぎパイが赤い色のイメージなら、こちらは黄色で、ともに「夜のお菓子」というコピー。カロリーはナッツの分、高めですが、これでも1本100キロカロリーを下回り、カリッとした食感も楽しめるお菓子になっています。

低カロリー第2位「うなぎパイミニ」

うなぎパイを半分くらいの大きさにした「うなぎパイミニ」。小さいけれど、こちらには定番のうなぎパイでは使用していない、蜂蜜とアーモンドが入っています。1本、58キロカロリーなので、うなぎパイの半分よりやや多くなっています。10本入りで袋に入り、とても手軽なお土産としても買いやすく、デスクに配っておいても折れてしまう心配も少ないです。

低カロリー第1位「しらすパイ」

「昼のお菓子」というキャッチコピーがついた、1本50キロカロリーを切る「しらすパイ」。静岡県の名物でもあるシラスの風味を活かしてパイにしています。ザラメをまとったものは44キロカロリー、ほんのりと辛みのあるわさびは36キロカロリー。昼に子どもが食べても、夜のおつまみにしても、甘みのあるうなぎパイよりは、罪悪感なく食べられるお菓子です。

カロリー番外編「すっぽんパイ」

「朝のお菓子」という「すっぽんパイ」が2017年に新発売されました。ウナギと同様に浜名湖で養殖されるスッポンから出汁をとり、静岡県内産のかつお節、桜エビを加えて、朝食の定番のご飯に近ずけるよう米粉を使った、サクサクとしたおつまみにもなるお菓子です。隠し味に使われているチーズの風味が好みを分けるようですが、一口サイズの小さなスナックで、少量パックになり、甘くないので朝食の代わりにもなるかもしれません。

うなぎパイの工場見学

「夜のお菓子」のうなぎパイをお土産として買うだけでなく、浜松では工場見学もできます。不定休ではありますが、無料で入場でき、団体でなく個人客であれば予約の必要もありません。自由見学と、毎時ごとにコンシェルジュが説明してくれながら見学できるファクトリーツアー、謎解きをしながら楽しく見学できるスマイルツアーといったコースがあります。

ファクトリーでは、菓子職人の生地作りから始まり、専用の大型の釜での焼き上げ、手作業による検品、包装といった工程を見て知ることができます。工場内には、うなぎの形をした手すりもあるそうなので、発見する楽しみもありそうです。場所は浜松市西区大久保町、JR浜松駅から佐鳴湖を超え、浜名湖まで行く途中にあります。

2017年秋に、春華堂の店舗の一つがリニューアルするために、期間限定のポップアップストアができました。こちらではうなぎパイだけでなく、春華堂が作る洋菓子や和菓子も購入することができます。外観もお菓子の箱をイメージしたデザインになっています。

うなぎパイファクトリーのおすすめポイント

うなぎパイができるまでを工場見学した後には、どのコースでも記念品をもらうことができます。うなぎパイですが、販売しているお土産品とは異なるパッケージなので、浜松まで行った証しにもなります。売店では、浜松のお土産として、うなぎパイシリーズをどの種類も取り扱っていて、詰め合わせなども人気があります。

さらに、うなぎパイファクトリーには「うなぎパイカフェ」が併設されているので、うなぎパイを使ったオリジナルスイーツや春華堂のお菓子、お茶などが味わえます。ここでしか味わうことのできない、スフレとあわせたもの、羊かんとあわせたものといったスイーツなどがあります。「うなぎパイと浜松野菜のサラダ仕立て」というものもあり、うなぎパイをクラッシュしたものを使っていることに由来しています。

菓子メーカーとして、厳選した小麦を使って焼いた春華堂ホットブレッドもあります。ランチセットなら、サラダ、うなぎパイミニのはちみつ添え、ドリンクがついています。単品でも、菓子職人がこだわった、スペシャルな厚切りパンを食べられます。

カロリーを気にせず食べたいうなぎパイのアレンジ

うなぎパイカフェでカロリーはやや高くなりますが、浜松のお土産話しにもなるの、おすすめのスイーツメニューがあります。1つは「うなぎパイのう巻き仕立て」。和食のうなぎが中心にして焼いた玉子焼きに由来していますが、うなぎパイをクレープでロールしています。アーモンドクリームとバナナが入っていて、新食感のロールケーキのようになっています。

もう1つは「4種のうなぎパイ&メルティングショコラ」。チョコレートのドームの中にはうなぎパイ、アイスや静岡産のフルーツが入っていて、ホットチョコをかけてドームをとかしていただきます。うなぎパイをホットチョコにつけて食べることもできるので、何人かでシェアしていただくのもおすすめです。

カロリーを気にせず家庭できるアレンジレシピ

浜松のお土産でうなぎパイをもらったり、買って帰ったら、普通に夜のお菓子として食べるのもよいですが、少しアレンジするだけで、うなぎパイカフェのような、インスタ映えするスイーツも作れます。うなぎパイミニとアイスをサンドして、季節のフルーツを添えれば、ミルフィーユ仕立てが簡単にできます。

うなぎパイはサクサクの層になっているので、市販のカップアイスをのせるだけでも、少し贅沢な気分で味わえるスイーツになります。砕いてシリアルに混ぜたり、ヨーグルトにトッピングしても、甘さとほんのりとしたバター風味がいつもとは違う、うなぎパイを味わえます。

贈り物におすすめのうなぎパイ

浜松出張のお土産に、職場に買って帰るなら、シンプルなうなぎパイの詰め合わせが配りやすくておすすめです。味を比べたい、少し変わったバリエーションも試したい、というなら「お菓子のフルタイム」という詰め合わせもあります。すっぽんパイの朝、しらすパイの昼、「夜のお菓子」のうなぎパイ、真夜中のV.S.O.P.と4つの味で、朝から真夜中までのキャッチコピーが揃っています。

うなぎパイのミニもお手頃値段で10枚入っているので、気軽なお土産におすすめです。小さいサイズなので、食べやすく、箱詰めではないので持ち帰る時などに、折れやすいかもしれませんが、家庭用のおやつなどにはぴったりです。

うなぎパイと合わせて買いたいローカロリーお土産

うなぎパイを作っている春華堂はお菓子メーカーなので、パイ以外にも和菓子、洋菓子を作っています。その中で、うなぎパイと同じくらいのローカロリーなものが「うなぎサブレ」。バターを練りこんで、さっくりとした軽い食感です。これにもうなぎの粉が入っているので、うなぎサブレという名前の由来になっています。1枚74キロカロリーで、牛乳にもお茶にもあうお菓子です。

カロリーは気になるけれどうなぎパイと合わて買いたいお土産

パイ生地製造の技術を活かし、春華堂が新たに設立した「こねり」というブランドのパイもサクサク食感でおすすめです。うなぎパイと同じように1000層にもなる生地に、さまざまな風味を加え、そのままでも、ジャムやチーズクリームなどをディップしても美味しいく、おしゃれなパイ菓子が作られています。店舗は品川のみでオンラインストアで購入できます。

カロリーを気にせず食べられるうなぎパイ

夜のお菓子として知られるうなぎパイは、実はローカロリーの焼き菓子です。浜松のお土産として、もらったり買ったりすることが多いですが、夜のお菓子だけでなく、サクサクのパイ生地製法で作られたシリーズのお菓子とあわせて、朝でも昼でも気軽に食べてください。

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