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味噌玉の作り方とレシピ!具のアレンジと冷凍など保存方法も!

目次

  1. 1味噌玉は手作りできる即席みそ汁
  2. 2味噌玉向きのみそ汁の具
  3. 3味噌玉レシピに合う味噌
  4. 4味噌玉レシピ「基本の味噌玉」
  5. 5味噌玉レシピ「香りのよい焼き味噌」
  6. 6味噌玉レシピ「濃いめの出汁」
  7. 7味噌玉レシピ「酒粕入り」
  8. 8アレンジした味噌玉レシピ
  9. 9味噌玉をアレンジするレシピ「冷や汁」
  10. 10味噌玉をアレンジするレシピ「野菜のスープ」
  11. 11味噌玉をアレンジするレシピ「焼きおにぎり」
  12. 12味噌玉の保存方法
  13. 13味噌玉をストックして簡単みそ汁を

味噌玉は手作りできる即席みそ汁

朝食だけでなく、毎食でも飲みたい「みそ汁」。和食の代表ともいえるように、丁寧に出汁をとって具材を茹で味噌をとく、というみそ汁の作り方の手順を、一気に簡単にしてくれるのが「味噌玉」です。インスタントのみそ汁も種類が多く売られていますが、家庭で簡単なレシピで作り置きもできる味噌玉なら、好きな味噌作ることができ、加えて経済的です。

作り方も簡単で、味噌と具材、粉末の出汁をあわせて、ボール状にまとめてラップなどで包むだけという簡単レシピで、丸い形から「味噌まる」と呼ぶこともあります。保存もでき、お弁当と合わせて携帯もでき、お湯を注ぐだけでみそ汁になるという便利な面もあわせもっています。少し手を加えてアレンジもできる、手作り即席みそ汁の素「味噌玉」のレシピを紹介します。

味噌玉向きのみそ汁の具

味噌玉に向く具は、乾燥した食材です。生の食材を使うと保存性が低くなるので、味噌玉にする時には、乾燥ワカメ、麩、とろろ昆布などの保存期間の長いものがおすすめです。豆腐は味噌玉に湯を注ぐときに、小さく切って加えるのはよいですが、味噌玉の具にするなら乾燥してある小さな高野豆腐などを使います。

ネギなどが入るとうま味もあり、味噌玉の具になりまが、生の野菜なので、細かく切って入れるか、油でいためてから使うレシピなら保存性の面でもおすすめです。料理で使って余ったネギの青い部分や、少し余ってしまう野菜、大根の皮などは干し野菜にしておくと、味噌玉の具に活用できます。

風味づけに、干しエビ、ゴマ、天かすなども具として加えると、美味しく味噌玉になります。味噌玉の状態でも、かわいいらしさを求めるなら、カラフルな麩やあられをまぶす方法があります。体を温めたい、パワーをつけたい、というときには味噌にチューブのしょうがやにんにく、一味唐辛子などをあわせて味噌玉にするのもおすすめです。

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味噌玉レシピに合う味噌

味噌玉に使う味噌は好みのものでよいですが、赤みそ等よりは淡い色の味噌の方がお湯でも溶けやすいです。赤味噌と白味噌、豆みそと麦みそといったブレンドも好みのレシピであわせられる魅力もあります。液体の味噌は丸まらないので味噌玉ではなく、そのまま鍋やカップに注ぐ作り方の味噌汁向きです。

もともと味噌は保存食で、古くは戦国時代に戦場にいる兵士が塩分補給のために携帯していたといわれています。原料別では、大豆に米麹と塩を混ぜた米味噌、大豆、麦麹、塩の麦味噌、大豆麹と塩の豆味噌の3種があり作り方はほぼ同じです。色は、醸造期間が長くなるほど赤褐色に。塩分を感じるのは塩の分量だけでなく、麹と塩が原料にどのくらいの割合で入るのかでも変わります。麹の割合が高い方が基本的に甘口な味噌です。

味噌玉レシピ「基本の味噌玉」

味噌玉は5日~1週間分くらいの量が作りやすく、冷蔵保存にもおすすめの量です。作り方の基本は、味噌と顆粒だし。分量の目安は味噌大さじ5に顆粒だし小さじ2。これをよく混ぜて、ラップの中央に大さじに軽く1杯くらいの合わせた味噌をおき、ラップで包み、ビニールタイやマスキングテープで口をとめて出来上がりです。飲むときには、お椀やカップに、ラップを外した味噌玉を入れて、熱い湯を150ccくらい注ぐだけです。

味噌と粉末だしを合わせるときに、乾燥ワカメ、乾燥ネギを各大さじ1くらい入れておけば、シンプルなワカメとネギの即席みそ汁レシピの味噌玉になります。顆粒だしの量を減らして、かつおぶしや煮干しを粉末にしたものなどを加えると、より風味が増します。顆粒だしや味噌によって、塩分濃度が様々なので、家にある味噌で基本の割合で作ってみて、自分の好みの味に調整してください。

味噌玉レシピ「香りのよい焼き味噌」

一手間をかけた作り方で、焼いた味噌を使うレシピなら、お湯を注いだ時にも香りが際立つみそ汁になります。乾燥ネギに代えて長ネギを使ったレシピを紹介します。長ネギは細かく切り、フライパンでごま油と合わせて、透明感がでるまで炒めます。ボウルにだして、冷ましておきます。

ネギが冷めたら、味噌と顆粒だしを加えてよく混ぜ合わせます。カレー用スプーンなどに味噌をとって、コンロの火で、表面が少し焦げるくらいまで炙ります。アルミホイルに味噌を平らに敷いて、トースターで焼く方法もおすすめです。一口大に分けて、ラップで包んで出来上がりです。焦がし味噌とネギとごま油の一手間が、お湯を注いだときに香り高いおいしいみそ汁に仕上げます。

味噌玉レシピ「濃いめの出汁」

もっと出汁の味を深くしたい場合のレシピは、顆粒だしの量を増やすのではなく、出汁になる具材を味噌玉に加えます。和食でよく使う一番だしに必要な、かつお節と昆布の組み合わせは上品な香りが特徴です。味噌玉にするなら、パックになった削り節と、出汁用の昆布をキッチンバサミで極細に切ったものを合わせる方法が手軽です。

出汁用の昆布を細切りにして合わせる代わりに、とろろ昆布を味噌玉に加える方法もあります。とろろ昆布は昆布を薄く削ったものなので、昆布の旨みももっていますし、とろろ昆布だけでも吸い物になります。味噌玉をとろろ昆布で包むようにするだけで、とろみ感とうま味を補充してくれるみそ汁ができます。

普段のみそ汁で、濃く深みのある煮干し出汁を使っているなら、煮干しを電動ミルやすり鉢で細かくしたものを味噌玉に混ぜるのもおすすめレシピです。食べる煮干しなら、手でちぎっていれるだけでも、みそ汁の具材の一つにもなり出汁もでます。かつお節や煮干しに含まれるイノシン酸と、昆布のグルタミン酸の組み合わせは、うま味の相乗効果で味をぐっとアップさせてくれます。

味噌玉レシピ「酒粕入り」

健康食品としても人気のある酒粕を、味噌玉にも加えるレシピです。材料は、酒粕20gくらい、酒大さじ1、砂糖小さじ1、味噌100g、顆粒だし小さじ2。耐熱容器やタッパーに酒粕をちぎって、酒と砂糖をいれて電子レンジで30秒ほど加熱してやわらかくしておきます。やわらかくなった酒粕に味噌と顆粒だしをよく混ぜ合わせます。アルミホイルに混ぜた味噌を平らにのばして、トースターやグリルで、表面に焦げ目がつくよう焼きます。

焼いた酒粕入りの味噌を味噌玉のベースにして、好みの具材をあわせて丸めてラップで包めば、酒粕入りの味噌玉のできあがりです。すりおろしたしょうがを味噌を焼いた後に混ぜると、酒粕としょうがで体がとても温まるみそ汁レシピに。酒粕入り味噌玉を具材をいれずに、家庭で鍋でつくる味噌用にストックしておくのもおすすめです。白菜、きのこ、いもなど具材をたっぷりと煮て、酒粕入りの味噌を加えると、簡単に濃厚なみそ汁を作れます。

アレンジした味噌玉レシピ

乾燥野菜を使う基本の味噌玉、味噌をアレンジする以外にも、お湯でといた時の食感もいつものみそ汁と少しかわるアレンジした味噌玉レシピを紹介します。

サクサクナッツの味噌玉のレシピ

基本の味噌玉に、アーモンドやピーナッツを砕いて加えます。おつまみナッツは塩分を含んでいるものもありますが、塩を使っていないナッツ、製菓材料のアーモンドダイスなどを使います。ナッツは乾煎りして、すり鉢などにいれて細かくします。そこに丸めた味噌玉をいれて、表面をナッツで覆うだけです。一手間ですが、クランチチョコのような外観のかわいい味噌玉になり、みそ汁のした時にあられのような食感を楽しめます。

ゴマでも同様にサクサクの味噌玉が作れますし、冷凍しても大丈夫です。小さくカラフルな麩が手に入れば、それをいくつか味噌玉の表面に漬けると、味噌玉そのものがお菓子のようにも見えて、お弁当にあわせてもっていきたくなるようなかわいい味噌玉になります。保存しておくだけでも、楽しくなります。

カレー風味の味噌玉レシピ

味噌玉にもカレー粉を加えるレシピにすると、いつもとは違う風味のみそ汁をいただけます。材料には、味噌大さじ5にカレー粉小さじ2、顆粒だし小さじ1くらいを加え、しょうがのすりおろし、ガーリックチップやフライドオニオンを刻んだものなどを具材に使います。カレーの味がほんのりとしつつ、スパイスの効果で体も温まりやすくなります。

さらに、味噌玉をとくものをお湯ではなくて、豆乳を温めたものを使うアレンジレシピもあります。冷凍保存した味噌玉はお湯だけではとけにくいので、小鍋に味噌玉と豆乳をいれて、温めるとみそ汁風豆乳スープができます。小鍋で温めるのとあわせて、冷蔵庫に余っている野菜を少し足せば、具もたっぷりな豆乳シチューの簡単レシピにも冷凍味噌玉が役立ちます。

味噌玉をアレンジするレシピ「冷や汁」

夏場や二日酔いの朝におすすめの冷や汁も、味噌玉を使うと簡単に作れます。材料は、大葉、きゅうり、鯵の干物(焼いたもの)、みょうが、細ねぎ、すりごま、水、ご飯。作り方は、大葉とみょうがは千切り、きゅうりはスライス、細ねぎは小口切り、鯵の干物は身をほぐしておきます。ボウルに味噌玉をいれて、水を加えてときます。鯵、きゅうり、細ねぎ、ごまを加え混ぜてご飯にかけたら、大葉、みょうがを盛り付けていただきます。

干物の代わりに、ツナ缶やサバ缶もおすすめレシピに使えます。ツナもサバも冷や汁の具として、干物の代わりにそのままボウルで混ぜればできあがります。ツナ缶を味噌玉の具にするレシピは、ツナ缶の汁気を切り、キッチンペーパーなどで油分をのぞき、味噌とだしと混ぜ合わせ、アルミホイルに平らに敷き、トースターで炙ります。これを丸め味噌玉にしておけば、そうめんやうどんなどとも合わせられる味噌汁になります。

味噌玉をアレンジするレシピ「野菜のスープ」

味噌玉の発想で、顆粒だしをコンソメに代えるだけでも洋風なみそ汁になりますが、さらに発展させて携帯できるスープレシピを2つ紹介します。

野菜玉で具たっぷりスープレシピ

調理であまったキャベツ、ニンジンなどを細かく切り、電子レンジで加熱してゆでます。冷めたら小さく丸めてラップに包んで冷凍してしまえば「野菜玉」になります。この野菜玉1つと味噌玉1つをあわせて、熱湯を注げば具材たっぷりのみそ汁に。粉末のカップスープとあわせれば、好みの味で野菜多めのスープが飲めます。モヤシ、玉ねぎ、長ネギなども同じように野菜玉でストックしておくと、いろいろな料理で使えて重宝します。

オニオン玉でスープやソースレシピ

オニオンスープはインスタントのものもありますが、手作りの味噌玉風なオニオン玉を作っておくとお安く美味しいスープがいつでも飲めます。材料は、玉ねぎ1個(みじん切り)、にんにく1片(みじん切り)、オリーブオイル大さじ2、粉末コンソメ大さじ1弱、鶏ガラスープの素小さじ2、しょうゆ小さじ2。レシピは、フライパンにオリーブオイルとニンニクをいれて火にかけます。玉ねぎを入れて、透明になるまで炒めます。

炒めた玉ねぎが透明になったら調味料をいれて、弱火で汁気をとばすように炒めて、茶色の玉ねぎペーストのようになったらできあがりです。味噌玉よりも緩くなりますが、ラップにスプーン2杯くらいをのせて、口をしっかりと閉じて保存します。カップにいれてお湯を注げばオニオンスープになり、オニオン玉2つくらいを、ケチャップとウスターソースとあわせて加熱するだけでハンバーグのソースレシピとしても活用できます。

味噌玉をアレンジするレシピ「焼きおにぎり」

味噌玉を冷蔵庫にストックしてあるなら、味噌を塗った香ばしい焼きおにぎりも作れます。作り方は、白いご飯でおにぎりを握り、グリルやトースターで片面をほんのりと焼きます。裏面に返して、味噌玉を崩したものをおにぎりの上に薄く塗って、表面が焦げるまで焼きます。焼きあがったら、海苔ではさんで召し上がってください。フライパンでも薄く油をひいて焼ける簡単なレシピです。

味噌玉に少しマヨネーズをくわえてのばしてもよいですし、焼きあがったらシソをはさむと、飲んだ後のしめにもおすすめな焼きおにぎりになります。具材をいれていない味噌玉や、ゴマや干しエビ程度が入った味噌玉の方が、焼きおにぎりに向いています。

味噌玉の保存方法

味噌玉は一度にまとめて作れるレシピなのも、手軽さの一つです。保存も、冷蔵庫でも冷凍庫でもできるので、長期保存も可能です。長く保存するために気を付けて欲しいのは、ラップの口をしっかりと閉じることと、生の野菜など水分のあるものを混ぜたときには、冷蔵保存で1週間以内を目安に早目に食べきることです。水分のないものの味噌玉でも、冷蔵庫なら10日くらいの内には使い切った方が安心です。

乾燥した食品をあわせているなら、ラップに包んで冷凍に対応したフリーザーバッグやタッパーに味噌玉を詰めて冷凍もできます。1か月くらいで食べきる方がよいですが、3か月くらいは保存できます。ただし、冷凍した味噌玉はお湯を注ぐだけでは溶けにくいです。お弁当にあわせ、朝冷凍庫からだして昼には程よく解凍されますが、食事にあわせて味噌玉を使いたいときには、ぬるま湯を注ぎ電子レンジで加熱してください。

冷凍した味噌玉は、日常のみそ汁の一手間を省くためにも役立ちます。通常は出汁をとり、具を煮る時間が必要なみそ汁レシピですが、冷凍した味噌玉があれば、小鍋に水とあわせていれて火にかけておくだけで、短時間でみそ汁ができます。ここに豆腐や油揚げなどを加えれば、作り方を省略しても、きちんとした具入りのみそ汁が出来上がります。

味噌玉をストックして簡単みそ汁を

手作りできる即席みそ汁「味噌玉」は、冷凍もできる保存食です。週に1度や月に1度、味噌と顆粒だしをあわせる基本の味噌玉に、具材をいろいろと変えたものを何種類か分けて作っておくと、毎日簡単に具材の違うみそ汁をいただけます。お弁当のお供に、朝食の一汁に、夜食にと、味噌玉でほっとするみそ汁をどうぞ。

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