ところてんの食べ方は地域によって違う?ダイエット向けアレンジレシピも!

ところてんは昔から私たちの食生活になじみのある食品です。ところてんは地域によって食べ方に違いがあるのを知っていますか?今回は地域ごとに味付けが違うところてんの食べ方を詳しく紹介します。定番の食べ方からダイエット向けのカロリーを抑えたアレンジレシピまで満載です。ところてんは洗うべきかどうかの豆知識も解説します。ヘルシーなのに栄養成分もしっかり含まれているところてんを、是非あなたの食生活にも積極的に取り入れて下さい。

ところてんの食べ方は地域によって違う?ダイエット向けアレンジレシピも!のイメージ

目次

  1. 1ところてんの食べ方は地域によって違いがある?
  2. 2ところてんの食べ方
  3. 3ところてんの栄養とカロリー
  4. 4ところてんのダイエット向けアレンジレシピ
  5. 5ところてんの食べ方はアレンジが豊富!

ところてんの食べ方は地域によって違いがある?

「ところてん」といえば、低カロリーでダイエットの強い味方というイメージがあると思います。皆さんそれぞれ自分の地域での食べ方が定番だと思っていますが、実は地域によって食べ方が違います。今回はそんなところてんの食べ方を徹底的に調査してみました。地域によるところてんの定番の食べ方や栄養成分、カロリー、アレンジレシピまで詳しく紹介します。

関東は酢醤油をかけるのが定番!

関東地域でところてんといえば「酢醤油」をかける食べ方が定番です。あっさりとした味付けのところてんが好まれ、それに青のりやからしを混ぜれば完璧です。大葉や鰹節を添えても合います。この食べ方ならあっさりしているので、暑い夏でもすっきり食べれます。

関東の地域では、ところてんはおかずの一品として食卓にのぼります。ところてんの食べ方は、全国的に見ると関東の地域だけでなく酢醤油で食べる地域が他にも多いです。

関西は黒蜜をかける食べ方が多い!

ところてんをおかずの一品として食べる関東と違い、関西ではところてんに「黒蜜」をかけて甘いデザート感覚で食べる地域が多いそうです。関西ではそれが定番で、ところてんを和菓子売り場で見かけることもよくあります。黒蜜の上にさらにきな粉をかければ、ところてんが立派なデザートになります。

関東では黒蜜をかけて食べるデザートといえば「葛きり」がありますが、ところてんもその食感が似ているということで関西ではデザートとして食べられるようになりました。関西出身の人が関東で、ところてんにかかっている酢醤油を黒蜜だと思って食べたら酸っぱくてむせたという話もあります。地域によっての感覚の違いはおもしろいです。

ところてんの東北の食べ方

さて、東北ではどのようなところてんの食べ方が定番なのでしょうか?東北は酢醤油に生姜を添えて食べる地域が多いです。中でも宮城県ではところてんに酢醤油とさらに砂糖をかけて食べる人が多く見られます。他にも、ところてんに味噌をドバッとかけて少し醤油と酢を足して味付けして食べる人も多いそうです。

同じ東北でも県によってところてんの食べ方に多少違いがあります。ところてんに野菜をのせて冷やし中華のタレをかけてサラダ風にアレンジして食べている方もいます。調査したところ東北で共通して言えるのが、ところてんはおかずとして食べるのが定番のようです。

ところてんの中部・四国での食べ方

ところてんの四国での食べ方は、冷やしたかつお出汁やめんつゆとおろし生姜とごまをかけて食べるのが定番です。このところてんの食べ方だと、酸味がないので子供から年配の方まで幅広く好まれているそうです。食欲がない時でもつるっとところてんを食べれます。四国の中でも徳島県は、ところてんに酢醤油をかけて食べる地域が結構見られます。

中部地方のところてんの食べ方は、めんつゆで食べる派と酢醤油で食べる派に分かれています。スーパーなどでは、ところてんに青紫蘇ドレッシングをつけて販売されている所も多いそうです。またところてんと酢醤油とふりかけがセットでついてくるところもあります。中部地方でも岡山県は少し違いところてんはあまりメジャーではなく、海藻類では「もずく」の方が良く食べられています。

ところてんの沖縄での食べ方

沖縄でのところてんの食べ方は、ほとんどが酢醤油かポン酢で食べます。中には沖縄産の黒蜜や泡盛を製造する過程で生じるもろみ粕を濾過したもろみ酢、アレンジしたシィークワーサーのタレをかける食べ方もあるそうです。他県とは違い、沖縄ならではのところてんの味付けと食べ方です。

ところてんをお箸1本だけで食べる食べ方も!

ところてんをお箸1本だけを使って食べる文化もあるそうです。想像しただけで箸一本ではところてんを食べるの苦労しそうですが、何か由来があるのでしょうか?調べてみたところ3つの説がありました。

1つ目は、お箸がまだ高価な存在でたくさん買えなかった時代に、東京でお箸を一本ずつ出してところてんを食べさせているお店があったそうです。その頃から江戸ではところてんをお箸一本で食べることが粋な食べ方とされました。2つ目の説は、お箸2本でところてんをつまんで食べるよりお箸一本で食べた方が力がかからずところてんが切れにくいからだそうです。

3つ目の説は、江戸時代は庶民にとって「ところてん」は高価な和菓子で楊枝で食べられていました。その楊枝が現在お箸一本に替わったのではないかと言われています。それぞれの説が全く違いますが、どれもおもしろいです。機会があれば、そんな風情とところてんの文化を感じながらお箸一本の食べ方に挑戦してみてください。

ところてんの食べ方

ところてんは食べる前に洗うの?

ところてんは、パックから出してお皿に盛る前に洗うのでしょうか?ところてんは、洗うような洗う必要がないような感じがします。そして結局分からないので一応洗うというパターンが多いかと思います。

実はところてんは洗う必要はありません。なぜなら販売されているところてんは、すでに衛生処理がされているからです。なので衛生面を心配して洗う必要はない訳です。ただ、ところてん独特のにおいが気になる場合は軽く水で洗うと良いでしょう。洗うことはせずに、少し水につけておくだけでもところてんの独特のにおいが取れます。

ところてんの味付けは?

ところてん自体に味はほとんどないので、どんな味付けにしても応用が効くのがところてんの魅力です。ところてんの味付けには酢醤油黒蜜三倍酢を使うのがメジャーです。他にも自分好みのレシピでアレンジしてところてんを楽しめます。デザート系に味付けしたり、おかず系に味付けしたりしてところてんを堪能して下さい。

ところてんの栄養とカロリー

ところてんは海藻からできているので低カロリー!

ところてんは低カロリー食品としても有名ですが、何からできているか知っていますか?ところてんは海藻である「天草(テングサ)」からできています。天草を煮るとドロッとした煮汁が出ます。この煮汁をところてんの型に入れて冷やすとできあがります。ところてんの原料も天草のみです。ところてんは100gあたりわずか2kcalと低カロリーでダイエットの強い味方です。

ところてんはダイエット中に嬉しい食物繊維が豊富!

ところてんはカロリーは少ないのに栄養成分は優れていて、ダイエットレシピにもよく登場する食材です。ところてんの栄養成分は、腸内環境を整える水溶性食物繊維と腸のぜん動運動をサポートする不溶性食物繊維の2つの栄養の性質を持っています。

その他にもところてんには、骨の成長に欠かせないカルシウムマグネシウムの栄養成分も含まれています。どれもダイエットには有効な栄養成分なのが嬉しいです。ところてんは全体の98%が水分なので、栄養面からいうとほとんどないですが、整腸作用と糖の吸収を緩やかにしダイエットには大きな効果を与えます。
 

ところてんのダイエット向けアレンジレシピ

いつも同じ味付けのところてんでは飽きがきてしまうと思います。是非ところてんを使ったダイエット向けのアレンジレシピを参考にして下さい。

野菜たっぷりヘルシーおかず「ところてんと豚しゃぶのサラダ」

野菜たっぷりの「ところてんと豚しゃぶのサラダ」のレシピです。材料と作り方は以下の通りです。

  • ところてん 1パック
  • レタス 1/2個
  • 冷しゃぶ用豚肉 200g
  • おろし大根 好みで適量
  • ポン酢 50cc
  • 豆板醤 小さじ1/2
  • ごま油 好みで適量

  1. レタスを洗い、食べやすい大きさに切ります。豚肉は茹で、氷水につけてしめておきます。
  2. ポン酢に豆板醤を混ぜます。その時にごま油を好みでたしてください。
  3. お皿にレタス、ところてん、豚肉の順に盛ります。
  4. 最後におろし大根をのせて、ポン酢を全体的にかけてできあがりです。

カロリーが気になるときのスイーツに!「ところてんのパフェ」

甘いものが食べたいのにカロリーが気になるあなたにおすすめのレシピ「ところてんのパフェ」です。材料と作り方は以下の通りです。

  • ところてん 適量
  • 黒蜜 適量
  • きな粉 適量
  • バニラアイス 適量

  1. ところてんを軽く水でゆすぐように洗い、ザルに上げておきます。600Wでところてんを2~3分加熱します。ところてんが少し溶けるくらいが目安です。
  2. ところてんに黒蜜を混ぜて冷蔵庫で固めます。
  3. パフェの容器に黒蜜を混ぜたところてんを入れ、大きめのスプーンできな粉をまぶします。
  4. 仕上げにバニラアイスをのせてできあがりです。アイスはお好みの味でOKです。

ところてんの食べ方はアレンジが豊富!

いかがでしたでしょうか?ところてんは地域によって味付けが違い、どれも美味しそうでした。ところてんは味そのものが淡白なので、アレンジに幅が広がりいろいろと楽しめます。たくさん食べてもところてんのカロリーは低いので、罪悪感なく食べれるのも嬉しいです。この記事のところてんの味付けやアレンジレシピを参考にして、今まで以上にところてんを堪能して頂けたら嬉しいです。

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