デコポンの食べ方・旬は?皮のむき方から保存方法まで紹介!

人気急上昇中のフルーツ・デコポン。デコポンは柑橘系のフルーツで栄養たっぷり、皮がでこぼこしていて見た目がとても特徴的です。熊本県・不知火を代表するフルーツのデコポンですが、デコポンと名乗るのには厳しい基準があり、それをクリアしたものだけが「デコポン」と呼ばれます。そんな気になるデコポンの旬や産地、特徴的な形のむき方や保存方法、美味しい食べ方まで余すところなく紹介します。

デコポンの食べ方・旬は?皮のむき方から保存方法まで紹介!のイメージ

目次

  1. 1デコポンとはどんな果物?
  2. 2デコポンの食べ方
  3. 3デコポンの選び方と保存方法
  4. 4デコポンは見た目ごつごつだけど甘くて絶品!

デコポンとはどんな果物?

デコポンは1972年に清見みかんとポンカン種の交配種として長崎県で誕生した柑橘です。デコポンは別名「不知火」と呼ばれています。実は「デコポン」は熊本県のJAが商標登録していて、一定の基準をクリアしていないと熊本県で生産されたものでもデコポンという名前は使えません。現在は日本園芸農業協同組合連合会に加盟している全国のJAのみで基準をクリアしたもののみが名乗ることができる柑橘です。

デコポンを名乗れないものは「不知火」「デコオレンジ」などと呼ばれていたり、農園によっては独自のブランド名を付けて販売しています。また特徴的なのがデコポンの出荷基準です。果物の出荷基準というのは明確に定まってないものが多いのですが、デコポンは「全国統一糖酸品質基準」が定めてあり、糖度13度以上である事やクエン酸1.0以下となっています。

デコポンの旬と産地

デコポンの旬は春です。地域によって出荷に多少の差はありますがハウス物は12月ごろから出荷が始まり、露地物はだいたい2月から4月ごろまでで、冷蔵貯蔵されたものが5月いっぱいあたりまで市場では販売されています。もっとも美味しく味わえる旬は3月ごろと言われています。デコポンは全国的に栽培されていますが、主な産地は熊本県と愛媛県の2県で、全体生産量のおよそ50%を占めています。

続いて和歌山県・佐賀県などでほとんどの産地が西日本のみかんの産地に集中しています。出荷量2位の愛媛県では「樹熟(きじゅく)デコポン」というブランドで展開していたり、鹿児島県ではデコポンの新品種「大将季(だいまさき)」を品種登録するなど各地でブランド化が進んでいます。静岡では「フジポン」愛媛では「ヒメポン」などと呼ばれていて、全国展開されるようになったのは比較的新しく、1990年代になってからです。

デコポンの特徴や味わい

デコポンの特徴はなんと言ってもでこぼことした外皮を持つ見た目と、頭に突き出た「デコ」のようなものがあることです。そのため、発売当初はほかの柑橘とは違う見た目のせいもあり、あまり人気がありませんでした。

持ってみるとずっしりと重さがあります。またデコポンは糖度13度以上ということからわかるようにとても甘いのがデコポンの最大の特徴です。酸味が少ないため柑橘の甘さを存分に堪能することができます。また果汁も多くとってもジューシー。濃厚な味わいを持つデコポンですが、旬を迎え完熟したものだと甘みと酸味のバランスがすばらしく、他に類を見ないおいしさです。

デコポンと不知火について

スーパーなどで「不知火」として店頭に並んでいる物は「デコポン」の基準まで糖度が上がっていないか酸味が強いか、またその両方の場合の物が多いので注意が必要です。ただし、経済連やJAを通さず農園独自で販売されているものに関してはこの限りではなく、甘く美味しいものであっても「デコポン」としてではなく「不知火」や独自の商標で販売されているものがあります。
 

この「不知火」という名前ですが、デコポンの主な産地である熊本県の不知火町に最初の苗木が植えられ、町をあげて生産量を増やしてきたため、産地の名前である「不知火」がつけられています。そして不知火とは品種名で、デコポンは登録商標の違いがあります。不知火町ではデコポン発祥の地として、記念碑が建てられたほどです。不知火町が一体となって作り上げたデコポンは産地のシンボルでもあるのです。

デコポンの栄養効果

気になるデコポンの栄養についてみていきましょう。デコポン100gあたりのカロリーは51kcalで、カロテンとβクリプトキサンチンが多く含まれています。βクリプトキサンチンはガン予防の効果が期待されている栄養素。また老化の原因のひとつとされている活性酸素を抑制してくてるといわれています。

もちろん栄養はこれだけではありません。美肌の大きな味方でもある栄養素ビタミンCも豊富に含まれています。その量は一般的なみかんの1.6倍ともいわれています。そのほかカリウムやマグネシウム、ビタミンB群・ビタミンE、疲労回復や血液をきれいにしてくれるクエン酸、整腸効果があるといわれているペクチンなども含まれていて、まさに栄養の宝箱です。

デコポンの食べ方

デコポンは外皮が他の柑橘より厚いため、普通のみかんのようにむいても上手に皮がはがれません。そこでデコポンの上手なむき方や、そのまま食べるだけでなく、デコポンの普段とはちょっと違った食べ方などを紹介していきます。

デコポンの皮のむき方①手でむく

まず、普通のみかんのように手でむくときのむき方です。最初にデコの部分に爪を入れ、デコをはずしながらお尻に向かってみかんと同じようにむいていきましょう。皮は厚いのですが、比較的むき易いので手でも十分むくことができます。実についている薄皮はそのまま食べることができます。

デコポンの皮のむき方②包丁でむく

デコポンのむき方、もうひとつの方法は包丁を使うことです。デコポンは薄皮がとても薄く、果汁が多いので、爪を立ててしまうと果汁があふれることがあります。包丁を使えば見た目もきれいにむくことができます。

包丁を使ったむき方もとても簡単です。デコ部分をまず切り落としてしまいましょう。すると中身の房が見えるので、その房にそってオレンジを切るような感じで房ごとに切っていきます。外皮は食べるときに簡単にはずれます。デコを包丁で切り落としたあと、手でむいてもOKです。やりやすい方法でむいてください。

デコポンはゼリーやジャムにして爽やか美味しい

生で食べても十分おいしいデコポンですが、溢れる果汁でジュースを作るなど、さまざまな食べ方があります。中でもゼリーやジャムは絶品普通ジャムの場合、実に対して砂糖は3/2程度加えるのですが、デコポンは甘いので砂糖は3/1程度で大丈夫です。また砂糖が少ないほうがさわやかさを味わえます。作り方は簡単で、薄皮をむいたデコポンを砂糖で煮るだけ。パンはもちろんヨーグルトにかけるなど、いろんな食べ方で楽しめます。

ゼリーを作るときは、せっかくなので、実をそのまま活かしましょう。デコポン1個に対しゼラチン5g、水50cc程度、砂糖大さじ1を用意、ゼラチンをふやかし、沸騰させた湯に砂糖とゼラチンを入れ果肉を混ぜあわせ、冷蔵庫で冷やすだけです。余った外皮はマーマレードやピールにしてもおいしくいただけます。

デコポンはサラダ料理にもおすすめ

柑橘はサラダにする食べ方がありますが、デコポンももちろんサラダにぴったりです。好みの野菜と薄皮をむいたデコポンの実をあえるだけ。白身魚やたこなどを加えたシーフードサラダもおいしくいただける食べ方のひとつ。ドレッシングはお好みのものでOKです。いろんなサラダで工夫してみるのと新たな組み合わせが発見できるかもしれません。

デコポンは料理のソースにもぴったり

鴨肉のオレンジソースがあるように、料理のソースとしても活躍するのが柑橘です。ちょっともったいないかもしれませんが、デコポンを思い切ってソースにするのも、おいしい食べ方のひとつです。

簡単なのがデコポンのバターソースです。肉や魚を焼いた油に摩り下ろしたデコポン1個、バター10g、しょうゆ小さじ1、レモン汁少々、酒大さじ1を加えて煮詰めれば出来上がりです。最後に塩コショウで味を調えてください。出来上がったソースがさわやかで肉類にも、魚にもあいます。酒は白ワインでもおいしくなります。

デコポンの選び方と保存方法

デコポンはほかの柑橘と比べ少々高価なフルーツです。デコポンの多くは完熟タイプなので甘いのですが、せっかく買うのならよりおいしいものを選びたいですよね。おいしいデコポンの選び方や保存方法について説明していきます。

デコポンの選び方

デコポンはデコが大きく、皮がでこぼこしているほどおいしいといわれていますが、実は関係ありません。デコがあっても無くても実は中身に大きな差はないのです。美味しいデコポンの選び方のポイントのひとつは「色」です。まず色は濃いだいだい色でヘタに青みがあるものを選びましょう。皮はキメが細かく滑らかなほうがおいしいといわれています。

さらに、選び方で注意してほしいのが持ったときの重さです。同じくらいの大きさのデコポンなら重たい方をおすすめします。これは重たい方が果汁がたっぷり入っているためです。デコポンはジューシーな美味しさが特徴なので、選ぶときは重たいものを選ぶようにしましょう。
 

デコポンはしばらく置いて食べる

旬を迎えたデコポンは完熟型の場合はすぐに食べたほうが良いのですが、完熟型でない場合や糖度が上がっていない不知火の場合を含め、購入後は家庭でしばらく置いて食べたほうがおいしいケースが多いのです。

デコポンの個体によって多少の差はありますが、保存性が高いので数日~10日間くらいは寝かせても大丈夫です。こうして追熟することで、酸味が適度に抜けて甘さの引き立つデコポンになります。熟成させる場合は、室温が高くならず風通しの良いところで冷暗所で保存してください。冷暗所で保存すれば果汁が乾燥せずキープできます。

 

気温が高い場合は冷蔵庫で保存

ハウスものを含むと5月いっぱいあたりまで食べることができるデコポンですが、4月あたりから外気が上がって温かくなってきます。保存性の高いデコポンでも温かさは大敵。この時期になったら、冷暗所での保存方法を取るのではなく、冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵庫で保存する場合は表面の乾燥を防ぐため、ビニール袋に入れたりラップで包むなどして、野菜室で保存してください。保存期間は10日程度までがおいしく食べられる保存期間です。また冷蔵庫の温度も大切で、5℃以下の場合は、デコポンが低温障害を起こすこともあります。低温障害を起こすと表面の劣化はもちろん水っぽくなって味が悪くなり栄養価が下がってしまいます。

デコポンは見た目ごつごつだけど甘くて絶品!

春に旬を迎えるデコポンは香りも高く、柑橘の中でももっともおいしいといわれています。見た目のごつごつが特徴的で不恰好なところはありますが、買ってすぐ食べても十分おいしいですし、保存方法を守って追熟したデコポンでさらにおいしさを堪能してみてもいいですね。とくに女性は栄養たっぷりなデコポンを食べて美肌を目指してみてはいかがでしょうか。

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