納豆の賞味期限切れはいつまでOK?納豆の正しい保存方法も解説

納豆は発酵食品ですが、賞味期限はどのくらいあるでしょうか?また賞味期限切れの納豆は、どのくらいの期間であれば食べることができ、腐敗が始まってしまった食べることができない納豆とは、どのような違いがあるのでしょう。納豆は通常冷蔵庫で保存すると思いますが、長期間食べない場合は、冷凍して保存することもできます。その場合はどのくらい保存期間があるのかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

納豆の賞味期限切れはいつまでOK?納豆の正しい保存方法も解説のイメージ

目次

  1. 1納豆の特徴
  2. 2賞味期限の意味
  3. 3納豆の賞味期限
  4. 4納豆は賞味期限がどれくらい切れても食べられる?
  5. 5納豆が腐敗しているときの見分け方
  6. 6納豆の保存方法
  7. 7納豆は正しい保存で賞味期限内に美味しく食べよう

納豆の特徴

納豆とは大豆に納豆菌を混ぜて発酵させた食品

納豆は、大豆に納豆菌を混ぜて発酵をさせた発酵食品です。納豆は独特なにおいやネバネバがあり、苦手な人もいるかもしれません。しかし納豆は大変栄養価が高い食品の1つです。ぜひ納豆を食べてみてはいかがでしょうか?

納豆の腐敗と発酵の違いとは?

納豆は発酵食品です。発酵というのは食品を腐らせたものであると思う方もいるでしょう。しかし、発酵と腐敗は同じようで、全く異なっています。発酵も腐るという現象も、どちらも微生物が食品の中の成分を分解することによっておこるものです。しかし、発酵は食品をつくる工程のものとされています。

発酵食品とは、食品についた微生物が栄養分を分解することで、新しい栄養素やうま味成分が生み出されたり増えたりしたもののことを言います。

賞味期限の意味

辞書を指さしている

食品には、賞味期限か消費期限のどちらかが記載されています。この賞味期限と消費期限ってよく見るけど、どんな意味かわかりますか?賞味期限は、未開封かつ正しい保存方法を守ったうえで記載されている年月日までは、美味しく食べることができますよという日付です。一方で消費期限は、未開封かつ正しい保存方法を守った場合に、記載されている年月日までなら安全に食べることができます、という日付です。

つまり賞味期限の場合は、賞味期限切れであっても食べることができる可能性がありますが、消費期限の場合は、消費期限切れのものは食べない方が安全であるということがわかります。これらの意味をしっかりと覚えておけば、まだ食べられるのかそれとも食べない方が良いのかの判断ができるようになるでしょう。

納豆の賞味期限

納豆は大変栄養価が高いことや、比較的安価に手に入れることもでき、そのまま食べたりご飯にかけたりすることもできるため、冷蔵庫に納豆は常に入っているという人も多いでしょう。しかし、ついつい冷蔵庫に入れているのを忘れて、気がついたら賞味期限が切れていたなんて経験をしたことがある人もいるはず。そもそも納豆の賞味期限ってどれくらいなんでしょうか?

納豆の賞味期限は、だいたい製造日から10日前後の日付が書かれています。そのためこの日付までに食べると、美味しく納豆を食べることができるということです。

納豆は賞味期限がどれくらい切れても食べられる?

納豆の賞味期限切れ:1週間では食べられる?

カレンダー

ここでは期間別に賞味期限を過ぎた納豆は、食べることができるのかを紹介していきます。冷蔵庫を確認して手元にある納豆が、どれくらい賞味期限が過ぎているものか確認してみましょう。まず1週間賞味期限を過ぎた納豆は食べられるのか見ていきます。1週間程度の賞味期限切れであれば、おおよそ問題なく食べることができるでしょう。風味などは少し落ちている可能性はありますが、十分美味しく食べることができるはずです。

納豆の賞味期限切れ:2週間では食べられる?

次に2週間賞味期限を過ぎた納豆は、食べることができるのか見ていきます。2週間賞味期限が過ぎていても食べることができるでしょう。ただ2週間賞味期限切れになってくると、納豆のニオイや味が強くなってきます。そのため納豆がそこまで得意じゃない方は、2週間程度の賞味期限切れになると抵抗を感じ始めるかもしれません。

納豆の賞味期限切れ:1か月では食べられる?

最後に1か月賞味期限を過ぎた納豆が、食べられるのかも見ていきましょう。ここまでくるとさすがに食べられないだろうと考える人もいるでしょう。ただ実際は1か月賞味期限を過ぎても、食べることができます。ただ1か月賞味期限を過ぎてくると、豆の色が濃い茶色になってきたり、表面が白くなってきたり、小さな白いツブツブができてきたりすることがあります。


また納豆のニオイや味がさらに強くなります。納豆が大好きな人はわざわざ1か月わざと賞味期限切れになってから食べる人もいるようです。どの程度納豆が好きかによって、食べる時期を調整するのもいいのかもしれません。しかし、メーカーは賞味期限内に食べることが一番おいしく食べることができる期間であると推奨しているため、できれば賞味期限内に食べたほうがいいかもしれません。

納豆が腐敗しているときの見分け方

虫メガネ

納豆はある程度の期間であれば、賞味期限切れであっても食べることができるとわかりました。しかし、腐敗が始まっている場合は、すぐに廃棄して食べないように注意が必要です。この腐敗している納豆の状態とはどのようなものでしょうか?お手元にある納豆の状態を確認し当てはまるようであれば、腐敗が始まっている可能性がありますので、食べないようにしましょう。

納豆が腐敗している場合は、かき混ぜても全く糸をひかなくなる。水っぽくなっている。アンモニア臭が強くなる。どろどろになっている。カビが生えている。このような状態を発見した場合は、腐敗が進んでいるのですぐに廃棄するようにしましょう。

ちなみに日にちが経った納豆に白いブツブツができることがあります。これはチロシンというアミノ酸の結晶で、納豆がシャリシャリした食感に変化してしまいますが、食べても問題はないので安心してください。

納豆の保存方法

納豆の常温保存は発酵を促してしまう

指でバツ印をつくる女性

納豆は常温で保存はしない方がいいでしょう。常温で保存をすると再発酵がすすみ、保存期間は記載されている日付よりも短くなってしまうことが考えられます。そのため常温に長い間置いてしまった場合は、よく中身の状態を確認してから食べるようにしましょう。正しい保存方法を守ることで、保存期間も伸ばすこともできるので注意してください。

納豆は冷蔵庫での保存が一番おすすめ

納豆は冷蔵庫に入れて、10度以下を保った状態で保存するのが良いでしょう。10度以上で納豆を保存すると発酵が進み、チロシンが発生して食感を変えてしまったり、アンモニア臭が強くなってしまう可能性が出てきます。そういったことを防ぐためにも冷蔵庫に入れましょう。

賞味期限切れにならないように、日付を見えるように冷蔵庫に入れて保存をしておくといいかもしれません。3連パックなどで購入した場合も、最初からバラバラにして日付を上にして並べて冷蔵庫に入れておけば、賞味期限が気が付かないうちに切れてしまっていたなんてことは防げるようになるでしょう。

納豆の冷凍庫での保存方法と保存期間

納豆は冷凍庫に入れて保存することもできます。ここでは冷凍庫で保存をした場合の保存期間について紹介します。ついつい食べ忘れてしまうことがある納豆は、冷凍庫に入れて保存してみてもいいかもしれません。ただ冷凍庫に入れて保存をした納豆は、冷蔵庫に入れて保存していた納豆よりも風味が落ち、水気が飛んでいるので、正しい解凍をしないと味が格段に落ちてしまう可能性があるので気をつけましょう。

納豆は解凍する際に、水溶性のビタミンが流れ出てしまいますが、そのほかの栄養素に関してはだいたいの栄養素が壊れることなく保存できるため、有効な保存方法と言えます。全国納豆協同組合連合会によると、冷凍した納豆は3ヶ月から半年位は保存が可能なようで、保存期間が一気に延びます。冷凍庫に入れると納豆菌の活動が一旦ストップしますが、また解凍をすると再開するため冷凍庫での保存は問題ないようです。

納豆を冷凍庫に入れると、通常よりも保存期間が大幅に延びることがわかりました。保存期間を延ばせるなら、美味しさも一緒に保ちたいと思うでしょう。美味しさを保つためにはパックのまま冷凍するのではなく、中身を取り出しラップに包んで、それを更にジップロックに入れてから冷凍庫に入れることをおすすめします。このことにより乾燥とニオイ移りを防ぐことができ、美味しさを保つことにつながるでしょう。

納豆を冷凍したときの解凍方法

冷凍した納豆を美味しく食べるためには、冷蔵庫に入れてゆっくりと解凍をする方法がおすすめです。常温において解凍する方法は、発酵がすすみ美味しくなくなってしまう可能性があります。解凍に時間がかかるため、朝食べたい場合は前日の夜から冷蔵庫に移して解凍を始めておくといいでしょう。

冷蔵庫に入れて6~8時間程度かけてゆっくりと解凍する方法がおすすめですが、すぐに食べたい時もあるでしょう。そんな時はレンジに入れて解凍する方法もあります。レンジのワット数にもよりますが、20秒から30秒程度あっためるとすぐに食べられるようになります。ぜひこちらもお試しください。

納豆を冷凍庫で保存すると保存期間がのび大変有効ですが、解凍に時間がかかるためすぐに食べることができないというデメリットもあります。冷凍納豆は風味なども落ちている可能性もあるため、納豆チャーハンや納豆オムレツなど調理してから食べるのもおすすめです。ぜひいろいろと調理してから納豆を食べてみるのも良いでしょう。

納豆は正しい保存で賞味期限内に美味しく食べよう

納豆に記載されている日付は賞味期限のため、賞味期限切れの納豆であっても一定期間の間であれば食べられることはわかりました。しかし、賞味期限は美味しく食べられる期間であると提示されている日付なので、できれば賞味期限切れになる前に食べるようにしましょう。その方が納豆を美味しく食べることができるはずです。お手頃価格で手に入れることができる便利な納豆を、美味しく食べられるようにしましょう。

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