柿の正しい保存方法とは?冷凍・冷蔵・常温別の保存期間も!

柿は、日本の秋の代表的な果物です。柿は正しい保存方法を知らなければすぐに傷んでしまいます。熟させようと常温で置いておいた柿を腐らせてしまった経験のある方も多いと思います。この記事では、柿の保存方法についてまとめています。常温や冷蔵庫での保存期間や切った柿の保存方法、大量に柿を貰った、買った時の為の保存方法についてもまとめているので、柿を買う前にぜひチェックしてみてください。

柿の正しい保存方法とは?冷凍・冷蔵・常温別の保存期間も!のイメージ

目次

  1. 1柿を正しい保存方法で長持ちさせられる!
  2. 2柿についてこれだけは知っておこう
  3. 3柿の正しい保存方法について
  4. 4柿を正しく保存した時の保存期限を知っておこう
  5. 5柿を正しく保存して美味しさを最後まで楽しもう!

柿を正しい保存方法で長持ちさせられる!

柿は、日本の秋の代表的な果物です。柿は人気の高い果物ですが、保存方法によって賞味期限が大幅に変わってしまいます。正しい保存方法で保存した柿は、間違った保存方法で保存した柿の3倍も長持ちさせることができます。この記事では、柿の保存方法についてまとめています。常温での保存や冷蔵庫での保存、切った柿や大量に貰った、買った柿の保存についてもまとめているので、柿を買う前にぜひチェックしてみてください。

柿についてこれだけは知っておこう

まず、柿について簡単に紹介します。柿は人気の高い果物ですが、熟れ具合によって好みが大きく異なる果物でもあります。また、柿を熟させようと保存しておいて腐らせてしまった経験のある方も少なくないと思います。ここでは、柿の食べごろ保存方法など基本的なことについて解説しています。

柿の食べごろは?

柿の食べごろは人によって大きく違います。硬めの柿のシャキシャキ感が好きな人もいれば、柔らかく熟したトロトロの柿をスプーンで食べることが好きな人もいます。このように、柿は買った直後の固い時から柔らかく熟すまで、いつでも美味しく食べることができます。カビが生えたり変な味がする、異臭がするということが無ければ、皮の色が濃くなりブヨブヨになっていても食べられます。

柿を柔らかくしたい時の裏技

柿を柔らかくするには数日間常温で置いておく追熟が有効です。そのまま常温で置いておいても追熟はしますが、リンゴと同じ袋に入れておくと、追熟が非常に早くなります。2日か3日で皮の色が濃いオレンジになり、完熟状態になります。リンゴからは「エチレンガス」が出ています。このエチレンガスが果物に触れることで、完熟に向けた変化が始まります。その為、リンゴと柿を一緒に保存すると追熟が早くなります。

リンゴから出るエチレンガスの影響で、柿の追熟が早くなります。柔らかい柿が好きな方であればリンゴと一緒に保存しておくのが有効ですが、硬めの柿が好きな方や柿のサラダを作りたい方など、追熟してほしくない場合はリンゴと離れた場所に置いておきましょう。また、柿からも微量のエチレンガスが出ているので、柿が大量に入った段ボールなどは放っておくと底の方から傷んでしまうので注意しましょう。

柿は冷凍保存することも可能

柿は冷凍保存ができます。冷凍保存すれば最大で2ヵ月程日持ちしますが、食感が柔らかくなってしまうのでシャキシャキの柿が好きな方にはおすすめできません。熟した柔らかい柿も、冷凍すれば形の残らないピューレ状になってしまうので注意が必要です。柿を冷凍する場合は、あらかじめ細かく切ったりミキサーにかけてから冷凍し、解凍後はスムージーなどに使うのがおすすめです。

柿は冷凍保存できますが、冷凍してしまうと柔らかくなってしまいます。硬い柿はベチャッと食感になり、柔らかい柿はドロドロになってしまいます。解凍する場合はできるだけ自然解凍で、半解凍の状態で食べましょう。完全に解凍してしまうとドロドロで扱いづらくなってしまいます。

正しい保存方法で3倍も長持ちさせることができる!

柿は正しい保存方法で保存することで、間違った保存方法で保存した柿の3倍ほど長持ちします。保存期間が長くなるので、大量の柿も傷ませずに済みます。基本的な保存方法は、柿のヘタを湿らせておくことです。常温での保存でも冷蔵庫に入れて保存する場合でも、ヘタを湿らせておくだけで保存期間は大幅に変わります。柿を保存する際は必ずヘタを湿らせましょう。

柿の正しい保存方法について

ここで、柿の正しい保存方法について解説します。柿の保存方法の基本は、ヘタを湿らせることです。ヘタを湿らせておくだけで、常温でも冷蔵庫でも保存期間が大きく異なります。柿を保存する場合は、まずヘタを湿らせましょう。

柿のへたは湿らせておくのが保存の基本

柿を保存する場合は、必ずヘタを湿らせておきましょう。柿は収穫後もヘタを通じて呼吸をしています。この呼吸によって、柿は水分を減らしてエチレンというガスを増やしています。このエチレンガスが果物に触れると、果物が完熟に向けて変化します。ヘタを湿らせることでエチレンガスの発生を防ぐことができるので、保存期間が長くなります

柿を常温保存する方法

柿を常温保存する場合、保存期間はおよそ3日から4日ですが、正しい保存方法を取れば7日から10日ほど日持ちします。。3日もあればエチレンガスの影響で柿が完熟状態になってしまい、その翌日には傷んでしまいます。保存期間を延ばしたい場合は、少しでもエチレンガスの発生を抑える為にヘタを湿らせる必要があります。

まず、濡らしたキッチンペーパーを用意します。そのキッチンペーパーを柿のヘタの大きさに合わせて折り畳み、ヘタの上に乗せましょう。その後、キッチンペーパーを乗せたまま柿を上下ひっくり返してお皿やトレイの上に乗せて冷暗所で保管します。キッチンペーパーは毎日取り換えましょう

柿が硬いので柔らかくなるまで常温で熟させたいという場合は、ヘタを湿らせずに新聞紙で包んで保存しておきましょう。ヘタを湿らせると傷むのが遅くなると同時に、柿が熟すのが遅くなってしまいます。その為、柔らかくなるまで熟させたい時は乾燥防止の為に新聞紙で包んで冷暗所で保存しましょう。この場合も毎日柿の様子を見て、好みの柔らかさになったら追熟防止でヘタを湿らせるか、傷む前に食べてしまいましょう。

柿を冷蔵保存する方法

柿を冷蔵庫で保存する場合の保存期間はおよそ1週間ですが、正しい方法で保存すればおよそ2週間から3週間保存できます。常温で保存する際と同じように、濡らしたキッチンペーパーをヘタに乗せて、ヘタが下になるように保存します。この時、柿同士が触れてしまうとエチレンガスの影響を受けてしまうので、必ずビニール袋やジップロックに1つずつ入れて保存しましょう。キッチンペーパーは3日に1度は交換しましょう。

冷蔵庫で柿を保存すると、傷むのが遅くなると同時に熟すのも遅くなります。その為、冷蔵庫で柿を保存する場合は好みの柔らかさになるまで熟してから冷蔵庫で保存することをおすすめします。また、柿は微量ながらもエチレンガスを放出しています。その為、冷蔵庫で保存すると他の食材が傷みやすくなってしまいます。必ず、ビニール袋やジップロックに入れて密封し、エチレンガスが他の食材に触れないようにしましょう。

大量の柿は冷凍保存がおすすめ!

大量の柿は冷凍庫で保存しましょう。冷凍保存した柿はおよそ2か月ほど保存ができます。ただし、冷凍保存する場合は柿の食感が柔らかくなってしまうので、シャキシャキの柿が好きな方にはおすすめできません。また、柔らかい柿を冷凍してしまうと解凍後には原型を留めないピューレ状になってしまうので、あらかじめ包丁で切ったりミキサーにかけてから冷凍し、解凍後はスムージーやジュースとして飲みましょう。

柿を冷凍する場合はできるだけ柔らかいものを冷凍しましょう。硬い柿の場合はベチャッとした食感になってしまいます。丸ごと冷凍して解凍後に上部を切り落として中身をスプーンで食べる方法や、食べるサイズに切ってから冷凍して食べたい時に食べる分だけ解凍する方法があります。また、皮と種を取り除き実だけをピューレにして保存し、スムージーなどの材料にすることもできます。

ピューレにする場合はジップロックに入れて空気を抜き、板状にして冷凍しましょう。使う量だけ手で折って使いましょう。冷凍保存した柿は、できるだけ自然解凍にしましょう。この時、完全に解凍してしまうとドロドロで扱いづらいので、半解凍の状態で食べましょう。シャーベット状になっているのでスプーンで食べやすくなります。ピューレにしてスムージーなどに使う場合は、冷凍のまま使うことができます。

切った柿も保存できる?

切った柿は保存に向いていません。柿は非常に乾燥に弱いので、切った柿の場合は断面が空気に触れて乾燥してしまいます。その為、切った柿は冷蔵庫で保存しても3日が限界です。切った柿はできるだけすぐに食べましょう。どうしても切った柿を保存したい場合は、ラップで包んでジップロックなどで密封して冷蔵庫に入れておきましょう。3日ぐらいであれば、切った柿でも日持ちします。

柔らかくなった柿はピューレにして冷凍保存しよう

大量に柿がある場合など、追熟前に柿を食べきれないこともあります。柔らかくなった柿は皮を剥いて種を取り、包丁で切ったりミキサーにかけてからジップロックに入れて冷凍保存しましょう。解凍後はスムージーの材料に使ったり、深めのお皿で自然解凍してスプーンで食べましょう。

ピューレにして冷凍保存する際は、ジップロックに入れて空気を抜き、板状にして保存しましょう。使う量だけ手で折って使うことができるので扱いも楽になります。また、完全に解凍してしまうとドロドロで扱いづらいので、冷凍保存した柿を食べる際は半解凍の状態で食べましょう。

柿を正しく保存した時の保存期限を知っておこう

柿は常温でも冷蔵庫で保存しても、正しい保存方法を取れば保存期間は大きく変わってきます。保存期間は最大で3倍ほど伸びるので、常温保存の場合も冷蔵庫で保存する場合も正しい保存方法で柿を保存しましょう。

常温での保存期限

柿の常温での保存期間は、何もしなければおよそ3日から4日です。2日から3日ほど保存しておくと熟して柿が柔らかくなります。3日ほどで完熟状態になり、翌日には熟し過ぎて傷んでしまう、腐ってしまうリスクが大きくなります。また、保存する部屋の温度が高ければ高い程熟れるのは早くなり、傷んでしまうのも早くなるので、柿を常温で保存する場合は室温にも気を付けましょう

ヘタの部分に濡らしたキッチンペーパーを当てて冷暗所で保存した場合、常温でも保存期間は7日から10日まで伸びます。毎日キッチンペーパーを取り換えて、好みの柔らかさになるまで様子を見ましょう。ヘタが乾燥すればすぐに熟して傷んでしまうので、キッチンペーパーの乾燥や取り換えには十分に注意しましょう。

冷蔵での保存期限

冷蔵庫での保存期間は、何もしなければおよそ1週間です。濡らしたキッチンペーパーをヘタに当てて1つずつビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存した場合は、硬い柿であれば最大で1ヵ月熟した柔らかい柿は2週間ほど保存できるようになります。また、柿を冷蔵庫で保存する場合、柿のエチレンガスで他の食材が傷みやすくなってしまうので、必ず袋やジップロックに入れて密封しましょう。

冷蔵庫で保存する場合、柿が熟すのが遅くなります。その為、柿は買って来てすぐに冷蔵庫に入れるのではなく、好みの柔らかさになってから冷蔵庫で保存することをおすすめします。正しい方法で保存すれば硬い柿の場合は1ヵ月近く日持ちしますが、それでも食べきれない程の大量の柿の場合は冷凍庫で保存しましょう。

冷凍の場合の保存期限は?

冷凍した柿はおよそ2ヵ月ほど日持ちします。大量に柿がある場合などに有効な保存方法ですが、柿は冷凍すると柔らかくなってしまいます。その為、シャキシャキの柿が好きな方にはおすすめできません。大量の柿がある場合も、すぐに冷凍してしまうのではなく常温や冷蔵庫で保存して食べて量を減らしましょう。どうしても食べきれないものだけを冷凍する方が、柿を美味しく保存できます。

柿が大量にある時も、すぐに冷凍してしまうと硬い柿の食感が悪くなってしまいます。柔らかくなった柿であれば冷凍保存しても解凍後に食べても味が落ちづらいですが、硬い柿の場合はベチャッとした食感になってしまうので味も落ちてしまいます。大量の柿もすぐに冷凍せず、柔らかくなってから冷凍に回しましょう。

傷んでしまった柿の見分け方

柿は硬い間から柔らかく追熟するまで、ずっと美味しく食べることができます。しかし、完熟した柿と傷んでしまった柿は違います。食べる前に柿が傷んでいないかを確認してから食べましょう。傷んでしまった柿は異臭苦味酸味があります。傷んだ柿、腐った柿は非常に強い臭いがあるので、簡単に見分けることができます。また、匂いが普通でも苦味や酸味がある場合はかなり状態が悪いので、食べずに処分してしまいましょう。

また、柿は腐る前にカビが生えてしまうことが多いです。カビが生えてしまった柿は食べずに処分してください。特に、大量の柿を段ボールなどでまとめて保存している場合、柿同士のエチレンガスが影響して底の方から傷んでしまうことがあります。段ボール上部の柿が平気でも下の物は腐っていることがあるので、柿はできるだけ1つずつ密封して保存しましょう。

柿を正しく保存して美味しさを最後まで楽しもう!

いかがでしたか?柿は人気の高い果物ですが、保存方法を知っているかどうかで保存期間は大きく変わります。正しい保存方法を取れば長い期間の保存が可能なので、大量の柿も最後まで美味しく食べることができます。保存ができないからと諦めたり慌てて食べず、正しい保存方法で最後まで美味しく食べましょう。

柿
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