富山の日本酒・地酒のおすすめは?県民が誇る自慢の酒蔵を飲み比べ!

富山は美味しい日本酒が多いと言われていますが、中でもおすすめとなる酒造や銘柄は何でしょうか?富山の中でも自然豊かな立山などの地域では美味しい日本酒が盛んに作られていると話題ですが、お土産の定番銘柄から県民が誇る日本酒までを是非とも飲み比べてみたいものです。今回はそんな富山の日本酒・地酒を掘り下げ、富山の日本酒が美味しいお店からおすすめの銘柄、さらには見学可能な酒造などまで掘り下げます。

富山の日本酒・地酒のおすすめは?県民が誇る自慢の酒蔵を飲み比べ!のイメージ

目次

  1. 1富山は美味しい日本酒の宝庫!
  2. 2富山の日本酒を選ぶポイント
  3. 3富山県民の誇るおすすめの日本酒
  4. 4富山の初心者や女性におすすめの日本酒
  5. 5富山のレアな限定販売の日本酒
  6. 6富山で日本酒製造の見学ができる酒蔵
  7. 7富山の美味しい日本酒を飲み比べしよう!

富山は美味しい日本酒の宝庫!

富山は美味しい日本酒の宝庫とも呼ばれていますが、そもそもなぜ富山の日本酒は美味しいのでしょうか?是非飲み比べや酒造見学なども楽しみたい富山の日本酒ですが、富山の日本酒の美味しさの背景にある秘密と、そんな富山の日本酒の特徴をまずはチェックしましょう。

富山の日本酒が美味しい理由は?

富山にはさまざまなタイプの美味しい日本酒が存在するようですが、全国的にみても有数の美味しい日本酒の産地として知られています。そんな富山の日本酒が美味しい理由にはいくつかの要素が挙げられますが、その中でもやはり富山ならではの自然というものが重要となってくるでしょう。富山は北アルプスが連なっており、高い山々から流れてくる美味しい水があり、日本酒造りに欠かせない水が豊富にあるのが一つの特徴です。

酵母よりも酒米よりも実は日本酒造りには水が最も重要だと言われることもあり、水が美味しいからこそ富山では美味しい澄んだ味わいの日本酒を楽しむことができるです。高い山々があることで雪が降り積もり、その雪解け水が険峻な山々を通って自然のフィルターによって磨かれることでより清冽なものとなり、河川の扇状地に設けられた酒蔵ではこの水を使った美味しいお酒造りが盛んに行われており、まろやかな味も生み出せます。

また、富山では海の幸も豊富であり、海の幸が本当に美味しいからこそそれと合う日本酒も自然に生まれやすいと言えるでしょう。富山の日本酒はもちろんそのまま飲んでも美味しいですしそれらを飲み比べたのもよいものですが、刺身などと合わせてもぴったりなのが驚きです。そのため、富山のおすすめ日本酒をチェックしたあとでは、ぜひとも富山の日本酒を富山ならではの絶品海の幸と合わせて堪能してみてはいかがでしょうか?

富山の日本酒の特徴は?

自然豊かなことが富山の日本酒が美味しい理由にも挙げられるようですが、歴史ある酒蔵があることで伝統的な手法によってこだわって作られている日本酒が多いのも富山の日本酒文化の特徴です。古い酒蔵では江戸時代からの伝統的な製法によって日本酒を作っていることもあり、これが富山ならではの北アルプスの水と組み合わせられることで美味しい日本酒が生み出されていますが、富山の日本酒は基本的にマイルドなものが多いです。

富山の人は控えめな人が多いとも言われていますが、富山の人のそんな人柄が日本酒にも反映されていると言われており、決して派手さはないものの淡麗ながら絶妙なバランスの美味しさの日本酒が多いようです。既述の通り富山は海鮮が美味しい地域でもありますが、そんな富山の海鮮の味をしっかり引き立てるような味わいの日本酒が多く、主張が激しくないからこそフードペアリングで楽しめる上に飽きずに堪能できるとも言えます。

かといって甘さや米の旨み、あるいはフルーティーさなどが全くないという訳ではなく、しっかりとフレーバーが出ているお酒も少なくありません。しかしあくまでマイルドさ・控えめな印象の中で活きてくるフレーバーであり、しつこさがあまりないのが魅力的と言えます。そのため、あまりにも酒臭い日本酒が苦手な人でも楽しみやすく、日本酒初心者や女性でも飲みやすい日本酒というのも多いので、おすすめ銘柄を要チェックです。

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富山の日本酒を選ぶポイント

富山は美味しい綺麗な水の名産地であることからも日本酒が美味しく、さまざまな酒蔵が存在しているようです。そんな富山は酒蔵が多いからこそ、どのように日本酒を選べばよいのか、そのポイントを把握しておきたいものです。富山の日本酒を選ぶ際には、銘柄だけでなく酒米やラベルデザインなどにも着眼して日本酒を選んでみるとよいでしょう。

酒米に注目して選ぶ

富山の日本酒を選んだり飲み比べたりする上でのポイントとしてはまず、酒米に注目するということが挙げられます。富山の日本酒の中には代表的な山田錦や五百万石などの酒造好適米を使用した銘柄というのも多く、これらの酒米の特徴を知る上でも富山のお酒の飲み比べというのは有意義なものとなるかもしれません。その中でも特に五百万石は兵庫県の山田錦と並ぶ酒米であり、北陸地方の特産でもあるので注目度は高いです。

これらの酒造好適米を使用したお酒というのは富山県産の日本酒の中でも八割を超えているようですが、この割合というのは実は他の地域に比べるとかなり高いようです。このことは富山の日本酒のまろやかな味わいを生み出す要因となっており、富山県ならではの名水と組み合わせられることで他にはない味わいを生み出しています。これらの有名米だけでなく、富山県には地域ならではの酒米も多く存在し、こちらも注目されています。

富山県を代表する酒米として知られているのが雄山錦であり、削っても砕けにくく蛋白量が少ないという特徴があるようです。比較的新しい品種であるこの雄山錦のような酒米にも注目しつつ、北陸で取れたコシヒカリを使用した富山の日本酒なども見逃せないものです。酒米だけでなく食用米を使用した日本酒というのも最近では注目度が高まってきていますから、ぜひそのような日本酒も含めて富山のお酒の飲み比べを楽しみましょう。

有名な銘柄を選ぶ

富山県の日本酒を選ぶ基準としては、酒米以外にはやはり銘柄を意識するということも重要です。富山には全国的にも有名な銘柄がいくつかあり、その中でも王道と呼ばれているのが勝駒、満寿泉、立山などの銘柄です。このような銘柄のお酒というのは富山の日本酒の中でも定番中の定番となっており、富山の銘酒を飲み比べる上でも真っ先に飲みたいタイプだと言えます。これらを軸にして飲み比べると、かなり面白いでしょう。

特に立山などは歴史も古く、江戸時代から続く伝統を守り受け継いでいる酒造として注目を集めています。富山県の日本酒生産量は神戸や同じ北陸の新潟などに比べると少なめですが、日本酒造りの伝統に関しては他のどの地域にも負けないほどの古い歴史をもっているために、伝統的な味を有名な銘柄で楽しむことができます。立川や勝駒などの超有名な銘柄であれば、皆と飲み比べやシェアもしやすいという魅力もあると言えます。

もちろん有名どころ以外にもさまざまな美味しい日本酒が富山には存在するので、まずは立山や勝駒などの有名どころをチェックしつつ、富山のローカルの人に愛されているコアなお酒を楽しむのもアリでしょう。富山には富山のお酒だけで飲み比べしても日本酒の色々な側面が楽しめると言えるほどにさまざまなタイプの日本酒があるのも興味深いです。基本的にはマイルドながらもその中で色々な個性を堪能することができるでしょう。

ラベルのデザインで選ぶのもアリ!?

また、富山の日本酒はラベルデザインで選ぶのもアリでしょう。富山には限定的な生産量ながらも個性的な日本酒を数多くプロデュースしている酒造も増えてきており、そのような中では視覚的・直感的に選んだ日本酒が自分のフェイバリットになる可能性も低くはありません。特に立山などは富山の日本酒の中でも知名度が高くこれまで富山の日本酒に興味がなかった人でも一度は見たことがあるようなわかりやすいデザインでしょう。

日本酒のラベルというのはなんとなく渋いイメージもありますが、最近では日本酒女子が増えてきていることもあり、可愛らしいデザインやおしゃれなパッケージの日本酒というのも増えてきています。富山の日本酒もその流れを汲んでいるものが少なからずあり、ラベルのジャケ買いをして美味しい日本酒に巡り会えるケースも増えてきています。今風のタッチのデザインの日本酒ラベルなどもチェックし、富山酒を飲み比べてみましょう。

富山県民の誇るおすすめの日本酒

富山には立山などの有名な銘柄がありますが、そんな立山をはじめ有名どころのおすすめ銘柄の中でも、特に県民が誇るおすすめの日本酒というのは確実にチェックしておきたいものです。富山県民が誇るおすすめの日本酒をチェックして、定番お土産を選ぶ際や飲み比べをする際の参考にしてみてください。

北陸屈指の酒蔵「立山酒造 銀嶺立山」

富山の日本酒の中でも特に県民が誇るおすすめ酒となっているのが、立山酒造銀嶺立山です。富山の立山は名水地として知られていますが、そんな立山の立山酒造は北陸屈指の酒蔵として知られています。銀嶺立山はそんな立山酒造を代表するお酒であり、コストパフォーマンスが非常によいと言われているお酒です。文政13年創業で江戸時代から続く立山酒造の伝統が活かされた味わいは、すっきりとした味わいを楽しめるお酒です。

そんな立山酒造銀嶺立山の純米酒は1800mlで3000円強で楽しむことができるお酒で、清流庄川の水によって磨き上げられた味わいが特徴的です。また、純米大吟醸もフルーティーで美味しいと話題になっており、銀嶺立山の純米大吟醸は雨晴は、1800mlで6800円ほどの値段で販売されています。こちらは山田錦と五百万石を使用して作られており、なんと39%の精米歩合まで磨かれており、富山湾越しの立山の景色が名前の由来です。

源義経が雨宿りしたというエピソードにもあやかって作られたこの銀嶺立山の雨晴は、銀嶺立山の中でも特にフルーティーでバランスのとれた味わいとして知られており、普段あまり日本酒を飲まない人にもおすすめです。また、立山酒造のお酒は全国的に燗酒として親しまれていますが、その中でも銀嶺立山は特別感のあるお酒となっており、富山県民にも深く愛されている銘柄のため、ぜひとも一度は飲んでおきたい逸品なのです。

庄川河川の上流に広がる平野に酒蔵を構える立川酒造は、北陸を代表する酒造好適米である五百万石を使って作られており、江戸時代から連綿と受け継がれる伝統の技によって洗練された味わいに昇華されています。明治33年にはパリ万博にも出展するなどの輝かしい経歴をもつこの酒造は、間違いなく富山のトップクラスの酒造です。そんな立山酒造のお酒の中でも、銀嶺立山は富山の日本酒を語る上で決して外せない重要な存在です。

世界遺産の街のお酒「三笑楽酒造」

三笑楽酒造は世界遺産にも認定されている五箇山のお酒として、世界的にも注目を集めています。創業は1880年と古く、歴史と伝統に満ちた酒造であることは間違いありませんが、急峻な山々に囲まれた地形だからこそ生み出せるお酒は、富山県民の誇りとも言われています。雪崩から集落を守るためのブナ林が育む水を仕込み水として使用しており、まさに五箇山の人々が自然と共生してきたその歴史が色濃く反映されていると言えます。

そしてお酒は笑って楽しく飲もうというメッセージが込められているのが三笑楽酒造であり、富山県産の五百万石と兵庫県産の山田錦を使用して作られているお酒は、多くのコアなファンをも引きつけています。そんな三笑楽酒造のお酒は酒造の名前がそのまま銘柄となっており、三笑楽という名前でリリースされています。そして大吟醸から純米吟醸、原酒などさまざまな種類のお酒を楽しむことができ、それぞれ特徴があります。

特に飲みやすいのはやはり純米吟醸であり、その価格は720mlで2100円となっています。兵庫県産の山田錦を55%まで磨き上げて上品な味わいを引き出しており、金沢酵母で仕込んでいるというこだわりようです。酒母・モロミを含め低温長期発酵をしており、香りは穏やかながらも酸味と甘みのバランスは絶妙となっています。また、三笑楽は蔵出し生原酒も人気であり、1800mlで3200円で販売され、ロックでも楽しめます。

既述の純米吟醸はやはり基本的に冷やで楽しみたいものですが、富山県産の五百万石を中心に富山県産の米を原料にして作っており、富山県ならではの味わいを樽からそのままの濃厚なテイストで楽しむことができます。氷を浮かべて少しずつ薄めて楽しむのもアリなのは濃厚な原酒ならでは楽しみ方だと言えます。世界遺産の街で作られる自然豊かな地形が生み出した洗練された味わいは、富山県を代表する銘酒となっています。

世界遺産の街の日本酒ということで、外国人観光客の人たちにも注目を集めているのが三笑楽だと言えます。富山県産の五百万石は他の地域でも使用されているなど名物的な側面もありますが、そんな富山の五百万石を最も贅沢に使われているのが富山の北アルプスの名水を使用した三笑楽だとも言えますから、ぜひ富山ならではの自然を楽しみながら酒蔵に赴くのもアリでしょう。

富山の初心者や女性におすすめの日本酒

富山の日本酒は県民も認める有名おすすめ銘柄だけでなく、初心者や女性向けの優しい味わいの商品も案外多いものです。そんな富山の初心者・女性におすすめの日本酒を知っておけば、日本酒があまり得意ではないという人と一緒でも富山の日本酒飲み比べを楽しむことができるでしょう。老舗の日本酒から新進気鋭の酒蔵の銘柄までを要チェックです。

八尾町の老舗「福鶴酒造 風の盆 大吟醸」

富山の八尾町の人気酒としては、福鶴酒造風の盆が挙げられます。福鶴酒造は1847年創業で富山でも特に古い歴史をもつ酒造のひとつですが、立山連峰の中央に位置する高台にある福鶴酒造の酒蔵では三千メートル級の山々から流れるクリーンな水を使って酒造りが行われています。そんな福鶴酒造のお酒の中でも風の盆は特に人気度の高い銘柄となっており、1981年の発売以来富山を代表する飲みやすい人気酒として話題を呼んでいます。

なんと福鶴酒造風の盆は酒蔵好適米ではなく食用米のコシヒカリを使用したお酒となっています。しかもただのコシヒカリではなく、有機JAS認定を受けたコシヒカリを使用しており、質が高く芳醇な味わいを楽しめるだけでなく、安心して飲むことができる日本酒でもあるというわけです。そんな福鶴酒造風の盆の中でも、純米酒はコクのある味わいをいつでも楽しむことができ、その価格は720mlで1600円とリーズナブルです。

北アルプス系の伏流水である越中八尾の水で磨き上げられた味わいは芳醇さが際立っており、ぬる燗や冷やで楽しむのが特におすすめとなっています。淡麗ながらもコシヒカリの炊きたてご飯を食べたときのような旨味も感じられるのが魅力的です。そんな風の盆の純米吟醸は、コシヒカリではないものの山田錦を贅沢に使用したお酒で精米歩合は60%、値段は720mlで1850円、低温長期発酵によってふくよかな味が引き出されています。

そんな純米吟醸は冷やで楽しむのがおすすめですが、山田錦と富山県産の天高くという米を使用して作られているのが風の盆の中でもしぼりたて生原酒であり、こちらはしぼりたてのフレッシュな味わいを720ml1300円で楽しめます。このように製法によって銘柄内でも色々な楽しみ方ができますが、あくまでそれは富山県産の原料や水を使用した特別なものであり、八尾町の伝統と豊かな自然をぜひ飲み比べて体感したいものです。

獺祭に匹敵するとも言われる「清都酒造場勝駒」

富山の日本酒というのは五百万石を原料米にしたものが少なくありませんが、その中でも清都酒造場の勝駒はあの獺祭と飲み比べて匹敵すると言われることもあるほどの味わいです。獺祭の原料は山田錦ですが、五百万石を使用したお酒の中で獺祭のような芳醇さと上品さを兼ね備えているお酒は、清都酒造場勝駒が間違いなくナンバー1と言われています。明治39年の清都酒造場は、現在でもあくまで限定的な生産を行っている酒造です。

富山県の日本酒はぜひ飲み比べをしてさまざまな味わいを体感したいものですが、富山県の銘酒飲み比べの際に欠かせない存在となるのが清都酒造場勝駒だと言えます。1800mlで2900円という値段の清都酒造場勝駒の純米酒は、香りはあくまで穏やかながらも酸味と甘みの絶妙なバランス感によっていつまででも飲むことのできるような印象さえあります。冷やでも美味しいですが、お燗によってはまろやかさが増すのでおすすめです。

日本酒初心者だからこそ五百万石を使ったお酒というのは外さずにしっかり飲んでおきたいものですが、派手さはないものの飲みやすく、飲みやすさの中で酸味や甘み、旨味など日本酒ならではの味をとことん楽しむことができるのが、清都酒造場勝駒となっています。量産されないために限定的なイメージもありますが、だからこそ機会があるのであればぜひともゲットしておきたいお酒であり、女性や初心者にもおすすめなのです。

既述の純米酒は五百万石を使用したお酒ですが、獺祭同様に山田錦を使用した清都酒造場勝駒の大吟醸特吟は、獺祭を超えるという声も少なくないほどの味わいとなっています。この山田錦の清都酒造場勝駒ももちろんおすすめであり、山田錦と五百万石という二つの酒米の違いを理解するのにはもってこいだと言えるでしょう。日本酒初心者でもすでに獺祭を飲んだことがあるという人こそ、ぜひ清都酒造場勝駒と飲み比べしましょう。

富山のレアな限定販売の日本酒

名水地が多い富山には綺麗な水で作られた美味しい日本酒が多いものですが、そんな富山の日本酒の中でもやはり限定のレアなタイプのものに関しては注目しておきたいものです。通の人が垂涎している富山のレアなタイプの日本酒とはどのようなものなのでしょうか?

少量生産の限定品「皇国晴酒造 巌瀬 純米吟醸」

皇国晴酒造巌瀬純米吟醸は、富山の日本酒の中でも特に希少度の高いものとしておすすめです。皇国晴酒造は黒部市の中でも東部にある生地と呼ばれる街で作られている日本酒であり、北アルプスの雪解け水によって丁寧に作られているのが皇国晴酒造巌瀬純米吟醸です。そんな皇国晴酒造は幻の瀧 飛雪などの定番商品が特に人気ですが、より特別感の高いものを楽しみたいというときには、ぜひ一度皇国晴酒造巌瀬を楽しんでみましょう。

皇国晴酒造巌瀬純米吟醸は純米大吟醸レベルの純米吟醸として人気があり、50%にまで磨き上げられた味わいは洗練という言葉がぴったり当てはまるほどです。そして原酒の味わいをしっかりと引き出すために無濾過のままで一升瓶づめし、氷温の冷蔵庫でじっくり寝かせることでしか味わえない味わいとなっています。その上で湯煎をすることで味わいを逃さないようにしているなど、とにかく一般的な酒に比べて手間がかかっています。

少量生産の限定品となっており、いつでも手に入るというわけではありませんが、だからこそ富山の本当に美味しい日本酒を楽しみたいというときにはぜひとも皇国晴酒造巌瀬純米吟醸を堪能してみましょう。皇国晴酒造巌瀬純米吟醸の値段は1800mlで2800円・720mlで1500円となっており、限定品ながらも価格はあくまでリーズナブルです。黒部川扇状地の湧水を使っており、清水だからこその品を感じること間違いなしです。

そんな皇国晴酒造巌瀬純米吟醸は、清水スポットが21箇所もある生地地区でしか作ることのできない味だとも言えます。もちろん定番の幻の瀧なども美味しいことには間違いありませんが、富山の日本酒の中でも定番よりも非定番、レア度の高いものを楽しみたいというときには、皇国晴酒造巌瀬純米吟醸にチャレンジしてみましょう。北アルプスの水にこだわる富山の名酒造でしか生み出せない味は、日本酒の新たな価値を示しています。

ファーストクラスラウンジでも人気「富美菊酒造羽根屋」

JALのファーストクラスラウンジでも提供されたことのあるレアなお酒が、富美菊酒造羽根屋です。富美菊酒造羽根屋は富美菊酒造のお酒の中でも限定流通品として人気を博しています。富美菊酒造羽根屋は主に5つの商品がありそれぞれ特徴的な仕上がりになっていますが、その中でも純吟煌火というものは、花火のような煌びやかさのある日本酒です。しかしあくまで全体的な印象は優しく、720mlで1450円という価格も良心的です。

生原酒ならではの濃厚な味わいもさることながら、しっかりと富美菊酒造羽根屋らしい品が保たれているのが嬉しいものです。他には羽根屋純米大吟醸50翼などが特に人気であり、こちらはラインナップの中でもかなり新しいものですが、瞬く間に人気商品となったお酒です。軽やかで透明感のある印象が全体的には感じられる羽根屋純米大吟醸50翼ですが、やはり純米大吟醸ということでかなり芳醇で上品な余韻があり、飽きにくいです。

そんな羽根屋純米大吟醸50翼は純米大吟醸ということでかなり値段が上がりそうですが、720mlで1800円と高すぎることがないのが嬉しいものです。この純米大吟醸の他には純吟槽しぼりや純米中汲みなどの限定商品があり、これらも定番の羽根屋とともに楽しまれています。純米中汲みは越中産の名酒米として知られる五百万石を手洗いで下準備した上でそこから中汲みの部分のみを集めて、米の香りを存分に引き出したお酒です。

そんな羽根屋を手がける富美菊酒造は、富美菊というより伝統的な銘柄も人気となっています。一方の富美菊酒造羽根屋は伝統よりも挑戦を重んじたタイプの日本酒であり、富山の老舗の伝統的な味だけでなく革新的な日本酒の可能性を感じる一本を探す人には特におすすめだと言えます。富美菊酒造羽根屋は全国新酒鑑評会にて金賞を受賞したなど全国的にも高く評価されているお酒であり、限定品ながら確実に楽しみたいものです。

富山で日本酒製造の見学ができる酒蔵

ここまで定番人気おすすめ銘柄から初心者におすすめの銘柄、さらにはレアな限定品まで富山のおすすめ銘柄をチェックしてきました。県民が誇る日本酒を中心に色々な日本酒を飲み比べするのは楽しそうですが、富山の日本酒について理解度を深めるためには日本酒製造の見学をするのもアリでしょう。富山の酒蔵の中でも、日本酒製造の見学ができるところを厳選して紹介します。

勝駒で有名な酒蔵「清都酒造場」

富山の見学可能な酒蔵の中でも特に有名で人気度の高い酒蔵が、清都酒造場です。清都酒造場はすでに紹介しているあの有名な勝駒を手がけている酒蔵であり、明治39年から続く伝統の技を見学したり試飲したりすることができます。勝駒は限定的な生産の日本酒として知られていますが根強いファンはかなり多く、富山の中でも特に地元の人に深く愛されるタイプの酒造として見逃すことができないので、ぜひ見学したいものです。

そんな清都酒造場は万葉線の広小路駅から徒歩10分ほどの位置にある酒蔵であり、9時半から16時まで営業しています。勝駒絞りたてや勝駒純米酒などを購入できるのはもちろんのこと、地元でも特に小さな酒蔵の見学はアットホームに楽しむことができます。日本酒への熱意があれば特に詳しく日本酒について教えてもらうことができるようです。予約は日によって可否が異なるため電話が必要であり、休業日は土日祝日となっています。

純米酒にこだわった蔵元「吉乃友酒造」

富山の酒蔵の中でも純米酒にとことんこだわって日本酒を作っているのが吉乃友酒造です。吉乃友酒造は富山駅から車で20分程度の位置にある酒蔵であり、丁寧に仕込まれていく日本酒づくりのプロセスをかなり詳しく見学することができ、大の大人でも口を開けて感心してしまうかもしれません。そんな吉乃友酒造は電話またはファックスで予約をして見学をすることができ、見学のみであれば20分間ほどの内容となっているようです。

ただ吉乃友酒造は見学のみだけでなく、見学と利き酒をセットで楽しめるプランもあり、こちらは40〜60分ほどの内容となっているようです。見学だけでなく利き酒も楽しめるのはお得感があるので、お酒が好きな人はぜひ利き酒も含めたプランを楽しみたいものです。そんな吉乃友酒造の見学は4〜10月は9〜16時半まで、11〜3月は13〜16時半までとなっています。そんな吉乃友酒造のお酒としては、よしのともが有名で人気です。

よしのともは純米原酒や特別純米酒などがあり、ピュアな味を楽しむことができます。そんな日本酒ならではの味わいを楽しめる純米酒はぜひとも酒蔵見学をした上でお土産としてよしのともの日本酒も購入したいものです。販売は17時まで営業しているので、見学を終えた後でどれを買おうか吟味するのもアリでしょう。富山の酒蔵見学の中でも、見学だけでなく利き酒も楽しみたいのであれば、吉乃友酒造の見学がおすすめとなります。

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富山の美味しい日本酒を飲み比べしよう!

今回は富山の日本酒について掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?富山は自然豊かなこともあり美味しい日本酒が多いですが、立山などの銘柄は特に有名であり、県民も大好きなおすすめ地酒となっています。また、富山は海鮮が美味しいこともあって海鮮によくあう日本酒も多いので、フードペアリングもぜひ楽しみたいものです。そして酒蔵見学が可能な酒蔵もあるので、見学してより理解を深めるのもアリでしょう。

富山は全国的にみても特に美味しい日本酒を多く生産している地域であり、綺麗な水が豊富な地域だからこその味を楽しむことができます。そんな富山の日本酒は人気おすすめ銘柄を中心にぜひとも飲み比べでも楽しみたいものです。今回紹介した富山のおすすめ日本酒を参考に、全国的にも高く評価されている富山の日本酒をぜひ飲み比べてみてはいかがでしょうか?

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