朝食で和食を楽しむ献立まとめ!簡単ワンプレートなど一汁二菜を紹介!

朝の忙しい時間帯に食べる朝食。なるべくなら手早く済ませたいと思う人が多いはずです。そのためパン一つや牛乳一杯などで簡単に済ませられる洋食を朝食に取り入れている人もが多いでしょう。しかし、健康のためには和食も取り入れた方が良いです。日本人の祖先がしてきた伝統的な食生活である和食、健康なのは分かっているものの、洋食と比べて何かと作る手間がかかり、どうしても敬遠してしまいます。そんな人たちのため、ここでは飽きない朝食の様々な献立、またワンプレートで手早く簡単に作る方法など、大紹介したいと思います。

朝食で和食を楽しむ献立まとめ!簡単ワンプレートなど一汁二菜を紹介!のイメージ

目次

  1. 1朝食を日本人らしく和食でヘルシーに!
  2. 2朝食で和食を楽しむ献立「主菜編」
  3. 3朝食で和食を楽しむ献立「副菜おかず編」
  4. 4朝食で和食を楽しむ献立「汁物編」
  5. 5朝食で和食を楽しむ献立「ご飯に一工夫編」
  6. 6朝食で和食を楽しむなら簡単ワンプレートがおすすめ!
  7. 7朝食の簡単和食レシピで一週間の献立決まり!

朝食を日本人らしく和食でヘルシーに!

朝食に和食がいいというのは、端的にいえば食物繊維が豊富だからです。例えば朝食で和食の代表格である味噌汁、味噌という発酵食品の中には人間の腸内で役立つ微生物がたくさん生きていて、味噌汁を飲むとそれがそのままストレートに腸内に届きます。ただ沸騰させてしまうとせっかくの微生物が死んでしまうといわれていますので、火加減に気を付ける必要が有りです。

また、微生物のパワー以外にも、味噌汁の中には食物繊維が豊富な具材が多く、そしてその食物繊維は腸内細菌のエサになり、それで腸内細菌が元気になると腸内環境が改善し、栄養の消化・吸収が効率的に促進されるという効果を期待できるのです。また和食は栄養のバランスが良くてしかもカロリー控えめなため、ちょうど排泄時間帯に重なる朝食を和食にすることで、胃腸の負担を減らしつつ排泄を行えるというメリットもあります。

朝食で和食を楽しむ献立「主菜編」

献立の紹介に入る前に「主菜」とは?

実際に和食で朝食の献立紹介に入る前に、意外と知らなかったり勘違いしたりしている場合もあるかも知れないため、主菜という言葉の意味をまず説明します。主菜とはタンパク質や脂肪といった人体を構成する元となる直接的な栄養素のことで、その日をパワフルに動くためにはできるだけ摂取したいものです。特に体をよく使う人には必要で、そういう仕事に就いている場合はなおさら摂取した方が良いでしょう。

和食で朝食の献立で出てくる主菜とは、やはり魚や豆腐といったものが多いです。魚肉は牛や豚よりもヘルシーだといわれ、豆腐には大豆タンパクという植物性のタンパク質が豊富に含まれています。食べたときのお腹の満たり具合は牛・豚・鶏肉と比べれば少ないですが、朝食に食べるものとしてはちょうどよいカロリーで、胃腸の負担も少なくすみます。しかしこのコーナーでは幅広く、豚肉を使った主菜についても紹介しています。

「主食」との違いについて

もう一つ、「主食」との違いについて説明します。主食と主菜、似たような感じの言葉ですが、主食とは和食において「ご飯」、洋食において「パン」ということになります。要するに炭水化物が豊富な食材のことで、主菜よりもエネルギー源として即効性があり、腹持ちが良くなるという持続性もあります。しかも和食の主食であるご飯はパンよりもエネルギーが豊富です。「主食」あっての「主菜」であることを忘れないようにしましょう。

作り置きが可能で冷めても味がしっかり!「鮭の甘辛みりん漬け」

塩をまぶしてみりん漬けされた甘辛の鮭といえば、思わず食欲がそそられるのではないでしょうか?この献立は和食で朝食の主菜としてピッタリで、ヘルシーな鮭肉と甘辛くて香ばしい塩・みりんの組み合わせはハシがすすみ、朝の忙しい時間帯でもパクパクと食べられます。解凍した塩鮭のみりん漬け(冷凍食品)を朝食時にサッと火を通すのもいいですし、前日の残りを冷めた状態で翌朝食べてもOKです。冷めても味がしっかり濃厚です。

作り方は非常に簡単で、塩蔵された塩鮭ではなく生鮭を買った場合、前日に塩を適量まぶしてみりんに一晩浸けておくだけです。それを翌朝さっと火を通して焼けば出来上がりです。塩は精製塩(食卓塩)ではなくミネラル豊富な粗塩を使うと栄養価がより高くなります。また火を通す際は弱火で慎重に焼きましょう。なぜならみりんの中には糖分が含まれていて、そのため焦げ付きやすいからです。焦げたら台無しになるため注意しましょう。

朝から美味しい和食の主菜「ブリのこってり照り焼き」

「照り焼き」というと何だか洋風な感じがしますが、醤油をベースとした甘辛い調味料を使った料理であり、れっきとした和食です。この献立は照り焼きのタレを脂がのったぶりにたっぷりかけたものであり、見た目がつややかなのと甘辛い匂いとで食欲が増し、ブリの量がそんなに多くなくてもタレのこってり感で満足感が大きくなります。また、ブリにはDHAやEPAなど人体に必要な栄養素が豊富で、主菜として申し分ない献立です。

普段からあまり料理しない人にとって「照り焼きのタレってどうやって作るの?」と思うかも知れませんが、実は簡単です。醤油に酒、みりん、砂糖を混ぜ合わせて煮詰めるだけです。煮詰めたら照り輝くトロトロした和風調味料の完成です。そして塩を少々まぶしたブリの切り身を油のひいたフライパンで炒め、火が通って来たところで照り焼きのタレをしっかり絡めるだけで、出来上がりです。食べれば朝から元気に過ごせるでしょう。

手早く簡単な主菜を一丁!「厚揚げ豆腐のステーキ」

ステーキと銘打っていますがこちらは和食の具材である厚揚げをさらに焼き上げた献立です。厚揚げ豆腐はそのまま食べることもできますが、ごま油をひいたフライパンの上で手早くさっと焼き上げると、さらに香ばしく、さらに美味しくなります。その上に刻みネギやすりおろし生姜をまぶせば、大豆たんぱくが豊富な立派な主菜の出来上がりです。このようにちょっとした一工夫で、和食で朝食の主菜を簡単に盛り上げることができます。

作り方は非常に簡単で手間いらずです。厚揚げ豆腐をごま油のひいたフライパンの上で両面焼き上げます。このとき油ハネをしないよう、また速やかに火が通るよう、フライパンにフタをすると良いでしょう。最後にすりごまや醤油にみりんを絡め、器に盛りつけた後に小ネギや生姜をまぶしましょう。これで出来上がりです。時間がないときは醤油をかけるだけでも十分ですし、こだわりたい人はダシ醤油をかけるとさらに美味しいです。

パワフルに働きたい人はこれ!「豚肉の味噌&生姜焼き」

朝食は人間の排泄時間帯と重なるため、胃腸に負担をかけないよう量を少な目にした方が良いといっても、バリバリと朝から働かないといけない方もいるでしょう。そんな人にはこの献立がオススメです。豚肉の小間切れ肉を味噌とおろし生姜で炒めた主菜です。豚肉はタンパク質や脂質が豊富な食材ですし、味噌や生姜は和食によく使われ、腸内環境の改善や風邪予防効果が期待できます。和食で朝食の主菜としては栄養が盛りだくさんです。

作り方は簡単で単純ですが、より美味しく作る方法を紹介します。まず油をひいた豚の小間切れ肉をフライパンの上で焼きます。ある程度火が通ったら、事前に用意した味噌やおろした生姜を加え、それにさらに酒やみりん、ミネラル豊富な粗糖を適量入れます。これで豚肉に味がよく染み込み、見た目もつややかで、甘みも加わることで味がまろやかに美味しくなります。酒やみりんも上質な物を使えば、さらにいい味を出せるでしょう。

朝食で和食を楽しむ献立「副菜おかず編」

知っているようで知らないかもしれない「副菜」って何だ?

「主菜」といってみたり「副菜」といってみたり、何だか意味を混同してしまいがちになります。副菜とは要するに食物繊維が中心の一品料理のことです。主食が炭水化物でエネルギーの塊、主菜がタンパク質や脂質が中心の体をパワフルにするもの、副菜は食物繊維が中心で、腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれるもの、そう覚えておくとさしつかえないでしょう。全て人間の体に必要なものです。

もう少し詳しく説明すると、主に動物性タンパク質が豊富な主菜は腸内細菌の中の「悪玉菌」のエサとなり、食物繊維が豊富な副菜は腸内細菌の中の「善玉菌」のエサになるということです。腸内環境は「善玉菌優位」のときが最も良い状態とされていますので、食物繊維を多く取り、動物性タンパク質の摂取はやや控え目なぐらいでちょうど良いということになります。特に日本人は歴史的にも食物繊維を多く摂取してきた民族です。

まずは定番でシンプルなものから!「豆腐の納豆かけ」

冷ややっこに納豆をかけただけの献立です。誰でも簡単に用意できます。トッピングに小ネギや削り節を散らすと、より食欲のそそられる見た目で美味しい旨味が加わります。あとはタレや醤油などを垂らすだけです。使う具材が生協の商品だったり、遺伝子組み換え大豆が不使用だったり、無添加のタレや醤油だったりすると、より安全でより美味しく召し上がれます。心身の健康のためにもできるだけ気を付けたいものです。

和食で朝食の爽やかな副菜!「塩もみしたキュウリの梅肉和え」

これも簡単に作れる副菜です。キュウリを塩もみして食べやすいサイズにざくっと切り、ボウルに入れた後にちぎった梅肉を混ぜるだけです。好みに応じてゴマやゴマ油、削り節や醤油などを加えてもよいですが、すでに塩もみして下味がついていますので、それと梅の爽やかで酸っぱい風味との組み合わせで十分です。ちょっとしたことですが、こんな美味しい食べ方を知っているかどうかで朝食の雰囲気がガラッと変わります。

ゴマで健康!ゴマをたっぷり使える「いんげん豆のゴマ和え」

いんげん豆とゴマの組み合わせは美味しいです。そしてシンプルな組み合わせで高い栄養価を発揮します。まず、いんげん豆には食物繊維が豊富なのと同時に植物性タンパク質も豊富です。そしてゴマには抗酸化作用のある栄養が含まれていて、細胞の老化の原因の一つである酸化作用を和らげ、体の内側から若さを保つ効果を期待できます。先の腸内環境の改善や植物性タンパク源の摂取など、一挙三得の効果を見込めるのです。

作り方は単純で、始めに塩が少々入ったお湯にいんげん豆を浸けてさっと茹でます。5分か10分位したらお湯から取り出して器に盛り、そしてすりゴマをたっぷりと入れ、甘辛い砂糖醤油と和えれば出来上がりです。お好みで削り節をかけてもいいです。そうするとけっこうボリューミーな見た目になり、いんげん豆の素材の味とすりゴマの風味、砂糖醤油の甘辛さと削り節の旨味、それらが混然一体と満腹中枢を軽く刺激してくれます。

和食で朝食の副菜にピッタリ!「ほうれん草のお浸し」

和食で朝食の副菜として一番にあげたい献立です。ほうれん草は優秀な緑黄色野菜で、ビタミンやミネラル、食物繊維ともに豊富に含みます。具体的な健康効果としては発がんを抑制してくれたり、髪質や視力、皮膚に粘膜といった部分の健康維持、骨を丈夫にしてくれるのを手助けしてくれたりする作用など、様々なメリットを期待できます。しかもそんなに手間のかからない簡単な献立であり、前日に作り置きも可能です。

ほうれん草に限りませんが、残留農薬の心配があるため、食べやすいサイズにざく切りにしたほうれん草を水の中にしばらく浸けて抜きます。そしてお湯を沸かしてほんの少しの時間だけ茹でましょう。このとき塩素を含んだ水道水ではなく、市販の天然水ならより美味しくなります。取り出したほうれん草を器に盛り、それに醤油を垂らして削り節をかければ出来上がりです。苦みが苦手な人ならダシ汁をかけることで旨味が加わります。

朝食で和食を楽しむ献立「汁物編」

忙しい朝は主食の他に「汁物」だけでもOK!

和食の朝食には「汁物」があるとかなり便利です。汁物の種類によっては色々な具材を入れることができ、その入れる具材が高タンパクのものならそれだけで「主菜」として扱うことができます。しかも汁気があることで胃腸の消化・吸収にも優しく、負担が和らぎます。朝食時には体の排泄作用が働いている時間帯ですから、消化・吸収の負担を和らげ排泄に力を割けるようにしてあげるという意味で、汁物というのは優れた一品になります。

ただ汁物を作る際のネックは「手間」です。和食で朝食の献立に汁物を組み入れるのは素晴らしいのですが、ダシを取ったり味噌を溶かしたり、具材を色々と揃えたり下準備が必要だったりします。だからここで紹介する汁物の献立は、なるべく手間をかけないですむ内容のものにしています。ただし、いくら手間をかけたくないといって即席食品の汁物はなるべく使わないようにしましょう。そちらは栄養価や食品添加物の問題があります。

和食の主菜ならまずこれを外せない!「あったか味噌汁」

冒頭で少し触れました味噌汁は日本人の朝食として外せません。この味噌汁を作る上での長所は何といっても、色んな具材が使用OK!だということです。定番のワカメや豆腐はもちろん、夏はオクラ、冬は大根というように旬の野菜もOK、ニンジンや芋などの根菜類の他、なめこやブナシメジなどの食用キノコ類(菌類)、タンパク質を摂りたい人は卵もOKです。刻みネギや唐辛子でさらに美味しく、とにかく自由にできます。

汁物は作るのにちょっと時間がかかります。それは「ダシ」を取らないと旨味に乏しくなり、美味しくないからです。味噌汁の場合もそれで、朝に作る時間がないという人は、前日の夜にカツオ節やイリコなどのダシを取っておくことをオススメします。そしてそのダシ汁に先ほどの色んな具材を加えて煮込み、沸騰させる直前で火を止め、味噌こし器で味噌を溶かせば出来上がりです!スムーズにいけば、速い人では約20分程度で作れます。

冬の滋養を付けるにはもってこい!「スタミナ豚汁」

味噌汁を応用したものに豚汁があります。基本のダシ取りや味噌を使用するところは共通ですが、豚肉という高タンパクな具材を使用していますのでとても栄養価が高いです。豚汁を作った場合はご飯とセットにするだけで十分な栄養バランスと満腹感が得られます。しかもここでオススメしたいのは、鍋底で先に具材を炒めるという方法です。そうすれば豚汁に香ばしさが加わり、食欲がそそられより美味しく食べられます。

具材は食べやすいサイズにカットした根菜類、豚肉、そして細切りにしたニンニクやすりおろした生姜なども使うと滋養豊富になります。先にダシ汁を作ってそれを別の容器に移し、空いた鍋底にゴマ油をひき、その上で下準備した具材をサッと軽く炒めましょう。そしてダシ汁を再度投入し、沸騰する直前で火を止め、味噌を溶かしておろし生姜も入れたら滋養豊富で栄養満点の豚汁が出来上がりです。慣れたら20分から30分で調理可です。

簡単で経済的!「もやしを使った豆乳仕立ての味噌汁」

次は簡単でしかも経済的な汁物の紹介をします。具材はもやしをメインに使い、豆乳を混ぜた味噌汁です。もやしは知っての通り価格の安い野菜ですし、シンプルでしかも豆乳のまろやかさが加わり、食べやすい味噌汁です。同じ味噌ベースにしてもたまには少し変わったものを食べたい、そんな人に向いています。もちろん、もやし以外の具材を入れたいなら入れても構いません。色鮮やかな具材なら彩り豊かで綺麗な見た目になります。

先にダシ汁を作ります。カツオでもイリコでも椎茸でも何でも良いです。もやしはそのまま入れても食べやすい小さなサイズにカットしてもOKです。ダシ汁が沸騰する直前で火を止め、味噌を溶かして最後に豆乳を入れます。コクの深い無調整豆乳を入れるとさらに美味しくなります。これも「沸騰させない」ことがポイントで、味噌の中の微生物を殺菌せず、また無調整豆乳の美味しさをそのまま味わえるようにしましょう。

朝食で和食を楽しむ献立「ご飯に一工夫編」

忙しくて時間のない人にはピッタリ!「ぶっかけご飯的なるもの」

これから紹介します献立・簡単なレシピでは、ご飯とおかずが一体となったものです。ご飯ものにちょっと一工夫するだけで、朝食の忙しいときに手早く作れます。それでいて和食の体裁も保っているものですから、1日の活動に必要な最低限の栄養とバランスの良さ、ヘルシーさが詰まっています。洗い物を少なくしたい男性の方には便利でもあります。

まずは定番!の「納豆と生卵のぶっかけご飯」

誰でも簡単に作れる本当に簡単な献立がこちらです。ただ簡単といってもポイントがあり、納豆は混ぜで十分に粘り気を出したものをかけ、生卵もちょっと値段の高い良い環境と良い飼料で育った鶏の卵を使いましょう。そうすれば料理下手な人でも素材の良さが際立って美味しくなります。それ以外にかけるものは、削り節でも小ネギでも青じそでも、合うものなら何でも良いです。

これだけでも朝の栄養に!「ツナマヨの梅肉和えご飯」

画像はイメージですが、「ツナマヨご飯」といえば何だかものぐさな、ジャンクフードな感じのする献立ではあります。しかし、それに梅肉や刻み海苔、小ネギや青じそにゴマなどふりかければ、見た目が華やかでしかも意外に栄養バランスが取れた朝食が出来上がります。もっとヘルシーにしたければ、ノンオイルのツナ缶を使えばOKです。マヨネーズの香ばしさと梅の爽やかさが絶妙に合います。

ちょっと洋風の要素を取り入れた「バター風味のサツマイモご飯」

サツマイモの皮を剥く手間がかかりますが、基本は炊飯ジャーで炊くだけの簡単な献立です。剥いたサツマイモは角切りにして水にさらしアクを抜き、その間に炊飯ジャーの中にお米に入れ、料理酒やみりんに塩(もしくは醤油を少々)も投入、そしてお米の量に応じた水(天然水が美味しい!)とバターを一かけら入れましょう。あとは炊飯スイッチを入れて時間がきたら出来上がりです!ふっくらと甘く香ばしい味がするでしょう。

男前の一品!「イカの塩辛ぶっかけご飯」

これも画像はイメージです。実際にはもう少し見た目も栄養バランスにも配慮した献立です。ご飯の上にイカの塩辛をかけ、その上に青じそや刻み海苔を散らしましょう。そしてゴマも振りかけ、ここでまた梅肉を入れます。そうすれば色とりどりの華やかさで、栄養バランスにも優れたものになります。小さなご飯茶碗の中に人体に必要な栄養素が少量ずつ詰まった健康食です。

宮崎県のご当地グルメをアレンジ!「肉巻き炊き込みオニギリ」

肉巻きオニギリといえば祭りでよく見かける有名な食べ物で、宮崎県のご当地グルメです。ここでは白オニギリではなく炊き込みご飯を使います。豚肉の平べったい薄切り肉をビニールに入れ、焼肉のタレを馴染ませましょう。炊き込みご飯を俵型に握り、下味を付けた肉の上に俵型のオニギリを置き、端から端まで巻き付け、境目の部分を小麦粉で接着します。そして油を引いたフライパンの上で転がしながら焼き、火が通ればOKです。

辛党にはピッタリの献立!「キムチ・納豆・生卵かけご飯」

イカの塩辛以外でも辛い物が好きな人にはたまらない献立です。それはキムチと納豆、生卵をかけたご飯で、これに刻み海苔や小ネギ、白ゴマ、そしてゴマ油を垂らせばとても香ばしくて辛い、そして食が進む美味しいご飯の出来上がりです。見た目の良さも食をそそる重要なポイントなので、それぞれの具材をグチャグチャに混ぜることなく、上に順々にのっけるような形で、生卵は中央のくぼみに落としましょう。

冬には欠かせない!「メカブと大根おろしがけご飯」

とても簡単な献立です。メカブと大根おろしという和食の素材をご飯の上にかけるだけです。大根おろしはすりおろすのが少し面倒ですが、そこを面倒くさがらずに食べる分だけすりおろし、そしてメカブと醤油を一緒に混ぜましょう。その混ぜ合わせたものを温かいご飯の上にかけるだけで出来上がりです。好みに応じてゴマをふりかけてもOKですし、さらに美味しくするにはなめ茸をのせても良いでしょう。

猫まんまみたいな「なめ茸卵がけご飯」

なめ茸というのはエノキを煮てぬめりが出た状態のものを指し、意外にも栄養素が豊富な食材です。食物繊維が豊富なことから腸内環境の改善、またよく噛んで食べることで栄養素が脳にも達し、脳内環境の改善も見込めます。そんななめ茸と生卵をご飯にかけ、小ネギを散らせば出来上がりです。なめ茸は農薬の心配なく、生卵は良質なもの使うことで、朝食として安全でしかも栄養バランスが整ったものを摂取することができます。

夏の和食で朝食に食べたい!「オクラ納豆ご飯」

夏の野菜といえばオクラです。夏バテ防止にはピッタリの野菜で、粘り気が少し出ている状態が最も栄養豊富です。粘り気を出すためには、小さくカットしたオクラを少量のお湯でほんの少しだけ茹でましょう。茹で過ぎると栄養素が壊れ、お湯が多過ぎると成分が溶け出します。そうしてサッと茹でたオクラを納豆と一緒にかき混ぜ、ご飯の上にかけるだけで出来上がりです。生卵もかければさらに栄養バランスが良くなります。

夏バテ効果を期待できる「ツナとらっきょう混ぜご飯」

ツナとらっきょうの組み合わせが意外に美味しい献立です。あまり思い付かない組み合わせですが、らっきょうの甘酸っぱさとツナの旨味、それにマヨネーズをかけることで、食欲をそそるご飯がいとも簡単に出来上がります。ツナはノンオイルのものを使うとヘルシーで、油っこさがいらないという人は、マヨネーズなしでもいいでしょう。上にパセリやバジルをふりかけたら、いくぶんか洋風の要素が加わります。

お茶漬けにしても美味しい!「鮭と白ゴマの混ぜ込みご飯」

新鮮な鮭を出し汁に浸け、1時間ほど放置します。その後にフライパンやお魚グリルなどでこんがりと、いい色に焼き上げましょう。骨や皮が付いている場合は取り除き、食べやすいようにほぐします。それをそのままご飯の上にかけ、白ゴマと醤油を加えます。お好みで刻みのりや小ネギなども加えましょう。これに熱いお茶を注げば鮭から出し汁が染み出し、美味しいお茶漬けに変身します。そのときの気分次第で選びましょう。

一度食べたらクセになる味!「焼たらこがけご飯」

たらことは皆さんもご存知のように明太子のことですが、これを焼いたものをご飯の上にかけるだけ、するととても美味しい一品ができます。たらこは油を引いたフライパンの上でサッと火を通し、焦げ目が付かない程度に両面を焼き上げます。最後に料理酒をかけてフタをして一瞬だけ蒸せば、香ばしくも柔らかい焼たらこが出来上がります。焼たらこ意外に青じそや納豆などをふりかけ醤油を垂らしてもいいでしょう。

体調不良のときには便利で簡単・胃腸に優しい「卵雑炊」

卵を使った雑炊の紹介です。風邪を引いたとき、この卵雑炊なら胃腸に優しく、しかも簡単に作れます。まず生卵を溶きほぐしましょう。そして鍋に食べる分だけのご飯や天然水に出し汁(めんつゆでもOK)を入れ、火を通します。グツグツ煮立って水気がなくならない程度の状態にしたら、器に盛ります。それに醤油や小ネギ、かつお節などをかければ、美味しい卵雑炊の出来上がりです。

学校給食でもお馴染み!「三色ご飯」

みなさん学校給食でも馴染みが深い、三色ご飯です。卵にそぼろ肉、そして緑色の野菜をご飯の上にのせるだけの、とても簡単なレシピです。卵とそぼろ肉は定番ですが、野菜に関しては画像のようにほうれん草でもいいですし、いんげん豆やオクラ、ニラでもOKです。もちろん火に通して軽く味付けしたものを使いましょう。そぼろ肉も味付けし、卵はそのまま素材の味で食べても良いです。それで三色全体の味のバランスが良くなります。

こんなおにぎりもあった!「香ばしネギおにぎり」

和食の朝食でご飯に一工夫といったら、肉巻きおにぎりでも紹介したように、「おにぎり」にするという手があります。ここではネギをメインに、もっと香ばしくするためにごま油をまぶし、そして白ゴマをつけ、ネギだけでは物足りない人は、野沢菜づけもまぶしましょう。具材はご飯に全部混ぜ込んで、それからおにぎりの形に握りこむと出来上がりです。

意外な組み合わせの朝食ご飯!「とろけるチーズのちりめんご飯」

チーズとちりめんじゃこの組み合わせといったら、意外に感じるかも知れませんが、これが簡単なわりにはなかなか美味しいのです。とろけるチーズとちりめんじゃこをご飯の上にまぶし、電子レンジでチンするだけ。これでほかほかの栄養豊富なご飯が食べられます。調味料は醤油やめんつゆなどにマヨネーズを加えると、チーズちりめんご飯に合った味になるでしょう。物足りなければかつお節をかけてもいいでしょう。

和食で朝食の簡単ご飯!「味付けもずくのワサビのせご飯」

もずくとワサビをご飯の上にのせただけの、とても簡単な和食で朝食ご飯です。あらかじめ味付けされたもずくをご飯の上にかけ、ワサビを少量のせるだけで出来上がりです。市販されているもずくの多くは三杯酢で味付けされていますので、それをそのまま使用するだけでOKです。自分で味付けしたいという方は生もずくを買って水洗いし、三杯酢を自分で作ったり、めんつゆやゴマ油におろし生姜などを使ったりすると良いでしょう。

健康的な朝食!「昆布の佃煮と生卵の山芋とろろがけご飯」

和食で朝食ご飯にふさわしい、定番といえば定番の、山芋とろろがけご飯です。山芋をすりおろし、それに生卵や醤油、削り節などを混ぜましょう。綺麗に混ざったらそれをご飯の上にかけ、昆布の佃煮をのせてできあがりです。お好みで白ゴマや小ネギ、また昆布の佃煮の代わりに岩海苔をのせも良いです。基本の味から逸脱しない程度に自由にアレンジすることでより美味しくなり、自分好みのとろろがけご飯にすることができます。

とろ~り卵が美味しい「味噌汁ぶっかけご飯」

「にゃんこ飯」「猫まんま」という言葉があるように、味噌汁をご飯にぶっかける食べ方というのは、実は古来の日本より親しまれてきました。それはやはり昔は現代と違い、食糧難に陥りやすく、飢えに瀕したとき、無駄なく腹持ち良く食べられるこの「味噌汁
ぶっかけ飯」が親しまれていたようです。ただ、ネギや玉ネギや塩分などが含まれていますので、本当に猫のエサとしてはいけません。良質なキャットフードをあげましょう!
 

作り方は簡単で、味噌汁をあつあつご飯にかけて出来上がりです。一つだけポイントがあるとすれば、卵の煮え具合です。まるっきり煮過ぎてしまうと黄身が固くなって食感が「いまひとつ!」となってしまいますが、目安として味噌汁に黄身が軽く溶け出す程度の状態がちょうどよいです。口の中に広がる卵と味噌汁の味がとても美味です。

バクバクと食べられる!「ホタテの炊き込みご飯(バター風味)」

ホタテの炊き込みご飯が嫌いな人はあまりいないでしょう。ホタテには旨味成分が凝縮しているほか、不眠の改善や疲労回復効果などが期待される成分が入っています。それにグリーンピースも一緒に炊き込めば食物繊維も摂取できますし、バター風味にすればより美味しく、香ばしくなります。ご飯に盛り付けた後には、お好みで小ネギを振りかけると、グリーンピースの黄緑色と合わせ新鮮な見た目になるでしょう。

お米を水で洗い、そのあと水気を切り、ザルに入れ仮置きします。ホタテやグリーピース、お好みで椎茸や生姜などを加え、大きい物は食べやすいサイズにカットします。水気を切ったお米と用意した具材を炊飯器の中に入れ、出し汁や醤油・酒・塩などを加えます。お米が3合のときは、出し汁を3合よりやや少なめにしましょう。全て入れ終わったら軽く混ぜ、炊飯スイッチを入れて炊きあがれば出来上がりです。

朝食で和食を楽しむなら簡単ワンプレートがおすすめ!

始めに「ワンプレート」とは?

ワンプレートとは一食分の料理を一枚の皿の上にのせることができるもので、もともとはアメリカンスタイルなお皿です。このワンプレートの最大のメリットは何といっても、洗い物が少ないということです。毎日の洗い物が面倒くさくて、困っているという方はきっと多いでしょう。特に一人暮らしの方にはワンプレートがおすすめです。ワンプレートを活用すれば、和食での朝食もやりやすくなります。

ワンプレートには2種類ある

ワンプレートには2種類あり、画像は仕切りのないワンプレートですが、もう一つ、仕切りのあるワンプレートも存在します。和食で朝食の内容によって、それぞれのワンプレートを使い分けるのがよいでしょう。また、仕切りのないワンプレートであっても、小鉢やカップに入れれば汁気のあるおかずでも安心です。仕切りのないワンプレート1種類しか持ってない場合はそうしましょう。

仕切りのないワンプレートでは素材がくっつかないよう注意

和食で朝食をワンプレートに盛り付けるとなると、仕切りがない場合は素材同士ができる限りくっつかないよう注意しましょう。見栄えが悪く、味がうつったり色がうつったりもします。合わせる素材はやはり主食・主菜・副菜をバランスよく盛り付けましょう。主食のご飯はおにぎりにしておくと小ぢんまりとし、スペースを取りません。汁気があるおかずは、先ほど説明したようにカップや小鉢に入れておくと綺麗になります。

仕切りのあるワンプレートはその枠に合わせるだけで簡単!

仕切りのあるワンプレートは素材を配置しやすいです。和食には汁気の多いおかずが多いですが、仕切りがあるおかげで他のスペースに流れ込むことはありません。そして仕切りは1つだけでなく、複数あるワンプレートの方が色々な素材を栄養バランスよく配置することができます。そして主食であるご飯は別におにぎりにしなくてそのまま盛り付けてよいことも魅力です。和食で朝食の忙しい時間帯には便利な仕切り付きワンプレートです!

朝食の簡単和食レシピで一週間の献立決まり!

いかがでしたか?面倒くさい感じのする和食でも、朝食なら量を少なめにできますし、ほんの少し一手間かけるだけで、栄養バランスに優れ、胃腸にも負担をあまりかけないものを作ることができます。これらの簡単和食レシピを習得し、飽きない献立で1週間を朝から元気に健康に過ごしましょう!「腸は第2の脳」ともいわれていますので、お腹の調子が良いと、日中の活動がエネルギッシュになれます。

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