ビーフストロガノフレシピの人気11選！簡単お手軽なものもあり！

ビーフストロガノフは牛肉を使った煮込み料理です。レストランで食べたり、市販のルーで作ってみたことがあっても、1から自分で作るとなるとなんとなく難しそうな気もします。実はビーフストロガノフは意外と簡単なレシピがあります。今回は11のビーフストロガノフの人気レシピを紹介します。濃厚なソースは手がかかっている風に感じられ、食卓を豪華にしてくれますのでぜひお試しください。

ビーフストロガノフはロシアの料理です。この料理の起源は数多くありますが、ストロガノフという名の貴族にちなんでつけられたという説があります。アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ストロガノフさんはビーフステーキが大好きでした。ところが年をとって歯がなくなったため、固いステーキが食べられなくなってしまいました。そこで彼のために、シェフが牛肉を煮込んで作った料理が起源だと言われています。

今ではロシア料理として人気で、それぞれの家庭によりいろいろなレシピがあります。使う牛肉の部位は様々ですが、ヒレ肉を使うことがよくあります。ヒレ肉は柔らかいので、長時間煮込む必要はなくサッと手軽に作れる料理です。上の写真のようにロシアで見られるビーフストロガノフは、肉をしっかりと食べさせる一皿となっているのを見かけます。

ビーフストロガノフと似ている料理として、ハッシュドビーフがあります。どちらも牛肉の煮込み料理ですが、大きな違いはソースと言えます。ビーフストロガノフは「フォンドヴォー」という仔牛の骨やスジからとるフォン（出汁）を使います。ハッシュドビーフの場合は「デミグラスソース」を使います。「フォンドヴォー」を使ったビーフストロガノフの方がシンプルな味付けで、肉本来の美味しさを味わえます。

ビーフストロガノフでは、仕上げとしてサワークリームを入れるのも特徴です。サワークリームがなくても大丈夫。牛乳や生クリーム、ヨーグルトなどで手軽に作れるレシピがあります。また、白いご飯だけではなく、バターライス、パスタ、揚げたジャガイモといっしょに食べることもあります。

本来はビーフストロガノフを作る時には、デミグラスソースではなくてフォンドヴォーを使います。けれどもそのあたりは曖昧で、デミグラスソースを使ったビーフストロガノフのレシピもあります。上の写真はハインツのサイトに出ている、デミグラスソースを使ったレシピの写真です。ハインツの缶詰を使って手軽に作ることができます。

最近ではビーフストロガノフのルーはスーパーでも販売されています。それを使えば、家庭で手軽に作ることもできます。またルーを使わないとしても、市販のフォンドボーを使えば手軽に作ることができます。

最初に紹介するのは、牛乳とプレーンヨーグルトを使ったレシピです。ルーを使わなくても手軽にできます。

• 牛バラ肉スライス300g
• 玉ねぎ1/4個
• しめじ1/2パック
• エリンギ1/2パック
• にんにく　　1片
• 塩適量
• こしょう適量
• バター30g
• 小麦粉大さじ1
• 牛乳300cc
• ケチャップ大さじ2
• ウスターソース大さじ2
• しょうゆ大さじ1
• プレーンヨーグルト200g

1. 牛肉は食べやすい大きさに切り、塩・胡椒をして小麦粉をまぶしておきます。
2. 玉ねぎ、エリンギ、にんにくはスライスして、しめじは小房に分けておきます。
3. フライパンにバターとにんにくを入れ弱火で炒め、香りが出てきたら牛肉を炒めます。
4. 牛肉に色がついてきたら玉ねぎを加えしんなりとするまで炒め、きのこを加えます。
5. 牛乳を少量ずつ加え、ダマにならないようにかき混ぜ牛乳をすべて入れたら、ケチャップ、ウスターソース、しょうゆを加えます。
6. 一煮立ちしたら10分ほど煮込み、ヨーグルトを加えさらに2分煮込みます。
7. 塩・胡椒で味を調節して出来上がりです。

こちらはヘルシーな豆乳を使ったビーフストロガノフです。あごだしで和風に仕上がっていて、玄米ご飯に合います。

• 牛バラ肉薄切り300g
• 塩麹大さじ2
• 日本酒20ml
• 片栗粉大さじ2
• 白ネギ1本
• 白菜3枚
• 椎茸2枚
• しめじ１/2パック
• サラダ油大さじ1
• あごだしつゆ20ml
• 醤油小さじ1/2
• 水120ml
• 豆乳300ml
• サワークリーム大さじ2~３
• こしょう適量
• 玄米ご飯適量

1. 牛肉は3cm幅程度にカットし、塩麹・日本酒・片栗粉を揉み込んでおきます。
2. 白ネギは斜め薄切りに、白菜は1cm幅のざく切り、椎茸は薄切り、しめじはほぐしておきます。
3. フライパンに油を熱し、牛肉が色が変わるまで炒め、野菜ときのこも炒め合わせます。
4. あごだしつゆ、醤油、水を加え、火が通り野菜から水分が出てくるまで煮詰めるます。
5. 豆乳を加えてとろみがつくまで煮詰め、サワークリームを加えてさっと煮て、こしょうで味を調えます。
6. 玄米ご飯といっしょに盛り付けます。

• 牛肉（薄切り）200g
• 玉ねぎ1個
• マッシュルーム4個
• 生クリーム150ml
• サワークリーム大さじ2
• パプリカ粉小さじ1/2
• 白ワイン大さじ2
• 薄力粉適量
• パセリみじん切り大さじ1
• バター大さじ2
• 塩・胡椒適量

1. 玉ねぎとマッシュルームは薄切りにします。
2. フライパンにバター大さじ1を入れて中火で玉ねぎを炒めます。マッシュルームを加えて炒め、しんなりしたら取り出します。
3. 牛肉は食べやすい大きさに切って、塩・胡椒して薄力粉をまぶしよく落としておきます。
4. 2と同じフライパンにバター大さじ1を入れ中強火にして牛肉を加えて炒めます。炒めた玉ねぎとマッシュルームを戻し入れ、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。
5. 生クリーム、サワークリーム大さじ1、パプリカ粉を加えてひと煮立ちさせたら、弱火にして蓋をして、10分ほど煮ます。
6. 塩・胡椒で味を調え器に盛り、残りのサワークリームとパセリみじん切りを添えたらできあがりです。

お好みのきのこをたっぷり使って手軽にできるビーフストロガノフのレシピです。ソースはドミグラスソースの缶詰を使うので簡単です。

• 牛切り落とし肉200g
• 生クリーム大さじ２
• しめじ1パック
• エリンギ2本
• 玉ねぎの薄切り1/2個分
• 赤ワイン大さじ2
• ドミグラスソース缶1/2缶
• ローリエ1枚
• 塩・胡椒、バター、トマトケチャップ適量

1. 牛肉は塩・胡椒少々をふって下味をつけます。しめじは小房に分け、エリンギは長さを半分にしてから縦4等分に切ります。
2. 鍋にバター大さじ1を溶かし、牛肉を炒めて、色が変わったら取り出します。バター大さじ1を足し、玉ねぎを弱めの中火で約4分炒め、きのこを加えてさらに炒めます。きのこがしんなりしたらワインをふり入れ、強火でアルコール分をとばします。
3. ドミグラスソース、ローリエ、ケチャップ大さじ1、水1/2カップを加え混ぜて、煮立ったら弱火にして約8分煮ます。2の牛肉を戻し入れ、塩・胡椒で味をととのえ、器に盛って生クリームをかけます。

• 牛切り落とし肉200g
• 塩小さじ1/4
• こしょう少々
• 玉ねぎ1/2コ
• マッシュルーム8コ
• にんにく1/2かけ
• サラダオイル大さじ1/2
• 小麦粉大さじ3
• 塩適量
• クリームチーズ80g
• こしょう少々
• パセリ適量

1. 牛肉は塩・胡椒をふって下味をつけます。玉ねぎは繊維にそって5mm幅に切り、マッシュルームは石づきを切り落として縦半分に切ります。にんにくは芯を取り除いてみじん切りにします。牛肉は小麦粉をふってまぶします。
2. フライパンにサラダオイルを入れて中火で熱し、にんにく、玉ねぎ、マッシュルームを加え、しんなりするまで炒めます。
3. その上に牛肉を広げてのせ、水カップ1に塩小さじ1/2を混ぜて回しかけます。クリームチーズを手でちぎって散らし、ふたをします。蒸気が出てきたら弱火にして約8分煮ます。ふたを取って上下を返し、溶けたチーズを牛肉にからめながら、約2分煮ます。塩少々、こしょうで味を調えます。器に盛ってちぎったパセリを散らします。

次に紹介するのは、人気の栗原はるみさんのビーフストロガノフのレシピです。最初に電子レンジを使って、簡単にソースを作ります。以下がデミグラスソースの材料です。耐熱ボウルにバター以外の調味料をすべて入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジで約2分加熱します。熱いうちにバターを加えてよく混ぜたら、ソースの出来上がりです。 

• トマトケチャップ1/4カップ
• 赤ワイン大さじ2
• とんかつソース大さじ2
• 顆粒コンソメ小さじ1
• 玉ねぎのすりおろし大さじ1
• ローリエ1枚
• 粗びきこしょう少々
• バター小さじ1

• 牛肩ロース薄切り肉200g
• 玉ねぎ1個
• しめじ1パック
• 薄力粉大さじ1/2
• バター大さじ3
• 赤ワイン大さじ2
• レンジデミグラスソース約2/3カップ
• 塩・胡椒各少々

1. 玉ねぎは1cm幅の半月切りします。 
2. しめじは石づきを取って、小房に分けます。 
3. 牛肉は半分の長さに切って、塩・胡椒をして、薄力粉をからめます。 
4. フライパンにバター大さじ2を入れて熱し、玉ねぎ、しめじをさっと炒めて取り出しておきます。 
5. 同じフライパンにバター大さじ1を足し、3の牛肉を炒めて、赤ワインを加えます。 
6. 4を戻し入れ、レンジデミグラスソースを加えて軽く煮て、塩・胡椒で味を調えます。

• 牛肉120g
• 長ネギ1/2本
• グレープシードオイル大さじ1
• にんにくお好みで1～2かけ
• 小麦粉大匙1
• 牛乳150CC
• 生クリーム50CC
• コンソメ顆粒小匙1
• 塩・胡椒少々

1. 長ネギとにんにくを切っておきます。
2. 牛乳と生クリームを合わせ計っておきます。
3. にんにくをきつね色になるくらいまで炒めて、別皿にとっておきます。
4. にんにくの香りを出した油で、長ネギと牛肉を炒めます。
5. 牛肉が炒まったら小麦粉大さじ1を振ってなじませます。
6. 2の牛乳と生クリームの合わせ液を入れ、コンソメも入れます。
7. トロミがついてきたら塩胡椒で味を調えて、にんにくを戻して混ぜ出来上がりです。

• 牛薄切り肉150g
• 塩・胡椒各少々
• 玉ねぎ1/2個
• なす2個
• にんにく1片
• 小麦粉大さじ1
• ドミグラスソース（缶詰）1/3カップ
• トマトケチャップ大さじ1
• ご飯小どんぶり2杯分
• パセリのみじん切り適量
• バター、こしょう、酒、塩、サラダ油

1. 牛肉は一口大に切って、塩・胡椒をふり下味をつけます。玉ねぎはせんいに直角に1cm幅の半月切りにします。なすはへたを落とし縦半分に切り、さらに縦に3等分します。にんにくはみじん切りにします。
2. フライパンに油とバター各大さじ1を熱し、バターが溶けたらにんにくを炒めて、牛肉、玉ねぎ、なすを加え炒めます。バター大さじ1を足して、小麦粉をふり入れてさらに炒めます。
3. 全体になじんだらドミグラスソース、酒大さじ1～2、ケチャップ、塩・胡椒を各少々加えて7～8分煮ます。皿にご飯とともに盛って、パセリをふります。

味付けはトマトケチャップなのに、ナツメグを使うことによってドミグラスソースのような重厚なにソースに仕上がります。手軽にできるので、ネットでも人気のレシピです。

• 牛肉薄切り200g
• 玉ねぎスライス200g
• トマトケチャップ60g
• 荒挽きコショウ小さじ1/4くらい
• ナツメッグ(パウダー)小さじ1/2くらい
• パセリのみじん切り少々
• ポーションミルク（または生クリーム）10cc
• サラダオイル大さじ1

1. フライパンでサラダオイルを入れて熱し、牛肉、玉ねぎをほぐしながら炒めます。
2. ナツメッグ、荒挽きコショウを入れ香辛料の香りをたたせます。
3. トマトケチャップを入れ、水分が具材にまとわりつくくらいまで、炒めます。
4. 温めたお皿に盛り、ポーションミルク、パセリのみじん切りをトッピングして完成です。

• 牛肉薄切り150g
• 玉葱半個
• しめじ半株
• 焼肉のタレ大さじ5
• 生クリーム100cc
• ケチャップ大さじ1
• ソース大さじ1
• 塩コショウ適量
• ローリエの葉1枚
• バター大さじ1
• バターライスお好みで

1. 鍋にバターを入れ薄切りにした玉ねぎを炒め、牛肉を入れ軽く塩コショウしさらに炒めます。
2. しめじ、ローリエの葉を入れさらに炒めます。
3. 焼肉のタレ、ケチャップ、ソースを入れます。
4. よく混ぜ合わせ、生クリームを入れて少し煮込み完成です。
5. 炊きたてのご飯にとパセリみじん切り、コンソメ顆粒小さじ1を入れて混ぜ合わせて、バターライスを作ります。盛り付けてできあがり。

• 牛肉の切り落とし200g
• 玉ねぎ1個
• しめじ1パック
• おろしにんにく大さじ1
• オリーブオイル大さじ1
• 塩小さじ1
• 粗びき黒胡椒適量
• 料理酒大さじ3
• 砂糖小さじ1
• 生クリーム200cc
• 粒マスタード大さじ2
• しょうゆ大さじ2

1. フライパンにオリーブオイルとおろしにんにくを入れてから中火にかけます。
2. 香りが出てきたら、牛肉を入れて塩・胡椒をして、色が変わるまで炒めます。
3. 玉ねぎとしめじを加えて炒めます。白ワイン・砂糖を入れてさらに炒め、生クリーム・粒マスタードを加え煮詰めます。
4. 火を止めてしょうゆを加え、混ぜ合わせたらできあがりです。ご飯とともに盛り付けます。

今回はビーフストロガノフの11のレシピを紹介しました。いかがでしたでしょうか？意外と簡単に作れて、手作りの温かさが伝わるビーフストロガノフ。普段の夕食だけでなく、おもてなしにも使えます。市販のルーを使わずに作ったと伝えると、お料理上手だと評判になるかもしれません。人気のレシピを見ながら先に煮込み料理一品作っておくと、あわてずにすみます。ぜひお試しください。