新潟のイタリアンとはご当地B級グルメ！食べられるお店も紹介！

イタリアンといえば普通の人はイタリア料理だと思います。所が新潟では違います。新潟ではイタリアンというと「みかづきのイタリアン？」と聞き返されてしまうのです。むしろ逆に新潟県民以外だと「え？なにそれ」となってしまうのです。そこで今回新潟で常識であるみかづきのイタリアンとは何か、そしてそのイタリアンは実は新潟では定番のランチメニューになっているという事、新潟のイタリアンの常識について紹介します。

では最初に新潟でいうイタリアンとは一体どんな料理なのか紹介していきましょう。新潟で言うイタリアンというのはランチでも頼む人が多いイタリアン焼きそばの事を指します。まあもっと分かりやすくいうならば「スパゲティ風焼きそば」という新潟のB級グルメでもあります。麺はパスタとは違い、太い中華麺を用い、それをソース焼きそばのように炒め、ミートソースをかけた一品なのです。なかなか面白いB級グルメであります。

画像にあるのがその新潟のB級グルメである「イタリアン」ですが、新潟市に住んでいる人であれば、ほとんどの人が知っている有名なメニューです。ただ、新潟市民にとってはあまりにも当たり前のように身近に存在していることもあってか、県外に出てみて初めて、イタリアンが新潟の味であることに気付く人も多い位、新潟の人もご当地グルメなのだと知られています。そんな新潟のイタリアンはどのように作られているか紹介します。

新潟のB級グルメであるイタリアンの作り方はとても簡単です。たっぷりのキャベツの上に麺をのせ、特製のソースをかけます。そしてしっかりソースと絡めた後、モヤシを投入し、その上に炒め途中の麺をのせ、しばらくモヤシに熱を通します。それから麺とモヤシを混ぜ合わせ、モヤシにも味を馴染ませ、トマトソースを最後にかければ完成です。これが新潟県民が愛するB級グルメである「イタリアン」の作り方となります。

次にイタリアンことイタリアン焼きそばの味は、裏ごししたトマトに、じっくりと炒めて甘さを引き出したトマトソースは、濃すぎない味わいで野菜の美味しさを感じる事ができるのです。また、もやしやキャベツ、トマトなどの野菜が入っているので、ミネラルや食物繊維、ビタミンなどが豊富に含まれていて栄養満点です。中太の麺は伸びにくいように工夫されており、トマトソースと良く絡んでモチモチの味わいを楽しめる味です。

そして新潟のイタリアンであるイタリアン焼きそばを生み出したのが新潟市内に20店舗展開している「みかづき」です。新潟市民にイタリアンことイタリアン焼きそばを食べるならば誰もが「みかづきのイタリアン」という位です。その殆どがショッピングモールやスーパーなどにあるフードコートにあります。買い物のついでや学校帰りに小腹を満たすのに立ち寄りやすく、甘味も充実しているので会話を楽しみたい時にもおすすめです。

ここでみかづきとはどんな店か紹介していきましょう。最初にみかづきがイタリアンことイタリアン焼きそばを作った経緯について簡単に紹介しましょう。イタリアン焼きそばであるイタリアンが生まれたのは昭和34年、社長（現会長）が当時東京で人気だった『焼きそば』にヒントを得たことがきっかけだそうです。そのままではつまらないので、青のりの代わりにミートソース、はしの代わりにフォークを添えたそうなのです。

またみかづきの店舗は上の方で言った通り、ショッピングモールやスーパーなどにあるフードコートにあるので誰でも気楽に利用できるのです。これがB級グルメとして流通したきっかけでもあります。またみかづきの店頭は名物のイタリアンをはじめ、ソフトクリームやたこやき等、お店によって色々な軽食メニューが揃っています。店舗によってソフトクリームの種類が多かったり、冷凍イタリアンを販売している場所もあったりします。

そしてみかづきのイタリアン焼きそばは普通の焼きそばと違って、野菜が豊富です。自家製の中太麺焼きそばをキャベツともやしで炒め、粉チーズで味付けしたものに、特製のトマトソースをかけたものです。普通の焼きそばは紅生姜がトッピングされますが、イタリアンの場合は白生姜が乗って出てきます。洋風なのか和風なのかイマイチよく分からない見た目ですが、食べてみると意外な味の相性に驚き、クセになる人が続出だそうです。

見た目に反して栄養豊富な新潟のイタリアンことイタリアン焼きそばは学生のランチにも人気なのです。安い価格でがっつり食べれるのです。しかも新潟は小学校のお祭りフードとして定着している事から誰も昔からの新潟のソールフードとして親しまれています。また給食のメニューにも出るので学生さんの間でもランチとして食べるメニューなのです。なので学生ランチとしても人気なのです。イタリアン焼きそばはランチにお勧めです。

テレビでも取り上げられてから気になる人も増えています。しかし新潟まで食べに行けないという人に嬉しいのがなんと取り寄せができます。新潟のB級グルメであるイタリアンことイタリアン焼きそばはネット通販でも買えるようになっていて、主に、楽天などで買う事が出来ます。なので遠方で食べに行けないという人にとっても通販でイタリアン焼きそばを取り寄せ出来るのは嬉しいです。取り寄せてランチに食べるのもおすすめです。

みかづきは店舗はどこにあるのか？という事ですが、本店はJR新潟駅から徒歩8分ほどにあるバスセンター2階にあります。営業時間は10：00～20：00 定休日はありません。なので大半観光客でみかづきは行く人はバスセンターの店を利用します。しかし観光地やいろんな場所によればショッピングモール等を見つける事があると思います。その殆どにみかづきは店舗を出しているので食べてみたい時は寄ってみると確実に食べれます。

ではここでみかづきで定番のイタリアン焼きそばであるイタリアンはランチの定番メニューでもありますが、その種類はとても豊富なのです。いろんなメニューがあります。そこでランチにもお勧めなメニューをいくつか紹介していきましょう。最初にみかづきで人気のメニューは「カレーイタリアン」です。店ではトマトソース以外では実は人気の定番ソースであり、人気のメニューです。学生さんもランチ代わりに食べる事あります。

この学生にランチでも人気のカレーソースがかかった「カレーイタリアン」は、昔懐かしい優しい味わいのカレーソースがかかっています。カレーソースとしては野菜がとけそうなほどしっかりと煮込まれていて、麺にも良く絡みます。麺に合うように調整されたカレーソースは辛さ控えめなので、子供にも人気があり、小学生のほとんどは給食でも食べる事もあります。学生のランチでは注文が多いイタリアンメニューでもあります。

次にみかづきでおすすめのイタリアンメニューは「ホワイトイタリアン」です。こちらはイタリアン、カレーイタリアンと並んで3大人気メニューの一つでもあります。この「ホワイトソースイタリアン」も意外と人気のメニューであります。そしてホワイトソースに使っている自家製のべシャミルソースがクリーミーな味わいで、焼きそばに使われているウスターソースとよく合います。特に女性にはランチでも人気のメニューです。

ホワイトソースイタリアンとカレーイタリアンは基本の味はしっかりと残しつつも、時代に合わせた変化に対応している味わいとなっています。なので様々なバリエーションが次々と生まれてくるところも、新潟のB級グルメの一つとして知られるようになったイタリアンの持っている可能性の一つなのかもしれません。でもこの人気ソース以外にもサイドメニューや面白いアレンジメニューも色々あります。次にそれは紹介しましょう。

みかづきにあるアレンジメニューで人気のイタリアンが「マーボー豆腐イタリアン」です。マーボー豆腐は多くの人が食べなれている味です。アレンジメニューとして出てから今なお長い事愛されている人気商品でもあります。マーボー豆腐は子どもでも食べれるように少し甘口で出来ているそうです。ちなみにアレンジメニューでは人気ですが、全体的なメニューとしてもがっつりランチでも食べれる事から定番人気メニューとなってます。

みかづきでイタリアン以外で人気のサイドメニューやほかにもお勧めを紹介しましょう。最初は家族連れにも人気です。「おこさまランチ」です。イタリアンの味は美味しいけど、店舗が出している量は子どもではとても食べきれない位の量です。そこで、子ども向けにちょっと少ないめで、ドリンクやおもちゃ付きで、イタリアンの量を減らして、星ポテトや丸ポテトなど子どもが好きなポテトがセットについていてランチにお得です。

みかづきで人気のサイドメニューは「たこやき」です。たこやきといえば専門店もある所もあります。しかし新潟ではみかづきのたこ焼きは有名で人気のサイドメニューです。そもそもみかづき特製の「たこやき」は、出汁が効いたフワフワの食感です。10個入りですが、小さめのサイズなのでおやつやイタリアンと合わせて食べるのにも人気です。たこやき専門店とは違った、温もりを感じる味わいで人気のメニューでもあります。

みかづきで人気のサイドメニューは「あずきアイス」です。デザートも豊富なみかづきですが、来た人の八割は頼むことがあるデザートの一つです。実はこれはみかづきがイタリアンを売り出す前身である甘味処三日月でも人気だったメニューをそのまま提供しています。添加物を一切使用していないあずきと砂糖で作られたアイスで、昔懐かしい甘さ控えめの味わいです。さっぱりとした味わいと口どけの良さで、若い人にも人気です。

みかづきで人気のイタリアンメニューは「和風きのこイタリアン」です。こちらもみかづきでよく注文されるメニューなのです。秋冬の定番「和風きのこイタリアン」は、ごま油香る栄養満点のメニューです。しめじ、えのき、きくらげ、マッシュルーム、しいたけの5種類のきのこが入っており、鶏ガラベースで醤油味のあっさりとしたあんがかかっています。きのこは免疫力アップ効果もあるので、寒い時期にぴったりの秋冬メニューです。

みかづきで人気のぜひ食べて欲しい人気メニューは「グラタン」です。実はこれは隠れた名物商品として人気なのです。みかづきの特製サイドメニューで、ホワイトソースにも使う自家製のベシャメルソースの中にマカロニや海老、マッシュルームなどが入っており、発売から現在まで変わらない美味しさです。注文を受けてから焼き上げるのでいつも熱々を頂けます。持ち帰りも可能なので、イタリアンと合わせて買っていく人います。

みかづきで人気でぜひ食べて欲しいサイドメニューは「鶏のからあげ」です。からあげってどこでも食べれるじゃない！？という人も多いですが、イタリアンにトッピングしたり、からあげだけで注文することもできます。衣がサクサクでクリスピーだけではなく更に一つ一つが大きいので食べごたえも充分なので学生や子供に人気のサイドメニューです。なのでからあげだけ頼んでいく人もいるそうです。からあげ店に負けてない味です。

みかづきで人気のデザートメニューとしておすすめしたいのは「チーフナッツ」です。これは新潟県民に愛されるみかづきの定番デザートであります。あずきアイスの上にソフトクリームを乗せ、その上（チーフ）にクラッシュナッツをかけたオリジナルサンデーです。ソフトクリームはバニラ、ストロベリー、抹茶から選ぶことができます。ナッツのサクサクの食感と香りがアイスによく合うので、イタリアンと一緒に食べる人います。

しかしみかづきのスイーツはアイスクリーム系しかないの？という人に安心してください！ちゃんと秋冬の寒い時期に食べれるスイーツがあります。おぐらとクリームの2種類の味が楽しめるみかづきの「大判焼き」です。これは、普段からもちょっと小腹が空いたときに丁度いいサイズのおやつです。みかづきの中でも唯一温かいデザートメニューなので、寒い季節に特におすすめです。秋冬ではみかづきではこれを頼む人もいます。

所で新潟でイタリアンを食べれるのはみかづき以外ない？という人におすすめしたいのが「フレンド」です。こちらもB級グルメであるイタリアンに食べる事ができます。この「フレンド」は中越地方をメインに展開しているお店であります。なので中越地方へ寄った時は「フレンド」でイタリアンを楽しむのもおすすめです。特に長岡は花火大会なので行く人も多いですが、その長岡を中心にイタリアンを堪能できる店で店舗展開してます。

フレンドはみかづきと少しイタリアンの特徴が違います。その違いは麺です。みかづきのイタリアンは少し太い麺ですが、フレンドは違います。少し細めの中太麺にミートソースがたっぷりとかかっているのです。麺の太さに違いがあるので、まさしく中越地方のイタリアンと言ってもいいでしょう。箸で持ち上げると、麺にはソースがたっぷりと絡みつきます。モヤシ、キャベツ、コーンといった具材も入り、食べ応えも抜群のメニューです。

元々フレンドは最初からイタリアン専門の店ではありませんでした。元々みかづきと同じ甘味処であり、今でもイタリアンと一緒にスイーツも提供しているのです。ソフトクリームは特に種類が多いので人気ですが、値段も安く美味しいので、お勧めの一品なのです。リーズナブルな価格設定という事もあってか、このソフトクリームを求めにやってくる人もいる位です。甘味も十分満足できる位メニューがあるのも特徴の店であります。
 

所でどうしてフレンドは甘味処からイタリアンを提供するようになったのでしょうか？実はイタリアンの生み親であり元祖の「みかづき」と会長同士が親友だったそうです。その経緯から恐らくですがみかづきの会長が作ったイタリアンが新潟市内ではやったので、うちも作ってみようと声をかけた経緯で作りだしたともいわれています。人の縁が繋がって長岡市にもイタリアンというB級グルメが入ってくるなんて思いもよらないでしょう。

さてここからはこの新潟名物B級グルメであるイタリアンを家で食べたい！という人向けです。イタリアンが通販しているのは知っているけど、できれば経費押えてイタリアンを作りたい！という人や宅配だとなかなか受け取れないので通販するのも難しいという人にこれから家の近くにあるスーパーで購入できる材料で作れるイタリアンレシピを紹介していきましょう。今回は２つのレシピを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

最初に紹介するレシピは定番の「イタリアン焼きそば」です。材料を紹介していきましょう。

• 中華蒸し麺2玉
• キャベツ2つ
• もやし50g
• サラダ油大さじ1/2
• ウスターソース大さじ2
• 粉チーズ大さじ1
• 紅しょうが適量
• 合いびき肉100g
• 玉ねぎ1/4個
• トマト水煮缶（カットタイプ）1/2缶（200g）
• オリーブ油大さじ1、ケチャップ大さじ3
• Aローリエ1枚
• Aにんにく（つぶす）1かけ分
• A塩小さじ1/3
• A砂糖小さじ1/3

1. キャベツは幅1センチに切る。ミートソースの玉ねぎはみじん切りにする。
2. ミートソースを作る。フライパンにオリーブ油を中火で熱し、玉ねぎを3分ほど炒める。ひき肉を加えて炒め、肉の色がかわったらケチャップを入れてさらに1分ほど炒める。トマトの水煮、Aを加えて混ぜ、5分煮る。
3. 別のフライパンにサラダ油を中火で熱し、中華蒸し麺を入れてかるくほぐし、ふたをして2分蒸し焼きにする。上下を返し、再びふたをしてさらに2分焼く。
4. キャベツ、もやしを入れて強火にし、1分ほど炒めたらウスターソースを加えて炒め合わせる。仕上げに粉チーズも加えてさっと混ぜ、器に盛る。ミートソースをかけて紅しょうがを添える

もう一つおすすめするレシピがこの「とろーりチーズが美味しいイタリアントマト焼きそば」です。材料は1人前表示となっていますので、人数に増やしていくようにして下さい。

• 焼きそば麺1袋
• 玉ねぎ1/4個
• Aすりおろしニンニク小さじ1
• Aオリーブオイル大さじ1
• トマト缶100g
• 水70ml
• B中濃ソース大さじ1
• Bしょうゆ少々
• ピザ用チーズ40g
• バジル少々

子どももよろこぶチーズいりのイタリアン焼きそばの作り方を紹介しましょう。準備としてバジルは手でちぎっておきます。

1. 玉ねぎをみじん切りにします。
2. フライパンに①、1を入れて中火で熱して炒めます。玉ねぎがしんなりしたら弱火にしてトマト缶、水を入れて8分ほど加熱します。
3. 中火にし、焼きそば麺、②を入れてよく炒めます。
4. ピザ用チーズを入れてよく混ぜ、チーズが溶けたら皿に盛ります。バジルをかけて完成です。

ここまで新潟でのイタリアンとは何か、そしてイタリアン焼きそばの魅力や食べれる店更には家で作れるイタリアン焼きそばレシピなど色々紹介してきました。イタリアンといえば新潟とそれ以外では通じる意味が違いますがその県だけで生まれた料理というのはどこの都道府県にもあります。新潟でのイタリアンといえばみかづきのイタリアン焼きそばを指すのだという事を知りましょう。これであなたも新潟のイタリアン通です。