なすの時短レシピはレンジで簡単に！丸ごと使って美味しい蒸し料理！

秋が旬のなすも今では年中通して比較的安価で美味しいものを買えるようになりました。一般的には長なすや米なす、丸なすなどが有名ですが、今では皮がヒスイ色のトロなすや白い皮のシロなすなど販売されているのは全部で40種類ほどあります。種類ごとに味わいや口当たりは違い、スーパーなどで販売されているのは大体2～5種類ほどになります。

なすはほぼ水分で形成されているので、栄養価としては高くない一方、100gあたりのカロリーが22kcalと低カロリーなのが魅力です。なすに多く含まれているのはアントシアニンといわれる色素で、ブルーベリーやぶどうなどに含まれるポリフェノールの一種です。アントニアニンには抗酸化作用や目の疲労回復、血栓を防ぐなどの効果が望めます。そのほか、 ビタミンA、B1、B2、Cを少量含んでいます。

食材として人気のなすですが、どうしてもヘタは捨ててしまいがち。そのヘタには意外な効能があるのを知っていますか？ヘタを乾燥させて煎じて飲めば食あたりの改善に役立つといわれています。またヘタを黒焼きにすれば口内炎や歯痛の痛みの改善に役立つといいます。捨ててしまいがちなヘタですが、乾燥させ保存しておくといいかもしれません。

美味しいなすは、皮の紫色が鮮やかでハリがあります。また、手にしたときに重さを感じるのもポイントです。新鮮で美味しいからこそ、水分が抜けていないためです。そして、ヘタのガクのとげが元気なものを選びましょう。ガクが茶色っぽくなっているのは古いなすです。ガクまでみずみずしく紫色かどうかを確認してください。また買ったら3～4日で食べ切ってしまわないと、なすの美味しさが半減してしまいます。

蒸し料理だと、なすに必要といわれているあく抜きはしなくても大丈夫なのですが、一手間かけてあく抜きをすると出来上がりが格段に違います。もっとも簡単なのが、切ったなすを水に10分ほどさらす方法です。また、塩を少量加えた水にさらす場合は5分程度で大丈夫です。あく抜きは長く水にさらすと風味が落ちてしまうので、目安時間を守ってください。

野菜は冷蔵庫に入れがちですが、なすは冷蔵庫で保存してはいけません。元々暑い地域の野菜なので、保存するための適温は10度～12度ほど。そのため冷蔵庫で保存すると低温障害を起こし、茶色くなったり、硬くなったりしてしまいます。長期保存するには、袋に入れて冷温所においておくことです。野菜室がある冷蔵庫なら、水分が抜けないよう1本ずつラップして野菜室で保存してください。ただし5日以内で食べきるのがベストです。

なすのトロトロ感となすそのものを味わえるシンプルな蒸しなす料理のレシピです。とても簡単なので、お急ぎのときの献立に加えるととても便利です。皮をむくのが基本レシピですが、むかずに作っても大丈夫です。

中くらいのなすを人数分丸ごと皮をむいて水にさらします。耐熱皿に乗せラップをかけて6分レンジにかけ、カップ1の水に塩を小さじ1加えたものにさらし、粗熱をとります。粗熱が取れたら軽く水分をとり、食べやすい大きさに切って鰹節を乗せたら出来上がりです。ほんのりある塩気がなすの甘さを引き立ててくれ、なす本来の美味しさを引き出してくれます。

とにかくおいしくて箸が止まらないと話題の無限なす。とっても簡単なので常備菜やお弁当のおかずにピッタリです。

なす4本に対しツナ1缶をオイルをきっておきます。中華だし・こま油を小さじ2,砂糖小さじ1/2、こしょう少々、塩一つまみを混ぜ合わせます。食べやすい大きさに切ったナス・ツナ・調味料を混ぜ合わせレンジで5～6分かけて最後にもう一度混ぜ合わせればできあがり。ご飯が進む1品の出来上がりです。

中華風の蒸しなす料理は温かいままはもちろん、冷やしてもおいしく出来上がります。暑い夏は冷蔵庫で冷やして食べるのもいいです。しょうがの風味でご飯がすすんでしまいます。

なすは縦に適当な大きさに切っておき、酢・砂糖・しょうゆ・ごま油・水を大さじ1/2、おろししょうが小さじ1を混ぜ合わせ、なすにかけて、レンジにかけます。レンジにかけるなすの皮は剥いても剥かなくても好みで大丈夫です。なすに火が通ればできあがり。大葉やみょうが、小口切りしたねぎなど好みの薬味をのせて食べてください。アクセントが欲しいときは小口切りした唐辛子を1本加えてください。

すりおろしにんにく小さじ1と市販のめんつゆ適量を混ぜあわせ、ヘタを切ったナスを縦に半分に切り耐熱の器に漬け込みます。このとき、にんにくめんつゆのタレに切った面を漬け込むようにしてください。ラップをかけ、火が通るまでレンジにかけ、いりゴマをかければ出来上がり、簡単でお酒にもあうレシピです。

なすのナムルは、ナムル液を別に作って混ぜ合わせますが、レンジで簡単に作ることもできます。まずはナムル液を作りましょう。ごま油・しょうゆ・酢を小さじ1、すったにんにく5g、いりごま、一味唐辛子を適量混ぜあわせます。その中にヘタをとったナスをいれ、完全に火が通るまでレンジにかけます。しっかり混ぜ合わせればできあがりです。冷やしても美味しいので、お弁当の献立にも便利です。

夕飯の献立にぴったりな麻婆蒸しなすもレンジを使えばとっても簡単にできあがります。ポイントはなすとひき肉・タレを1度に蒸さないこと。何度かに分けて混ぜ合わせ蒸せばおいしくて簡単な麻婆蒸しなすができあがります。

なす人数分を縦に食べやすい大きさに切り、合いびき肉100ｇ、豆板醤・しょうゆ・砂糖・片栗粉・ごま油小さじ1、甜面醤大さじ1、みじん切りしたにんにく1かけ、鶏がらスープ1/2カップを混ぜ合わせ、切ったなすとわらに混ぜ合わせます。数回にわけてレンジにかけ、その都度、ひき肉が固まらないよう混ぜ合わせれば出来上がりの簡単レシピです。

麻婆蒸しなすは、ご飯や焼きそば、パスタにのせても美味しい料理です。彩りが欲しいときは、麻婆蒸しなすのレシピにピーマン1個、にんじん半分を加えて麻婆蒸しなすを作ってください。ご飯ややきそば、パスタは好みの量で大丈夫です。ちゃんぽん麺を1袋揚げて、麻婆なすをのせても、おいしく食べられます。

蒸しなすのピザ風は縦に半分に切ったなすにピザソースを塗り、切ったプチトマト、ピーマン・チーズを乗せてレンジにかけるだけです。ポイントは野菜とチーズをレンジにかける残り１分ほどで乗せること。トマト・スライスピーマン・チーズは火が通りやすいので、最初から乗せると火が通り過ぎてしまいます。なすのトロトロ感とピザソースがマッチしています。

蒸しなすのピザ風はミルフィーユ仕立てにもアレンジ可能です。ナスを縦に薄切りし、塩コショウ・ナツメグを適量加えて混ぜたひき肉をミルフィーユの様にサンド。好みでピザソースをなすに塗ってもOKです。レンジに6分ほどかけますが、ラスト1分でチーズを適量のせれば出来上がる簡単レシピです。

トマト煮込みもトマトジュースを使ってレンジで作ってしまいましょう。大胆に作るのなら、ヘタをとったなすを丸ごと入れてしまって、オシャレに作るなら食べやすい大きさに切ってください。

適量のナスとトマトジュース1缶、コンソメ1個、塩コショウ・バジル適量をなすといちょう切りしたたまねぎ1/2、肉が欲しいときは鶏肉を適量食べやすい大きさに切って混ぜ合わせ、レンジで蒸してください。さっぱりしたいなら最後に6/1にカットしたレモンを1かけ振りかけて混ぜればOKです。出来上がりに粉チーズをかけるとさらに美味しさが増します。見た目もオシャレな1品が出来上がります。

様々な料理で活躍するなすは、油を使っていためたり、焼いたりする料理が一般的ですが、レンジを使った時短の蒸し料理でも、とても美味しく食べることができますし、何より油を使わなければダイエットにも一役買ってくれます。

なすは種類によって、同じ蒸し料理でも味わいや歯ごたえなどに変化が生まれます。また、いろんな種類のなすを使って蒸し料理をアレンジするのも楽しいものです。ご飯のお供に、お弁当のおかずにと大活躍するなすを使って、なすの蒸し料理を堪能してください。