ごま油の代用は?サラダ油・オリーブオイルで代用品出来るか調査!

最近の健康志向で、どの油を使ったらいいか悩んでいる方も多いと思います。たくさんの種類の油が市販されていますが、健康に気をつけている方がよく使っているのがごま油です。ごまの健康効果が知られているように、ごまを絞ったごま油も大変人気です。ごま油のごまの風味が食欲をそそるように、色々な料理に使えるので、どの家庭でも使っている油のひとつです。このごま油を他のサラダ油やオリーブオイルで代用することができるかどうか調べました。ごま油がなくても、ごま油の代用として使うことができる油と使い方を紹介します。

ごま油の代用は?サラダ油・オリーブオイルで代用品出来るか調査!のイメージ

目次

  1. 1ごま油の代用品は何がいいか知りたい!
  2. 2ごま油は代用できる油?
  3. 3ごま油の代用をサラダ油でやる方法を紹介!
  4. 4ごま油の代用にオリーブオイルはおすすめできない?
  5. 5ごま油の代用品で料理を楽しく完成させよう!

ごま油の代用品は何がいいか知りたい!

色々な料理に使える万能油として、また身体に良い油として人気のごま油。ごま油と言えば、一般的にはごまの香りがする色のついた油を思い浮かべますが、透明でごまの香りのしない太白胡麻油もあります。今回は一般的なごま油を料理中に使いたいのに無いとき、家庭にあるものですぐに代用するにはどうしたらいいのか、ごま油の代用品について調べてみました。ごま油の代用品は何がいいのでしょうか?

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ごま油は代用できる油?

ごま油は家庭にある何か他のもので代用できる油でしょうか?ごま油は、ごまを絞って作られています。ごま1粒に含まれている油の量は、他の油よりも多いそうです。最近では、シソ科のえごまから作られたえごま油も身体に良い油としてよく使われています。そもそもごま油は、サラダ油やオリーブオイルなど家庭にある他の油を使って代用できるのでしょうか?

ごま油を作るには、まず選別したごまを焙煎して圧力をかけます。圧力をかけることでごまがすりつぶされ、ごま油が抽出できます。さらに風味や味をまろやかにさせたり、皮などを取り除いたりするため、しばらくの間そのままにし熟成させます。最終的にきれいにろ過した風味豊かなごま油が出来あがります。このようなごま油の代用品が本当にできるのでしょうか?

ごま油はごまの風味が豊かな食用油

昔はほとんどどの家庭にもあったごまを原料にしたごま油ですが、最初から自分で作るのはなかなか難しいようです。しかし、ほんの少しごま油が足りないときなど、家庭にあるサラダ油やオリーブオイルを使った代用品ができれば、大変助かります。そこで、今回は家庭にある材料で、簡単に作れるごま油の代用品の作り方を紹介します。

工夫一つでゴマの風味が再現可能!

ごま油は家庭でも様々な料理に使える食用油です。野菜炒めやギョーザなどの中華料理には欠かせない食用油のひとつです。天ぷらなどの揚げ物の油に使うと、油が酸化しにくく、風味も良いことから重宝されています。ごま油はごまの風味が命です。香り付けの油として、料理の最後の仕上げに使われることもあります。このようにごま油は、様々な料理に使うことができるごまの風味が豊かな万能油です。

ごま油とは、白ゴマを焙煎して加工したごま独特の香りと味がする食用油です。ごま油の色と風味を生かすために、ごまを焙煎するときの温度を調整して作られています。中華料理などに使われる風味豊かなごま油は、200°以上の高温で焙煎し、油を搾っています。最近では原料のごまはほとんどが輸入品で、国産のごまは栽培量が少ないので、ほとんど手に入りません。

風味豊かなごま油ですが、最初から調理に使い加熱しすぎると、せっかくのごまの風味がなくなることもあります。ごまの味や風味を残したい場合は、料理の仕上げに最後の香りづけとして使うことをすすめます。風味豊かなごま油を料理に使いたいのに、ごま油が無くなっていたとき、ごま油の代用品を作るにはどんな方法があるかを調べてまとめてみましたので、参考にしてください。

ごま油の代用をサラダ油でやる方法を紹介!

ごま油と同様に家庭で最も使われている食用油は、サラダ油です。サラダ油の語源は、「日清サラダ油」として日本で販売されたのがきっかけです。サラダ油の原材料は、菜種、綿実、大豆、ごま、ひまわり、とうもろこしなどで、低温でもサラサラの状態で使うことができます。このサラダ油を使って、ごま油の代用品を作る方法を紹介します。誰でも簡単にごま油の代用品が作れますので、ぜひチャレンジしてみてください。

また、サラダ油よりも色の濃い亜麻仁油もありますが、今回はサラダ油を使った代用品を紹介します。サラダ油は日本固有の名称です。ごま油やオリーブオイル、グレープシードオイルや菜種油など、油をとる材料が分かる名前ですが、サラダ油だけ違います。サラダ油は日本オリジナルの商品で、最も一般的な食用油です。

ラー油と併せて風味を豊かに!

一般的にごま油を使うとき、ごまの香ばしい香りを楽しみたいという理由で使われる方が多いのではないでしょうか。ごま油が無い場合でも、ごまの香りを楽しむことができる方法は、サラダ油とラー油を混ぜて使ってみてください。ラー油というと、唐辛子の辛味が強く、ごま油の風味とはかけ離れているように感じます。


 

しかし実は、ラー油は唐辛子などの材料にごま油を加えて作っている場合が多いそうです。そのため、ラー油の代用品として餃子やラーメンにごま油を使う方もいます。一般的にはラー油だけでは、ごま油の代用にはなりにくいので、今回はサラダ油とラー油を混ぜることをすすめます。

実際にサラダ油にラー油を少量加えると、ごまの香りがつきます。ただ、ラー油のピリッとした辛さが残ってしまうため、サラダ油に少量ずつ混ぜながら、味をみて調節してください。唐辛子が苦手な方にはおすすめできませんが、ちょっと唐辛子の味がするごま油になるので、中華料理には断然おすすめの代用品です。夏の食欲のないときなどにも、ごまの風味と唐辛子の辛味が食欲をそそるので、やってみてください。

炒りごまをサラダ油に加える!

またごま油がない場合、ごまとサラダ油でごま油の代用品を簡単に作ることができます。炒りごまの白ごまをプライパンでさらに乾煎りします。焦げる寸前まで炒った熱いごまと少量のサラダ油を混ぜてそのまま冷まします。ごまの香りがサラダ油に抽出され、簡単にごま油のような風味がついたごま油の代用品ができます。簡単にできるので、忙しい方にもおすすめです。

ごまの粒がそのまま残っていますが、ごまの粒々の食感が気にならなければ、そのまま料理に使ってください。ごまの食感が嫌な場合は、キッチンペーパーなどできれいにこして使ってみてください。ごま油の代用品として色々な料理に使えます。特に野菜サラダのドレッシングに使えば、ゴマの粒々も一緒に食べることができるのでおすすめです。

自分ですりごまを加える!

ごま油はごまから作られていますので、簡単にすりごまをごま油の代用として使うこともできます。炒りごまでも同じように代用品を作ることができますが、すりごまの方が油分が多く、ごまの風味も多いので、ごま油の代用品をつくるときも、簡単で、よりごま油に近い風味と味になります。

ナムルや青菜のごま和えなど、加熱しない料理に使う場合は、すりごまとサラダ油を混ぜて使うこともできます。サラダ油大さじ1に対し、すりごま小さじ1/2を目安に混ぜ合わせてみてください。とても簡単でゴマの風味がするので、美味しくいただけます。お好みで分量は加減して、作ってみながら料理に合わせて分量も変えることができるので、楽しんでチャレンジしてみてください。

料理によっては黒ごまのすりごまを使っても同じように、サラダ油に合わせてごま油の代用品として使うことができます。白ごまと黒ごまの栄養価はほぼ同じです。見た目も味のうちと言われるように、料理の色によって見映えのするごまの方を選んでみてください。

ごまの種類はたくさんありますが、一番栄養価が高いのが「金ごま」です。白ごまに比べると、色が金色に近く、すりごまにすると油分が多く出て、コクのある香り高い最高級のごまです。ちょっと贅沢な金ごまを使って代用品を作って、料理に使ってみてください。今までのごま油に負けない味になっています。

練りごまを加える!

つぎは、ごまをペースト状にした練りごまを使って、サラダ油に混ぜることによって、ごま油の代用品として同じように使うことができます。炒め物をする時だけではなく、和え物などに使うときでも加熱する必要がないのでおすすめです。練りごまの風味がそのまま野菜などに和えられて、ごま油がなくても美味しい和え物に出来あがります。

以前は練りごまの容器はビンで売られていましたが、最近は使いやすいようにキャップ式の容器に代わっているものも売られています。この練りごまなら、簡単にサラダ油と混ぜ合わせることができそうです。サラダ油のほかにも、最近話題のこめ油でも練りごまを混ぜて、同じようにごま油の代用品として作ることができます。

ピーナツバターを加える!

また、冷蔵庫にピーナツバターがあれば、サラダ油と合わせることで、ごま油の代わりにすることができます。しかし、ピーナツバターをたくさん加えてしまうと甘くなり過ぎるので、少しずつ様子を見ながら加えてください。特に塩気の強い味付けの料理に使うときは、味が変わってしまいますので注意してください。濃厚なピーナツバターの味が、ごま油の風味と味に似ています。

そのため、坦々麺などのメニューを作る場合は、ごま油の代わりにピーナツバターを加えることで味もまろやかになり、風味も良くなります。ごま油の代用品としてだけでなく、料理のアクセントにも使うこともできます。色々な料理に使ってアレンジしてみてください。味の幅が広がり、新しい味の発見にもつながります。

最近は健康志向で身体にいい油を探して、油にこだわっている方も増えているようです。サラダ油ではなくて、こめ油やなたね油などを使う方も増えています。サラダ油の代わりにこめ油やなため油を使って、ピーナツバターと合わせて使ってみてください。クセがない油ですので、サラダ油と同様に代用品として使えます。

すりごまとラー油を加える!

すりごまとラー油をサラダ油と混ぜ合わせると、さらにごま油と同様な味と風味がします。1~2回分くらいの材料は、ごま大さじ1(すりゴマなら大さじ1/2)、サラダ油大さじ1、ラー油1~2滴です。作り方は、まず、フライパンでごまを乾煎りします。油を使わずそのまま炒めてください。火を止め、ごまが熱いうちにサラダ油とラー油を入れ冷まします。最後に、冷めたらこして出来上がりです。一度試してみてください。

えごま油をごま油の代用品として使える?

 ごま油の代用品として、最近流行のえごま油を使ってみてはいかがでしょうか?ごま油とえごま油は全く違うのですが、代用品として使うこともできます。ごま油よりえごま油の方がクセがなく、食べやすいので色々な料理にも使えます。ごまの風味はしないので、風味を楽しむことはできませんが、サラダなどに使うのもおすすめです。ゴマの風味を感じられなくてもいい料理などには、ごま油の代用品として使うのもおすすめです。

ごま油の代用にオリーブオイルはおすすめできない?

サラダ油と同様に、家庭でよく使われているオリーブオイルをごま油の代用品として使うことはできないでしょうか?そもそもオリーブオイルは、オリーブの実の油を搾ったもので、昔は日本ではあまり使われていませんでした。パスタなどのイタリア料理が家庭でもよく食べられるようになったので、オリーブオイルが家庭でも使われるようになっています。オリーブオイルがごま油の代用品として使えるか調べてみました。

オリーブオイルに風味を足すのは難しい

結論的には、オリーブオイルを使ってごま油の代用品を作るのは、大変難しいことがわかりました。そもそもオリーブの実には、特有の香りが付いているので、そのオイルも大変風味豊かです。このオリーブオイルにごまの風味を足すことは、大変難しいようです。サラダ油などのように、それ自体風味がない場合は、ごまの香りを足すことができますが、オリーブオイルの香りにはごまの香りも負けてしまうようです。

炒めるだけなら代用可能!

しかし、オリーブオイルをごま油の代用品として使う場合は、単純に炒め物用の油として使うことは可能です。サラダ油と同様に、オリーブオイルも炒めようの油としてごま油の代用ができます。ちょっと贅沢ですが、ごま油で炒めるよりも、軽い味に仕上がります。

またオリーブオイルにごまの風味を加えることは難しいのですが、逆転の発想で、ごま油がない時、オリーブオイルにハーブやスパイスなどを使って、ごま油とは違った香りや風味を楽しむこともできます。このオリーブオイルを使った新しいレシピを楽しんでみてください。

ごま油の代用品で料理を楽しく完成させよう!

料理の調味料と同じように料理に欠かせない油の中で、万能油と言われているごま油です。ごま油は様々な料理に使うことができるため、欠かせない油ですが、もし切れてしまった場合には代用することもできます。今回ご紹介したごま油の代用品の作り方についてぜひ参考にして、ご家庭でごま油が切れてしまった場合は、ごま油の代用品を使って料理をしてみてください。

簡単に作ることができるので、ごま油がなくてもゴマの風味を楽しむことができます。ごま油がなくて困ったときには、ごま油の代用品を作って料理のレパートリーが増やしてみてください。あなたのアイデア次第で毎日の食事が、健康的で経済的なメニューになります。新しい発見もできて、きっと料理がもっともっと楽しくなります。

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