焼き鳥のかしらとはどの部位?栄養やカロリーなど徹底調査!

焼き鳥のかしらはどの部位か知っていますか?実はかしらは豚の顔の筋肉部分であり、正確には焼き鳥では無く豚串という事になります。独特の食感があるかしらは脂も少なくヘルシーなので女性にも人気の部位です。焼き鳥のかしらを普通に注文していますが知らないことが多いのではないでしょうか。今回はそんな焼き鳥のかしらの栄養やカロリー、また発祥などにもついて紹介していきます。よりおいしくかしらを食べる為に知識を深めていきましょう。

焼き鳥のかしらとはどの部位?栄養やカロリーなど徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1焼き鳥のかしらについてカロリーなどを詳しく知りたい!
  2. 2焼き鳥のかしらについて紹介
  3. 3焼き鳥のかしらの栄養やカロリーについて
  4. 4焼き鳥のかしらの発祥の町を紹介
  5. 5焼き鳥のかしらを味わってみよう!

焼き鳥のかしらについてカロリーなどを詳しく知りたい!

焼き鳥の定番メニューとして人気のあるかしらですが、鳥の部位では無く、豚の部位で実際は鶏肉ではありません。メニューにもモモや皮などの焼き鳥の中に書かれていることが多いので鶏肉の部位だと勘違いされていることが多いです。焼き鳥には独特の呼び名がある為、実は勘違いしている部位や特徴などがたくさんあります。

今回はその中でも焼き鳥のかしらについてどの部分なのか、また栄養やカロリー、気になる発祥などにもついて調査したので紹介していきます。焼き鳥は部位によってカロリーや栄養が違うので是非参考にして、おいしく焼き鳥を食べるようにしてください。

焼き鳥のかしらについて紹介

焼き鳥のかしらとは鶏肉ではない

焼き鳥のかしらは鶏肉では無く、豚の部位なので実は豚串と呼んだ方が正確かもしれません。焼き鳥と聞くと鶏肉の串焼きを炭火で焼いたものをイメージするかもしれませんが実は焼き鳥は鶏肉のことを指していない場合もあります。

全国的に焼き鳥は人気なので飲み屋さんとしてなどいろんな場所にありますが、例えば北海道や福岡の焼き鳥には当然のように豚肉が含まれたり、福岡の特に久留米などはくしに刺さっていれば魚でも野菜でも焼き鳥と呼ぶこともあります。同様にかしらは豚肉ですが一般的には焼き鳥として呼ばれることが多いです。

焼き鳥のかしらとは豚肉のどこ部位?

焼き鳥のかしらは豚肉の中でも頭の筋肉の部分になります。しかし頭の部分も実際は範囲が広く、かしらの中でも細かく部位は分かれていて呼び名が違います。豚肉の頭の部位にはこめかみ、つらみと呼ばれる部分やタン、耳の部分のミミガーなどがありますが、その中でもかしらと呼ばれる部位に当てはまるのはこめかみとつらみの部分です。

こめかみとつらみとは、目と耳に間にあるこめかみの部分から顎近くのほほにかけての部分をさします。人間でもご飯を食べる時は顎を良く動かすのでこめかみあたりの筋肉を良く使います。豚も同じで良く動かす部分の為、筋肉が発達しているので筋肉質で脂が少ない部位になります。

焼き鳥の頭の味や食感

かしらは、こめかみとつらみで味や食感が違いますが、両方とも脂が少なくヘルシーで柔らかさよりもしっかりとした噛み応えが楽しめる焼き鳥です。まず、こめかみは人間と同じで目の横にある部分です。適度な弾力がありジューシーな味わいの部位で、脂肪が少ないのが特徴でカロリーも低くヘルシーです。クセが無く食べやすい部位でもあります。

つらみは豚のほほの部分で良く動かす部分なので大変歯ごたえがあり硬いお肉です。しかし、旨味がしっかりとあるので噛めば噛むほど旨味とコクを楽しむことが出来ます。つらみは栄養がしっかりとありながらもカロリーが低い為人気のある部位です。

焼き鳥のかしらは豚からどれくらいとれる?

かしらは豚1頭に対して1.5kgほどありますが、食べられない部分や脂身を除くと焼き鳥のかしらとして食べられる部分は1.2kg程度です。1.2kgでおよそ25本程度の焼き鳥のかしらを作ることが出来ます。豚の精肉の部分と比べると副生物としてのかしらはあまり多く焼き鳥として作れるわけではありません。

かしらはスーパーなどで入手が難しい

かしらは食感が他の焼き鳥と比べて独特の噛み応えがあるので人気なのですが、スーパーなどではめったに見かける事はありません。それは、かしらは豚肉のバラやロースなどに比べて非常にいたむのが早いからです。時期によっては3日ほどで色が変色し、食べられなくなってしまうのでスーパーなどでは取り扱う事が難しいのです。

しかし、豚のかしらは脂と赤身のバランスが非常に良いのでフライパンでそのまま焼いて塩コショウで味付けをして食べたり、豚丼にしても美味しいです。また、カレーなどに入れて煮込んで食べても美味しいのでスーパーで見かけたら、是非買ってみてください。

焼き鳥のかしらの栄養やカロリーについて

焼き鳥のかしらのカロリー

焼き鳥のかしらの1本あたりのカロリーはお店によりますが約70kcalです。タレで食べるか塩で食べるかにもより若干のカロリーの差は出てきます。他の焼き鳥と比べてみると、つくね約90kcal、もも約180kcalとカロリーは低めでヘルシーな部位です。

焼き鳥のかしらに含まれている栄養素

かしらの栄養素にはコラーゲンやカルシウムが多く含まれているのでとても健康に良い食材です。もともと豚肉には多くのコラーゲンが含まれていて肌にも良く、関節にも良いので普段から摂取を心がけていた方が良い食材でもあります。このコラーゲンは年齢を重ねるごとに自然に減っていってしまういます。老化を感じたりするのはコラーゲンが減少した時に感じやすくなります。

しかし、コラーゲンは摂取すれば補える栄養なのでかしらを食べることにより、カロリーを抑えながらも良質なコラーゲンを摂取することが出来ます。また、カルシウムも多く含まれている為、肌だけでなく骨から健康になることが出来ます。他にも豚肉の特徴でもあるビタミンB1も含まれています。スタミナの素となるビタミンB1は筋肉の疲労につながる乳酸を分解する働きがあります。

特にかしらを含む豚肉のビタミンB1は身体への吸収に優れていて、加熱しても分解されにくいので焼き鳥のかしらなどは非常に優れた食材と言えます。また、かしらに含まれているナイアシンはたんぱく質、脂質、糖質の代謝に非常に重要な役割をしていて循環系や消化系にもいい影響を及ぼします。たんぱく質であるアミノ酸もかしらには当然含まれています。

このアミノ酸は身体への吸収がしやすい優れたたんぱく質と言われているので成長期の子供にも欠かせない栄養素となります。かしらに含まれている栄養は良質なものが多く、シンプルな味付けで食べてもクセが無いので余分なカロリーを取らずに食べられるのでおすすめの部位です。

ヘルシーで女性にもおすすめ

焼き鳥は炭火で焼くので余分な脂が落ちてフライパンなどで調理をするよりもさらにヘルシーになるので女性にもおすすめの食べ方です。豚肉から摂取できるコラーゲンは肌にももちろん良くて美肌効果がありますが、髪の毛にもコラーゲンが良い影響を与えるのできれいな髪を育てる役割があります。

気になるかしらの脂肪ですが、豚肉の脂肪は酸化しにくく効率の良いエネルギーになるので蓄積されることが少ないです。焼き鳥はカロリーが高いイメージがありますがかしらなど、部位によっては非常にヘルシーなので女性にもおすすめです。

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焼き鳥のかしらの発祥の町を紹介

焼き鳥のかしらの発祥は埼玉県東松山市

焼き鳥は各地で発祥した部位や食べ方がありますが、かしらの発祥は埼玉県の東松山市です。埼玉県の東松山市とは、埼玉県のちょうど真ん中あたりに位置する都心のベッドタウンとして存在していて池袋からも電車で45分程度の距離にあり交通の便が良く人気があります。

東松山市の特徴はベッドタウンとしての街並みでは無く、東松山市独自の製造業も盛んなので市内で働く人も多い為、単なるベッドタウンではありません。しかも高速道路の交通も非常に便利なので都心との物流の拠点としても重要な役割を果たしています。焼き鳥のかしらとはそんな様々な人が生活をしている東松山市のご当地グルメのようなものです。

埼玉県の北部は養豚が盛んな土地柄という事もあり昔から豚肉になじみがありました。しかし、お肉自体が高級品の時代もあり、誰でもが簡単に食べられるものではありませんでした。精肉は高級品で食べることは難しかったですが、当時安価に食べることが出来たホルモンのように食肉としては人気が無くて高級では無かったかしらに目を付けたのが始まりです。

松山市内にあった食肉処理場より新鮮なかしらを安価で購入し在日韓国人が屋台で焼き始めたのが今の焼き鳥のかしらです。かしらの発祥には、東松山市と地域の独自性が非常に重要な関係になっています。

韓国風の辛いみそだれが松山市の味

東松山市のかしらには辛いみそだれを付けて食べます。この食べ方も特徴の一つでホルモン屋さんをしていた大松屋がが東松山市に移転してきた事がみそだれの始まりになりました。元々東松山市の焼き鳥店に串焼きにしたかしら肉を売っていた大松屋でしたが、東松山市に移転をした時に自分のお店からも焼き鳥を販売、提供するようになりました。

その時に、以前から使っていたホルモンのタレを流用してみそだれを作り、かしらにつけて食べるようになりました。この韓国風の辛いみそだれは東松山市の独特の味でしたが、今では様々なお店でピリ辛のみそだれを付けて提供しています。東松山市の中にもたくさんの焼き鳥屋がありますが、お店ごとにオリジナルのみそだれを作っていてお店独自の味を提供しているところがたくさんあります。

東松山市には全国で唯一焼き鳥屋で構成された組合が存在

東松山市には全国で唯一の焼き鳥屋の組合があり、東松山焼鳥組合と呼ばれます。この組合は組合内での親睦を図る事と会員相互の反映を利益を守ることを目的としている組合です。昭和37年から設立されている組合で加入している店舗もたくさんあります。焼き鳥に対する情熱と誇りがあるからこその組合が存在しているので東松山市にはたくさんの焼き鳥屋があります。

東松山市は観光の一つとしても焼き鳥に力を入れています。中でも当然かしらに力が入っていてほとんどのお店でピリ辛のみそだれを付けて食べることが出来ます。1本120円前後で食べられるかしらは安いのも特徴です。焼き鳥のかしらを目当てで観光客が来るので値段をあげないように組合で努力をしています。また、組合で新鮮な豚のかしら肉を共同購入し、値段の統一もしています。

東松山市で美味しいかしらが食べられる焼き鳥店

東松山市の焼鳥屋を紹介していきます。お店によって特徴が違うのでいろんなお店に行くと味や楽しみ方が違って楽しめます。まずは昭和32年から東松山駅の近くで開店したやきとり桂馬です。おすすめの名物料理はかしらで塩などの下味を付けずに炭火で焼き、みそだれを付けて食べます。辛みの強いみそだれと濃厚な味わいのかしらが良く合っていて美味しいです。

他にもレバー、タン、ハツ、なんこつ、つくね、しろがあり新鮮なお肉を使っている為、どれもが美味しいです。サイドメニューとしてお漬物などもありますが、それらの野菜は地元の新鮮な野菜を使っているのでやきとり以外にも楽しむことが出来ます。

最寄り駅は森林公園駅ですが、東松山焼鳥組合に加盟しているお店であるやきとり新盛はニンニクのきいたみそだれを付けて食べます。組合に加盟している為、かしらの値段は120円ととても安いです。新盛のお肉は他のお店に比べて大きいのが特徴で食べ応えがあります。サイドメニューのもつ煮も名物の一品でかしらともつ煮を求めて来店するお客さんがたくさんいます。

地元の方々に愛されている新盛は開店してからすぐにお客さんでいっぱいになるので、タイミングを見計らわないとなかなか食べる事の出来ない有名店です。店内はきれいで、小上がりなどもあるので子供がいても楽しめるおすすめのお店です。

東松山駅から徒歩10分のところにある伊田佳のかしら120円で柔らかく食べやすいのが特徴です。50年近くやきとりを焼いている大将が作るかしらは絶妙な焼き加減でとても美味しく、みそだれもピリ辛でたくさん付けて食べるとよく合います。やきとり以外のメニューもたくさんあり、東松山市のいろんな味を楽しめるお店です。

駐車場があるのもうれしいところです。また、テイクアウトが出来るので忙しい時にでもどうしても食べたい時や、晩御飯のおかずに一品増やしたい時にもおすすめです。

こちらも東松山焼鳥組合に加盟されている、こうやちんは東松山駅から徒歩5分のところにあり、気さくなご夫婦が焼き鳥を焼いている温かみのあるお店です。食べやすいサイズのかしらがおすすめで、辛めのみそだれをいっぱいつけて食べます。こうやちんのかしらはネギマでネギをこんがりと焼いて提供してくれます。とても鮮度が良いお肉ばかりなので安心して美味しく食べることが出来ます。

焼き鳥のかしらを味わってみよう!

焼き鳥のかしらについて紹介してきました。かしらは焼き鳥と呼ばれているが実は豚のこめかみやほほ肉のことで、鶏肉よりもヘルシーで味にもコクと濃厚さがあるやきとりです。コラーゲンを多く含んでいることから肌にもよく栄養が豊富なのにカロリーも低い為、女性にもおすすめの一品です。

東松山市で発祥したかしらは全国に広がり今ではどこでも食べることが出来ますが、やはり東松山市はやきとりに対する情熱があり、やきとりの観光地としても栄えているほどです。かしら肉の独特の歯ごたえと濃厚な味わいが特製の辛いみそだれとよく合うので味わってみてください。

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