出雲そばおすすめランキングTOP11!荒木屋や羽根屋など紹介!

日本三大蕎麦の一つである、出雲そばを食べたことがありますか?また、出雲そばとは一般的な蕎麦とは、一風変わった蕎麦であることを、知っていますか?出雲そばの食べ方も、他の蕎麦とはちょっと違っており、蕎麦本来の香りや旨味を存分に味わいたい人に、人気のある蕎麦のようです。江戸時代から受け継がれている伝統の出雲そばのようですが、そんな出雲そばの美味しくておすすめの蕎麦屋を、ランキング形式で11店紹介したいと思います。

出雲そばおすすめランキングTOP11!荒木屋や羽根屋など紹介!のイメージ

目次

  1. 1日本三大そばの出雲そばが食べたい!
  2. 2出雲そばとはどんなおそば?
  3. 3出雲そばの食べ方とは?
  4. 4出雲そばのおすすめランキング第11位から6位
  5. 5出雲そばのおすすめランキング第5位から2位
  6. 6出雲そばのおすすめランキング第1位のお店とは?
  7. 7出雲そばの食べ歩きを楽しもう!

日本三大そばの出雲そばが食べたい!

日本三大そばである出雲そばとは、どんな蕎麦なのでしょうか?また、出雲そばとは他の蕎麦と何か特別な違いがあるのでしょうか?日本三大蕎麦と称されながら、意外と出雲そばとはどんな蕎麦かを答えることが出来る人が少ないようです。そこで今回は、そんな出雲そばとはどんな蕎麦で、どのような食べ方をするのかなども調べてみたいと思います。

そして、島根を代表するご当地グルメでもある出雲そばとは何かを知り、出雲そばとはどうあるべきかを追及している、出雲の人気でおすすめの蕎麦屋のTOP11を紹介したいと思います。

出雲そばとはどんなおそば?

出雲そばは日本三大そばの一つ

日本では様々な地域で蕎麦が食べられていますが、その数多い日本の蕎麦のなかで、三大そばと呼ばれているのは、何処の蕎麦か知っていますか?一つは今回紹介する島根県の出雲(いずも)そばです。そして、長野県の戸隠(とがくし)そばと、岩手県のわんこそばの三つです。出雲そばと戸隠そばと、わんこそばの三つは、誰もが聞いたことのある日本蕎麦ではないかと思います。

大まかに日本の三大そばの特徴を言うならば、出雲そばとはつゆをそばにかけて食べます。戸隠そばとは、水を切らずに盛り付け、海苔をかけずに辛味の強い大根を薬味として添えます。わんこそばとは、一口ほどの量のおそばを椀に入れて、一口また一口とそばを食べるたびに次のそばを、入れてもらって食べる食べ方です。

出雲そばは島根のご当地グルメ

出雲そばとは、島根県の出雲地方で食べられている、郷土料理であり、島根県の出雲地方の代表的なご当地グルメでもあります。また出雲そばとは、挽きぐるみと呼ばれているそば粉を使っており、香りと風味が強く、色も濃いのが特徴です。挽きぐるみとは、そばの実と甘皮まで全て一緒に挽いたそば粉のことです。噛めば噛むほどに味わいがあるのが出雲そばの特徴でもあります。

通常そば粉を挽く際には、そばの実の殻を取り除き、一番粉から四番粉までそばの実の外側から内側へと、使う場所によってそば粉の香りと色が違う特徴を活かして蕎麦が作られます。そばの実の中心に行くほど色が白くなっていくそうです。

出雲そばりえとは?

島根県の出雲には、出雲そばりえの会という会があり、出雲そばの特色を地域の人々や全国、または世界へと広めることを目的としており、出雲そばを通して会員同士の交流も図っておられます。三大蕎麦の一つである、出雲そばは全国的に有名ではありますが、実際に食べたことのある人が多くないようです。そういった意味でも、出雲そばを広めて行くために積極的に活動をしている会でもあります。

ところで、そばりえの会の「そばりえ」についてですが、ワインのソムリエから文字って、ソムリエが食事に合わせたり、様々な状況に合わせておすすめのワインをお客さんに提供するように、「そばりえ」の称号を持った人が、出雲そばについて適切に出雲そばのメニューを紹介したり、適切なそば店を案内したり、蕎麦に関しての様々な知識を必要とする、教養の求められる資格でもあります。

そばりえは、平成19年から認定が始まり現在では100人を超えるそばりえが誕生しています。そばりえとしての認定基準は、部門別出雲そばりえ認定では4つの部門があり、出雲そばの店を50店舗以上食べ歩いたことのある「食べ歩きそばりえ」、また出雲そばを三日に一度以上食べる「食べまくり出雲そばりえ」などがあります。

また、出雲そばを打つことができて、人にまかなえることができる「打ちまくり出雲そばりえ」や、出雲そばのうんちく話を10個以上話すことができる「知ってるよ出雲そばりえ」があります。それから、総合出雲そばりえ認定では、次の5つの条件を満たしている必要があります。

一つ目は、出雲そばのお店を20店舗以上食べ歩いた経験があること、二つ目に出雲そばを10日に一度以上は食べていること、三つ目に出雲そばを打った経験があること、四つ目に出雲そばのうんちく話を3つ以上は話せ、五つ目に出雲そば通という冊子を常時携帯していることを全て満たしている必要があります。

更にその上のゴールデン出雲そばりえ認定では、部門別出雲そばりえ認定の四つの条件を全て満たしており、出雲そば通という冊子を常時携帯していることが条件として認定されます。出雲そばりえの認定は、自己申請を郵送やファックス、メールなどで行い、出雲そばりえ事務局にて書類審査を経て、厳正なる審査の上、出雲そばりえ認定式典で、認定証を授与されます。

出雲そばりえに認定されると、認定証を貰い、出雲そばりえ名刺を50枚貰うことができます。ちなみに、認定費用は2000円となっています。

出雲そばの食べ方とは?

そばにつゆをかけて食べる割子そば

出雲そばの食べ方は、丸い朱塗りの器にそばが入れられており、そこへ薬味を入れて、出汁の効いた醤油ベースのそばつゆを直接かけるスタイルで、全国でも珍しい割子(わりご)という食べ方です。地域やお店によって薬味が多少違っており、出雲そばだけでも、違った特徴を愉しむことが出来ます。

出雲そばは、直接そばつゆをかけて味わう蕎麦ですので、つゆのかけ過ぎに注意が必要です。つゆのかけ過ぎは、折角の出雲そばの風味を失ってしまいますので、つゆをかけ過ぎずのどごしよりも、そばそのものの香りを楽しむのが、出雲そばの食べ方と言えるでしょう。

元々、出雲そばとは江戸時代には野外で食べられることが多かったようで、四角い重箱にそばを入れて持ち歩いており、その重箱のことを割子(わりご)と呼んでいたことから、割子そばという名前で今も呼ばれているそうです。また、器が丸くなったのは、四角い割子では隅が洗いにくい為、衛生面を考えて丸い器に変わったようです。また、直接器につゆをかける食べ方も、当時の文化がそのまま残ったからです。

そばではめずらしい釜揚げそば

また出雲そばとは、茹で上げたばかりの熱々の状態で蕎麦を盛り付け、そこへ釜湯の茹で湯を注ぐという、そばでは珍しい釜揚げそばという食べ方でも頂くことができますので、他では味わえないスタイルの珍しい出雲そばを、是非出雲で味わうことをおすすめします。一般的な温かい蕎麦の食べ方では、茹でた蕎麦を一度水で洗って絞めてから、温かいだし汁と一緒に器に盛られて提供されます。

一般的には、かけそばと呼びますが、一度水で絞めることで、温かいつゆの中でも蕎麦が柔らかくなりにくく、ぬめりがなくつるつるとした食感の食べやすい蕎麦になります。出雲そばの食べ方である、釜揚げそばは、蕎麦の質や麺の太さなどでも違いはありますが、天ぷらや鴨南蛮などの種物のそばにおいては、団子状になるのを避け、かけそばと同じような提供がされています。

薬味とつゆだけで食べる食べ方では、食べ初めと食べ終わりの蕎麦の硬さの違いが顕著ですので、茹で加減が難しい蕎麦でもあります。そば湯と一緒に食べる食べ方では、蕎麦の旨味や香りをより楽しめるので、蕎麦好きには釜揚げそばを好む傾向があるそうです。出雲そばの釜揚げそばは、しっかりと打たれた蕎麦であれば、べたっとしておらず、食べ終わりころのそば湯を吸て一層旨味が増してくるそうです。

出雲そばの食べ方

まずは出雲そばの割子そばの食べ方ですが、赤い朱塗りの三段の器に蕎麦が盛られ、その他に薬味とつゆが出てきますので、一枚目の蕎麦に好みの薬味とつゆをひとまわしかけて食べます。前述しましたが、つゆをかけ過ぎないのが食べ方のポイントです。一枚目のそばを食べ終わったら、器に残ったつゆを二枚目の器のそばにかけます。空になった器は一番下の段に重ねます。

2枚目のそばに、また好みの薬味を乗せ、つゆを少し足して食べます。2枚目の蕎麦を食べ終わったら、三枚目の器に残ったつゆをかけて、空になった器を一番下の段へと重ね、三枚目をいただきます。この時も、好みで薬味やつゆを足して頂きます。最後にそば湯に残ったつゆを入れて、好みでつゆを足して頂きます。

次にもう一つの出雲そばの食べ方の、釜揚げそばの食べ方を紹介します。島根ならではの釜揚げそばの食べ方は、割子そばと同様に知らなければ、食べ方に戸惑ってしまいますので、覚えておきましょう。まず、茹で上がったそばに、そばを茹でた蕎麦の栄養や香りがたっぷりと含まれた、そば湯が注がれて提供されますので、そこへ薬味とつゆをかけていただきます。

出雲そばのおすすめランキング第11位から6位

出雲そばおすすめランキング11位:八雲 本店

出雲そばのおすすめランキング第11位は、出雲大社の大駐車場西側の交差点の角にある、八雲 本店です。朝9時~17時という営業時間ですし、出雲大社のすぐ近くとあって、朝から出雲そばを愉しめるお店です。出雲そばとはこれだと言える、しっかりとコシがあり、濃いめの出汁にもみじおろしが味を引き立ててくれるお蕎麦が食べられるお店で、おすすめです。

出雲大社の駐車場からすぐのところという立地もあり、観光客でにぎわっていますし、蕎麦も量が比較的多いのようです。三色割子そば997円や、釜あげそば546円の他にも、丼ものやうどんのメニューも充実していますので、家族連れも安心のお店です。

出雲そばおすすめランキング第10位:そば処 神門

出雲そばのおすすめランキング第10位は、そば処 神門です。出雲そばとは、のどごしよりも蕎麦の香りと旨味を重視した蕎麦ですが、神門の蕎麦は香りとのどごしを両立させた、蕎麦の極みとも言える蕎麦です。割子そば750円やかけそば750円、天鴨汁そば1400円などがあります。出雲大社から車で10分ほどのところにあり、公共機関では少し行きづらい場所にあります。

お昼の営業時間は11時半~15時までで、夜の営業時間は17時~20時までとなっています。定休日は月曜日です。マイカーまたは、タクシーで行く価値ありの、のどごしの良い出雲そばを堪能できるお店です。

出雲そばおすすめランキング第9位:あごう

出雲そばのおすすめランキング第9位は、出雲市にあるショッピングセンター、ラピタ本店の別棟にある、あごうです。出雲そば屋では珍しい、天ぷらメニューが充実しているそば屋さんです。営業時間は11時~18時までで水曜日が定休日です。ショッピングモール内にありますので、駐車場の心配もいらず、本格出雲そばを愉しめておすすめのお店です。

出雲そばおすすめランキング第8位:千鳥そば

出雲そばのおすすめランキング第8位は、千鳥そばです。出雲そばとはコシのある伝統の蕎麦です。また出雲そばとは挽きぐるみのそば粉を使う出雲地方独特の蕎麦ですが、千鳥そばでは挽きぐるみのそば粉と、もう一種類のそば粉を配合した、拘りの天然そば粉をその日に必要な分だけ手打ちしている、そば屋さんです。割子そば(3段)750円、釜揚げそば700円です。

営業時間は11時から16時半までで、木曜日が定休日となっています。出雲大社の大駐車場から歩いて5分のところにあります。

出雲そばおすすめランキング第7位:鶴華 波積屋

出雲そばのおすすめランキング第7位は、昔のままの無添加の蕎麦を心がけている、鶴華 波積屋です。また石臼でゆっくりとそばを挽いており、趣のある店舗で波積屋でしか味わえない、お蕎麦を愉しめます。波積屋おすすめのメニューは、天おろしそば850円や、鴨南蛮そば1000円などです。出雲空港から車で3分、山陰自動車宍道ICから車で3分のところにあります。

お店の営業時間は、11時~17時までで、定休日は元日のみです。駐車場が30台ありますので、車で移動されている人には、おすすめの出雲そば屋さんです。

出雲そばおすすめランキング第6位:平和そば 本店

出雲そばのおすすめランキング第6位は、昭和25年から世の中の平和を願い続けて、店名に平和を取り入れた、出雲そばとはにこだわり、出雲の人々と出雲に対しての感謝の気持ちを支えに、出雲そばを提供し続けている出雲そば店です。割子蕎麦750円や三色割子蕎麦950円などや、釜あげ蕎麦750円、納豆蕎麦950円、月見蕎麦830円などもあります。またそばがきぜんざい700円もおすすめのメニューです。

営業時間は11時~15時までの売り切れ次第終了で、木曜日が定休日となっています。アクセスは出雲大社から歩いて15分、一畑電鉄大社線出雲大社前駅からも歩いて15分のところにあります。田舎の親戚の家に遊びに行ったような気分を感じることができる和風のお店で、そばつゆを使った親子丼などのご飯メニューも隠れた人気でおすすめのメニューです。

出雲そばのおすすめランキング第5位から2位

出雲そばおすすめランキング第5位:出雲で感動とおもてなしを目指す「田中屋」

出雲そばのおすすめランキング第5位は、代々出雲大社の正門前で駄菓子屋をしていた、参拝客にの人々におもてなしをしていたところから始まった、田中屋です。昭和47年にレストラン田中屋を開業、平成9年に二代目がそば専門店としてリニューアルし、平成の大遷宮に合わせ再リニューアルをしました。常に表情が変わるそばの、その表情を見極め水一滴にまで拘り水分量を慎重に手打ちしています。

歯触りが良く、香りと甘さの豊かな蕎麦に仕上げられた麺に、その香りと喧嘩しない、うるめ鰯をベースにし、北海道尾札部の天然真昆布、さば節、目近節などを使った濃厚なだしを、本みりんと地伝酒、地元の醤油で味付けし、砂糖を一切使っていないそばつゆを作っておられます。

出雲そばとは通常3段で一人前とされていますが、田中屋では一段から注文することができ、好きな段数を食べることができます。また釜揚げそばとしていただく出雲そばとは昔、新蕎麦の時期に出雲大社の参道に、釜揚げそばで人々をもてなす、そば屋台が立ち並んでいたそうです。そんな景色を代々目にして、人々をもてなしてきた田中屋のおもてなしの心は、出雲そば店一番と言えるでしょう。

田中屋へのアクセスは、出雲大社正門前バス停からすぐ、または一畑電鉄出雲大社駅前から歩いて5分のところにあります。営業時間は、11時~16時までで、蕎麦が無くなり次第終了となっています。木曜日が定休日です。

出雲そばおすすめランキング第4位:挽きぐるみのそば粉100%の十割そば「砂屋」

出雲大社周辺にある出雲そばの食べられるお店の中でも、珍しいつなぎを一切使っていない唯一の十割そば専門店の砂屋が、出雲そばのおすすめランキング第4位です。通常十割そばは、ぼそぼそとした食感だったり、ぶつぶつと短く切れてしまったりしますが、砂屋の十割そばは全てが、石臼で挽かれた国産のそば粉を使っており、たべやすさを重視した水分量と打ち方の調整をされています。

また砂屋の蕎麦は、出雲そば特有のコシを味わってもらう為に、あえて太打ちに仕上げられており、国産のうるめ鰯を主にし、羅臼昆布とカツオの厚削りや鯖節、宗田節を使って取っただしに、出雲の地伝酒、本みりんで味付けし、少量のザラメで甘味とコクをプラスし、濃厚な甘辛い出雲そばに合う出汁に仕上げられています。

砂屋のメニューは割子そば(粗挽き十割)三枚が960円、4枚が1280円、5枚が1600円、釜揚げそばが940円、月見釜揚げそばが1000円、三味割子そばが1,180円、冷やしとろろそばが1180円、牛肉そばが1180円などとなっています。また平日に20食限定の縁結び定食もおすすめのメニューです。営業時間は11時~16時半までですが、蕎麦が無くなりしだい終了となります。

また、週末や祝日は10時半~16時半までで、定休日は火曜日と第三月曜日です。砂屋へのアクセスは、一畑電車大社駅から歩いて5分、バスでは正門前バス亭から歩いて30秒のところにあります。予約は受け付けていませんので、早めの来店をおすすめします。店内は和洋どちらの要素も取り入れた、落ち着いた空間となっています。

出雲そばおすすめランキング第3位:出雲大社御用達の「かねや」

出雲大社へと続く旧街道の大鳥居近くの路地を入ったところにある、そば処かねやが出雲そばのおすすめランキング第3位です。ひきたて・打ちたて・茹でたての三たてにこだわっている、本格出雲そばを食べられる蕎麦屋です。また創業以来の伝統の味を守っているそはつゆは、うるめ鰯と日高こんぶを使った、出雲そば特有の甘めのつゆです。

昭和4年創業のかねやは、出雲大社御用達のお店ですが、庶民的な雰囲気の食堂のような蕎麦屋さんです。かねやの割子そばは、最初から薬味がそばに乗せてあります。三色割子3段1100円は、ネギと海苔、おろしもみじが乗っているものと、薬味と卵が乗せてあるものと、薬味ととろろが乗せてあるもので3段になっています。三色割子4段1,400円になると、これに大根おろしと薬味の1段が増えます。

薬味に嫌いな具材がある人は出雲そばを食べる時には注意が必要かと思います。そば湯はとろとろとした濃いめのものが出されます。しっかりと濃いめのつゆを入れて飲むと、相性がぴったりです。出雲大社の近辺に数ある出雲そばのお店の中でも、行列のできる人気店です。席数は50席ほどある規模のお店で、テーブル席と座敷席とがあります。

かねやのメニューには他に、割子そば750円、おろし割子1,200円、とろろ割子1200円、三色割子5段1700円、出汁が入った温かいかねやの人気名物メニューでおすすめなのが、淡雪900円です。また山かけそば800円や、釜揚げそば650円などもあり、島根の名産品であるトビウオのすり身で作られた、のやきかもぼこ450円も食べることができます。

営業時間が朝の9時半から16時までと、早い時間から開いていますので、少しだけ遅めの朝ご飯にお蕎麦を食べることができます。接客に対しての評価が田舎ならではなのか、少し物足りなさを感じるところがあるようですが、それでも総合評価が良いということは、相当に味が良い証拠でもあります。そばはやや太めで短い麺で、濃いめのつゆとの相性のいいお蕎麦です。

やはり人気店なだけあり、お昼時は行列ができることが多いので、朝に食べに行くと並ぶ確率が低くておすすめの時間帯です。しかし、時には10時頃で満席近くになる日もあるので、やはり多少待つことは覚悟が必要なお店でしょう。かねやへのアクセスは、一畑電車出雲大社前駅から歩いて10分のところにあります。年中無休で営業されています。

出雲そばおすすめランキング第2位:出雲大社近くにある「荒木屋」

出雲そばでおすすめのランキング第2位は、創業天明年間の江戸時代後期から200年以上も続く、出雲そば屋では日本最古の老舗そば屋である荒木屋です。地元出雲の玄蕎麦を石臼で丁寧に挽いており、コシが強く香りの高い麺で、荒木屋の良質な井戸水を使用し、うるめ鰯からとった伝統のつゆも上品な味でさっぱりとした味わいの、地元の人からも愛されている蕎麦屋です。

全区国的に有名な出雲大社から、歩いて10分ほどの住宅地にあり、店内は民芸調の落ち着いた雰囲気のお店です。荒木屋のメニューでおすすめのメニューは、出雲大社にちなんだ名前の付いた「縁結び天セット」1380円です。2段の割子そばには大根おろしとなめこが乗せられており、エビと野菜の天ぷらにぜんざいまで付いたセットです。ぜんざいの白玉にはそば粉も使われており、ハート型になっています。

荒木屋のそばは、石臼で挽いてあるので出雲そば特有の黒い色が控えめとなっており、香りが高く、細い麺でありながらもコシのある麺が特徴です。また、香りの強い出雲そばには、硬めのそばに打つことで程よい風味となり、少し濃いめのつゆのしょっぱさを感じさせないように、甘味が加えられており絶妙のバランスとなっています。この麺とつゆの相性が人気でおすすめの理由でもあります。

荒木屋のメニューは、のりとねぎ、もみじおろしなどの薬味でいただく割子そば3段が780円、3段そばと有機卵、とろろが入った割子三代そばが1,080円、4段そばになめこおろし、有機卵、とろろが入った割子四代そばが1380円、5段そばに天玉、なめこおろし、有機卵、とろろの入った割子五代そばが1660円、2段そばとぜんざい、ご縁袋、おみくじの付いた縁結びセットが880円です。

また割子は1段ずつ260円で追加が可能です。出雲そばのもうひとつの代表的な食べ方である釜あげそばは620円です。荒木屋の蕎麦は出雲そばとはこれだと言える、味の濃いつゆながらバランスの良さから、地元や遠方のファンが根強くいる、人気店ですので行列に並ぶことを覚悟で行くことをおすすめします。また、荒木屋では予約を受け付けておらず、並んだ順に店内へと案内されます。

その他、鴨なんばん1200円や天ぷらそば1200円などもあります。10月は、日本全国が神無月(かんなづき)と呼ばれているのは、荒木屋のすぐ近くにある出雲大社に全国の八百万の神々が集まっている為であり、島根県では神在月(かみありづき)となっています。

神在月に出雲大社にお参りをし、全国の八百万の神々を拝むことが出来た際には、その足で出雲大社の大鳥居から、西へ向かって歩くと荒木屋がありますので、歴史ある出雲そばをいただいて腹ごしらえするのもおすすめのコースです。また、この荒木屋は出雲大社の門前というだけでなく、島根県立古代出雲歴史博物館や、近くに島根ワイナリー、出雲阿国の墓などの観光スポットが多数あります。

出雲そばのおすすめランキング第1位のお店とは?

出雲そばおすすめランキング第1位:伝統を守り続ける献上蕎麦の「羽根屋」

出雲そばでおすすめのランキング第1位は、江戸時代後期に創業し、大正天皇など数々の皇室の方々へと献上してきた、地元だけでなく遠方の人々にも多くのファンを持つ、伝統を重んじながらも新しいものを取り入れ、日々美味しい蕎麦作りへの努力を惜しまず、地産地消の蕎麦づくりをされている羽根屋です。

羽根屋の蕎麦が献上そばとなった由来は、明治40年5月27日のことです。当時まだ東宮であった大正天皇が、出雲市にご宿泊された際に、羽根屋のそばを食され、田園の香りをうつした風味をことのほか、気に入られて以来、献上そばの名称を許されたそうです。現在までに梨本宮守正王殿下、賀陽宮恒憲王殿下、東久邇宮妃聡子内親王殿下、秩父宮勢津子妃殿下の食膳に共されました。

また、昭和天皇・皇后両陛下が山陰地方に行かれた際にも夕食の食膳に出された蕎麦でもあります。その日の湿度や気温に左右されるそば打ちは、熟練した技術を持った職人の手によって、水回し・こね・切りの一連の作業を経て、打ち立てを提供されています。羽根屋のメニューは、出雲独特の割子そばは、契約栽培をしている出雲産のそば粉を使い、昔から変わらぬ手打ちで作られています。

割子そば3段が750円、割子1段が250円、三色割子そばが900円、五色割子そばが1500円です。薬味とだし汁だけで味わう、生粋の蕎麦の風味を愉しめるそばです。また、出雲そば独特のもう一つの釜揚げそばは700円(税込み)、その他にも天ぷら割子が1500えん、鴨なんばんが1000円、月見そばが750円などがあります。

また定食もあり、天ぷら割子定食が1800円、三色割子定食が1200円、割子3段定食が1000円、割子2段定食が850円、親子丼と割子2段がセットになった親子丼セットが1,000円や、持ち帰りの手打ちそばもあり、2人前が1500円、3人前が2250円、干麺3袋そば汁付きが2000円、乾麺5袋箱入りが1800円、半生そば3人前そば汁付きが1550円に、出雲そばギフトセット4100円などもあります。

また、半生そば1人前そば汁箱が550円、半生そばのみ1袋350円やそばつゆ1人前150円とバラ売りもあります。風流に江戸時代の人の気分を少し味わってみたいなら、割子弁当750円などを購入して現在も残る、のどかな田園風景を眺めながら出雲そばを愉しむのもおすすめでしょう。また、そば粉500gも900円で購入できます。

そばの実の黒い殻の部分や甘皮まで一緒に挽き込んだ、出雲そば特有の黒くて香りの良い蕎麦を、割子に盛られた冷たい蕎麦に、直接そば汁をかけるとそば汁の角が取れるため、蕎麦とそば汁が調和され、大変美味しくいただけます。羽根屋には本店・大津店・伝承館店の3店舗があり、本店はJR山陰本線出雲市駅北口から歩いて5分のところにあります。

また車でのアクセスは、山陰自動車道斐川インターから国道9号線を経由して10分ほど、または中国自動車道三好インターからは国道54号線を経由して120分のところにあります。飛行機でのアクセスは、出雲空港からIR出雲市駅行きのバスに20分乗り、歩いて5分です。20分営業時間は昼が11時~15時までで、夜が17時~20時までとなっています。元旦のみ定休日で、その他は無休で営業されています。

また週末や連休の本店は沢山のお客さんが来店されており、28台の駐車場はほぼ満車状態です。周辺に有料駐車場がいくつかありますので、駐車場が満車の際には近隣の迷惑にならないように、コインパーキングなどに駐車してから、徒歩で来店するように気を付けましょう。伝統を感じる落ち着いた昔の造りの建物を活かした店舗となっており、時代物の箪笥なども置かれており、蕎麦の歴史を感じることが出来ます。

テーブル席は、大正ロマンを感じられる内装や照明が取り付けられており、レトロな雰囲気が漂うお店です。また羽根屋大津店は、斐川インターチェンジより国道9号線を経由して8分、JR出雲市駅からは車またはタクシーで5分のところにあり、営業時間は11時~17時までです。席数24席ほどの小さなお店で、家庭的な雰囲気の気軽に立ち寄れるお店ですが、接客が良く気持ちよく利用ができます。

そして伝承館店は、出雲市の観光施設である出雲伝承館の中にあり、斐川インターチェンジおり国道9号線を経由して15分ほど、JR出雲市駅から車またはタクシーで10分のところにあります。営業時間は11時~16時半までで、月曜日が定休日となっています。こちらは観光施設ですので、十分な駐車スペースがあるようです。清潔で庭の見える店内で出雲そばをいただける店舗です。

Thumb出雲大社のそばのおすすめランキングTOP11!人気の田中屋など紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

出雲そばの食べ歩きを楽しもう!

出雲そばには、割子そばと釜揚げそばという、日本でも珍しい蕎麦の食べ方をし、またそば粉も殻ごと挽く、挽きぐるみという蕎麦の全てをそば粉にして、そばを打つ珍しい特徴のある蕎麦であることが、わかりました。香りの高く、蕎麦の旨味を余すことなく堪能できる、日本三大蕎麦の一つである、出雲そばを、是非出雲に行って引き立て・打ち立て・ゆでたてで食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか?

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ