銀杏の栄養価と効果効能!銀杏のおすすめの食べ方って?

銀杏(ぎんなん)と言えば、銀杏(いちょう)の実として知られていますが、皆さんはどんな食べ方を知っていますか?実は、工夫次第で様々な楽しみ方があるんです。今回は、栄養価も高いと噂の銀杏(ぎんなん)のカロリーから豊富な栄養素、美味しい食べ方まで紹介します!

銀杏の栄養価と効果効能!銀杏のおすすめの食べ方って?のイメージ

目次

  1. 1銀杏の栄養が豊富!
  2. 2銀杏の栄養価は高い!
  3. 3銀杏と一緒に食べると効能的な食べ物
  4. 4銀杏のカロリー
  5. 5銀杏を食べる時は必ず火を通す
  6. 6銀杏の美味しい食べ方
  7. 7銀杏を秋に堪能しよう!
sakontaxさんの投稿
25014769 1967611806834823 7262376517387157504 n

銀杏の栄養が豊富!

銀杏は体にいいの?

 

 

食べるとホクホクして美味しい銀杏。茶碗蒸しや炊き込みご飯に入っているのを良く見かけるのではないでしょうか?銀杏がどんなに健康管理に適している食材か、あまり期待していない人もいるかもしれません。しかし、意外や意外、銀杏には豊富な栄養と美容に効果がある物質が含まれているんです!それを知れば、どう効果的に銀杏の効能を引き出せるか分かるはずです!

 

健康管理食品として歴史あり

古く中国や日本では薬として使われていた事もあり、高い薬効効果が銀杏にはあります。咳や痰など喉の症状を抑える抗炎症作用や、尿量を調節する効果があり、民間療法として知られています。喉にいいとされるきんかんやカリンと同様に使われていたそうです。

 

 

昔の人々は健康管理の為にも、銀杏を上手く利用していたようですね。他にも様々な栄養が豊富に含まれているので、美容効果や健康管理食品としてもおすすめできるようです。どんな効能が期待できるのか、見てみましょう。

 

銀杏の栄養価は高い!

先ほど述べたように、銀杏には高い栄養素が含まれています。私達が口にする実は、胚乳種といって銀杏の実の中にある種の、更に硬い殻を割った中にある中心部分です。因みに、一番外側の果肉の部分は悪臭を放っている部分で、決して食用となる部分ではないので覚えておきましょう。

 

 

実の一番奥の部分で守られている胚乳種は、新たなイチョウの木の為の栄養素を含んでいるためでしょうか、私達人間にもその栄養を分け与えてくれる事でしょう。健康管理の為に食べるとしたら、どんな栄養が取れるのでしょうか?

 

女性に嬉しい美肌効果

 

 

銀杏に豊富に含まれるビタミン。美しく肌を保ちたい女性におすすめの嬉しい効能が期待できます。カロテンをはじめとして、ビタミンB1、B2、Cなど、体の酸化を防いでくれる抗酸化効果。また、新陳代謝を促し、新しい皮膚を作って美肌効果を高める事ができます。パントテン酸も多く含んでいる事が分かっていて、脂肪代謝にも一役買ってくれる事でしょう。やはり銀杏は、美容の為にも摂取する事をおすすめします。

 

強い身体を作るのに欠かせない栄養素も豊富

senzu.nagoyaさんの投稿
19533640 679722855547436 4175170242818867200 n

カリウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルを含んでおり、骨を丈夫に保ってくれます。特にカリウムには、体に溜まってしまいがちなナトリウム、つまり塩分や老廃物を排出する効果があります。その上で高血圧対策にも繋がる、血圧の上昇を抑制する効能も期待できるとの事。更にはむくみの改善の効果も報告されているようです。銀杏には、体を健康に維持する為に必要な効果・効能が備わっています。

 

体を健康に保って疲労も回復!

 

 

前述した栄養素と一緒に糖質もバランス良く豊富に含まれています。即効性のあるエネルギー源となりやすく、大きな病の後の体力回復や日頃からの疲労回復を早めてくれる効能も持ち合わせています。特にビタミンB1は糖質のエネルギー代謝を助けてくれるので、健康管理の期待は更に高まる事間違いなしでしょう。最近疲れ気味だな、なんて感じている人にはおすすめです。

 

銀杏と一緒に食べると効能的な食べ物

銀杏と一緒に摂る事で、栄養の効能が上がる食べ物も存在します。そのおすすめの組み合わせで銀杏を食べれば、健康管理のレベルが上がる事待った無しでしょう!老化防止には、銀杏とゴマ・大豆・マグロ・イワシなど、たんぱく質が豊富に含まれる食材と一緒に摂ると効果的です。生活習慣病予防には、昆布・椎茸・ゴボウ・オクラなど、ミネラル豊富な食材を合わせましょう。

 

 

 

むくみを軽減させるには、きゅうり・冬瓜・カボチャ・セロリといった食物繊維が豊富なものと合わせると更にその効能が上がる事でしょう。他にも、咳を軽減させるのに効果的なのは、大根・胡桃・ユリ根・豆腐と言った食材と組み合わせると、高レベルな健康管理方法として重宝します。

 

 

特に、中国では重宝されていた民間療法で、炒った銀杏をオイル漬けにしたものが咳や痰、喘息の改善に役に立っていたそうです。喉の痛みや咳が止まらないなどの症状の場合には、オイル漬けではなくハチミツ漬けにしたものがおすすめです。

 

銀杏のカロリー

栄養豊富で、様々な効果・効能が望める健康管理食品として申し分無い銀杏。気になるカロリーを見てみましょう!

 

 

銀杏100グラムのカロリーは187キロカロリー。一粒は平均約2グラムありますので、約3〜4キロカロリーと意外と低めのカロリーになります。ただし、この数値は生のものになりますので、調理後のものは少し違ってきます。茹でた銀杏は100グラムに対して166キロカロリー、一粒約3〜4キロカロリーとあまり違いはなさそうですが、少しだけ低めになります。

senzu.nagoyaさんの投稿
19379159 484570541894871 91606330959200256 n

調理方法によって味付けも変わってきますので、十粒で大体50キロカロリー前後と考えて良さそうです。ダイエットにもおすすめ出来る食材と言って良さそうです。

 

銀杏を食べる時は必ず火を通す

銀杏は9月から11月にかけて収穫が盛んになるので、秋は正しく銀杏の美味しい季節です。殻を剥いたばかりの銀杏は半透明の緑色をしています。胚乳種を覆っている一番外側の果肉の部分は悪臭を放つ事で有名で、ギンコール酸やビロボールというアレルギー物質が含まれています。人にもよりますが、素手で触るとかぶれてしまう恐れがあるので、収穫の際には必ず軍手をはめて素手で触らないようにする事をおすすめします。

 

 

 

日本全国で見る事ができる銀杏ですが、生産量日本一とされているのは愛知県です。大分県が次いで生産量の多い県として知られています。この2つの県だけで、日本の銀杏の収穫量の半分を占めているそうです。

 

 

 

栄養が豊富に含まれている銀杏ですが、食べ過ぎには要注意です。銀杏にはメチルピリドキシンという有害物質が含まれています。この成分を過剰摂取してしまうと、嘔吐・下痢・呼吸困難や、酷い人では痙攣が起こってしまう事があります。加えて、メチルピリドキシンにはビタミンB6の効能を妨げてしまう事が分かっています。食べ過ぎると、ビタミンB6欠乏症に陥ってしまいますので、適量分だけ食べるように心掛けましょう。

 

 

 

大人の場合、よっぽど多く食べなければ中毒症状を起こす事は極稀です。しかし、やはり人によっては、5〜6粒食べただけで手に痙攣が走る事もあります。一日に食べる量は10〜20粒程度と心掛けましょう。子供には、大人ほどの耐毒機能がまだ備わっていません。できるだけ食べないようにした方が良いでしょう。もし食べる機会があったとしても5粒以上は食べないようにしましょう。

 

 

 

残念ながら、銀杏は焼いたり茹でたりしても有毒成分が無くなる事はありません。メチルピリドキシンは熱に弱く、有毒性は薄れますが、やはり残ってしまうようです。故に、銀杏を食べる時には個数に気をつけて食べましょう。

銀杏の美味しい食べ方

1o_logさんの投稿
22710812 809070412587506 8143783804587212800 n

さて、有毒性があったとしてもやはり秋の味覚の一つとして外せない銀杏。食べる個数に注意しながらも、やはり美味しく食べたいところです。銀杏の美味しさを引きだす食べ方を紹介します!

 

簡単に銀杏に火を通す方法

銀杏には主に二つ程シンプルな調理方法があります。まず一つは、殻ごとフライパンで炒る方法です。ハンマーやペンチで殻を軽く割って、そのままフライパンで炒る方法です。

 

 

もう一つは、殻を完全に割って取り除いてから、銀杏の実だけをフライパンで炒る方法です。殻ごと炒る場合、パンパンと殻が割れていく様子を見て火の通り具合を確認できます。実だけを炒る方法は、火加減さえ気をつければ、殻ごと炒るよりも香ばしく焼き上げる事が出来ます。お好みで、この方法は試してみてください。

 

銀杏の串焼き

 

 

シンプルな味付けの銀杏はもちもちホクホク。甘味の中に苦味も感じられて、少し大人な味に仕上がります。お風呂上がりの一杯のお供にいかがですか?
 

 

 

 

作り方はとても簡単。一本の串に3〜5個程銀杏を刺します。少し油を敷いたフライパンで、軽く焦げ目が着くまで焼きます。仕上げに粗塩をお好みの量を振り掛けて完成です。

 

銀杏入りの茶碗蒸し

こちらも、秋には定番のメニューです。出汁のきいた卵の中に、ほんのり苦味のきいた銀杏がアクセントになって、匙が止まらなくなりそうです。
 

 

 

 

やはり茶碗蒸しの定番の具として、エビ・かまぼこ・椎茸は是非入れたいところです。せっかく秋の味覚を楽しむのなら、贅沢に松茸を添えるのもいいかもしれません。エビは殻を剥き、背ワタを取り除いておきましょう。かまぼこは、薄く4枚ほど用意しておきましょう。椎茸は軸を取り、傘の部分に飾り包丁で切り目を入れておいたら、綺麗に仕上がります。

 

 

 

卵液は、まずだし汁を2と2分の1カップ用意します。それに酒大さじ1杯、塩小さじ2分の1を加え、鍋で一煮立ちさせておきます。そこに薄口しょうゆを香りづけに加え、粗熱を取り除きましょう。いい具合に冷めてきたら、割りほぐした卵3個に先程のだし汁を少しずつ加えていきます。ここで裏漉しをしておくと、なめらかな茶碗蒸しが出来上がります。

 

 

 

下ごしらえしておいたエビ・かまぼこ・椎茸を一人分のカップの底に詰め、その上から卵液を注いでいきましょう。この時、出来てしまった泡を丁寧に取り除いておけば、表面が綺麗に仕上がります。蒸し器に水を入れて蒸していきますが、まずは蒸気が立つまで何も入れずに蒸してから、卵液を加えたカップを入れていきましょう。布巾でくるんだ蓋を使いましょう。

 

 

蓋についた水滴を布巾が吸い取ってくれますから、カップの中に水滴が落ちる心配はありません。最初は1〜2分ほど強火で、後は10分程弱火で蒸していきます。ずっと強火で蒸してしまうと、中に気泡ができてしまい、すが入ってしまいます。蒸しあがったら、竹串を表面に刺して、濁った汁が出なければ完成です。お好みで、三つ葉を飾り付けたりしても、仕上がりに彩りが加わって鮮やかな仕上がりになるでしょう。

 

銀杏の炊き込みご飯

やはり一番のおすすめの食べ方は、銀杏をメインにした炊き込みご飯ではないでしょうか?しっとりホクホクとした銀杏の実と、炊き上がったばかりのつやつやしたご飯は正に秋を代表する料理と言っても過言ではないでしょう。実とお米の相性も抜群なので、是非試してみて下さい!

 

 

 

お米をといで用意しておきます。今回は3合使ったレシピを紹介します。10センチ角の昆布を使いますので、固く絞った濡れ布巾で表面を拭いておきましょう。
 

 

 

 

使う銀杏は約20粒。お鍋に銀杏が浸かるぐらいの水を用意しておきましょう。銀杏は殻を割って中の実を取り出しておきましょう。水を沸騰させて、ひとつまみ程度の塩を入れます。そこに殻を取り除いた銀杏の実を入れます。茹でていくと自然と薄皮が剥がれていきます。穴じゃくしの裏で銀杏の表面を軽くこするようにすると、簡単に薄皮を剥がす事が出来ます。銀杏が綺麗な透明感のある緑色になったら、茹で上がりです。

 

炊飯器にといでおいたお米を入れ、拭いておいた昆布、酒大さじ2杯、薄口しょうゆ大さじ1杯、塩小さじ3分の1を加えて、3合の目盛りまで水を足していきます。全て入れ終えたら軽く混ぜておきましょう。最後に茹で上がった銀杏を載せ、普通炊飯で炊いていきます。炊き上がれば、完成です!

 

銀杏を秋に堪能しよう!

秋の味覚の代表格として挙げられる銀杏。栄養価が高く、美容効果もあり、病気の予防にも役立つ食材として、強くおすすめする事が出来る健康食品と言っても良いでしょう。ただし、過ぎたるは及ばざるが如しという言葉の通り、食べ過ぎてしまうとかえって危険な症状に悩まされる事にもなりかねません。

 

 

ダイエットにも一役買ってくれそうなところもあるなら、尚のこと食べ過ぎには注意しましょう。適量を適度に楽しむのが、一番銀杏には合っているのではないでしょうか。おすすめの食べ方も紹介しましたので、今年の秋は是非銀杏尽くしを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

Thumb銀杏の食べ方を詳しく解説!殻つきを封筒に入れて電子レンジで簡単に! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb銀杏を使ったレシピおすすめ人気17選!ご飯料理やおつまみなど紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ