牡蠣のオイル漬け作り方のコツは?美味しい人気アレンジレシピも紹介

海のミルクとも言われる牡蠣は、毎年11月から1月にかけて旬が訪れます。今回はそんな牡蠣を使った「牡蠣のオイル漬け」の作り方を紹介していきます。「牡蠣のオイル漬け」は一見難しそうに見えますが、意外と簡単に自宅で作ることが可能です。牡蠣のオイル漬けは様々な料理とも相性が良く、アレンジレシピも豊富なため、一度覚えておくととても便利です。今回は、牡蠣のオイル漬けを美味しく作るコツや、アレンジレシピとともに詳しく紹介していきます。

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目次

  1. 1牡蠣のオイル漬けの作り方は?
  2. 2牡蠣のオイル漬けの作り方
  3. 3牡蠣のオイル漬けの作り方のコツ
  4. 4牡蠣のオイル漬けを使った人気アレンジレシピ
  5. 5牡蠣のオイル漬けの作り方をマスターしてアレンジしてみよう!

牡蠣のオイル漬けの作り方は?

毎年11月から1月にかけて旬の時期が訪れる牡蠣は、海のミルクとも呼ばれ、栄養価も高い人気の食材のひとつです。そこで今回は、自宅で簡単にできる「牡蠣のオイル漬け」の作り方を紹介していきます。旨味がぎゅっと凝縮された濃厚な牡蠣のオイル漬けは、様々な料理のアレンジにも大活躍です。牡蠣のオイル漬けの作り方のコツや、アレンジレシピとともに見ていきましょう。

牡蠣のオイル漬けの作り方

牡蠣のオイル漬けに必要な材料

牡蠣のオイル漬けに必要な材料は、牡蠣(加熱用)500g、オイスターソース大さじ1、にんにく2片、ローリエ2枚、赤唐辛子2本、オリーブオイル適量です。にんにくは半分に切ってから芯を取り潰し、唐辛子は小口切りにしておきます。また、好みで黒胡椒やコリアンダーなどのスパイスやハーブを入れてアレンジすることもできます。オイスターソースがない場合は、醤油でも代用可能です。

牡蠣のオイル漬けの基本の作り方

牡蠣のオイル漬けを上手に作るコツの一つは、まず牡蠣を綺麗に洗うことです。洗い方は、ボウルにたっぷりの水を張り、約大さじ1程度の食塩を入れます。次に、手のひらに2粒ほど牡蠣を乗せ、水の中で左右に揺するようにして洗います。すると、牡蠣から細かい汚れがたくさん出てきます。時々水を変えながら、汚れが出なくなるまで丁寧に洗いましょう。

牡蠣を綺麗に洗ったら、キッチンペーパーに並べて水を切ります。キッチンペーパーで丁寧に挟むようにしながら2、3回ほど繰り返します。水を切ったら、さらに牡蠣の余分な水分を飛ばす作業が必要です。フライパンに少量の油を入れて、牡蠣を並べて強火でしっかりと炒めます。最初の1分間は触らないようにすることも大切です。プツプツと水分がで始めたらフライパンを揺すったり、牡蠣を裏返したりして、焦げないように加熱します。

牡蠣の周りに出来ていた気泡がおさまったのを確認したら、オイスターソースを加えて全体にからめて、焦げないように強めの中火でフライパンを揺すりながら加熱します。ソースが煮詰まったら、バットに広げて粗熱をとります。粗熱が取れたら、煮沸消毒をした保存容器に移します。そこに、にんにく、ローリエ、唐辛子を加えて、全体がたっぷり浸かるまでオリーブオイルを注ぎます。完成したら、蓋をして冷蔵庫で保存しましょう。

バルサミコ酢を使った牡蠣のオイル漬けの作り方

こちらはのレシピは、バルサミコ酢を使った牡蠣のオイル漬けの作り方です。いつもと一味違った牡蠣のオイル漬けに挑戦してみたい方は、こちらのレシピをおすすめします。バルサミコ酢のコクとはちみつ甘みが相性抜群です。

用意するものは、牡蠣(加熱用)500g、にんにく2片、赤唐辛子2本、オリーブオイル適量、バルサミコ酢大さじ2、はちみつ大さじ2、塩少々です。作り方は、まず牡蠣を流水でさっと洗い、塩と片栗粉(分量外)で揉みます。すると灰色の汚れが出てくるのが見えます。その汚れが出てこなくなるまで流水で洗います。分量は牡蠣100gに対し塩小さじ1、片栗粉大さじ1を目安にしてください。

流水で牡蠣を洗ったら、鍋にお湯を沸かし火を止め、白ワイン大さじ1(分量外)を加えます。そこに牡蠣を湯通ししてザルにあげ、しっかりと水気を切ります。次にフライパンに少量の油を敷き、牡蠣を入れて水分を飛ばしていきます。その間にバルサミコ酢、はちみつ、塩を混ぜておきましょう。気泡がなくなるまでしっかりと水分を飛ばしたら、混ぜておいた調味料を投入します。焦げないように中火で絡めていきます。

煮詰まったらバットに広げて粗熱をとります。粗熱が取れたら保存容器に入れ、にんにく、赤唐辛子、そしてオリーブオイルをひたひたになるまで注ぎます。イタリアン風に仕上げたい場合はローズマリーやローリエなどを入れて、食べる際にレモンを絞ると絶品です。バゲットに乗せたり、パスタに合わせたりするのも人気です。

牡蠣のオイル漬けの作り方のコツ

生食用でなく「加熱用」を使う

牡蠣には生食用と加熱用がありますが、牡蠣のオイル漬けを作る時は「加熱用」を使用するようにしましょう。理由は、加熱用の方が旨味が凝縮されているからです。さらに、栄養価も生食用と比べて高いと言われています。ちなみに、生食用の方が鮮度がいいのかなと思いがちですが、実は生食用と加熱用に鮮度の違いはあまりありません。

水分をしっかりと飛ばす

水分を飛ばす工程は、美味しい牡蠣のオイル漬けを作るためにとても大切なポイントとなります。水分が少しでも残っていると、味付けをしても味の馴染みが悪くなってしまいます。また。プリッとした食感を出すためにもしっかりと水分を飛ばすように心がけましょう。

食べるのは1週間後がおすすめ

牡蠣のオイル漬けは、完成して2日後くらいから食べることができます。しかし、時間が経てば経つほど、牡蠣はぷっくりと身が張り、味も凝縮されていくため、可能であれば1週間後に食べることをおすすめします。また、保存する際は冷蔵庫で保管します。牡蠣のオイル漬けの日持ちは、2週間〜3週間ほどです。保存の際には牡蠣がしっかりとオイルに浸かっていることを確認しましょう。

牡蠣のオイル漬けを使った人気アレンジレシピ

ニンニクの香り漂う「牡蠣のオイル漬けパスタ」

牡蠣のオイル漬けをたっぷり使える人気アレンジレシピのひとつに、牡蠣のオイル漬けパスタがあります。牡蠣のオイル漬けを作っておけばとても簡単にでき、おもてなしにもぴったりな一品です。

材料(2人分)は、牡蠣のオイル漬け約10個、パスタ2人分、ニラ1/2束、オイル漬けのオイル大さじ1、にんにく小さ2(オイル漬けの中から)、白ワイン大さじ1、醤油大さじ1、オイスターソース小さじ1、粗挽き黒胡椒少々、パルメザンチーズお好みでです。

まず、パスタを袋に記載の要領で茹でて、水気を切っておきます。次にニラを長さ5cmほどに切ります。オイル漬けの瓶からオリーブオイルとにんにくを取り出して、フライパンで弱火で香りが出るまで熱します。香りが出てきたら、牡蠣と白ワインを加え、弱めの強火で炒めます。そこにニラを投入し手早く混ぜ合わせます。

パスタを加えて、醤油、オイスターソース、黒胡椒を加えてざっくりと混ぜ合わせて火を止めます。器に盛り、最後にお好みでパルメザンチーズをかければ完成です。手際よくパパッと作ることが上手にできるポイントです。オイル漬けのオイルやにんにくを使うことでさらに旨味加わり、濃厚な牡蠣のオイル漬けパスタが出来上がります。

いつもより少し贅沢な「牡蠣のオイル漬けのせ冷ややっこ」

こちらは、いつもの冷奴に牡蠣のオイル漬けを乗せるだけでできる、とても簡単な人気アレンジレシピです。いつもの冷奴が少し贅沢なおかずに変身します。お酒のつまみとしても最適です。すだちを絞ったり、三つ葉を添えたりとお好みでトッピングをしましょう。

寒い冬にほっこり温まる「牡蠣とほうれん草の豆乳仕立て」

アレンジ豊富な牡蠣のオイル漬けは、スープに加えても相性抜群で人気です。豆乳のイソフラボンと牡蠣のミネラルが豊富なこちらのアレンジレシピは、特に女性に必要な栄養素がたっぷり入っています。

材料は、牡蠣のオイル漬け適量、ほうれん草1/2輪、オイル漬けのオイル大さじ1、豆乳100cc、味噌大さじ1と1/2、みりん大さじ1と1/2、だし1カップ、塩適量です。まず、ほうれん草をたっぷりのお湯でさっと茹でて、冷水に取り、軽く絞ってから半分に切ります。ボウルにオイルを入れてホイッパーでかき混ぜながら、少しずつ豆乳を投入していきます。豆乳は、一気に入れると分離するため少量ずつを心がけましょう。

クリーミーに混ぜ合わさったら、味噌とみりんを加えて混ぜ、だしを注いでのばします。ここで味見をし、塩で調整します。味が整ったら鍋に移し、火にかけます。沸騰したら、ほうれん草と牡蠣を加え、一煮立ちさせて完成です。最後に粗挽き黒胡椒をお好みでかけてください。優しい味ながら牡蠣の旨味がぎゅっと詰まったスープの出来上がりです。

牡蠣の旨味が凝縮された「牡蠣のオイル漬けでリゾット」

リゾットもまた女子に人気の料理のひとつですが、リゾットにも牡蠣のオイル漬けを使えば、普段とは一味違った贅沢なリゾットに仕上がります。材料は(2人分)、オリーブオイル大さじ1、玉ねぎ1/4個、米1カップ、水400〜500ml、ブイヨンキューブ1個、牡蠣のオイル漬け10個、パルミジャーノチーズ大さじ2、芽キャベツ3個、黒胡椒適量です。玉ねぎはみじん切りに、芽キャベツは半分に切ってグリルしておきます。

作り方は、小鍋に水を入れてお湯を沸かし、ブイヨンキューブを溶かします。別の鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎのみじん切りを加え、透明になるまで中火で加熱します。そこに米を投入し、透明になるまで炒めます。作っておいたブイヨンスープを半分ほど加え、弱めの中火で時々混ぜながら、約10分ほど煮込みます。さらに残りのブイヨンスープを加えて、同じように煮込みます。鍋底が焦げ付かないように注意してください。

米にある程度火が通ったら、牡蠣のオイル漬けを加えて、全体を混ぜ蓋をし、弱火で2分ほど蒸らします。仕上げにパルミジャーノを入れて全体を混ぜたら完成です。芽キャベツをトッピングして、お好みで黒胡椒をかけても良いでしょう。キノコを入れてみたり、水の代わりに牛乳や豆乳を使ってみたりして、クリームリゾット風にするアレンジも人気があります。

がっつり食べたい「牡蠣のオイル漬け黄金チャーハン」

牡蠣のオイル漬けはチャーハンにアレンジしても、美味しく食べることができます。簡単に作ることができて、がっつり食べることができるチャーハンレシピは、特に男性に人気の一品です。材料(1人前)は、牡蠣のオイル漬け適量、ご飯1膳、卵1個、オイル漬けのオイル大さじ1、塩ひとつまみ、胡椒少々、醤油少々、小葱適量です。

作り方は、まずボウルに卵を割り、塩胡椒を加えます。次にご飯を加えて混ぜます。フライパンにオイルと牡蠣を入れて、強火で焼き目がつくまで炒めます。一旦牡蠣をさらに取り出し、強火のままご飯を投入します。パラパラになるまで炒めたら、鍋肌から醤油を回し入れます。全体に馴染んだら火を止め、牡蠣を戻してお皿に盛ります。仕上げに小葱を散らして完成です。

牡蠣のオイル漬けを作る際に、オリーブオイルの代わりにごま油を使うと、よりチャーハンらしく美味しく仕上げることができます。時間がない時や、冷蔵庫にあるもので何か作りたい時にもおすすめの、簡単アレンジレシピです。

シンプルで簡単な「牡蠣のオイル漬けとほうれん草のソテー」

食卓にあと一品足したい時や、シンプルに牡蠣のオイル漬けを楽しみたい時におすすめのレシピです。材料は、ほうれん草1/2束、牡蠣のオイル漬け6個、オイル漬けのオイル小さじ2、オイル漬けのにんにく適量、塩適量、胡椒適量です。

作り方は、まずほうれん草をさっと茹でて水に晒し、水気を絞り5cmほどに切ります。熱したフライパンに、オイルとにんにく、唐辛子を加えて香りを出します。そこに牡蠣を加えてさっと炒めます。ほうれん草を加えて、炒め合わせ、塩と胡椒で味を調整します。お好みで醤油やバターを加えても美味しいです。

おもてなしにぴったりの「牡蠣のカナッペ」

こちらのアレンジレシピは、見た目もおしゃれでホームパーティーや女子会などにも大活躍間違なしの人気レシピです。材料は、牡蠣のオイル漬け6個、玉ねぎ少々、レモン輪切り1枚、ミニトマト2個、クラッカー6枚、パセリ適量です。

作り方は、まず玉ねぎを薄切りにし水に晒し、水気を切っておきます。ミニトマトは輪切りにし、半分に切ります。輪切りのレモンは、いちょう切りにしておきます。クラッカーの上に、玉ねぎ、牡蠣、ミニトマトの順で乗せます。仕上げにパセリやブラックペッパーをお好みで散らして完成です。クラッカーの代わりにトーストしたバゲットを使用するのもおすすめです。

牡蠣の旨味がふわっと広がる「牡蠣めし」

一見手の込んだ料理に見える牡蠣めしも、牡蠣のオイル漬けを使えば簡単に作ることができます。牡蠣の旨味がお米にまで染み込み、口に入れた瞬間に牡蠣の風味が口全体にふわっと広がります。まさに、牡蠣好きにはたまらない人気の一品です。用意するものは、牡蠣のオイル漬け10個、生姜の千切り1片、米2合、オイル漬けのつけ汁大さじ2、醤油大さじ2、酒大さじ2、だし1と1/2カップです。

作り方は、まず牡蠣を2〜3等分に切りわけます。次に、オイルのつけ汁と酒、醤油を混ぜ合わせます。炊飯器に米と混ぜ合わせた調味料を加え、目盛りまでだし汁を加えます。最後に牡蠣を乗せ、通常通りに炊きます。炊き上がったら、千切りにした生姜を乗せて5分ほど蒸らして完成です。お好みで小葱を散らしても良いでしょう。

牡蠣のオイル漬けの作り方をマスターしてアレンジしてみよう!

いかがでしたか?牡蠣のオイル漬けはとても簡単に自宅で作ることができます。人気のアレンジレシピも豊富にあるため、牡蠣の時期がきたら、ぜひ牡蠣のオイル漬けに挑戦してみてください。きっと新たな料理のレパートリーや、普段と一味違った食卓を演出することができるでしょう。

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