塩豆腐はまるで濃厚チーズ!作り方から美味しい食べ方アレンジを紹介

ワインと言えばチーズというほど、チーズは女子飲みの友です。しかし、チーズは高脂肪で高カロリーで、食べるのを控える人も多いはずです。そんな人たちに塩豆腐という濃厚チーズの味わいがしながらも豆腐のカロリーしかない食材が話題になっています。しかもスーパーで買った豆腐から簡単にできるというのですから経済的です。今回はそんな塩豆腐の作り方と、塩豆腐を使った美味しい食べ方やアレンジレシピを紹介します。

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目次

  1. 1塩豆腐はまるで濃厚チーズ!
  2. 2塩豆腐の作り方について紹介
  3. 3塩豆腐の美味しい食べ方アレンジレシピ
  4. 4塩豆腐は簡単でヘルシー!食事作りに役立てよう

塩豆腐はまるで濃厚チーズ!

チーズを食べたいけれど、高カロリー高脂肪なので控えているという人も多いでしょう。また美味しいチーズは高価ですので、経済的にも毎日毎食食べるというわけにはいきません。そんな人たちに朗報です。豆腐を塩に漬けるだけで、濃厚チーズのような味わいの食材が作れるというのです。それもスーパーで買えるような普通の豆腐からです。本当でしょうか?

塩豆腐は、実のところ商品化されて販売されている食材です。しかし、巷のスーパーで販売されているような食材ではなく、ごく一部の地域やお店での取り扱いのようです。ネットでも販売されているようですが、商品そのものはそれほど高価ではないとはいえ、送料が高くついてしまいます。

多くの人が塩豆腐を豆腐と塩から作って手軽に楽しんでいます。作った塩豆腐からさまざまな料理を試して美味しい食べ方やアレンジレシピを見つけているようです。味は濃厚チーズでカロリーと脂肪は豆腐の塩豆腐は、まさにメタボ世代の大きな味方です。

塩豆腐の作り方について紹介

塩豆腐の作り方はシンプルです。材料は豆腐と塩だけで、基本的には塩につけて放置するだけです。しかしシンプルだからこそ、いろいろと人によってアレンジした作り方もあります。より濃厚チーズに近い塩豆腐を作るには何かコツがあるでしょうか?

塩豆腐とは?

塩豆腐は一言でいえば、豆腐の塩漬けです。塩に漬けることによって豆腐の水分が抜けて、濃くて塩気の効いた豆腐となります。それがチーズのような味わいを生み出します。
 

塩豆腐を作ってみよう!

塩豆腐を作るには、まず豆腐と塩とキッチンペーパーを用意します。豆腐は木綿でも絹ごしでもよいです。お酒のおつまみとしてそのまま食べる場合や早く食べたい場合は木綿の方が適しています。豆腐ステーキのように焼いて食べる場合は、表面がカリッと中はクリーミーの味わいになる絹ごしが適しています。

塩は、豆腐一丁に対して小さじ1杯程度ですが、好みで調整します。なお、塩は家庭にある塩でよいのですが、理想的には豆腐を作る時に使われる「にがり」の成分であるマグネシウム、カリウム、カルシウムを多く含んだ塩がいいそうです。具体的な商品例としては、沖縄県宮古島の「雪塩」、沖縄県宮城島の「ぬちまーす」、北海道の「宗谷の塩」などだそうです。
 

またクリームチーズに近い味わいを求める時は、塩よりも塩麹を使う方がよいといいます。量は豆腐一丁に対して大さじ2杯ほどを使います。

豆腐にいきなり塩をまぶして作る人もいますが、塩をつけるまえに水切りをした方が美味しくできるようです。豆腐にキッチンペーパーで包み、皿などの重し(豆腐一丁に対して400g程度)を乗せて1~2時間置きます。時間がない場合は、キッチンペーパーで包んだ豆腐を電子レンジ(600W)で3分加熱でも同等の水切りができます。

水きりの後キッチンペーパーをはずし、豆腐のすべての面に塩(又は塩麹)をつけて、新しいキッチンペーパーで包みます。キッチンペーパーを二重にするとより水分が出ていいということです。中にはキッチンペーパー代わりにコーヒーフィルターを使い、ドリッパーに入れて水切りをするという知恵を出している人もいました。

豆腐を冷蔵庫に入れます。早く食べたいときにはラップなどせず、キッチンペーパーの状態で寝かします。じっくり熟成させたいときにはラップをするか密閉容器に入れます。12時間たったらキッチンペーパーを取り替えます。さらに冷蔵庫で寝かします。濃厚チーズの味わいを求めるには最低3日は寝かせる必要がありますが、1日でもフレッシュなモッツァレラチーズのような味にはなるといいます。

他に作り方のアレンジとしては、水切りを湯通しで行う作り方や、塩と油で漬けこむ作り方、また、冷蔵庫ではなく外(冬場)で乾燥させる作り方を試した人もいます。塩豆腐は他の食材と同様、いろいろな作り方が試され楽しまれているようです。

塩豆腐の食べごろの見分け方

塩豆腐は、豆腐の大きさがひと回り小さくなったら水分が十分抜けているので、食べごろです。塩豆腐は寝かせれば寝かせるほどチーズの味に近づいていくので、3日は待って食べるのがオススメです。塩麹を使っている場合は、1週間から10日待つとかなり濃厚チーズの味わいになるそうです。

塩豆腐の味や食感について

1日漬けた塩豆腐は見た目はモッツァレラチーズのように見えるけれど、やはり味は豆腐と言います。チーズのような味を期待して食べるとがっかりするようです。しかし、この段階でもコクが増した冷奴のように美味しいという人もいます。

3日経つと、豆腐の食感はなくなりチーズの食感になるそうです。大豆の青臭さはなくなって、味も香りもチーズに似てくるそうです。7日経つと、知らないで食べたらチーズと思ってしまうほどチーズにそっくりの食感と味になるそうです。やはり、塩豆腐は寝かせれば寝かすほどチーズの食感や味に近づいていくようです。

塩豆腐のカロリーは?

チーズのカロリーが高いのは周知の事実です。どれだけ高いかと言えば、チーズの種類にもよりますが100gあたり300kcal以上です。比較的カロリーが低いモッツァレラチーズでも280kcalです。一方豆腐は100gあたり絹ごしで56kcal、木綿で72kcalです。豆腐の方がカロリーが低いのは明らかです。

ただ、注意点としては、これは塩豆腐の100gあたりのカロリーではありません。塩豆腐は水切りをしているため、100gあたりのカロリーは豆腐より高くなります。カロリーが低いと1丁分の塩豆腐を食べてしまうと絹ごしで168kcalから224kcal、木綿で216kcalから288kcalとなるので、食べすぎには注意が必要です。

塩豆腐の美味しい食べ方アレンジレシピ

塩豆腐は、チーズのようにそのまま食べたり、オリーブオイルと黒コショウをかけるシンプルな食べ方でも十分楽しめますが、いろいろなアレンジレシピでも楽しめる応用範囲の広い食材です。おすすめアレンジレシピや食べ方、意外に合う食材の組み合わせを紹介します。

相性バッチリ!アボカド塩豆腐

塩豆腐を裏ごしするとクリーミーになり、まったく違う食感が生まれます。そんな裏ごし塩豆腐をアレンジしたレシピとしてアボカド塩豆腐があります。
 

作り方はいたって簡単です。まず、塩豆腐を1/2丁分裏ごしします。アボカドを半分に切って種を取り出します。裏ごしした塩豆腐をアボカドの種があった穴に詰めます。塩、黒コショウを振りかけ、レモンを絞ります(変色防止のため、レモンはあらかじめかけておくとよいです)。

食べ方は、アボカドが熟していたら、キウイフルーツのようにスプーンですくってアボカドの実と塩豆腐、二つのクリーミーな食材を一緒に味わうといいでしょう。必要ならレモン汁を追加します。ちょっとしたデザートのような一品です。
 

ネギ塩だれでさっぱりと!塩豆腐の豚バラ巻き

豚バラのこってり味と塩豆腐のあっさりした味わいがいいバランスの豚バラ巻きです。ネギ塩だれでさっぱりといただきます。

最初にネギ塩だれを準備します。長ネギを10cmほど小口切りにし、ごま油とレモン汁を大さじ1、塩を少々混ぜ合わせます。塩が味のポイントなので美味しい塩を使うのがおすすめです。

次に豚バラ巻を作ります。塩豆腐は豚バラに巻きやすい短い棒状に切ります。豚バラはしゃぶしゃぶ用の薄切りもものを使います。豚バラ肉に大葉と切った塩豆腐をのせてクルクルと巻きます。

フライパンに好みの油をひいて熱します。テフロン加工のフライパンであれば油なしでもOKです。作った豚バラ巻を、巻き終わりが下になるようにフライパンに並べます。全体がこんがり焼けるように焼きます。塩豆腐は火を通す必要がないので、豚バラだけしっかり焼くように中火から強火であまり時間をかけずに焼くとパリッとします。

焼きあがったら、食べやすいように半分に切ってお皿に盛りつけます。仕上げにあらかじめ作ったネギ塩だれをかければ出来上がりです。

夕食のもう一品に最適!塩豆腐のチーズ揚げ

チーズのような味わいの塩豆腐ですが、熱しても溶けないというメリットもあります。パン粉につけて揚げれば、夕食のサブおかずにもお酒のおつまみにもコクのある一品となります。

作り方は、いたって簡単です。塩豆腐を一口サイズのサイコロ上に切ります。てんぷら粉を水に溶かして混ぜ合わせます。パン粉に粉チーズを混ぜます。切った塩豆腐を水に溶かしたてんぷら粉に通して、粉チーズ入りパン粉をまぶします。

油をコロッケやてんぷらを揚げる要領で熱して、パン粉の付いた塩豆腐をあげます。焼き色がついたら油から引き揚げます。食べ方は、揚げたてのアツアツにレモンを絞ってフーフー食べるのもいいですし、冷めたらケチャップやマスタード、柚子胡椒などの調味料を加えて食べてもいいです。お弁当のおかずにもよさそうです。

また、粉チーズ入りパン粉に青海苔を加えて揚げるアレンジを加えると、見た目と味のバリエーションが広がります。

野菜たっぷり!塩豆腐和風ポテトサラダ

塩豆腐を味のアクセントに使った野菜たっぷりの和風ポテトサラダは、フランスパンを添えて朝食やアンティパストにもなりそうな一品です。
 

ほうれん草は茹でて一口サイズに切ります。しめじは焼きます。人参は棒きりにして茹でておきます。それにかつおだしを味付けに振っておきます。じゃがいもは茹でてつぶします。玉ねぎは薄くスライスして水に浸しておきます(あるいは、塩を振って水分を出します)。
 

塩豆腐は好みで裏ごしにするか、ちぎります。野菜と塩豆腐をかつおだしを加えて混ぜ合わせます。マヨネーズと塩コショウを加えてさらに混ぜ合わせます。
 

サラダとして食べるほかにいろいろな食べ方のアレンジができそうです。トーストしたバケットやちぎったレタスを添えると、ちょっとした軽食になりそうです。豆腐が入っているので肉や魚がなくてもたんぱく質が入っているのがポイントです。ここでは、ほうれん草、人参、シメジを入れましたが、それ以外にも冷蔵庫に余った野菜でアレンジができそうです。

 

ヘルシーなワインの供!塩豆腐オイル漬け

作った塩豆腐をもっと長く保存したい場合は、オイル漬けにするとワインの最高のお供になります。ギリシャの代表的なチーズ、フェタチーズのオイル漬けを思い起こすような一品です。

保存瓶に、サイコロ状にカットした塩豆腐を入れます。それに潰したニンニク、種を抜いた鷹の爪、あらびき胡椒、ドライハーブを入れて、オリーブオイルを豆腐がひたひたになるまで注ぎます。ドライハーブはローズマリー、バジル、オレガノ、パセリなどをお好みで入れます。フェタチーズのオイル漬け風にするには、レモン汁を入れます。1,2日漬けこめば食べごろです。

食べ方は、そのままワインやお酒のおつまみにカクテルピックで刺して食べてもいいですし、オリーブやドライトマトを添えるとオシャレな一品になります。そのほかにサラダに入れる食べ方もよいです。つけたオリーブオイルとバルサミコ酢やワインビネガーを混ぜ合わせればドレッシングになります。

インド風にアレンジ!ほうれん草と塩豆腐のリゾット

インド料理ファンにはおなじみのインドのカッテージチーズ、パニールが塩豆腐の味わいに似ているそうです。塩豆腐とインド料理ではお馴染みのほうれん草と一緒に煮込んだインド風アレンジレシピです。

材料は、ご飯1膳分、ほうれん草1束、玉ねぎ1/2個と塩豆腐1/2丁分です。味付けはコンソメと塩コショウです。仕上げのトッピング用にお好みでトマトを用意します。

作り方は、まず塩豆腐を一口大に切り、油を多めに引いたフライパンできつね色になるまで焼きます。次に、ほうれん草の茎と葉に切り分けます。たっぷりのお湯に重曹と塩を小さじ1/2ずついれて、ほうれん草の茎を1~2分茹でた後、葉を追加してさらに30秒茹でます。茹でたほうれん草は流水で洗って冷まします。ほうれん草と玉ねぎは、フードプロセッサーにいれてペースト状にします。

鍋にペースト状にしたほうれん草と玉ねぎ、ご飯と水1カップ(200cc)いれて、火をかけます。一煮立ちしたら、コンソメと塩コショウで味付けします。固形のコンソメを使う場合は砕いておくか、少量の水で予め溶かすと早く味付きます。リゾットを皿に盛って、塩豆腐とトマトをトッピングしたら出来上がりです。

健康スイーツ!あずき塩豆腐

塩豆腐をスイーツにする食べ方もあります。冷奴サイズにカットした塩豆腐の上に小豆を乗せて食べると、塩豆腐の塩気と小豆の甘さが絶妙です。小豆は缶詰でも自家製でもOKです。

塩豆腐は簡単でヘルシー!食事作りに役立てよう

塩豆腐の作り方と食べ方、アレンジレシピを見てきました。塩豆腐はお金もかからず、簡単に作れて、美味しくて、ヘルシーと一石何鳥にもなれる食材です。料理の幅を広げる格好の材料でもあります。またお酒のおつまみのバリエーションも広がります。毎日の食生活がヘルシーで豊かになる事間違いありません。

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