グリーンコーナーで和歌山の名物グルメを食べよう!メニューなど紹介!

「グリーンコーナー」という、和歌山県内に6店舗を構えるフードコートを知っていますか?このグリーンコーナーというお店は、今では日本中どこでも当たり前になった世界初の抹茶入りソフトクリームや、和歌山県民が「これぞ和歌山のラーメン!」という名物ラーメンがあるお店だというのです。そんなグリーンコーナーがどんなお店なのかから、グリーンコーナーの名物メニューや各店舗情報までたっぷりとお届けします。

グリーンコーナーで和歌山の名物グルメを食べよう!メニューなど紹介!のイメージ

目次

  1. 1グリーンコーナーで和歌山の名物グルメを食べよう
  2. 2グリーンコーナーについてたっぷり紹介!
  3. 3グリーンコーナーは地元で愛される憩いの場所

グリーンコーナーで和歌山の名物グルメを食べよう

グリーンコーナーは観光客向けのお店というよりは、地域密着型のフードコートとして和歌山県内に展開しているお店です。そんなグリーンコーナーには、和歌山県民にとっては当たり前のご当地名物グルメがあるというのです。グリーンコーナーにはいったいどんな名物メニューがあるのか、店舗や価格も交えてたっぷり紹介します。

グリーンコーナーについてたっぷり紹介!

グリーンコーナーは和歌山県民にとっては常識とも言えるお店ですが、和歌山県外の人にとっては知らない人も多いのではないでしょうか?テレビで紹介された有名店でもあるので、見たことがあるという人もいるかもしれません。そんなグリーンコーナーの魅力を、おすすめの定番メニューから店舗情報まで、たっぷりと紹介していきます。

玉林園のグリーンコーナーとは?

和歌山県民おなじみのグリーンコーナーは、「玉林園」という地元の老舗の製茶会社が経営しています。この玉林園は創業が安政元年(1854年)という、とても長い歴史を持つ和歌山を代表する企業の一つです。戦後の昭和31年(1956年)に今の「株式会社玉林園」となり、昭和35年(1960年)にグリーンコーナー1号店を近鉄ビルに開店しました。

グリーンコーナー1号店開店後、玉林園はフード・サービス・インダストリーを目指して、各地にチェーンストアを展開していくようになります。グリーンコーナー1号店を出店するより前の昭和33年(1958年)に、今では当たり前になったものの当時としては革新的だった抹茶入りソフトクリーム「グリーンソフト」を、当時の値段で40円(現在で約180円ちょっと)で販売を始めています。

昭和37年(1962年)にそんな玉林園の本店にもグリーンコーナーを併設するにあたり、軽外食業として中華そば・明石焼きを始めるなど、新しくメニューを増やしています。玉林園は創業当時からメニューの研究・開発に力を入れているだけあって、昭和42年(1967年)には新たに今の看板メニューのひとつとなった「てんかけラーメン」の販売も開始しています。

昭和45年(1970年)のあの太陽の塔が話題を集めた大阪万博では2店舗を出店し、万博協会の判定でも高い評価を得るなど積極的に事業を展開し、グリーンコーナーのメニューも増え続けるだけでなく、平成3年(1991年)にはてんかけラーメンのお土産の販売を始め、今ではてんかけらーめんはもちろん、グリーンソフトのセットも、玉林園の公式ホームページから通信販売で購入することができます。

この他、平成17年(2005年)には「玉林園のアイス(豆乳ミルク・黒ごま・紫芋・ほうじ茶・豆乳煎茶の5種類)」「老舗のラーメン」を発売、平成18年(2006年)以降は液状抹茶の発売とともにデザート分野の開発・製造にも力を入れるようになっています。このころには全国ネットのテレビでも紹介され始め、グリーンコーナーは全国にもその名前が浸透し、観光客にとっても和歌山県民のソウルフードを気軽に楽しめるようになったのです。

グリーンコーナー名物メニュー「てんかけラーメン」

和歌山県民のソウルフードにまで上り詰めた、グリーンコーナーの看板メニューです。「てんかけラーメンでなければ和歌山ラーメンではない」という人も多い、和歌山ご当地グルメの代表格のラーメンです。和歌山ラーメンというと醤油とんこつのイメージが強いですが、当の和歌山県民にとってはこの「塩と醤油の中間のよう」と評する人もいる、まろやかであっさりした味のラーメンが和歌山ラーメンなのです。

このてんかけラーメンの特徴は、なんといってもそのトッピングでしょう。スープに入った細麺のラーメンの上には、たっぷりの天かすとわかめに刻んだガリ生姜が乗っています。がっつり食べたい人には大盛やセットメニューもあり、しかもそのお値段が安いのです。てんかけラーメン並盛が370円、大盛が416円、ミニチャーハンの付いたてんかけラーメンセットが648円で済む上に美味しいのですから、人気になるのも当然なのです。

グリーンコーナー名物メニュー「グリーンソフト」

グリーンコーナーが出店される前に開発された、玉林園の名物アイスです。和歌山でお茶のイメージは無いですが、「和歌山に新たな名物を」というコンセプトで開発された、製茶会社らしい商品です。そしてこのグリーンソフトが日本で最初の抹茶アイスというのですから、まさに日本の食文化に一石を投じた商品でもあったのです。このグリーンソフトは小ぶりながら抹茶の香りがしっかり感じられる、本物の抹茶アイスなのです。

先にも紹介したように、このグリーンソフトは発売当初は40円でした。今の金額に換算して約182円ほどに当たります。では今このグリーンソフトがいくらかというと180円なのです。つまり実質、発売当初から値段据え置き状態と言えます。このグリーンソフトもカップや、他のデザートと組み合わせたメニューがありますが、通販で取り寄せることもできます。ただし口当たりははっきり異なるので、ぜひ一度店頭で食べてみてください。

グリーンコーナー名物メニュー「中華そば」

グリーンコーナー開業にあたって追加された、最古参のメニューの一つです。この中華そばも美味しい人気メニューなのですが、さらに人気に拍車をかけているのが月に一度、15日にやる中華そば半額デーです。8月のようにお盆などが重なる時には、告知とともに対象日が変更になることもあります。この中華そば半額デーのすごいところは、セットメニューでも中華そばの分は半額になることです。ぜひ一度、こちらもお試しください!

グリーンコーナー名物メニュー「明石焼き」

こちらもグリーンコーナー開業時に追加されたメニューです。ただしグリーンコーナーの明石焼きは、本家の明石焼きとはちょっと違います。たこ焼きをお出汁で食べるのは一緒なのですが、ソースも付けてからお出汁に浸けるのです。一番美味しいと言われている食べ方は、たこ焼きの上にソースを付けて、ソースが出汁につかないようにタコ焼きにお出汁を吸わせるとか。こちらも一度は試してみたい名物メニューです。

他にも充実のおいしいメニュー

この他にもグリーンコーナーにはスタミナラーメンという、辛いものが苦手でも意外と甘みもあっていけるという名物ラーメンがあります。店舗によっては無いところもあるので、確実に食べるには店舗に問い合わせてから行くことをおすすめします。また人気メニューとミニチャーハンのセットもあるなど、がっつり食べたい人でも満足できて、それでいてお手頃価格なのもグリーンコーナーの人気の理由です。

グリーンコーナーの店舗紹介

玉林園本社は以前は和歌山市本町にありましたが、2012年に今の和歌山市出島に移転し本社工場・第二工場も併設されました。そんな玉林園本社内には、入って通路の左手に本業のお茶の販売店があり、右手にグリーンコーナーがあります。グリーンコーナーはセルフサービスなので、本店でも入って左側のカウンターで注文と清算を先に済ませます。引き換え用の番号札をもらって、呼ばれたら受け取りに行くスタイルです。

玉林園の公式ホームページでの各店舗の紹介は、本店の紹介ですら結構あっさりしています。明示されていることは営業時間が午前11:00~午後11:00でオーダーストップがあることと、時間帯や休業日が店舗側で変更されることがあること、特に年末年始に注意が必要なことで、メニュー表などは載っていません。各店舗に確認するようお願いが書かれています。年末年始やお盆休暇に出かけるときには、事前確認がおすすめです。

和歌山市新生町のイズミヤ和歌山店内にも、グリーンコーナー・イズミヤ和歌山店があります。食器返却口にある「全品お持ち帰りできます。」と書かれた緑の掲示板が目を引くその店は、本店と比べてスタミナラーメンが無いなどメニュー少な目ながら、100席も用意されているとは思えないほどこじんまりとした店舗です。このイズミヤ和歌山店の営業時間は午前10:00~午後9:00までで、こちらにもオーダーストップがあります。

さらに注意したいのが、イズミヤ和歌山店の営業日に影響を受けるため、店休日はイズミヤ和歌山店に影響を受ける点です。またこちらのグリーンコーナー・イズミヤ和歌山店も、和歌山県外から旅行に行く場合は年末年始に注意が必要です。ただし旅行で寄るお店としては、ご当地グルメを堪能した後すぐに、隣の玉林園はもちろん、他のお店でもお土産探しがしやすいメリットのある店舗の一つです。

和歌山市船津町にあるのは、グリーンコーナー・築地橋店です。南海和歌山港線和歌山港駅から1.5kmほどとちょっと離れていますが、こちらは食べログによると座席数38席の独立店舗です。店休日は年中無休となっていますが、営業元の玉林園の公式ホームページでは、臨時休業の可能性と店舗側での予定変更の可能性も示唆されているため、こちらも確認してから足を運ぶことをおすすめします。

築地橋店でも看板メニューのてんかけラーメン・グリーンソフトはもちろんのこと、こちらも定番の明石焼きをはじめとした豊富なメニューがそろっています。メニュー数も本店とほぼ遜色なく、グリーンコーナーのメニューをたっぷりと堪能できます。営業時間は午前11:00~午後10:30で,こちらもオーダーストップがあります。年末年始に要注意な点も他店と共通しています。

和歌山県岩出市今中にあるディスカウントストア、ザ・ロウズ岩出北店の敷地内にあるのがグリーンコーナー・岩出店です。ザ・ロウズの営業時間が午前9:00~午後12:00なのに対し、岩出店の営業時間は午前10:00~午後9:00で、オーダーストップもあります。時間のずれを念頭に置いて行きたい店舗です。席はカウンター席とテーブル席を合わせて16席ほどの、大型店の敷地内とはいえ小さい店舗になります。

そんな岩出店の特徴は本店とメニューがほぼ同じという、店舗の規模は小さいもののさすが人気店の敷地内にある店舗です。食事時にはあっという間に席が埋まってしまうので、時間をずらして出かけたりお持ち帰りセットの利用も視野に入れておくと良いでしょう。店休日はザ・ロウズが年中無休なこと、玉林園公式ホームページにも記載が無いことから、こちらも臨時休業でないか確認をしてから出かけるのが無難と言えます。

スーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店内にあるフードコートにも、グリーンコーナー川辺店があります。フードコート内なので席も多く、他店と共同で使えるため行きやすいと評判の店舗です。ゆっくりできる店舗でありながら、お土産のアピールが目立つのも、和歌山県ではそれだけなじみのあるお店ということなのでしょう。グリーンコーナーのブランド力が良くわかります。

川辺店もイズミヤの店内にあるため店休日はイズミヤに影響を受けますが、イズミヤが基本年中無休であるため、イズミヤもしくは川辺店が臨時休業のとき以外は営業しています。ただし年中無休とは言えイズミヤも川辺店も、年末年始のような特別な時期には営業時間が変更になります。年末年始のお出かけには、確認をしてから足を運んでください。

玉林園直営のグリーンコーナー最後の店舗は、和歌山市中字楠谷にあるイオンモール和歌山店内にあるグリーンコーナー・イオンモール店です。この店舗の特徴は、スイーツに力を入れている点です。グリーンソフトのハードタイプをスポンジで巻いたグリーンソフトロールを使ったシリーズや、抹茶スムージーを中心としたスムージーシリーズ、抹茶パフェを中心としたパフェシリーズなど、イオンモールを意識したと思われます。

定番にして看板メニューのてんかけラーメンやグリーンソフトもあるのですが、イオンモールのおしゃれな雰囲気に合わせるように、デザートのラインナップは他店と比較にならない多さです。しかも値段控えめも変わらないため、他店とはまた違った受けの良さが口コミから見て取れます。和歌山大学の近くということもあって、食べたことのない他県の学生たちにとっては、初めての和歌山のソウルフードに触れる機会にもなっています。

グリーンコーナーは地元で愛される憩いの場所

元々はお茶を取り扱っていた玉林園が、その本業である製茶事業を発展させつつ育んできたグリーンコーナーは、間違いなく地元和歌山県民の憩いの場となっています。日本の食文化にも大きな影響を与えたグリーンソフトはもとより、てんかけラーメンやその独特の明石焼きに中華そばなど、数々の和歌山県民のソウルフードを提供し続けています。和歌山県に行った折には、あなたもぜひその県民食を堪能してみてください!

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