一幸庵の和菓子メニューとは?わらび餅・栗蒸し羊羹など紹介!

東京には老銘の和菓子店を始め、近代的な和菓子店までバリエーション豊富なお店などがあります。その中でもフランス・イタリアなど世界のパティシエに和菓子の魅力を伝授したことで有名な水上力さん店主による「一幸庵(いっこうあん)」はわらび餅を始めとした美しい完成度の高い和菓子として高い注目を浴びています。今回は美しく完成度が高い和菓子を提供する「一幸庵(いっこうあん)」のメニューを紹介します。

一幸庵の和菓子メニューとは?わらび餅・栗蒸し羊羹など紹介!のイメージ

目次

  1. 1一幸庵の和菓子を食べたい!
  2. 2一幸庵の和菓子について紹介!
  3. 3一幸庵の和菓子メニューを紹介
  4. 4一幸庵の美しい和菓子を食べてみよう!

一幸庵の和菓子を食べたい!

茗荷谷駅からほど近くにある「一幸庵(いっこうあん)」。看板メニューの「わらび餅」を始め、栗蒸し羊羹、桜餅など数多くの和菓子があります。時間と手間を惜しまない製造技術に、見た目も美しい和菓子は是非、一度は食べてみたいものです。

一幸庵の和菓子について紹介!

茗荷谷に構える和菓子の名店「一幸庵」は「食べログ名百点」でも選出されているほどの広く知られています。では早速、今回は名店「一幸庵」の和菓子のメニューをたっぷり紹介します。

一幸庵とは?

茗荷谷にお店を構える和菓子の名店「一幸庵」と聞いたら、和菓子好きの方であれば、誰もが知っている有名なお店です。時間と手間を惜しまずに丁寧に作る和菓子は完成度が高く、美しい仕上がりなので業界の垣根を超えて非常に評判なこともあり、常に客足が絶えない人気店です。

一幸庵の場所と営業時間

一幸庵(いっこうあん)は地下鉄丸の内線茗荷谷駅から国道254号線沿いを後楽園方面に向かい、徒歩5分ほどの所にあります。営業時間は10:00-18:00迄。定休日は日曜日・月曜日・祝日となります。

和菓子職人の水上力さんについて

水上力さんは1948年東京生まれで、江戸和菓子職人の四男だったため、独立する道を選んだそうです。京都と名古屋で5年ほど和菓子の銘店で修業後、28歳で茗荷谷に「一幸庵」を創業します。修行期間を含め40年以上和菓子職人として勤めているが、日本人の和菓子離れの危機感を恐れ、国内外の講演を始め、精力的に和菓子を海外へ発信し続けています。現在、次女の夫が二代目職人として修業中とのことです。

一幸庵の美しい和菓子は海外でも話題で本も出版

ここのお店のブランドブック「IKKOAN」は2015年に11月に出版以来、和菓子のファンだけではなく海外のメディアからも出版依頼があるほど話題となっている書籍です。本書は七十二候という日本古来暦をテーマとして、72通りの暦が和菓子で表現されていて、水上力さんの集大成ともいえる作品となっています。

「IKKOAN」の本書を仕上げるのにボツになってしまった300以上ものの和菓子を水上さん本人が試行錯誤したのち、なんと完成までに5年ものの月日がかかったと言われています。表紙はまるで和菓子の本とはわからないほど現代的アーティスティックでとても美しい仕上がりが印象的です。ページをめくってみると2月の暦「東風解凍」からはじまるなど、日本独持の季節を表現した和菓子の綺麗なお写真を目で味わえます。

一幸庵の味が茗荷谷のカフェで楽しめる

一幸庵の和菓子は水上力さんの長女が経営しているカフェ「cafe竹早72(カフェタケハヤナナジュウニ)」にて楽しむことができます。最寄り駅は茗荷谷駅で一幸庵からの店舗からも徒歩ですぐに行ける場所にあります。店内は大通りからすぐの場所とは思えないほど静かな雰囲気です。メニューには一幸庵の餡を使ったぜんざい・おしるこから一幸庵で販売している和菓子を煎茶や抹茶と一緒に堪能することができます。

確実に入手したいなら電話予約がベター!

「一幸庵」の和菓子や期間限定などの商品もあるので、夕方には商品が品切れになってしまうこともよくあるそうです。確実に食べたい時には事前に電話予約してからの来店を推奨します。尚、季節によっては期間限定で松屋銀座などで水羊羹を催事販売することもありますので、事前にお店のFacebookページで確認するのがベストです。

一幸庵の和菓子メニューを紹介

一幸庵の和菓子の数々は美しいだけでなく、まるで芸術品ともいえます。日本らしい美しさと和菓子の美味しさを味わうことができます。一番人気の「わらび餅」を始め、絶品の和菓子メニューを一挙、紹介します。中には季節限定の商品もいくつかあります。

絶対に外せないおすすめの和菓子「わらび餅」

一幸庵の看板メニューといえば「わらび餅」。目に引くほどの存在感のある大きさが特徴的で、ぎりぎり個体を保ってるほどで手にとったらすぐにわかるぐらいの極限までの柔らかさに驚かれる方が多く、きなこ独特の香ばしさに上品な甘さ、わらび餅の食感が見事にマッチした逸品です。更に中の餡も極上の柔らかさで、香りがよい黒須黄奈粉をたっぷりかけて仕上げています。

一幸庵のわらび餅はわらびの茎から3-4パーセントしか取れないと言われている希少なデンプンから作られたわらび粉を使用していることから、1年通して味わうことはできずに11月-6月までの期間限定での販売だそうです。一度、食べたらきっと、何度も食べたくなる位の美味しさで、非常に人気なので早いお時間に品切れになることもあるので、必ず購入したい時には電話予約がおすすめです。

歯触りや豊かな風味が楽しめる「あざぶ最中」

一幸庵で年間通して人気の「あざぶ最中」。最中には2種類あり、事前に皮と餡をあらかじめ合わせておくことにより最中としての風味を楽しめるものと、召し上がる直前に餡と皮をあわせることで、パリっとした歯触りや風味を楽しめる最中がありますが、「あざぶ最中」は後者の最中で、皮と餡が別包装となっております。香ばしさと丹波産の大納言小豆の風味を堪能できます。

「あざぶ最中」の皮は餡を合わせることで水分をすぐに吸収してしまうので、至福の味を楽しみたいのであれば、餡と皮をあわせたら決して、そのまま放置せずに、合わせたその一瞬が一番美味しく食べる秘訣と言われています。一度食べると少々、苦みを感じつつ香ばしさと甘い餡の相性が最高に美味しい和菓子です。

上品な甘さで男性にも人気「栗蒸し羊羹」

「一幸庵」の黒蒸し羊羹は国産の甘い大粒栗を上品な甘さに濾した羊羹を贅沢に使って、もちっとした味噌風味の松風と一体に楽しめます。一度食べたら、感動を忘れないほどの上品な美味しさで男性の方にも人気な逸品です。

1年に2回しか買えない究極の「あんぱん」

一幸庵では「月のかぞえ歌」と題して、月に一度だけ季節ごとに100組限定数で、予約制にて販売している甘味菓子がとても人気です。その中でも特に人気なのが4月に販売される「春あんぱん」と10月に販売される「秋あんぱん」です。普通の「あんぱん」とは異なり、食パンに「あんこ」がサンドされたあんぱんを堪能できます。

あんぱんに使われるパンは毎年、人気のパン屋さんのものでコラボし、美味しいパンに発酵バターを塗ってから、こし餡とつぶ餡(大納言)が2組ずつサンドしてあり、トースターでこんがり焼いて食べるのがおすすめです。発酵バターとパンと餡の相性が抜群で、本当に素晴らしく味で、今までに出会ったことがないあんぱんの美味しさです。

大ぶりな甘露煮の栗が丸ごと入るまんじゅう「栗ふくませ」

香ばしい皮の中にたっぷりの白餡と大きな甘露煮の栗が丸ごと1個入っています。口の中に含みますと程よい皮の薄さと栗のほっくりとした食感。更に甘い白餡とのハーモニーが絶妙にマッチしていて、バランスがよく上品なお饅頭なので、最後まで飽きずに食べることができます。

お花見の時期のみ限定販売「小石川みたらし団子」

お花見シーズンのみ販売する「小石川みたらし団子」は他のお店のみたらし団子に比べると少々、歯ごたえはあり、口の中に含みますと団子の舌触りがとても滑らかなのに、柔らかすぎないのが特長です。団子自体にはみたらしのタレがついていないので、純粋な団子の味とたれの味と両方が堪能できます。

タレの味はかなりとろみがあり、お砂糖より醤油が香ばしいため、甘さ控えめな仕上がりです。少し小さな団子ではあるものの、なんと1串に7つもついているので食べ応えがあります。団子が7つなのには一幸庵の近くにある「極楽の井」伝説が由来と言い伝えられています。

夏限定で遠方から買いにくるほどに人気で美しい「水羊羹」

「一幸庵」の水羊羹はちょっと灰色がかかった赤褐色で独特の色合いが特長です。暑い夏にも関わらず、遠方から水羊羹を求めて買いにくるお客様も多いほどです。口の中に含みますとしつこさがない甘さにみずみずしさが楽しめて、口の舌で完全に溶けだすほどに上品で細やかな味で、ほんのり感じるあんこのざらつきがなんとも最高で、今までに味わったことがない逸品です。

手土産に季節に応じた「和菓子(生菓子)」

季節に応じた「一幸庵」の生菓子はまるで芸術品で美しく、年始ならば「花びら餅」。桜の季節ならば「花餅」・「桜餅」など多数あります。色や味にもこだわり季節ごとにモチーフも綺麗な生菓子は季節ごとの手土産にとても好評です。

特に「桜餅」は事前予約をしないと品切れになることも多いほどの人気な生菓子で、白い餅皮に包まれたこし餡とピンクの餅皮に包まれたつぶ餡の2種類が楽しめます。一幸庵の「桜餅」は桜の葉っぱに塩漬けがとても立派なのが印象的で、一口含ませると、葉っぱの塩漬けと上品な甘さと滑らかさがとても美味しい逸品です。

一幸庵の美しい和菓子を食べてみよう!

「一幸庵」の和菓子の魅力をたっぷり紹介しましたがいかがでしたでしょうか?和菓子やさんらしい趣さがあり、見た目にも美しい和菓子は常に客足が絶えません。気持ちを込めながらお渡しするお土産にもおすすめです。東京・茗荷谷付近に立ち寄りましたら、是非一度、「一幸庵」まで足を運んでみてください。

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