横浜中華街のランチ人気店を厳選紹介！安くて美味しいおすすめは？

1859年、日本が長い鎖国を終えて、外国に向けて開港したことをきっかけに、中華街誕生への道筋が始まりました。中華街は昔「横浜新田」と呼ばれ、世界各地から人々が訪れ、特に中国の広東や上海等から多くの人がやって来ました。横浜に住む華僑の多くは広東の出身で、今も中華街に広東料理が多いのはこのためです。 開港当言葉が通じ合わない西洋人と日本人の間に入って、通訳してくれたのも彼らの功績が大きい様です。

「三把刀」（さんばとう）と呼ばれた横浜華僑の代表的な職業は洋裁・理髪・料理で、その内、時代と共に増えていったのが料理店です。現在、中華街には250軒強もの中華料理店が並びますが、このグルメの街としての賑わいは、開港150年の歴史からみると、ごく近年、実は明治期以降になってからのもの。ちなみに横浜中華街で最も歴史の古いお店は、「聘珍樓」（へいちんろう）と言われています。

横浜中華街は、日本の神戸南京町、長崎新地中華街と共に「三大中華街」とされます。横浜中華街の正門である善隣門は15mの高さで赤と金で彩られており、観光客の写真スポットとして有名で、その門をくぐると中国情緒があふれます。また、今では祝賀パレードや慶祝獅子舞（採青）等のイベントも盛大に行われ、グルメスポットとしてだけではなく、日本を代表する観光エリアとなって、年間2000万人の観光客が訪れます。

横浜中華街にある揚州飯店グループでは、お客さん自身で肉まんや餃子を作って食べることが出来る「肉まん・餃子作り体験」という企画が行われています。お店が用意した生地と餡を、自分の手で包むというものですが、生地の包み方や入れる餡の量など、作る人によって個性が出るので自分だけの肉まんと餃子を作ることができます。お子様連れのファミリーにも、カップルにもおすすめです。

太極拳は言わずと知れた、中国の代表的な武術ですが、健康や長寿に良いとされているので、格闘技というより健康法として練習している人が多く、中国では朝の公園で多くの人々が練習をしています。 こちら横浜中華街でも毎週土曜日の朝9時から横浜媽祖廟で横浜中華街シニアライフ会・太極拳委員会主催の「太極拳の集い」が行われています。一度見に行ってみるのも良いでしょう。

横浜中華街には年に2回お正月が来ます。１つ目は日本のお正月と同じ新暦の1月1日元旦です。2つ目が旧暦のお正月いわゆる「春節」です。カウントダウンの掛け声と共に爆竹の音が街中に鳴り響き、横浜中華街に春節が訪れます。関帝廟ではお参りに来た人々がこれでもかと長蛇の列を作り、商売繁盛等をお祈りします。また媽祖廟では新暦のお正月では見られない「厄除けのみこしくぐり」も行われます。

こちらは、「聘珍樓」「萬珍樓」と並び、中華街の三大名店と言われる老舗です。さすがの重厚感があり、ゆったりとした空間は名実共に高級店です。ランチでもサービス料が付きますが、その分接客も丁寧です。おすすめのコースは8000円で、前菜盛り、フカヒレスープ、エビチリ、蟹爪の揚げもの、牛肉とイカと野菜炒め、鯛の姿蒸し、北京ダック、炒飯、デザートに杏仁豆腐が付きます。高級店ですが、裏切らないさすがのお店です。

謝甜記は横浜中華街に2店舗出されていて、どちらも行列は出来ていますが、こちらのお店の方が比較的待たずに入れます。並んでいる間に、店員さんがメニューを渡してくれるので、その間にあれこれ考えるのも楽しいです。中華粥専門店だけあり、牛肉、鶏肉、蟹やフカヒレ、あわび、等々20種類ぐらいのお粥から選べます。中でも、あわび粥は厚切りのあわびがふんだんに入っていて、味付けは優しい塩味でおすすめです。

横浜中華街の賑やかな通り、関帝廟通りに面しており、市場通りからも近いです。落ち着いた趣ある外観ですが、安いお得なランチを提供してくれます。平日の11時半から14時は、メインの選べるおかずにご飯、お新香、ワンタンスープ、デザート付きのランチがおすすめです。メインのおかずは内容変更ありますが、代表的なものとして、貝柱の玉子炒め、芝エビのチリソース炒め、豚肉とキャベツの味噌炒め、等々があります。

1961年創業の老舗上海料理店。600円台で食べられる激安ランチもあって、非常にお得なお店です。一部メニューの紹介をすると、麻婆豆腐は甜麺醤の味が効いていて、辛味よりも味噌の旨味が特徴。海鮮焼きそばは贅沢にホタテ、エビ、イカに白菜、青梗菜が入って、麺の食感と具材の歯ごたえが良いハーモニー。チャーハンは、パラッと高温で熱せられており、玉子と焼豚が同時に口の中へ入ってきて美味しいです。

店は地下1階にひっそりと、お昼ながら隠れ家的な雰囲気漂います。小さい店内ながらも落ち着いた雰囲気で寛げます。ランチタイムの客層はマダムなおばさまや、ママ友会が多い印象です。照明は暗めですがスポットライトが料理を一層彩鮮やかに輝かせてくれます。ランチは3つのコースがあり1980円、2980円、3980円となっていて、それぞれメニューと品数が異なる形です。ディナーにも訪れたい名店と言えるでしょう。

横浜中華街で人気のお店のランチと言えば、こちらも外すことはできません。牛バラ飯が美味しくて看板料理ですがここでは、「五目チャーハン」を紹介します。素揚げのエビが乗ったその見た目は食欲をそそります。パラパラの中に、ご飯のしっとりさが残っており、絶妙としか言いようがありません。適度な塩味に旨味とコクがあり、トッピングの海老が香ばしく良いアクセントになります。付け合わせのスープも箸休めにおすすめ。 

小さなお店で、昭和の面影を残し、家庭的な雰囲気でどこか和みます。こちらのお店で人気なのが「あさりそば」。単品か、焼売とのセットを選べます。あさりそばは、意外にも表面的は脂がまとい、濃いめのスープの印象を受けます。ところが一口飲むと、やはりアッサリ系ながら非常に奥の深い味がします。凝縮されたあさりの旨みが美味しい。麺はやや細めのストレート。追加でご飯を投入し、おじやにして食べるのがおすすめです。

こちらは、あの池波正太郎さんが好きでよく食べたと言われる「シウマイ」で有名なお店です。お店に行ってみるとその名物シウマイとヤキメシを頼む方が多い印象です。ちなみに、ヤキメシには「上」や「特」があって、「上」には海老が、「特」には海老と蟹が入るります。お米自体はやや硬めでヤキメシには丁度良く、しっとりとしながらもパラパラ加減がたまりません。ディナーも要チェックなお店です。

食べログ評価も高いオーダーバイキング。料金は1名3750円（税込）。近隣の店と比べると、やや高い値段ですが、その分味には定評があります。ビュッフェではなく、出来立ての料理がサーブされるのでそこは嬉しいですね。注文はメニューの番号でオーダーします。その他デザートとお冷、烏龍茶はセルフで取りに行く必要があります。料理は何を食べても美味しく、味付けはシンプルかつ洗練されていて、素材の味が活かされています。

11時の開店前から行列の人気店です。飲茶食べ放題2800円です。ドリンクバーは280円。店内(飲茶食べ放題フロア2F)は120席で広々しています。タッチパネルでオーダー出来るので楽です。別途ビュッフェコーナーにはカレーや炒飯、麻婆豆腐、デザート等もあります。セルフのソフトクリームはお子様にも人気のメニュー。メニューが豊富なので、何回行っても飽きずに楽しめます。また、時間無制限というのも非常に魅力的ですね。

大人気の焼き小籠包も食べ放題の太っ腹なお店。平日は2138円で138品が食べ放題です。この値段では考えられないメニューも多く、その一つが北京ダック。勿論エビチリや酢豚等の定番中華料理も数多くあり、色々と楽しめます。比較的、辛さが控えめなものが多く、香辛料もそんなに効いていないので幅広く日本人には食べやすいと思います。席にはちゃんと店員さんの呼び出しボタンもあり、料理提供も割と早いです。

創業10年の食べ放題の草分け的お店。100品以上が食べ放題で2000円ちょっととお得なお店です。小皿料理で少しずつやって来るので、色々食べられるのが嬉しいですね。ドリンク、デザートはセルフで取ります。エビマヨ、北京ダック、焼き小籠包が自分の個人的推しメニューです。店内は綺麗で、なおかつゆったりできるので、お子様連れでも安心して行けるお店だと思います。

人気の焼き小龍包。中身によって様々な種類がありますが、コラーゲンたっぷり「正宗生煎包」500円（税込）が人気です。オープンキッチンで調理が見られるのもライブ感あって楽しいです。セオリー通りに、箸で皮に穴を開けて肉汁を出してから食べて下さいね。想像以上に肉汁が溢れ出て来るのでやけどに要注意です。生地の焼かれていた底のカリカリ感もたまりません。店内には中国茶やパイナップルケーキ等のお土産も売っています。

横浜中華街の四川料理の有名店です。ランチもディナーもメニューの中で一番目立つのが麻婆豆腐です。自慢の一品なだけあって、辛すぎず、コクと旨みを感じられる非常に美味しい麻婆豆腐。花椒がしっかりと効いていて、固めに仕上げた豆腐と挽肉を際立たせてくれます。他にも刀削麺や、中国山西省のソウルフード「一根麺」（日本では一本麺と呼ばれ、その名の通り麺を長く伸ばした麺のこと）もあるので、合わせて頂きたいです。

みなとみらい線、元町・中華街駅より徒歩5分の所に黄色の看板があり、そこが「山東1号店」です。店内は木が基調の落ち着いた雰囲気です。お店の名物は水餃子。大きめの食べ応えある餃子は、皮はモチモチ、餡にはニラがたっぷり入っていて美味しいです。特製のココナッツとラー油の入ったタレとの相性も良く、さすがはミシュランのビブグルマンを獲ったお店の味です。ディナーにも伺いたいお店です。

ローズ ホテルの一階にあるこちらのお店。ランチコースの値段は～5000円と幅広いですが、ここでは、リーズナブルランチ1000円を紹介します。メインによって付け合わせは若干変わりますが、デザートもしくはコーヒーはどのセットにも付きます。麻婆麺ランチ（ご飯付き）、麻婆豆腐ランチ（ご飯、スープ付き）、担々麺ランチ（焼売２個付き）、点心ランチ（スープ付き）、そして週替わり特別ランチも1000円です。

ディナーも多くのお客さんで賑わうこちらのお店のランチで紹介したいのは、「叉焼＆焼肉（皮付き豚バラ肉の焼物）」840円です。本場の香港スタイルで特におすすめ。秘伝のタレと伝統の釜で仕上げられた、焼き立ての「叉焼」は、是非食べて頂きたい逸品です。お肉にはタレがかけてあるので、お好みで香菜と白髪葱、練り辛子と一緒に食べてもまた美味しい。お箸が止まらないこと間違いなしのメニューです。

横浜中華街で老舗店の一つ。高級な中華というより、リーズナブルな中華料理屋に近いスタイル。平日のランチは特にお得にその味を楽しめるお店ですが、平日のランチ限定メニューで出しているてカレーを紹介します。牛バラカレーとミニワンタンセット700円。このミニワンタンを付け合わせと言うには失礼な程の絶品で、そのスープで伸ばしたカレーも勿論美味。更に牛バラの美味しさも加わって、この値段は高コスパでおすすめです。

中華街の路地裏に行列をなすのが創業1969年のこちらのお店です。実はこのお店は多くの芸能人ファンがいる人気の中華料理店なんです。中でも、ピックアップされているのが意外にも「牛バラ肉カレーご飯900円」。ご飯にカレーがかかったスタイルで、中華料理店らしく中華スープが添えられています。カレーも中華らしく鶏ガラスープがベースで、そこにウスターソースやオイスターソース、ケチャップ、豆板醤を加える絶妙な味です。

清芳午餐（せいほうランチ）2100円がランチタイムの看板メニュー。二段の竹籠の中には、料理人の丁寧な仕事の彩り鮮やかな広東料理。何と10種類以上が詰め込まれ、中華の王道「フカヒレ」や季節感を演出した料理も楽しめます。選べる中国茶とデザートも付いて満足して頂けるのは間違いなしです。平日の11：30〜14：30限定なのでご注意下さい。 

1952年創業のお店。上海料理を中心に四大中国料理を頂ける貴重なお店です。平日のランチタイム限定で、1200円でメイン6種類から一つ選べるランチを提供しています。どのメインにも、サラダ、ご飯（メインで麺を選ぶとチャーハン）、蒸し点心2種、まで付くので、これは中々の高コスパ店です。他のプランもあるので、色々と皆で選ぶのも楽しみの一つと言えます。

横浜中華街ナンバー1となったこともあるこちらの上海焼きそばは有名です。自社の製麺所で作られた極太麺で、味付けは中国醤油。醤油風味の中にも上品な甘さがあるのが特徴です。トッピングの豚肉は極細に切られていて、主役の麺の引き立て役として抜群です。ほかにも、ワンタンも本格的で美味しいので一緒に注文してみて下さい。

ここで中華以外のお店も紹介します。ランチはコース料理一つのみで6000円程度。お昼は2組　夜は3組の予約しか取らないお店で、予約が数か月待ちになることもしばしば。写真撮影禁止のお店で、横浜に居ながらレベルの高い京料理を美味しく頂けるお店です。

横浜中華街でランチを食べた後におすすめしたいお店。一階は色々な種類の中国茶や、それらを楽しむ為の茶器が数多くあり、中国茶特有のミニ急須にミニ茶碗も。そして、二階にはその中国茶を楽しめる喫茶店になっています。メニュー内の急須マークを選ぶと茶器セットで提供され、お茶の入れ方のをスタッフの方に教えてもらった後、セルフで何杯も楽しめます。スウィーツも充実しているので、ゆっくり落ち着ける空間です。

横浜中華街は、横浜を代表するスポットで、JRでは新幹線の停まる新横浜からでも、東急東横線では渋谷からでもアクセス出来、利便性も良いです。約250軒の飲食店が軒を連ね、ランチタイムからディナーまで営業しているお店が多いので、いつ行っても楽しめるのが特徴。お腹いっぱい食べた後は、山下公園やマリンタワー、桜木町等も近い場所にあるので、歩いて街ブラも出来るおすすめの場所です。