女性ホルモン増やすには?運動や食べ物は関係あるか徹底調査!

女性ホルモンを増やす方法をどれだけ知っていますか?また女性ホルモンを増やすのに、やってはいけないことがあるのを知っていますか?まずは女性ホルモンがどのように作られるのかを知り、理に適った女性ホルモンの増やし方を実践するのが、一番効率的な方法と言えるでしょう。自分の身体のリズムを把握し、自分に合った方法やタイミングで、女性ホルモンの増やし方を実践して、若々しく女性らしい身体を手に入れてみましょう。

女性ホルモン増やすには?運動や食べ物は関係あるか徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1女性ホルモンを増やす方法が知りたい!
  2. 2女性ホルモンの種類と働きをおさえよう
  3. 3女性ホルモン増やすにはどんな食べ物がいい?
  4. 4生活習慣の見直しで女性ホルモンのバランスを整える
  5. 5女性ホルモンの分泌を促す市販サプリメント
  6. 6女性ホルモンを増やす方法を早速実践しよう!

女性ホルモンを増やす方法が知りたい!

女性ホルモンが少ないと様々な不調が生じます。また生理周期などで女性ホルモンのバランスが変わるだけでも、気分の浮き沈みがあるほど女性の身体はデリケートです。女性ホルモンを増やす方法には、どの様な方法があるのでしょう?大豆など女性ホルモンを増やす効果のある食べ物を食べる方法などは、近年よく聞く機会が増えました。

その他にも、運動が良いとか、女性ホルモンを効果的に増やす方法や、自分の身体のリズムや変化を知ることで、上手く対応していく方法もあります。女性ホルモンが分泌される仕組みを知ることでも、女性ホルモンを増やす方法が見えてきます。女性ホルモンについて徹底調査して、運動や食べ物や生活習慣との関係を紐解いてみましょう。

女性ホルモンの種類と働きをおさえよう

女性ホルモンのしくみ

女性ホルモンには、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の二種類のホルモンがあり、脳の視床下部というところから性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌されます。このホルモンが卵巣内の卵胞に作用し、一定の周期で黄体ホルモンや卵胞ホルモンを分泌しています。

これらの女性ホルモンは整理や排卵に深く関係しており、一定の周期とは人によって異なるため、排卵の周期が人それぞれで、整理の周期も25日ごとにくる女性や35日周期の女性もいます。女性ホルモンの量は脳にコントロールされ、多ければ減らし、減ってくると増やすというフィードバックによって調整されています。

この女性ホルモンの放出を司っている視床下部は自律神経もコントロールしており、ホルモンのバランスが崩れると、自律神経のバランスも崩れてしまい、不安定な状態になってしまうのです。女性ホルモンの中でも卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性の生涯を通じてそれぞれの年代で大きく変化し、心や身体の変化に密接な関係があります。

女性は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの比率が交互に変化し、生理の周期に合わせて卵胞ホルモンの多く分泌されるエストロゲン期と、黄体ホルモンの多く分泌されるプロゲステロン期があります。

女性ホルモン「エストロゲン」とは?

卵胞ホルモンであるエストロゲンが多く分泌されると、女性は元気になり明るい気分になれます。このエストロゲンは整理の終わりころから分泌されはじめ、心身共に調子が良くなり、活動的になれる時期でもあります。エストロゲンは女性らしい丸みのある身体を作ったり、乳房や子宮の成長を促進したり、妊娠や授乳、月経などを可能な状態にする役割があります。

女性ホルモンであるエストロゲンは、思春期から分泌されるようになりますが、丁度そのころに女性は初潮を迎えたり、乳房が発達してきて子供から女性らしい体系へと変化する時期でもあります。エストロゲンの分泌は20~30代では安定して分泌されていますので、その時期が妊娠や出産に適していると言われるのは、この女性ホルモンが安定していることからなのです。

女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、子宮に働きかけ、子宮内膜を増やし厚くします。これは受精卵が子宮内に入って来た時にベッドの役割を果たし、妊娠に備えたものです。また、エストロゲンは乳腺の発達を促進し、授乳に対応できる乳房を作ります。更に自律神経を安定させたり、髪や肌のハリや艶を良くし、女性らしい身体を作る女性ホルモンです。

その他にも、エストロゲンは脳の働きを良くしたり、骨を丈夫にする作用も持っています。これらのことから、エストロゲンの分泌量が減ると、乳腺の発達は止まり、自律神経が乱れたり、髪や肌のハリや艶は無くなり、認知症のリスクが上がったり、骨粗鬆症にかかりやすくなります。見た目も女性らしさが減ってしまうのです。

しかし、エストロゲンは逆に分泌量が多すぎると、子宮体ガンや乳がんのリスクが高くなる女性ホルモンでもあるのです。エストロゲンが最も多く分泌されるのが排卵期で、月経期にはその分、分泌量が少なくなるようになっています。若い間はその周期どおりにエストロゲンの分泌がコントロールされて、丁度いい分泌量が保たれています。

しかし、50歳前後に閉経を迎える頃になると、女性の身体は妊娠や出産、育児を終えたこととなり、エストロゲンの分泌量が減ってくるのです。この時に様々な心身の不調を起こす更年期障害と呼ばれている症状に悩まされるのです。この更年期障害の症状も個人差が大きく、酷い人は10年間様々な症状に悩まされるケースもあります。

主な症状としては、ホットフラッシュと呼ばれている、急にのぼせたように顔が熱くなったりする症状や、自律神経の乱れから不眠症を引き起こしたり、動脈硬化や高脂血症、認知症、骨粗鬆症などの疾患のリスクも高くなります。これほどエストロゲンとは女性に大きな変化をもたらす女性ホルモンなのです。

この様に、多すぎても少なすぎても身体に不調があったり、疾患のリスクを高めてしまったりする女性ホルモンは、単純に増やせばいいものではないのです。

女性ホルモン「プロゲステロン」とは?

プロゲステロンとは、女性ホルモンの中の黄体ホルモンのことで、プロゲステロンの分泌量は20~30代にピークとなり、更年期あたりになると急激に減少します。プロゲステロンの働きは、受精卵の着床をしやすいように子宮内膜を厚くします。また妊娠を維持する為に、プロゲステロンは、食欲を増進させたり体温を上げる働きをします。

受精卵が着床されると、このプロゲステロンが多く分泌されるようになり、基礎体温の高温期がそのまま持続し、妊娠の維持に繋がります。プロゲステロンが増えると食事後に低血糖を起こしやすくなったり、乳房が張ったり、腰痛や頭痛も起こりイライラしたり、抑うつ気分にかられたりします。

では逆にプロゲステロンの分泌量が少なすぎると、子宮内膜が厚くならない為、受精卵の着床がしにくくなったり、多嚢胞性卵巣症候群のリスクが高まったりします。このことから解るように、プロゲステロンが少ない女性は、妊娠の確立が低いと言われています。

女性ホルモンで肌トラブルが軽減される

女性ホルモンと肌の美しさは切っても切れないほど、密接に関係していますので、女性ホルモンのバランスが良ければ肌も綺麗に保つことが出来るのです。出産を経験された方は、妊娠と出産より自身の肌の急な変化を体験されたことと思います。妊娠中は女性ホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンが多く分泌される為、肌が綺麗になります。

ですが、女性ホルモンが大きく変化することで、エストロゲンが日光に対して過敏性を増やしたり、プロゲステロンはメラノサイトを刺激することで、メラニンの分泌が盛んになり、そばかすやシミが現れやすくなり、皮脂の分泌も促される為にニキビも出来やすくなると言われています。また、出産後は急激に女性ホルモンが減少し、肌トラブルも起こりやすくなります。

この様に、女性ホルモンの分泌量によって女性ホルモンが、様々な細胞を刺激したりすることで、肌の状態も大きく影響を受けることが分かるかと思います。妊娠出産だけでなく、女性はストレスや加齢とともに女性ホルモンのバランスに影響を受けます。特に加齢による女性ホルモンの減少は、多くの女性の肌の悩みの原因でもあります。

女性ホルモンでも卵巣から分泌されるエストロゲンは特に、肌の弾力性を保つ成分であるエラスチンやコラーゲンの生成にも関わりがあり、エストロゲンの減少は肌の水分を保持するコラーゲンも減ることで、みずみずしさが無くなり、たるみやシワの原因となります。

女性ホルモンはPMS(月経前症候群)を軽くする

まずPMS(月経前症候群)が起こる原因は、まだ解明されていませんが、女性ホルモンのうちのプロゲステロンが関係していることは、明らかとなっています。プロゲステロンは排卵後の黄体期に多く分泌され、食欲を増進したり基礎体温をあげたり、水分の排出を抑えたりなどの働きをし、妊娠に備えた身体を作ります。

毎月生理が来るのは、妊娠が成立していないからで、この時にプロゲステロンは急激に減少し、不要となった子宮内膜が剥がれて体外に排出されます。この様なプロゲステロンの増減により、何らかの作用をして月経前症候群の症状を起こしていると言われています。

プロゲステロンは、ドパミンやセロトニンなどの脳の神経伝達物質に作用します。この伝達物質がプロゲステロンの影響を受けやすい体質を持っている人は、プロゲステロンの増減により、神経も過敏になります。ですので心の変化や身体の不調が起こりやすくなります。また緊張状態や環境の変化などのストレスによっても、症状が出やすいそうです。

その他にも、栄養バランスの悪い食事をしていたり、カフェインを多く飲む人や、体力が低下している人も症状が出やすく、重くなりがちです。

女性ホルモンは妊活や妊娠中の強い味方

女性ホルモンの中のプロゲステロンとエストロゲンは、前述した通り受精卵が着床する為のフカフカのベッドを通る重要なホルモンなのです。女性ホルモンであるこの二つのホルモンが、それぞれの時期に合わせて働くことで、妊娠しやすい状態にしてくれるのです。未成熟の卵胞から分泌されるエストロゲンは、卵胞期に多く分泌し様々な働きをします。

また排卵後の卵胞の抜け殻が変化したものが黄体であり、その黄体から分泌されるプロゲステロンは黄体期に多く分泌されます。排卵も受精も順調なのに妊娠がうまくいかないケースでは、この黄体が上手く働いていない黄体機能不全の可能性があります。受精卵のベッドである、子宮内膜が上手く発達しないために、着床が出来ず妊娠が成立しないのです。

受精卵がなんとか子宮内膜に潜り込んでも、黄体が上手く働かず退化してしまうので、プロゲステロンの分泌が止まり、子宮内膜が剥がれて妊娠が中断されてしまうのです。またこの他に、多嚢胞卵巣症候群というものがあり、未熟なままの卵胞が卵巣内にいくつも留まることで、排卵が起こりにくくなる症状です。

この症状がある時は、脳下垂体から排卵を起こすための指令ホルモンであるLHが大量に分泌され続けるので、男性ホルモンが過剰になり、体毛が濃くなったり、ニキビが出来たりするようです。そして黄体化非破裂卵胞症候群という症状は、成長した卵胞が排卵期になっても破裂せずに、排卵が起こっていないのに黄体へと変化する症状です。

黄体へと変化するので、女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌され基礎体温がきちんと上昇するので、排卵が起こっていると勘違いします。これらの不妊の症状の多くは女性ホルモンバランスの異常が原因なのです。女性ホルモンを司っているのは脳の視床下部であり、自律神経とも深い関わりがあるので、簡単に女性ホルモンバランスを整えることは難しいでしょう。

それほど、、女性ホルモンとはデリケートなものなのです。女性ホルモンを充填したりするのも一つの治療方法ですが、まず一番に必要なのは、女性ホルモンのバランスを整える為に、生活習慣を見直したり、バランスの良い食事や睡眠をとることも有効でしょう。

女性ホルモンは骨を作る

女性ホルモンであるエストロゲンは、閉経により急激に減少します。エストロゲンはカルシウムが骨から溶け出すのを防止する働きがあるのですが、エストロゲンが減ることで、骨にカルシウムが不足し、骨粗鬆症になりやすくなります。特に女性は男性の5~6倍の確立で骨粗鬆症に罹り易くなるというデータがあります。

また骨から流出したカルシウムは血液中に溜まり易くなり、動脈硬化を起こす要因ともなります。女性ホルモンを急激に減らさないことや、しっかりとカルシウムを摂取したり、適度な運動をすることが、カルシウムが流れ出すことを少しでも食い止めることが出来るでしょう。

女性ホルモンは血管を強くする

女性ホルモンであるエストロゲンは血管をしなやかに保ったり、動脈硬化の予防をしてくれます。女性は女性ホルモンであるエストロゲンの作用により、男子よりも生活習慣病の発症が抑えられています。ですので女性ホルモンが欠乏すると様々なリスクが高くなります。動脈の内壁にコレステロールなどが蓄積し、硬化した状態を動脈硬化と言います。

動脈硬化が起こると血管が狭くなる為、血管が詰まり易くなり、心臓にも負担がかかりますし、血管が破れやすくなります。女性ホルモンを増やすことで動脈硬化のリスクを低くすることが出来ると言えるでしょう。

女性ホルモンはコレステロールをコントロールする

女性ホルモンであるエストロゲンには、動脈硬化を防ぐ作用があります。エストロゲンの直接的な血管への作用と、間接的な作用の二つの働きがあり、間接的な作用としてエストロゲンが血清のコレステロールを低下させたり、女性は閉経後太り易くなりますがそれを抑制することで、動脈硬化を抑える作用があります。

閉経後に女性ホルモンであるエストロゲンの減少によって、血清コレステロール値が上昇するリスクが高まり、高脂血症を引き起こす原因となっています。閉経後のこういった症状に、エストロゲンを投与し増やすことで、コレステロール値を減少させます

女性ホルモンであるエストロゲンは、コレステロール合成経路の酵素の活性を抑制する作用があります。これはエストロゲンによってAMPキナーゼが活性化し、還元酵素を不活化する働きによるものです。

女性ホルモンは肥満の予防をする

また女性ホルモンであるエストロゲンが不足すると、内臓脂肪が蓄積されやすくなり、筋肉量は加齢により減少します。女性ホルモンの乱れにより、脂肪が溜まり易く、脂肪を燃焼させる代謝も落ちることで肥満になりやすい状態になります。できるだけ女性ホルモンを増やすことで、内臓脂肪が蓄積されるリスクを下げることが出来るでしょう。

女性ホルモンが減少して太り易くなり、食事の制限をしがちですが、間違った食事制限をすると、脂肪が減少せずに基礎代謝に重要な筋肉を減らす結果になりかねません。できるだけ良質なタンパク質とバランスの取れた食事を心がけ、代謝量を増やすようにしましょう。女性ホルモンを増やすことで、肥満の予防もできるでしょう。

女性ホルモン増やすにはどんな食べ物がいい?

エストロゲンに似た構造の大豆イソフラボン

女性ホルモンを増やすには大豆イソフラボンの摂取が効果的です。大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと化学構造や働きが似ています。大豆の胚軸部分に大豆イソフラボンは多く含まれており、抗酸化物質の一種で、活性酸素の働きを抑制してくれます。

大豆イソフラボンは、女性らしさや若々しさに役立ち、女性ホルモンの減少による不足分を補い、トラブルを防いでくれます。大豆イソフラボンを多く含む食品は納豆・豆乳・豆腐・油揚げ・きな粉・味噌などです。

プロゲステロンの材料となるビタミンE

女性ホルモンを増やすにはビタミンEも効果があります。ビタミンEは肌の老化を防いで美しい髪を作ってくれます。ナッツ類にビタミンEは多く含まれていおり、ミネラルや良質な脂質も一緒に摂取できます。ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が期待できますので、フルーツなどと組み合わせるといいでしょう。

新陳代謝を活発にする鉄分

女性ホルモンを増やすには鉄分も重用な栄養素です。貧血でなくとも女性にとっては欠かせない栄養素です。女性は生理の時に鉄分が毎月消耗するので、鉄不足になりやすいのです。ですが鉄不足は自覚症状がなく、見逃しやすいのです。しっかりと鉄分を意識した食品を摂るようにしましょう。

インスタント食品や冷たい食べ物に注意

女性ホルモンを増やすにはどうすればいいかを考える際に、してはいけないことも意識しなければいけません。例えばインスタント食品やファストフードなどは女性ホルモンのバランスを乱す要因の一つです。また甘いものや冷たい食べ物、冷たい飲み物なども良くありません。朝昼晩とバランスの良い食事を摂るようにしましょう。

過度のダイエットに注意

女性ホルモンを増やすにはどうするかを、実行するにあたって過度なダイエットをしていては何の意味もありません。女性ホルモンを増やすどころか、身体全体の細胞に必要な栄養素が足りていなければ、子宮は勿論女性ホルモンを分泌するように命令を出す脳すら正常に働かなくなります。栄養素が足りなければ生理が止まることもあります。

体脂肪率が過度に下がると女性ホルモンのバランスも悪くなってしまいます。身体が喜ぶ食生活をを続けることがとても重要です。ビタミンやタンパク質、脂質と栄養バランスの良い食事を摂ることは、質のいい睡眠にも繋がります。女性ホルモンを増やすには、過度なダイエットは絶対やってはいけないことなのです。

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生活習慣の見直しで女性ホルモンのバランスを整える

ストレスは溜めずに発散

ストレスによるイライラは、対人関係や仕事、人生の不安、不眠、暑さや寒さなど様々な要因があります。ですからこれらの要因を改善することで、ストレスの軽減ができます。一方女性は、女性ホルモンのバランスが崩れることでイライラすることもあります。生理前や閉経前に女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで、様々な症状が出てきます。

エストロゲンを増やすには、適度な運動をする、親しい友人と食事に行ったりする、好きなことをするなど、ストレスをまず自覚することから始め、ストレスを溜めないようリフレッシュやリラックスできる時間を作りましょう。

冷えない体をつくろう

妊娠中は勿論のこと、昔から女性はお腹を冷やしてはいけないと言われています。お腹を冷やさないとは、子宮を冷やさないことです。子宮が冷えると様々な婦人科系の疾患に繋がります。子宮へと流れる血管は腰から足に向かって下りた後、足先から再び上がり子宮や腸へと流れ込みます。しかし、女性は筋力が弱い為に血液を送る力が弱く、血流が悪くなりやすいのです。

足先が冷えたままだと、冷えた血液が子宮に送られることになり、子宮も冷えてしまいます。冷えた血液では子宮や卵巣に栄養や酸素が上手く行き届かなくなりますし、脳への血流も悪くなります。女性ホルモンの分泌をコントロールしている脳下垂体からの指令が上手く行われなくなり、女性ホルモンのバランスを崩したり、卵巣の機能が低下したりします。

冷えで起こる生理不順は、生理周期が長くなるのが特徴です。女性ホルモンを増やすには子宮を温めることが大切です。子宮を温めるには、尾てい骨の上あたりにカイロを貼ることで、子宮に流れる血管を温め、子宮の冷え対策となります。

また、先程説明したように足先の冷えによって血液が冷たくなりますので、靴下を履いたり、直接子宮を温めるよもぎ蒸しパットを利用するのもおすすめします。更にストレス解消にも効果のある運動ですが、足先から子宮に向かって血液を送り出す筋肉を増やす運動も子宮の冷え対策の一つです。

筋肉を増やすには、隙間の時間に下半身をトレーニングするスクワットなどの運動を取り入れるといいでしょう。

お風呂にゆっくり浸かって血行良くしよう

また女性ホルモンをふやすには、冷えない身体を作ることです。冷えない身体に繋がるのが、お風呂にゆっくりと浸かることです。女性ホルモンを増やすには、38~39度のお湯に30分くらい浸かることです。ゆっくりお風呂で身体を当ためることで全身の血流が改善され、身体の芯から温まることができます。

またぬるめのお湯に浸かることは副交感神経を優位にできるので、リラックスすることが出来ます。お湯の温度が41度を超えると、交感神経が刺激されてしまい、身体が活動体制となりリラックスできなくなります。女性ホルモンを増やすには副交感神経が優位な状態の方が良いのです。

夕日の色と同じ色のキャンドルの光は、交感神経から副交感神経にスイッチが切り替わります。アロマキャンドルを炊いて入浴するのも女性ホルモンを増やすのに効果的でしょう。女性ホルモンを増やすのに適したアロマは、ローズ・ゼラニウム・ローマンカモミール・イランイラン・ラベンダー・ネロリ・クラリセージなどです。

睡眠時間は十分に!

また女性ホルモンを増やすには、実際に日の出とともに起き、日の入りと共に身体を休めて就寝することが理想ですが、仕事や家事に子育てなどで、現実的には難しいことです。しかし成長ホルモンにとってのゴールデンタイムは夜の10時から深夜2時までで、この間に眠っていることで、より女性ホルモンのバランスが整い、自律神経も整えることができます。

女性ホルモンを増やすには、出来るだけこの時間帯までにベッドに入って、十分な睡眠をとるようにしましょう。早く眠ると早起きができますので、朝に時間に余裕が生まれます。一日の始まりの朝にヨガをしたり、本や新聞を読んでもいいですし、ガーデニングや家庭菜園などの手入れをして朝日を浴びることも、身体の調子を整え女性ホルモンを増やすには良いでしょう。

適度な運動をこころがけよう

女性ホルモンを増やすには、特別なにかの運動をしていない人は、ウォーキングやストレッチをしてみたり、電車通勤の人は人駅手前で降りて歩いたりと、日常の生活の中に上手に運動を取り入れてみましょう。適度な運動は、自律神経を整えたり免疫力の向上にも繋がり女性ホルモンを増やすには大変効果があります。

また多忙のため運動不足になると、筋力が低下し骨盤の歪みも生じやすくなり、女性ホルモンのバランスの乱れによるストレスまで引き起こします。激しい運動ではなく、ゆっくりとした運動をすると、血のめぐりが良くなり副交感神経を優位にすることが出来ます。女性ホルモンを増やすには、股関節を解して血のめぐりを良くするヨガなどがいいでしょう。

床に座って両足の裏を合わせ、両手で足首をしかりと掴みます。その状態で身体を左右にゆっくり揺らし、股関節からお尻をほぐす運動をします。ほぐれたら、両膝を上に上げ、また床にゆっくりと戻す、蝶々が羽を動かすような運動をします。これを10回ほど行い、太もものハムストリングスと内転筋などをほぐす運動を行います。

最後に息を吸いながら背筋を伸ばし、ゆっくりと息を吐きながら上体を前に倒す運動を行います。顎は引き首の後ろが伸びるように意識し、おでこを床に着けたまま数回呼吸をします。そして息を吸いながら上体をゆっくりと戻します。この運動は卵巣の機能を正常にする運動で、女性ホルモンのバランスも整いやすくなります。

生理周期の管理で体のリズムを意識しよう

人によって違う生理周期ですが、分かり易いように28日周期で説明をします。女性の身体は女性ホルモンのえすとろげんとプロゲステロンという二つの女性ホルモンの分泌によって生理のリズムが生まれます。28日(4週間)を1サイクルとして、生理・排卵前の週・排卵後の週・生理前の週という4つのリズムで変化を繰り返しています。

自分のリズムを把握しておくと、身体と心の変化の予測もつきますし、何かの予定を入れる時にも、身体を休めるタイミングと活動的になれるタイミングで決めることができます。生理の前後は出来るだけリラックスして、ゆったりと過ごしましょう。

女性ホルモンは「増やす」より「減らさない」

実際に女性ホルモンは生まれた時に分泌される量がティースプーン1杯ほどと決まっています。ですから女性ホルモンを増やすというよりも、減らさないことやバランスをとるというこに意識を向けて対策をすることです。

女性ホルモン分泌のフィードバックシステム

女性ホルモンの分泌を司っている脳の視床下部は、女性ホルモンの量を監視して分泌を促したり、減らしたりしてコントロールしていますが、女性ホルモンの血中濃度によってその監視をしています。ただ血中濃度だけで判断しているので、どこでどうやって女性ホルモンが作られたかは、問題ではないようです。ですので避妊薬(ピル)やホルモン療法が有効なのです。

このフィードバックシステムから女性ホルモンを増やす方法として、日常の生活習慣を改善することで、女性ホルモンを増やすことも出来ますが、足りない女性ホルモンをサプリメントなどで補うことが可能ということです。次の項目では女性ホルモンを増やすサプリメントを紹介します。

女性ホルモンの分泌を促す市販サプリメント

肌のハリやくすみに効果的「DHC生プラセンタハードカプセル」

女性ホルモンを増やすにはサプリメントを併用することも一つの手段です。DHCの生プラセンタハードカプセルは肌のハリやくすみに効果があり、自律神経を調整し、女性ホルモンの分泌、血行促進、免疫力の向上などの効果もあり、女性ホルモンを増やすにはおすすめのサプリメントです。プラセンタは、更年期障害の治療にも使われる成分です。

ストレスから守ってくれる「FANCL大豆イソフラボンプラス」

女性ホルモンを増やすには、大豆イソフラボンも効果があります。毎日大豆製品を必要量摂取するのが難しい人は、FANCL大豆イソフラボンプラスを飲むといいでしょう。ユーザーの口コミでは更年期の不調が改善された人や、身体のだるさが無くなり気持ちよく過ごせているや、酷い不調に悩まされていた人が改善されリズムが良くなったそうです。

サプリメントを上手に利用しよう

大豆イソフラボンを摂取しても日本人女性の2人に1人しか、女性ホルモンと似た働きをするエクオールという成分を体内で作ることが出来ません。ですから大豆イソフラボンはサプリで摂取するのがおすすめす。またプラセンタは髪や肌を綺麗にしてくれたり、バストアップにも効果があると言われています。

それからメリハリのある女性らしい身体づくりをサポートしてくれるのは、プエラリアという成分が含まれたサプリです。その他にも妊娠をサポートするマカや、エストロゲンの代謝を促すビタミンンB6、エストロゲンを活性化させるビタミンEなど、目的に応じてサプリメントを選んでみましょう。

またサプリメントを飲む時に注意が必要なのが、大豆イソフラボンの過剰摂取です。これは子宮内膜ガンや腎結石、膀胱がんなど命に係わる病気にかかるリスクがあります。またエストロゲンは着床の阻害をする要因となりますし、飲むのを止めた時に女性ホルモンの分泌に問題が起こるケースもあるので、医師や薬剤師に相談してから飲むようにしましょう。

女性ホルモンを増やす方法を早速実践しよう!

女性ホルモンを増やす方法が沢山ありましたが、逆に言えばそれだけ多くのことに気を付けていなければ、バランスよく女性ホルモンの分泌がされないということでもあります。栄養バランスのよい食事を摂り、十分な睡眠と運動を意識し、身体を冷やさないように心がけて、生活習慣の改善をしてみましょう。

人の身体の仕組みや、身体に必要な栄養素や生活習慣が分かれば、女性ホルモンのバランスだけでなく、身体全部の健康を保てます。人体から分泌されるホルモンは様々な働きを担っていますので、早速女性ホルモンを増やす方法から試して、快適な生活を送るための健康な身体を手に入れましょう。

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