バルサミコ酢の代用品は?黒酢・赤ワインでも作れる代用レシピを紹介

バルサミコ酢は近年、どんどんと知名度を上げている調味料のひとつです。イタリアンに使われ、ピザやパスタは持ちろん、料理の隠し味やスイーツにも使われる万能調味料です。今回は、あれば重宝するバルサミコ酢ですが、身近にある調味料でバルサミコ酢の代用を作ることが出来ます。一体どのような調味料で代用できるのでしょうか?今回はバルサミコ酢の代用方法と、バルサミコ酢を使った料理のレシピを紹介していきます。

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目次

  1. 1バルサミコ酢は代用できる?
  2. 2バルサミコ酢とは
  3. 3バルサミコ酢の代用レシピ
  4. 4バルサミコ酢を使った簡単レシピ
  5. 5バルサミコ酢の代用法をマスターして料理に取り入れよう!

バルサミコ酢は代用できる?

イタリアンに欠かせないバルサミコ酢ですが、いざ使いたいときに手元にない場合はどうしていますか?また、バルサミコ酢を使いたいけれど、購入してもなかなか使い切れないという場合もあると思います。そんなときは、お家にある材料で簡単にバルサミコ酢を代用してみませんか?今回は、身近な調味料で本格的な味わいのバルサミコ酢を代用する方法を紹介していきます。作り方はいずれも簡単なので、ぜひチェックしてみて下さい。

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バルサミコ酢とは

バルサミコ酢の代用方法を知る前に、まずはバルサミコ酢について調査したいと思います。イタリアンが日本の食卓に浸透するとともに、バルサミコ酢の知名度もぐんぐん上昇してきました。今では、多くのイタリアンレストランのテーブルに、オリーブオイルと共にバルサミコ酢が置いてあります。それでは、そもそもバルサミコ酢とはどんなものなのでしょうか?バルサミコ酢の原料や身体への効果などを調べてみました。

バルサミコ酢の原料

バルサミコ酢とは、果実酢の一種です。イタリアで11世紀頃から作られています。原材料となる果実はぶどうです。甘みの強いぶどうの濃縮果汁を、長い時間をかけて樽発酵させたものがバルサミコ酢で、本場イタリアではアチェート・バルサミコと呼ばれています。このアチェートは「酢」で、バルサミコは「香りがある」という意味のイタリア語です。その名の通り、バルサミコ酢は芳醇な香りが特徴の果実酢となっています。

名前の通り、バルサミコ酢は香りが特徴です。そのため、バルサミコ酢は料理だけでなく、スイーツなどにも使われます。バルサミコ酢の味わいの特徴は、酸味に加え甘みがあることです。これは原材料のぶどうの甘みで、フルーティーでコクのある味がバルサミコ酢の魅力です。熟成度合いによって味が変わるため、熟成期間が長いものほど高級なバルサミコ酢になっています。25年以上熟成したものは特に高級とされており、価格も高価です。

バルサミコ酢の効果

バルサミコ酢には身体にうれしい効果がたくさんあります。原材料にぶどうが使われているため、ポリフェノールが豊富にあるのが特徴です。このポリフェノールは、「プロアントシアニジン」と呼ばれ、特に女性にとてうれしい効果が期待できます。バルサミコ酢は他の酢に比べて、ポリフェノールが特に多く含まれています。それでは一体、バルサミコ酢にはどんな効果があるのでしょうか?具体的な効果を見ていきましょう。

バルサミコ酢に含まれているポリフェノールの「プロアントシアニジン」は、抗酸化作用があり、若返りに効果があると言われています。また、ダイエットのサポートをする効果も期待でき、運動前に摂取すると身体の代謝機能を高めてくれます。また、抗酸化作用で顔のシミやシワ、たるみにも効果があり、美肌効果があります。さらに血液をサラサラにする効果があるので、脳梗塞や心筋梗塞の予防にも効果があると言われています。

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バルサミコ酢の代用レシピ

それでは、バルサミコ酢はどのようなもので代用できるのかを見ていきましょう。バスサミコ酢の味わいの特徴は、フルーティーな酸味とほのかな甘味です。その2つを兼ね備えた調味料を使うと、不思議とバルサミコ酢に似た味わいを引き出すことができます。この方法を覚えておけば、ピザやサラダなどを食べる際に、ちょっとバルサミコ酢を使いたいというシチュエーションですぐに試せるのでおすすめです。

黒酢を使った代用レシピ

黒酢を使ったバルサミコ酢の代用調味料のレシピを紹介します。黒酢は主に中国などで使われているお酢ですが、芳醇な香りが特徴で、中国では黒酢のことを「香酢」と呼んでいます。黒酢の香りはどこかバルサミコ酢に似ており、代用にもピッタリのお酢です。しかし黒酢だけだと、香りと酸味はカバーできますが、バルサミコ酢独特の甘みとフルーティーさが足りません。そこで、黒酢にどこの家庭にもある調味料をプラスして甘みを加えます。

そのある調味料とはウスターソースです。ウスターソースはさまざまな野菜や果物が原材料になっており、甘みも十分にあります。黒酢とウスターソースを同じ量の割合で混ぜ合わせると、フルーティーで甘い味わいのバルサミコ酢そっくりの味わいになります。黒酢の香りは本物のバルサミコ酢よりはやや劣りますが、パンやピザなどにつけたり、料理の隠し味や盛り付けのアクセントなどには十分に代用して使うことができます。

また、黒酢は中国では万能調味料として使われています。そして、ウスターソースもさまざまな料理に活用されている調味料なので、バルサミコ酢でななかなか合わせることのないフライや餃子などのメニューにもよく合います。また、黒酢は麺料理との相性もいいので、オイル系のパスタのアクセントにしてもおいしく食べられます。また、塩焼きそばなどにもかけるのもおすすめです。ジャンクな味わいがワンランク上の味に変身します。

赤ワインを使った代用レシピ

赤ワインを使ったバルサミコ酢の代用レシピを紹介します。バルサミコ酢の原材料もぶどうを使っているので、赤ワインは代用としてはかなり本物のバルサミコ酢に近い味わいになると言えます。この代用調味料は、栓を抜いてしまったけれども飲みきれなかった赤ワインなどの救済方法としても使えます。それでは、どのようにして赤ワインをバルサミコ酢の代用にしていくのかを見てみましょう!赤ワインに足すのは2つの調味料です。

バルサミコ酢に必要なのは、香りと酸味と甘さです。赤ワインに、お酢と砂糖をプラスすることによって、バルサミコ酢特有の酸味と甘味をプラスすることが出来ます。割合は、赤ワイン5に対して、お酢とお砂糖をそれぞれ1ずつです。赤ワインにアルコールがあるため、赤ワインは火にかけてアルコールは飛ばします。アルコールを飛ばしたら、お酢と砂糖を加え、よく混ぜ合わせたら赤ワイン風味のバルサミコ酢の代用調味料の完成です。

赤ワインを使ったバルサミコ酢の代用調味料に使うお酢はクセの少ない米酢がおすすめです。加える砂糖は上白糖でもOKですが、ザラメ糖やブラウンシュガーを使うとさらにコクがプラスされ、熟成したバルサミコ酢の味わいを再現することが出来ます。赤ワインがベースの味わいになってくるので、フレッシュなサラダやアイスクリームの上にかけたりするソースとしても使えます。デザートソースにする場合は、砂糖を多めにしてもおいしいです。

ワインビネガーを使った代用レシピ

次にワインビネガーを使ったバルサミコ酢の代用調味料の作り方を紹介します。原料も同じぶどうなので、よりバルサミコ酢に近い味わいに仕上がります。この時におすすめなのが、赤ワインビネガーを使用することです。赤ワインビネガーはバルサミコ酢と同様にポリフェノールが豊富に含まれており、本物のバルサミコ酢と同等の健康効果も期待できます。それでは、ワインビネガーを使ったバルサミコ酢の代用方法を見ていきましょう!

まずはワインビネガーにウスターソースを加えた代用調味料の作り方です。作り方はとっても簡単で、ワインビネガーとウスターソースを同じ分量ずつで合わせて、よく混ぜ合わせれば完成です。もう一つの作り方は砂糖をプラスすることです。これはワインビネガー大さじ2に対して、砂糖を小さじ1の割合で加えるというものです。どちらの代用調味料もただ混ぜるだけなので、思い立ったらすぐに作れるのがうれしいポイントです。

そもそもワインビネガーとバルサミコ酢にはどのような違いがあるでしょうか?ワインビネガーは、ぶどうの果汁に酵母を加え発酵させたものです。更にワインを継ぎ足し、熟成させたものがワインビネガーとなります。一方、バルサミコ酢はぶどう果汁を煮詰めて凝縮させ、それを熟成させたものです。ワインビネガーはフルーティーな酸味が特徴です。一方バルサミコ酢は濃厚な果実の味わいと甘みと酸味のバランスが特徴です。

バルサミコ酢を使った簡単レシピ

続いてはバルサミコ酢を使った簡単レシピを紹介します。買ったは良いけれどなかなか使いきれないバルサミコ酢ですが、料理の隠し味やアクセントに使える調味料です。酸味と甘味が絶妙なバランスのバルサミコ酢は、意外にも和食や中華との相性も抜群です。今回は、そんなバルサミコ酢を使った簡単でおいしいメニューを紹介していきます。ここで使うバルサミコ酢は、代用のものでもOKなのでぜひ試してみてください。

スッキリコク深いバルサミコ酢豚

イタリアンと中華の融合のバルサミコ酢豚を紹介します。中華の定番酢豚をバルサミコ酢で仕上げた一品です。普段の酢豚に入っているパイナップルの甘い味わいを、バルサミコ酢の甘みでカバーしています。バルサミコ酢を使用することで、中華ながらもすっきりとした味わいに仕上がっているので、大人から子どもまでおいしく食べられるメニューになっています。それでは、バルサミコ酢を使った酢豚のレシピを見ていきましょう。

材料は4人分で、豚肉ロースブロック肉400~500g、塩小さじ1/4、こしょう少々、しょう油大さじ1、酒大さじ1、片栗粉大さじ3、パプリカ1個、玉ねぎ半分、ピーマン2個、ニンジン半分、サラダ油少々と揚げ油を用意します。合わせだれの材料はバルサミコ酢70ml、ケチャップ30g、しょう油10g、砂糖25g、水50mlです。ここでのバルサミコ酢は代用調味料でもOKです。代用バルサミコ酢を使う場合は、黒酢とウスターソースのものがよく合います。

また、仕上げ用に水溶き片栗粉も用意しておきます。水溶き片栗粉の分量は、水と片栗粉を各大さじ1合わせて、しっかりとダマにならないように混ぜ合わせておきます。それでは、バルサミコ酢の酢豚の作り方を見ていきましょう。まずは豚肉を一口大にカットして塩コショウをし、しょう油と酒をよく揉み込んでおきます。野菜も一口大にカットして、揚げ油で素揚げをしておきます。豚肉に下味がなじんだら、片栗粉をまぶして揚げ油で揚げます。

合わせだれの調味料は、あらかじめしっかりと混ぜておきましょう。豚肉を揚げ終わったら、次はフライパンにサラダ油を入れ火にかけ、素揚げした野菜と揚げた豚肉をしっかり炒め合わせます。よく混ざったら、合わせ調味料を加え、全体をよくなじませたら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて完成です。野菜は季節であるものを加えてもOKです。夏ならナス、秋冬ならきのこなどを加えてもおいしいです。爽やかな酸味がおいしい酢豚です。

風味が香るバルサミコパスタ

バルサミコ酢を使った風味豊かなパスタメニューのレシピを紹介します。イタリアンに合うバルサミコ酢は、実は和風の味付けのパスタにもよく合います。今回は、きのこをたっぷり使ったバター醤油風味のパスタにバルサミコ風味を利かせたパスタのレシピを紹介します。香ばしいバター醤油の味付けに、薫り高いバルサミコ酢がアクセントになり、上品でおいしい風味のパスタに仕上がります。日本とイタリアンの融合を試してみましょう!

それではバルサミコ酢を使ったきのこパスタの作り方を見ていきましょう。材料は4人分で以下のとおりです。しめじ1パック、舞茸1パック、エリンギ2~3本、ベーコン3枚、にんにく1~2片、酒大さじ2、オリーブ油大さじ2です。バルサミコソースはしょう油大さじ3、バルサミコ酢大さじ5、砂糖小さじ2、塩少々、黒こしょう少々です。そこにバター30gとパスタ400gです。きのこ類は何でもOKです。マッシュルームや生椎茸などもおすすめです。

パスタはたっぷりのお湯に塩を入れて、パッケージの時間どおりに茹でます。にんにくは薄くスライスし、ベーオンは5mm幅にカットしておきます。しめじ舞茸はバラバラにほぐし、エリンギは食べやすくスライスしておきます。フライパンにオリーブ油を入れて弱火にかけ、にんにくを香りが立つまで炒めます。次にベーコンを炒め、脂が出たところできのこを投入して、全体をよく混ぜ合わせます。そこに酒を入れ、蓋をして1分待ちます。

フライパンにバルサミコソースの調味料を入れて、沸騰させてからバターを落とします。最後にパスタを入れ、全体を混ぜ合わせたら器によそって完成です。バルサミコ酢とバターしょう油の味わいがなんとも言えないハーモニーを生み出しています。仕上げに青ネギやのりをかけてもおいしくいただけます。和風テイストながらも、バルサミコ酢の香りで、ちょっぴり上品な味わいのパスタに仕上がっています。

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バルサミコ酢の代用法をマスターして料理に取り入れよう!

イタリアンに欠かせないバルサミコ酢は、身近にある調味料で簡単に代用できることがわかりました。ちょっぴりバルサミコ酢を使いたいときに重宝すること間違いなしでしょう。また、このバルサミコ酢の代用調味料は、ついつい余らせがちな黒酢や赤ワイン、ワインビネガーの救済にもなるので、ぜひ試してみてください。

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