サーロインステーキの焼き方を解説!柔らかく焼く裏技について!

サーロインステーキのフライパンでの焼き方について紹介して行きます。レア、ミディアム、ウェルダンという基本の焼き加減の柔らかく美味しい焼き方のポイントや、その他サーロインステーキに加えると良いひと手間の裏技がたくさん。自宅でもフライパンで柔らかくサーロインステーキを焼きたいという方に向けた裏技の特集です。ちょっと贅沢したい時にお肉の旨味を最大限に生かした調理でサーロインステーキを召し上がってみてはいかがでしょう。

サーロインステーキの焼き方を解説!柔らかく焼く裏技について!のイメージ

目次

  1. 1サーロインステーキの焼き方をマスター!
  2. 2絶品サーロインステーキの焼き方
  3. 3安い肉でも柔らかく焼ける裏技を紹介
  4. 4サーロインステーキ焼くなら自分好みに!

サーロインステーキの焼き方をマスター!

良いお肉を買ったけど、美味しく焼く方法が分からないという事、よくありますよね。今回の記事では、贅沢なお肉のイメージが強いサーロインを適切な焼き方で焼く方法を紹介します。お肉が良くても焼き方がイマイチだとお肉の良さを引き出すことはできません。せっかくサーロインステーキを買ったのなら、お店で味わうような柔らかくて美味しいサーロインステーキが食べたいですよね。そんな時に役立つ裏技を紹介します。

絶品サーロインステーキの焼き方

ここでは美味しいサーロインステーキを焼くための準備、サーロインステーキを柔らかく焼くための基本的な焼き方、ポイント、そしてレア、ミディアム、ヴェルダンといった焼き加減に合わせたサーロインステーキの柔らかく美味しい焼き方の裏技を取り上げていきます。また、ワインによる一工夫で更にワンランク上のサーロインステーキを目指す焼き方裏技も調査します。

サーロインステーキを焼くための準備

美味しく柔らかいサーロインステーキを焼くためには、下準備も欠かせません。まず、冷凍したお肉を使用する場合は、冷蔵庫に移し、解凍して下さい。冷蔵庫で解凍したお肉は、フライパンで焼く30分前に冷蔵庫から取り出し、肉の温度を室内の温度に戻します。下味を付ける調味料である塩・胡椒は焼く直前に、片面に振るのが良いでしょう。胡椒は粗挽きがおすすめです。ここまでがお肉の下準備になります。

そしてお肉を焼くフライパンでまずやるべき事ですが、フライパンに点けた火は強火にし、お肉を入れた際に、ジュワーという音がするくらいに熱しておきます。フライパンに回す脂はサーロインステーキを買うと付いて来る牛脂を使うと良いです。

柔らかジューシーな基本の焼き方

下準備をしたフライパンとサーロインステーキを用意したら、強火で十分に熱したフライパンに、牛脂を入れ、フライパンに脂を回らせます。ここではにんにくを入れる焼き方を紹介します。にんにくはお肉を美味しくさせる為に役立ってくれるので、入れるのがおすすめです。脂が回ったら、スライスしたにんにくを入れ、弱火でしっかりと炒めます。十分に炒め、にんにくの良い香りが香って来たらにんにくは取り出します。

火を強火に戻し、また十分に熱したら、いよいよお肉をフライパンに投入します。ここで重要なのがお肉を焼く時は塩・胡椒した面を下にして焼くという事です。お肉を焼いて約30秒経ったら、塩・胡椒を振っていない上になっている面にも塩・胡椒を振ります。また約30秒経ったら、火を弱めて下さい。お肉の下の面に美味しそうな焼き色が付き、肉汁が浮き出て来たら、お肉をひっくり返す合図です。

この後の焼き具合は、各焼き加減へと繋がります。また、お肉の裏面を30秒ほど焼いた後、蒸し焼きにして1分焼く事で、柔らかく、美味しいサーロインステーキにするという方法もあります。この場合は手軽に出来る、お肉の乗ったフライパンに、アルミホイルを被せて焼く方法がおすすめです。

サーロインステーキの焼き方のポイント

サーロインステーキの焼き方として大事なのは、お肉の裏表を強火でしっかり焼くという事です。また、強火の他に弱火も交えて焼く方法もあります。以下の各焼き方ではそちらを紹介します。そして焼く前、焼いてる最中だけでなく、焼き終わってからもサーロインステーキを美味しくするポイントがあります。それは焼き終わったお肉をアルミホイルで覆って寝かすというものです。

焼き終わったサーロインステーキをアルミホイルで包むのは、お肉を余熱で熱し、中まで火を通す為です。そうする事で、肉汁を逃すことなく、サーロインステーキを柔らかく仕上げる事が出来るのです。寝かせる時間は3~5分程が良いでしょう。この方法はウェルダン以外の焼き方をする場合に出来る柔らかく美味しいサーロインステーキを作るポイントです。

サーロインステーキの焼き加減について

サーロインステーキにとって焼き加減はとても重要な要素です。個人の好みにより、殆ど火を通さなかったり、しっかり中まで火を通したりと、焼き加減は様々に変える事が出来ます。そしてその焼き加減にはそれぞれ名称があるので、ここではその名称とそれはどのような状態を表すのか説明します。この記事で紹介するレア、ミディアム、ウェルダンの他にも、細かい焼き加減の区分が存在するのです。

まず、全く火を通していない生の状態をローと言います。次に数秒程度焼いたものをブルー、数十秒焼いたものがブルーレア、そしてレアは表面のみ焼いた状態です。内部は余熱などにより55~60程で火を通しています。ミディアムレアはお肉の内部温度を65度まで温めるもので、ミディアムは肉の色はほぼ変わり、中心部のみうっすらピンクがかっている状態です。

更にミディアムと良く焼いた状態であるウェルの間にミディアムウェルがあります。そして赤みが残らず肉汁も殆ど出ない程にしっかり焼いた状態のものがウェルダンとなっていて、中まで完全に焼いた状態がヴェリーウェルダンとなり、こちらが一番焼いた状態です。何と10段階もの焼き方があるのです。焼き方の好みを追及したい場合は、これらの焼き方を全て試してみるのもいいかもしれません。

レアの焼き方を覚えよう

レアの焼き方ですが、お肉はフライパンで熱しているとすぐに焼けてしまうので、気を付けて下さい。レアのサーロインステーキを焼くには、片面を強火で30秒焼いてから弱火で1分、ひっくり返してまた強火で30秒の弱火で1分、お肉を焼くと良いです。フォークなどで触ってみて、まだ柔らかい状態くらいが丁度良いです。肉厚が2cmのものの焼き方ですので、肉厚が1cmのものだとこの半分の時間になります。

ミディアムの焼き方を覚えよう

程よく火が通ったミディアムの焼き方は、片面を強火で30秒、弱火で2分の後、ひっくり返して同じ様に強火で30秒と弱火では2分から3分焼きます。表面から肉汁が染み出て来るくらいが丁度良いです。フォークなどで触った際に弾力があるくらいであれば火を止めて良いでしょう。肉厚が1cmのものは半分の時間で焼いて下さい。

ウェルダンの焼き方を覚えよう

火がしっかり通ったウェルダンの焼き方は、片面を強火で肉汁が出るくらいまで焼きます。ひっくり返して、こちらも同じように肉汁が出て来るまで焼きます。最後は火を弱火にし、3分ほどフォークなどで触ってみて固いと感じるまで焼きます。しっかり焼くので焦げたりしないように注意が必要です。肉厚が1cmのものだと半分の時間になります。

ワインで香りづけしてさらに美味しく

サーロインステーキの仕上げに、香りづけでワインを使って一工夫、なんていうのも良いです。赤ワインの他、シェリー酒やブランデーでも良い香りを漂わせてくれます。ワインなどはお肉が焼きあがる頃に、お肉に振りかけ一緒に焼くのが香り良いサーロインステーキを焼き上げるのに良い方法となるでしょう。

切り分ける際のポイント

お肉をカットする時にも押さえておくべき重要なポイントがあります。お肉の切り方もお肉の柔らかさに影響を及ぼすのです。ですから、下手にカットしてしまうとお肉が柔らかくならなくなってしまいます。お肉をカットする際に重要な事とは、お肉をお肉の繊維と垂直に切るという事です。この切り方をすれば、サーロインステーキだけでなく、安いお肉も柔らかく頂くことができます。

安い肉でも柔らかく焼ける裏技を紹介

高いお肉程柔らかいというのは当然ですが、安いお肉だって柔らかく焼く方法はあるのです。ここでは安いお肉も柔らかく噛みやすい、絶品ステーキへと変える、そんなお肉へと変身させる裏技を紹介して行きます。高いサーロインステーキに手を出さずとも、お手頃なお肉で美味しいステーキは裏技を使って作れるのです。

肉をたたいて柔らかくする

お肉を柔らかくするのに一番効果があると言われている裏技がズバリ、お肉を叩く事です。叩いて筋を切り、筋繊維をほぐす事によって、お肉を柔らかくする事が出来るのです。ホームセンターなどの調理器具コーナーに売っているハンマー、包丁の背や大きめの部分で叩くと良いでしょう。衛生面を考えて、使う道具は洗っておき、叩く際にはお肉の上にラップを敷いて下さい。

お肉を叩く時のポイントは、軽い力で全体的にトントンと叩きます。あまり強く叩き過ぎると、逆に旨味を逃がしてしまうくらい柔らかくなってしまうのでいけません。柔らかく、そして旨味を閉じ込めたステーキを作るには、軽めの力を加えて叩くのが良い叩き方と言えます。

ビールや炭酸飲料に漬ける

叩けるほどの大きさに無いお肉の場合は、こちらの裏技が有効です。お肉を柔らかくする時に大事なのは筋繊維をほぐす事と述べましたが、ビールや炭酸飲料に含まれる炭酸水素ナトリウムが、筋繊維の主な成分となるたんぱく質を分解する効果があるのです。また、砂糖には水分を保つ効果があり、焼いた際に水分を抜けにくくする事が出来るので、砂糖の入った炭酸飲料を特におすすめします。

はちみつを使う

はちみつを使う事でもお肉は柔らかくできます。やり方ですが、お肉にはちみつを塗り、30分ほどおいて下さい。30分おいたら焼き方の通りにフライパンで焼き上げます。こちらははちみつの糖分がお肉を柔らかくするのに役立ってくれるそうです。あまり甘くし過ぎないように、薄っすらと塗るのがポイントです。

ヨーグルトを使う

ヨーグルトに含まれる乳酸菌も、お肉の柔らかさの決め所であるお肉の繊維をほぐしてくれます。ヨーグルトを使う場合は、お肉にしっかりとヨーグルトをもみ込み、1時間家~2時間ほど寝かし、時間が来たらヨーグルトを拭き取ってから、お肉を焼くという手順で行うのが良いでしょう。

玉ねぎでジューシー柔らかになる

玉ねぎはステーキの盛り合わせとしても活用されることがありますよね。またステーキソースなどでもオニオンソースというものはよく見かけます。そんな玉ねぎですが、すり下ろせば、お肉を柔らかくするのにも役立ってくれます。玉ねぎに含まれる酵素が、お肉を柔らかくする働きを担っているのです。やり方は簡単。すり下ろした玉ねぎに、30分程お肉を漬るというものです。

オニオンソースが好きな人は、使用後の玉ねぎはソースとして有効利用しましょう。オニオンソースは、玉ねぎ、醤油、玉ねぎと同じくすり下ろしたにんにく、調理酒などを適量入れる事で作る事が出来ます。好みでお酢やバター、みりんなどの調味料を入れてみるのも良いです。

ステーキを焼くときの温度管理が大切

ステーキを焼く時、美味しく焼き上げるには、ステーキの温度管理が重要となって来ます。前述したお肉を焼く前には室温に戻すという事の他、レア、ミディアム、ウェルダンの各焼き加減で焼く時にも、適切な温度というものがあるのです。まず、レアのお肉は、内部温度が55~60で、中心部となると45℃という比較的低い温度となっています。中身は生の状態なのでこれほどに低温なのです。

次にミディアムですが、この焼き加減の内部温度は65~70℃以下、中心部は薄いピンク色になる程度火が通っている状態が良いでしょう。最後にウェルダンですが、こちらはしっかりと火を通す焼き方なので、内部の温度も70~80と高めで、灰がかった焦げ茶の見かけをしております。この様に、各焼き加減を試す場合には、温度の事も考え、出来るならば何度か計りながら焼くとより良いステーキを焼くことが出来るかもしれません。

美味しいステーキソースの作り方

ステーキソースも多種多様にあります。前の項で挙げたオニオンソースの他にも、一般的なソースがたくさんあるので、必要な調味料なども添えてそれらを紹介して行きたいと思います。まず、和風ステーキソースですが、大根おろしとにんにくを少々、醤油の方を多めに醤油とお酢を入れます。その他玉ねぎや調理酒などを入れるのも良いです。

デミグラスソースは、牛肉や野菜などを煮込んで出汁を取り、それを小麦粉をバターで色が付くほど炒め、冷ましたものと量が半分ほどになる程煮込み、ワインなどによって風味を付けます。デミグラスソースもステーキソースとしてはよく名前が挙がる有名なものです。また、これらのソースはハンバーグなど他の肉料理でに使用する事が出来ます。

サーロインステーキ焼くなら自分好みに!

レア、ミディアム、ウェルダンといった焼き加減、そしてお肉を美味しく、且つ柔らかく焼くための方法。自宅でもお店で味わうようなサーロインステーキを食べたい時には、これらの手順を守って焼くことが大切です。柔らかさや焼き加減などの好みは様々ですから、是非自分好みの焼き方を見つけてほしいです。それに、安いお肉でも柔らかくする裏技を使えば、気軽に美味しいステーキが食べれてしまいます。

ステーキソースのアレンジもたくさんありますので、お肉自体の旨味、そしてソースの旨味を合わせた、最高のステーキを自分なりに探してみてはいかがでしょう。自分で作るので、お店よりも自由度は高いです。お肉を上手く焼くコツを見つけられれば、どこのステーキ店よりも自分に合ったステーキを作り出せるかもしれません。

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