ミルクティーに合う茶葉のおすすめ13選！アールグレイなど紹介！

今では大変多くの種類の紅茶の茶葉が発売されています。ですが、ミルクティーに合う茶葉って一体どれなのかいまいちよくわからない方も多くいらっしゃるようです。今回は、ミルクティーにぴったりの紅茶の茶葉の種類を徹底解明していきます。気になる紅茶があればぜひ試してみてください。

ミルクティーに合う茶葉のおすすめ13選を紹介します。アールグレイやダージリンなど、よく聞く名前の紅茶でも、実際にはどのような風味が特徴でどこが原産地なのか案外知らないものです。自分好みの紅茶の原産地は似通っていたりすることもよくありますので、おすすめの茶葉を参考に好みの原産地つながりで試すのも有効です。

紅茶には大きく分けて、ストレートティーとフレーバーティーがあります。ストレートティーは名前のとおり、紅茶の茶葉をそのまま使用したものです。一方のフレーバーティーは紅茶に香りを付けたものです。代表的なものとしては、アールグレイやアップルティーなどがあげられます。

アッサムは、ストレートよりもミルクティーとして飲まれる方が多いほどミルクティーとして人気の定番茶葉です。色は透明感のある濃い目の褐色で、産地は北東インドのアッサム平原です。アッサムの一番の特徴としては、その甘味と強いコクと言われています。

ストレートで飲んでももちろんおいしいですが、ミルクを入れることでその甘味と強いコクにまろやかさがプラスされ、さらに風味豊かな味わいになります。カフェなどで出されているミルクティーのほとんどは「アッサム」が使用されていると言われています。

ティンブラは、口当たりが非常にマイルドでやわらか大変やさしい風味が特徴のおすすめ茶葉です。適度なコクとバラのような花の香りがとてもバランスよく、多くの方に好まれています。色はオレンジ色、産地はスリランカのセイロン島中央部です。

タンニンの含有量が少ないため、「ウバ」や「ヌワラエリヤ」などよりも渋みが少なく飲みやすいです。通常はストレートで飲まれることが多いティンブラですが、ミルクティーにすることで他の茶葉にはない、控えめで上品な風味に仕上がりますので、落ち着いた場で出す上品なミルクティーに最適な種類です。

ダージリンは1年に3回の収穫時期があります。ダージリンオータムナルは、ダージリンの茶葉の中でも10月～11月に収穫された夏摘み茶葉のことを指します。色は濃いオレンジ色、産地は名前のとおりインドのダージリン地方です。

特徴としては、他のシーズンに収穫されるダージリンに比べると、もっとも味わいに深みがでるものになります。コクが強く色も濃くでやすいです。そのため、濃く抽出してミルクティーにすることで、ふわっと広がる風味や香ばしい味わいが楽しめるため、ダージリンの中では大変ミルクティーにおすすめの種類になります。

ウバは、香りが高く非常に刺激的なミルクティーにおすすめの茶葉です。色は明るい紅色、産地はティンブラと反対側スリランカセイロン島南東部です。もっとも標高の高い地域で栽培されるハイグロウンティーに配属されています。タンニンの含有量も多くコクやキレ、香りがしっかりしています。

ミルクとの相性がとてもよくミルクティーとして好まれています。香りや渋みが強く好みが分かれやすいため、一度紅茶の販売店で試飲をしてから購入されることをおすすめします。ウバのミルクティーがが好きな人は他の茶葉だと物足りなく感じるほどです。

キームンは、蘭のようなスモーキーフレーバーが特徴で、「紅茶のブルゴーニュ酒」と称されるほど評価の高い茶葉です。また、インドのダージリンやスリランカのウバと並び「世界三大銘茶」の一つとしても有名です。色は薄めのオレンジ色、産地は中国安徽省です。

大変まろやかで渋みが少なくストレートでもミルクティーでも大変おいしいです。キームンの茶葉は細く捩られており、抽出時間が比較的長く5分以上が目安とされています。日本では「キーマン」「キーモン」と呼ばれることもあります。

アールグレイは、一番有名な代表的フレーバーティーです。ベルガモットで柑橘フレーバーにした紅茶です。色は濃いオレンジ色、産地は中国茶のキームンやセイロン茶が使われることがよくあります。

通常、茶葉の香りは冷やすと少しわかりにくくなりますが、アールグレイの特徴であるベルガモットの香りは、低い温度でも比較的香りが引き立ちやすくアイスミルクティーにも最適です。アールグレイの独特の香りが好きな方は非常に多く、大変おすすめの種類です。

ルフナは、強いコクとカラメルや穀物のような香りが特徴の紅茶です。色は深く濃い紅色、産地はスリランカセイロン島南部の標高がもっとも低いエリアで収穫されたものです。収穫時期は特になく、年中安定して収穫することができるめずらしい茶葉と言われています。

ミルクを入れることで非常にまろやかになり、カラメルフレーバーがとてもバランスよくピッタリ合います。ルフナで作るミルクティーは、シナモンやナツメグなどのスパイスを入れることでさらに味わい深く個性的に飲むことができます。チャイのようなイメージです。

ケニアは、渋みがなくコクや甘みがほどよくあるスタンダードな茶葉です。色は濃い紅色、産地はアフリカのケニアです。ケニア紅茶はあまり聞いたことがない方もいると思いますが、紅茶の生産量はスリランカを抜いて世界第二位です。

ミルクティーはもちろん、ストレートティー、レモンティー、アイスティーなど幅広く何にでも合うため、家庭にひとつあればその日の気分に合わせてお好みの紅茶を入れることができます。

ジャワは、すっきりとした味わいのマイルドで非常に飲みやすい紅茶です。色は明るいオレンジ色、産地はインドネシアのジャワ島西部です。標高1500mの場所で栽培されるジャワは、セイロンと地形が似ているため、収穫される茶葉もセイロンに近いものになっています。

マイルドな紅茶なので、和洋折衷選ばずどのシーンでもどのようなアレンジでもピッタリです。ミルクティーにしても非常にやさしい口当たりで、紅茶やミルクティーが少し苦手な人も飲みやすい種類です。

ギャルは、比較的大きな茶葉が特徴の標高の低い地域で栽培されているロウグロウンティーです。ガツンとしたコクと焦がしチョコレートと花のような香りが印象的な茶葉です。色は明るいオレンジ色、産地はインドネシアのセイロン南部です。

標高の低い地域の茶葉は香りがあまり深くない印象ですが、強いコクと独特の香りがミルクティーにしたときに大変引き立ちます。通常は中東地域でチャイとして好まれている紅茶の種類です。

ラプサンスーチョン（正山小種）は、茶葉を松の葉で燻して香付けしたフレーバーティーです。「世界で初めて作られた紅茶」として有名な癖の強い香りが特徴の紅茶です。色は濃いオレンジ色、産地は中国福建省です。ラプサンスーチョンは、イギリス王室へ献上されるほどイギリスでは大変人気の格式高い紅茶です。

ラプサンスーチョンを入れるときは、軟水よりもコントレックスなどの硬水を使うことでまろやかさがアップされ飲みやすくなります。ストレートで飲むよりもミルクを入れてミルクティーにすることで、癖の強い香りがとても芳醇な香りに変わりラプサンスーチョンの魅力を引き出しやすくなります。

カラメル（キャラメル）は、中国茶やセイロンなどをブレンドした茶葉にキャラメルの香り付けをしたフレーバーティーです。カラメルの香ばしく甘い香りを好まれる方には大変人気の紅茶です。色は濃い茶色です。イメージ通りミルクとの相性が抜群によいため、甘くて少し懐かしいようなミルクティーとしてとてもおすすめの種類です。

リゼは、カフェイン量が通常の約半分のため非常に飲みやすいと言われている紅茶です。色は濃い茶色、産地はトルコ北部です。温暖で降水量が多く土のよい場所で栽培されています。通常、リゼはトルコではトルコチャイとして飲まれることが多いです。

抽出に長い時間を要しても渋みが出にくく比較的まろやかな仕上がりのミルクテイーになり、クセがなく飲みやすい茶葉です。ですが、日本国内ではなかなか手に入りにくい稀少価値の高い種類です。トルコに旅行へ行かれた際にお土産として購入するのがおすすめです。

英国紅茶専門店「ロンドンティールーム」が本格的なロイヤルミルクティーの作り方を公開しています。本格的なミルクティーの作り方はとてもシンプルです。家庭でもすぐに活用できますのでぜひ参考にしてください。

（1）ホーロー鍋に320ccの湯を入れます。強火で湯を沸騰させます。（2）沸騰したらロイヤルミルクティー茶葉を10g入れ強火で茶葉を3分煮込みます。（3）320ccの牛乳を入れます。(4)沸騰して吹き上がり始めたら火を止めます。(5)茶こしで濾しながらカップに注いで完成です。

紅茶専門店「リプトン」がティーバッグで簡単に作れるレンジで作るロイヤルミルクティーの作り方を公開しています。洗い物もマグカップ以外でない、あっという間に完成する楽チンなミルクティーの作り方は必見です。

材料：リプトンイエローラベルティーバッグ2袋・水60ml・牛乳120ml・グラニュー糖お好みで・作り方（1）マグカップに材料をすべて入れる。(2)600Wで2分レンジで加熱したら1分蒸らす。(3)ティーバッグを取り出してお好みでグラニュー糖を入れれば完成。

ミルクティー作りにぴったりなさまざまな種類の茶葉を紹介しましたがいかがでしたか？茶葉の種類を変えるだけで非常に幅広いミルクティーが家庭でもすぐに作れます。作り方も本格的なものから3分で完成する方法まであり、自分好みの茶葉と作り方で気軽に食卓にミルクティーを添えてみてはいかがでしょうか？紅茶専門店の方と一緒にお気に入りを探されるのもおすすめです。