包丁の研ぎ方は刃の角度がポイント!砥石を使った簡単なコツも解説!

包丁を研ぐことのできる人、研いだ経験のある人、全く経験の無い人に分れるといえるだろう。性別、年齢、職業、家庭状況によっても包丁を使う頻度が異なる。家庭で調理に使う包丁が切れなくなったとき、あなたはどうしますか?新しい包丁を買う、包丁を研ぐかだが、ある調査によると90%を超える家庭で包丁は管理され、方法と研ぎ方の優劣はあるが、家庭内で手入れされているようだ。簡単な包丁の研ぎ方からプロの研ぎ方までまとめてみた。

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目次

  1. 1包丁の研ぎ方がよくわからない!
  2. 2包丁について知っておこう!
  3. 3包丁の研ぎ方を丁寧に解説!
  4. 4包丁の研ぎ方をマスターして切れ味を保とう!

包丁の研ぎ方がよくわからない!

包丁は毎日使うものだが、切れなくなった、錆びた、刃こぼれがした、包丁管理の悩みを持っている人は多いのだ。包丁は、まな板で叩くから痛む、まな板の選び方はどうするのか?サビてしまった包丁をよみがえらせる方法は?日常の包丁管理である包丁の研ぎ方について、具体的に細かく調べてみた結果を纏めてみたので練習を重ねて包丁を旨く研いで、よく切れる包丁で調理を楽しんでもらいたいのだ。

包丁について知っておこう!

包丁の扱いについての知識とは、包丁の選び方と研ぎ方、基本の切り方を知るだけである。包丁の種類は、和包丁と洋包丁の2種である。包丁の各部分の名称は、切っ先から峰まで9の部分名称がある、切り方のコツは、押さえる指、包丁を親指と人差し指でコントロール、柄の動かし方について知っておく。

まな板は、木のまな板が理想、ふきんをしいた上にまな板を置くことである。洋包丁は両刃で一般の家庭で使う「三徳包丁」や「牛刀」がある。和包丁は食材によって種類を使い分けるのだ。

包丁の種類について

日本に伝わる和包丁は4種類だ。「出刃包丁」魚をさばく包丁なのだ。特徴は、幅が広く、骨を切るため重く作られている。「薄刃包丁」長方形の形をした非常に薄い包丁である。野菜を切るのに最適だ。職人が大根のかつらむぎに使うことが多い。「刺身包丁」切り身の魚を刺身におろすための包丁である。関東では刃先が四角いもの、関西では刃先が尖っている。「菜切包丁」野菜用の刃先が丸い包丁だ。両刃で使いやすく家庭向きだ。

洋包丁の種類は4種類である。「牛刀」先の尖った刃幅の狭い包丁だ。世界中で使われている包丁だ。肉のほか魚や野菜などの調理に使われる。シェフナイフと呼ばれるのだ。「三徳包丁」牛刀が日本で変化し一般家庭に普及したものだ。幅広い調理に適しているのだ。「洋出刃包丁」魚の調理全般に使われている。和の出刃包丁より厚みがある。「ぺティナイフ」刃渡り15cm以下の小包丁だ。果物ナイフや細かい作業に使われるのだ。
 

包丁の素材にはどんなものがある?

包丁の素材には、大別して3種類あるのだ。切れ味の良い「鋼(ハガネ)」の包丁は鋭い切れ味が特徴だろう。難点は、錆びやすいのだ。研いで手入れすると何度でも、切れ味が復活するのだ。「セラミック」素材は軽くて硬く、切れ味が長持ちするのが特徴だ。硬い素材は刃が欠けやすい。刃を研ぐには特殊な道具が必要になる。「ステンレス」切れ味の良さと錆びにくい、バランスの良い包丁だ。家庭での手入れ可能である。

包丁を研ぐタイミングは?

包丁を研ぐタイミングは何時か?よく言われているのがトマトである。包丁が切れなくなるとトマトがきれいに切れずに、グシャット潰れてしまうのだ。これが包丁を研ぐタイミングなのだ。買った直後の切れ味を100とすると80-90ぐらいの切れ味の時期にさっと研ぐのがコツである。常に刃物を良い状態のキープしておくことが基本である。包丁の切れ味で料理の味が変わるといわれているのだ。

シャープナーと砥石の研ぎ方は違う!

シャープナーと砥石は、全く別物だ。瞬間的に切れ味を取り戻すときはシャープナーで研げばよいが、取り戻した切れ味は、すぐに無くなるのだ。シャープナーを使い続けると元の切れ味は取り戻せなくなってしまうのだ。家庭用包丁を研ぐのに砥石を取り出し、しばらく水に浸して旨く研げるかどうか解からない。シャープナーを使えば簡単だの気になりがちだが、必ずたまには砥石で研ぐことが包丁の長持ちのコツなのだ。

包丁を長持ちさせるなら砥石で包丁を研ごう!

包丁の切れ味を長持ちさせるには、砥石で包丁をこまめに研ぐことがコツだ。家庭用の包丁はステンレス製で、中砥石一つあれば大丈夫だ。研ぐ前に砥石を水につけ気泡が出なくなれば研ぎ始めるのである。砥石はしっかりとぬれた布の上に置くのだ。包丁の研ぎたい場所に左手を添えるのである。研ぎの角度が一番のコツだ。最初から旨くいかなくても、包丁にあった角度を探っていくことで身についていくのだ。

包丁の研ぎ方を丁寧に解説!

包丁の研ぎ方は、安易に簡易刃研ぎ器を使用して包丁を切れなくしてしまうことが多々ある。包丁を研ぐことは基本のコツさえしっかり抑えておけば、決して難しいものではないのである。包丁を研ぐ基本は、「どの部分をどのようにしようとして、こうする」ということである。基本的な砥石を用いた包丁の研ぎ方を知ることが大事なのだ。簡易刃砥器刃一時的に刃を回復する以外は、使用しない方がよいだろう。

包丁の研ぎ方は、一様ではなくいろいろな研ぎ方があるようだ。研ぎ方で砥石を水に浸けておく方法の1つだ。水につけておく時間は、人工砥石は砥石から泡が出なくなるまで浸けておくのがよいだろう。終われば砥石をセットするのだ。砥石には専用台付きのものがあるので使うと便利だ。台付きで無い砥石には絞った雑巾をしくと滑らなくて良い。包丁はまず表面を研ぐといわれるが、家庭で使われているステンレス包丁は表裏が無いのだ。

右手で包丁を持ち、刃を自分側にむけて砥石に当てるのだ。角度は45度から50度ぐらいがよい。包丁を砥石に対して15度ほど起こす。この角度は包丁の峰(背の部分)10円硬貨1枚から3枚ぐらいを挟むとかいわれているが、その範囲ぐらいで繰り返し研ぐうちにコツを掴めるだろう。寝かせ気味で研ぐと切れ味は良くなる代わりに刃はダメになりやすいのだ。立て気味で研ぐと切れ味は良くないが刃は長持ちするのである。

左手の指先で刃先を押さえ包丁を数十回前後に動かして研ぐのだ。だいたい20回から30回ぐらい続けるのである。右手は包丁の角度を保持するだけなのだ。左手の指先では先を抑える力は、押すときも引くときも同じか、押すときにやや強めにするのだ。強く抑える必要はなく、刃が砥石に密着するように指を添える感じでよいのだ。包丁を研ぐときにできる研ぎ汁は研ぎ終わるまで洗い流さないのだ。

研いだ後、指先で裏面側の刃先をなでてみてカエリ(髪の毛よりちょっと太いぐらいのバリ)が確認できるのだ。カエリを確認するときに刃と平行に指を動かすと指を切る大怪我になるので気をつけることだ。一度に刃先全部を研ぐことはできないので研ぐ場所は4箇所に分けて研ぐようにする。切っ先は研ぎにくいので雑になりがちだが意識して角度のある丸みを研ぐことが早くコツを覚えるコツだ。

包丁の裏面を研ぐ、両刃包丁は表面と同じ要領で裏面も研ぐのだ。裏面の場合は左手で包丁の柄を持ち右手の指を刃先に添える表面を研ぐ要領の逆になるのだ。左手で包丁を保持するのは、右利きにとって難しく感じるがちょっとしたコツを覚えれば、すぐに慣れるだろう。最後にカエリをとるのだ。包丁の刃を反対側に向けて1,2回砥石になでつけるとカエリはとれるのだ。

包丁研ぎの最後は仕上げだ。水洗いをして研ぎ汁や汚れを洗い落とすのだ。よく乾燥させてから収納することだ。最後に湯をかけてふき取りをすると乾きが早いのだ。刃が欠けている場合は荒砥石で研いだ後中砥石で仕上げるのだ。日常の手入れは、中砥石で研ぐだけで十分だ。毎日の料理に使うときは、1ヶ月に1回は研ぐことが大切だろう。使用後の砥石は、平らなコンクリートにこすり付けておくとよいのだ。

家庭用で使う砥石は中砥石がおすすめ

家庭用で使用する砥石は、ホームセンターで購入できる2000円ぐらいの「コンビ砥石」を選ぶとよいだろう。専用の台付きなので簡単にすぐ使える。砥石は中砥石(#1000相当)と荒砥石(#400相当)が一体型である。ステンレス,ハガネ兼用で使える。出刃包丁を手に入れても使えるのでお得である。「コンビ砥石」がなければ家庭用包丁はステンレス製を使うので中砥石があればよいのだ。

家庭用におすすめの中砥石、MOOSKY両面砥石、#1000/#4000,おすすめの理由は家庭用に1つ購入となると両面使えるタイプが便利である。中砥石の#1000と仕上げ砥石#4000がセットになったものである。日常使いなら中砥石だけで十分だが、時には上砥石を使って仕上げるのも包丁を長持ちさせるコツなのだ。MOOSKY砥石は小ぶりなサイズで使いやすく家庭用で重宝だろう。価格は3300円だ。

家庭用におすすめの中砥石シャプトン「刃の黒幕オレンジ中砥#1000」である。シャプトン社は包丁を大切に使うために包丁を研ぐことを若者がしたくなるようなおしゃれな砥石をつくりだしているメーカーなのだ。定番が刃の黒幕シリーズである。見た目は普通の砥石だが使いやすさは、格別である。プラスチックのケースは研ぎ台にも使えて収納にも便利だ。価格は2839円だ。

砥石を水につけて安定した場所に置こう!

包丁を研ぐ前に、砥石を水に浸けておくのだ。人口砥石の場合砥石から気泡がでなくなるまで浸けておくとよいだろう。時間は砥石の種類で違いがあるので確認をしておくとよい。水に浸ける必要のない砥石もあるのだ。砥石をセットする。専用の砥石台が付いている場合はよいが、砥石だけのときは砥石の下に絞った雑巾をしいて滑り止めにするのだ。砥作業に必用な少量の水はコップに入れ準備しておくとよいのだ。

包丁は先端部から順に研いでいこう!

包丁は先端(切っ先)を最初に研ぐのだ。この部分はしのぎのラインに合わせても刃が砥石につかないので、普通に研いでいても研げないのだ。コツは、少しだけ右手を上に上げるとよいのだ。手首を上げるのではなく、肘からあげることがコツである。包丁の当たる角度が変わり先端部が簡単に刃にあたるようになるのだ。砥石を削ると思うぐらいの感触が丁度よいのだ。力は、包丁の背(峰)にかけるとよいだろう。

一般の家庭で普通多く使われている洋包丁、三徳、牛刀、ぺティの詳しい研ぎ方をお伝えする。普通の家庭に包丁の無い家庭は無いといってよいであろう。しかし、包丁を研いで日々美味しい料理を作っているところは、少ないだろう。研ぎ方のコツを学んでよく切れる包丁で美味しい料理が食べられるのだ。以下研ぎ方をしっかり身につけて欲しいのだ。

両刃包丁の研ぎ方はまず表面(包丁を握ったときの右側)から研ぐのだ。右手は小指の付け根に力を入れ、しっかりと握るのだ。砥石に対して包丁の向きは45度に保ちながら押すときに力を入れるようにするのだ。左手は包丁の刃先から1センチ程上のところを、人差し指と中指、またはこれに中指を入れた3本で押さえてながら、上に押すときに指先に力を入れるのだ。包丁の角度は表面が15度、裏面が8度が目安だ。

刃先を包丁の先端から刃元まで全体を研ぐ、先端切っ先部分は丸みがあり角度をつけて研ぐのが難しいのだ。何度か研いでコツを掴むまでは、繰り返し研ぐことが大事である。切っ先が研ぎ終わったら、砥石の当たっていない部分を角度をつけたままずらして研ぐのだ。砥石の幅の広さと包丁の刃渡りでずらしていく回数は異なる。ずらした部分を20回から30回包丁を前後させて「カエリ」ができるまで研ぐのだ。

包丁の研ぎ方は刃の角度がポイント!

包丁は最初表面全体を研ぐことだ。左手の指を置いているところしか研げないのだ。刃の角度は砥石に対して45度くらいである。研ぎの角度は、包丁を置いては先を押さえて浮いたぐらいの角度で研ぐのだ。研ぎたい場所に左手を置き20回から30回ほど前後にさせ「かえり」がでるまで研ぐのだ。研ぐコツは、押すときに力を加え、手前に引くときは力を抜くことだ。刃全体に作業を繰り返すのだ。
 

表面が研げると裏面も同じように45度ぐらいの角度で研ぐのだ。念のために、包丁は左手を置いているところしか研げないのだ。研ぎたい場所に左手を置き20回から30回前後させて「かえり」が出るまで研ぐのだ。このとき表面の押し方とは反対になるのだ。押すときは力を抜き、引く時に力を加えるのである。刃先全体に作業を繰り返すのである。コツは刃元は90度にして研ぐのだ。

包丁の裏面にできるカエリを取らないと包丁は切れる状態にはならないのだ。カエリを簡単に取り除く方法があるのだ。新聞紙を厚めにくるくると巻いて筒状にするのである。包丁を刃元から刃先へ引くように刃全体を使って新聞紙を切っていくのだ。少しずつずらしながら3箇所でおこなうのだ。作った新聞紙の筒を切ることで簡単にカエリを取り除くことができるのだ。

包丁の研ぎたい場所を抑えて角度を固定しよう

包丁は砥石に45度の角度で研ぐと均等の幅で研ぐことができるのだ。右手でしっかりと角度を決めることが必用である。刃の角度は、10円硬貨2枚ぐらいを包丁の峰に挟むぐらいの角度である。左手は怖がらずに研ぎたい場所をしっかりと抑えるのだ。包丁の動かし方は、砥石面に水をかけて体の力を抜いて手を前後に動かすのだ。押すときはやや力をいれ前に押し出すのだ。後ろへ引くときは角度が維持できにくいのだ。

包丁を前後に動かすときの刃先角度っを一定に保てる「スーパートゲール」を利用すると簡単に角度が保てるので便利だ。同時に研ぎの練習にもなるだろう。前へ、後ろへを繰りかえし20回作業を続けるのだ。その際でてくる出汁は、とぎには必要なので、研ぎ汁に泳がせるように包丁を動かすのだ。粘りが強くなったら少し水をかけ、粘りを弱めるのである。刃先にカエリが確認できるまで研ぐのだ。

両刃包丁(洋包丁)の研ぎ方を説明!

洋包丁の研ぎ方は、まず包丁の各部名称を知っておくことだ。「刃先」刃先は物を切るときに切るところに必ずあたる箇所である。研ぎの重要部分なのだ。「峰」刃先の反対部分背中の位置である。「切っ先」切っ先は包丁の先端部で飾り切などに使う部分だ。突き刺さると危険な箇所なので要注意だ。「反り」そりは刃先から切っ先に行くほど曲がりのかかっている箇所だ。

まず、粒子の粗い砥石を準備だ。下にタオルや雑巾などを敷いて滑らないようにするのだ。包丁を右手に持って砥石とは垂直にして砥石に当てるのだ。このときに角度をつけるのだが、洋包丁と和包丁とは角度のつけ方が違うので要注意だ。押すときに力を入れるように研いでいくのだ。洋包丁には「切り刃」という角度を決める場所がないので、自分で角度をつけるコツを身に付ける必要があるのだ。10円硬貨が2枚、峰に入る角度だ。

家庭用の包丁は、両刃包丁が使われているのだ。切っ先から顎の部分までの角度は画像に書いてあるとおり砥石と包丁の角度は50度、研ぐ角度は刃先と峰に10円硬貨2枚である。切っ先の丸み部分を除いて、元刃の部分までこの角度を保つことができないと包丁は切れるようにならない。角度を保って研いでカエリができたら確認して砥石に当たっていない部分に移るのだ。角度を維持して前後に動かし、カエリを確認して移動するのだ。

表面が研ぎ終わりカエリの確認ができると、包丁の反対の面裏面を同じ要領で,切っ先から素刃まで角度と切っ先部分の肘の上げ方に気をつけて、20回から30回反復して研いでいくのである。コツはカエリができる研ぎかただろう。刃全体が砥石に当たっているかがコツだ。両面が研げると砥石を中砥石に換えて同じ要領で研ぎあげることだ。なお、良い刃をつけるには、仕上げ砥石で研ぐと切れ味が違った包丁になるのだ。

片刃包丁と両刃包丁の研ぎ方の違いは?

「包丁の種類」包丁の研ぎ片は包丁の種類によって異なるのだ。そのためにまずは包丁の特徴を知っておくことが包丁を簡単に研ぐ上で欠かせないのである。包丁の種類に関係なく研ぎ方は同じと思っている人は案外多いのである。下手に研ぐと包丁は切れなくなってしまうのだ。包丁の種類は、「両刃包丁」と「片刃包丁」の2種類しかないのだ。この研ぎ方は全く違うのである。

「両刃包丁」どちらの面も削られていて刃が存在する包丁が両刃包丁なのだ。刃先のほうから包丁を見ると確かめられる。両面に刃がついているのでザクッとパワフルに大きな塊を簡単に切ることができるのだ。反面薄きりをするのには不向きである。包丁を選ぶのは簡単ではない方におすすめできるのが、下村工業、ヴェルダン三徳包丁165mmOVD-11である。全面ステンレスで衛生的に使用できるのである。価格1980円だ。

「片刃包丁」包丁の片面にだけ刃の細工が施されている包丁である。一般的に知られているのは、刺身包丁や出刃包丁がある。片刃包丁は片方にだけ刃がついているので、硬いものを切るとき刃がずれてまっすぐには切ることができないのである。使いよい片刃をおすすめしたいのだ。貝印、関孫六ぺティーナイフ150mm片刃わかたけAB-5418である。ステンレス製で食器洗い機で洗っても大丈夫だ。価格2160円だ。

包丁を研ぐ。研ぐ際に必要なのは砥石である。砥石には吸水性と不水性があるのだ。付水性の砥石は、と具ときに表面をぬらすだけで簡単に使えるのだ。吸水性の砥石は研ぐ前に気泡が出なくなるまで水に浸けておかなければ包丁が滑らかに滑らないのである。おすすめの砥石は、両面砥石3000/#8000両用プロ家庭用中砥石、仕上げ、ゴム台付き価格2000円だ。

「片刃包丁の研ぎ方」包丁の先端部分を最初に研ぐのだ。この部分はしのぎのラインに合わせても、刃が砥石の付かないので右手の肘を上げると割合簡単なのだ。(両刃の研ぎ方と同じ)力の入れ方は、包丁の峰に力をかけるのである。包丁は左手で押さえる部分しか研げない(両刃の研ぎ方と同じ)片刃の刃と砥石の角度は、包丁を置いて刃先を押さえて浮く角度で研ぐのだ。前後に20回以上、押すときは力をいれ引くときは力を抜くのだ。

「カエリをとる」包丁の裏面にできるカエリを取らないと、包丁を研いだとはいえないのだ。包丁の裏面にできるカエリを取らないと、切れる状態にはならないのだ。刃先がきっちりと研げた状態で(刃先が鋭角になってカエリが付いている)できるカエリを取るのである。包丁の裏面を砥石に当てる。力はあまり加えないで研ぐのだ。手を置いた部分を刃先を少し立て2~3回で良い。包丁の裏面を砥石にぴったりと当てるのがコツだ。

ステンレス包丁の研ぎ方は難しい?

「鋼割り込みステンレス包丁」全体はステンレスだが、刃先に鋼がのぞいている割り込み包丁の注意点は?刃は鋼だから切れ味が良く、クラッド材と呼ばれる3層構造の素材を使っているので、廉価で販売されているのだ。表面の殆どがステンレスで覆われているので、錆びにくいと思われがちだが、鋼の部分が激しく錆び、切っ先が丸く磨耗している包丁が多いのである。ステンレス包丁を簡単に研げるコツとポイントを説明する。

ステンレス包丁は研げない。ステンレス包丁は切れない。砥石で研いで切れる包丁にする方法を簡単に纏めてみた。ハガネ包丁とステンレス包丁の違いが分かっていないといつまでもステンレス包丁は簡単に研げないのでよく読んで欲しいのだ。家庭で使われる包丁はステンレスが鋼より多く使われるようになっているようだ。一番のメリットは錆びにくく、衛生的、価格が手ごろですぐに手に入れることが可能なことのようだ。

ステンレス包丁を研いで一番の悩みは切れ味に関してだろう。ステンレス包丁よりハガネ包丁の方が切れるといわれているようだ。その通りなのだ。ただハガネにはランキングがあり、家庭用のハガネ包丁は不純物の多い、炭素鋼素材なのだ。料理人など、一般家庭でも切れ味を重視する人が選ぶ包丁は、青紙や白紙と呼ばれる不純物の少ない素材でできているのだ。では、ステンレス包丁の特徴をみることにした。

ステンレス包丁の特徴は、メリットは、錆び難く、手入れが楽である。研ぎやすい包丁が多い。弾性もあるので刃が欠け難い。鋼包丁より金属臭がつきにくい。ステンレス包丁のメリットは、手入れが楽である点に集約されるだろう。デメリットは、切れ味で鋼包丁におとる。切れ味が長持ちしない。弾性があり曲がりやすい点だ。ステンレス包丁のメリット、デメリットでも、切れ味が鋼包丁より悪いようだ。

「ステンレス包丁を研ぐコツ」中砥石でステンレス包丁を研ぐ時間が短いと刃が硬いので、普通の研ぎ時間の5-10分ぐらいでは、砥石の種類にもよるがステンレス包丁は硬く、鋼の包丁と比べ研ぎが難しいといわれるのだ。一般的には、家庭用包丁は中砥石で大丈夫といわれるが、ステン包丁に限り荒砥石、中砥石、仕上げ砥石で研げば20分-30分の時間をかけなければ、包丁に刃は付かないのだ。ステンレス包丁の研ぎ方が難しいのだ。

ステンレス包丁を研ぐコツ。普通家庭で包丁をこまめに研ぐことはあまりしないで、切れなくなったら新しい包丁を買い求めるのが普通である。包丁を何度か研いだことがある場合、中砥石で研いでいるだろう。次に研ぐ時間は、5分そこそこで終わっているのでは、ステンレス包丁は硬くて刃はつかないのである。あらためて包丁の種類、砥石の種類を確かめて準備を整えステンレス包丁を研いでみることだ。

ステンレス包丁を研ぐには、砥石の選び方、研ぐ時間の長さが鋼包丁とは全く違うので、意識してステンレスレス包丁を研いでみることだ。まず、砥石は中砥石で研ぐ場合根気よく時間をかけて研ぐことである。大抵は、しっかり刃がつく前に止めているのだ。中砥石(茶色の砥石)で研ぐ時間は20-30分は必要なのだ。ステン包丁を中砥石一つで研ぐのは、砥石の角度と回数の保持が難しいといわれるのだ。

包丁の研ぎ角度を保つ補助器具もある!

包丁を前後に動かして砥石に当てる角度15度を、保つことができるか?包丁を研ぐときに一番重要なテクニックである。たまに包丁の手入れをする一般の家庭人では無理だといわれている。押すときと引く時の角度が変われば、きれいな刃は決してつかないのである。慣れれば簡単にできることだが、たまにと石を使う人にはできないのが普通だ。次の実験動画は、100円均一の包丁なのだ。角度と砥石がポイントなのだ。

これまでに繰り返し学んだ、包丁研ぎのコツについては納得できたことなので、では今後どうするかが問題だろう。動画では、手作り的な補助具を使って見事な刃をつけ、切れ味抜群の包丁が研ぎあがっていたのだ。では市販の角度維持用具を使ってみるとよいのだ。包丁の角度を固定してくれるホルダーなのだ。これを使えば簡単に角度を固定して研げるのだ。清水製作所包丁研ぎ角度固定ホルダースーパートゲール、価格440円だ。

苦手な包丁研ぎに助け舟だ。包丁研ぎのコツは、砥石の種類と研ぐ時間、砥石との角度15度の固定この2つのコツを身につければ包丁は簡単に楽しく研げ、美味しい料理が作れるのである。苦手な角度の固定にはダレでも簡単に角度を固定できる角度維持用具をお勧めする。清水製作所の「スーパートゲール」である。使い方は包丁の峰(背側)を挟み込むように取り付けるだけだ。全くの単純に押し、引きを繰り返すだけで切れ味が戻るのである。

セラミックの包丁は研ぎ直しサービスを利用しよう

包丁を砥石で研ぎなおすことは、コツさえ掴めば簡単で楽しい作業である。包丁を完全に研いだ経験が無いと非常に難しく研いでも切れないのだ。セラミック包丁など硬い品質のものは、欠けやすく刃を傷つけるので、研ぎ直しサービス店に修理を依頼する方がよいだろう。販売メーカーでは購入時に「研ぎ直しサービス券」がセットされている。サービス券なしでも、研ぎ直し修理に応じてくれるはずである。

刃の部分が白い包丁が、セラミック包丁である。最大の特徴は切れ味のよさなのだ。セラミックという硬い素材を使用しているからだ。デメリットは衝撃に弱く刃こぼれを起こしやすく、普通の砥石では研ぎ直しができないのだ。セラミック包丁研ぎは、各メーカーの研ぎ直しサービスをお勧めする。「包丁工房タダフサ」「丁研」「ローカルワークス」「吉田金属工業」「TOJIRO:NET」で研ぎ直し(有料)ができるのだ。

研ぎ直しの価格は以下の通り。「包丁工房タダフサ0256-32-2184」研ぎ直し500-1500円、刃欠け300-600円プラス。「丁研0134-61-1513」研ぎ直し972円、刃欠け100-300円プラス。「ローカルワークス」0.3-1万円、「吉田金属工業0256-92-4191」1000-1500円、「TOJIROU:NET0256-93-4195」研ぎ直し500-1800円、刃欠け300-500円プラス。

包丁の研ぎ方をマスターして切れ味を保とう!

包丁の種類は非常に多くあるのだ。素材や大きさ、用途、ブランドなどによって多様な包丁があるのだ。プロの料理人とは違い一般の家庭では、一本の包丁で多くの食材が切れ、切れ味が長く持つ、手入れが楽という包丁がよいだろう。三徳包丁やぺティナイフが適している。錆び難いステンレス包丁は重宝だが、手入れもこまめにおこなうことだ。包丁の切れ味と、長持ちのポイントは、砥石と研ぎの角度だ。

砥石の選び方の知識と、研ぎ方の刃と砥石の角度の固定さえできれば包丁は簡単に研ぐことができるのだ。コツは練習で身につけることが大事なのだ。砥石を乾燥させないこと、刃の角度の固定、カエリの確認という3つのポイントをしっかり掴めば包丁を研ぐことが楽しくなるのだ。切れない包丁で作る料理は美味しくないのは事実なのだ。最後まで読んでくれた方は、美味しい家庭料理を作り、包丁のメンテナンスも楽にできるであろう。

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