ディスペンパックとは何?ジャムやドレッシングなど種類も調査!

「ディスペンパック」を聞いたことありますか?どんな物か分かりますか?給食でマーガリンとジャムが一緒になっていたり、ファーストフードでポテトを頼むとマスタードとケチャップが一緒になっていたり、マヨネーズが入っていたりして、パキッ!と2つに折ると割れ目からソースなどが出てくる、アレをディスペンパックと言います。ディスペンパックは、形状や中身の種類の違いなど、色々あるので紹介したいと思います。

ディスペンパックとは何?ジャムやドレッシングなど種類も調査!のイメージ

目次

  1. 1ディスペンパックはお手軽で簡単なアイデア商品
  2. 2ディスペンパックについて紹介!
  3. 3ディスペンパックの種類について紹介
  4. 4ディスペンパックは使い方が色々で便利!

ディスペンパックはお手軽で簡単なアイデア商品

ディスペンパックはアメリカのサンフォード・レッドモンド社によって1983年に考案された、ポーション型容器です。その後、マヨネーズでご存知のキユーピー、三菱商事、三菱パッケージングが合弁事業として設立した、神奈川県南足柄市に本社を置く「ディスペンパックジャパン社」が日本における独占実施権を取得しました。

このディスペンパックは、日本以外にオーストラリアと韓国が作っていますが、2種類の中身が入れられる形を作っているのは日本だけです。キメ細やかなことが得意な日本人ならではのアイデアです。海外でも話題になり、「この容器は神だ」「日本人は器用で優れている」と称賛され、今やファーストフードでも使われるようになりました。

ディスペンパックについて紹介!

ディスペンパックとは?

外食やテイクアウトなど、ライフスタイルが多様化してきた昨今、一人ご飯や簡単ご飯が年々増加傾向になっています。それに応える為に最も機能性に優れた、最先端のポーションパックが「ディスペンパック」です。上蓋に切れ目と突起(ディンプル)を作り、これを軸に片手で容器を2つに折れば、手を汚さず、中身を簡単にキレイに搾りだせることが特徴です。

ディスペンパックの魅力

ディスペンパックの魅力はいくつかあります。まず第一に、重要視する衛生面です。ディスペンパックは全く中身に触れること無く絞り出すことが出来て、とても衛生的です。二つ目は、手軽さです。現代人はいかに時短出来るか!と、考えるほど忙しく過ごしてる人もいます。2つに折るだけの作業で決まった量が使えるディスペンパックは、そんな方にとっては強い味方です。

高齢化社会にも優しいアイテムです。片手で折るだけで、しかも軽い力で搾りだせて、キレイに使えるので、お年寄りや身体の不自由な方にも楽に使っていただきます。これからの時代には、優しく、最適な容器です。

用途が幅広いのも魅力の一つです。1つの中身だけではなく、2種類の中身を同時に出すことで、ストライプ模様を描き、食生活を楽しむアイテムとしても使えます。ジャムやマーガリン、ケチャップやマスタードだけじゃなく、チョコ、ドレッシングやマヨネーズ、出汁などもあって、また、毎回同じ量が使えるのも、便利で嬉しいです。

ディスペンパックは用途によって容器の形状を選べる

容器の形状や大きさはいろいろありますが、大きく分けて、1種類の中身用のシングルタイプ(一液充填タイプ)と2種類の中身用のツインタイプ(2液充填タイプ)の2タイプあります。用途や目的に合わせて、様々な容器が作られています。

シングルタイプは2パターンあり、1つ目は「通常型」です。真ん中で分かれているディスペンパックのスタンダードタイプです。マヨネーズやドレッシング、ジャムなどに使用される事が多い、便利な基本形です。

もう1つのシングルタイプは真ん中が繋がっている「H型」です。具材入りのドレッシングやタルタルソース、味噌などに最適な、内容量も充分、具材もOKなバリエーションタイプです。

2種類の中身が入れられるツインタイプには3つの型があり、1つ目の「対称型」は、名前の通り2種類の違った味が均等に搾りだせます。ケチャップ&マスタードや、ジャム&マーガリンなどがよく知られていて、味のハーモニーを楽しめます。

「非対称型」が2パターン目です。2種類の味の大きさを少し変える事で、美味しさのバランスを自由にコントロール出来ます。マヨネーズ&ソース、はちみつ&レモンなど微妙な違いを楽しめます。

ツインタイプの「F型」は、メインの味にアクセントをプラスするタイプです。しょうゆ&わさび、たれ&からし、タルタルソース&レモンなど欲しかったひと味を追加することで、美味しさをアップ出来ます。

ディスペンパックはディンプルの形状も豊富!

容器の違いに加えて、ディンプルの違いで更に種類が増えます。ディンプルとは、ディスペンパックの中身が出る、上蓋の出口に当たる部分のことです。容器の形状に合わせたシングル、ツイン、F型の他にもWツインディンプルやブリスターなど10種類ほどあります。

ディスペンパックのディンプルで最も基本的な形の「シングル」です。1種類の中身が線上に出てきます。ジャムやチョコ、マヨネーズ、ドレッシングなど様々な物に適しています。

2種類のものが2つの穴から同時に出ます。ケチャップとマスタード、ジャムとマーガリンなどが代表的です。他にないディスペンパックならではの特徴と言えます。数多いディスペンパックの中で、一番知られているのが、2種類の中身が、2つの穴から出る、このタイプです。

2種類のものを出せるツインの変形型の「F型」です。2つの中身の量を変える事が出来るので、粘度の違いから、多い容器の中身が先に出て、後から少ない容器の中身を出す事が出来ます。

ディンプルが十字になっている「クロス」は、中身が出やすくなります。ちょっと大きめの具材の入ったドレッシングなどの液状物に向いています。

「マルチディンプル」は大きな具材にも対応できるディンプルです。半固形状の具材の入ったソースに向いています。タルタルソースや、焼肉のたれなどに適しています。

異なる2種類の中身を4つの線で出せるのが「Wツインディンプル」です。2種類を交互の線で搾りだせる事が可能で、非常にデコレーション性の高いディンプルです。

「極細3列」は、細い口が3列並んでいてキレイな線が出来ます。2種類の中身にすれば、よりキレイなデコレーションが出来上がります。

出し口の穴を4つ並べることで、幅広く帯状にする事が出来るのが「リボン」です。ケーキやクッキーなどのデコレーションや、食パンを彩る事が出来るディンプルです。チョコ&ピーナッツなどでデコレーションして楽しめます。

「ブリスター」はディップ式の浸けながら食べるタイプです。粘度の高い物でも低い物でも詰める事が出来て、様々な種類に対応できます。

2種類の味が楽しめる「ツインブリスター」と言う名のディップ式容器です。それぞれ個々の味を楽しんでも良いですし、混ぜてお好みの味にしても楽しめます。

ディスペンパックの種類について紹介

ディスペンパックの種類はどのくらいある?

ディスペンパックジャパン社の合弁会社にマヨネーズでご存知のキユーピー社がいるため、ディスペンパック商品はキユーピー商品が多く販売されています。もちろんマヨネーズもあります。業務用の商品もあり、給食の食パンなどで使用されているジャムやマーガリン、チョコなどは知られています。

キユーピーの工場が富士吉田にあり、そちらでは大きさや用途によって9ラインで60~70種類のディスペンパックを製造しているそうです。その数は、年間1億5400万個にも及びます。色々あるので一部紹介します。

ディスペンパックの種類:マーガリン・ジャム類

キユーピーはアヲハタ社と「キユーピー・アヲハタグループ」を形成していて、ヴェルデのブランド名でディスペンパックを販売しています。ジャム類の種類は、イチゴ&バター風味、ブルーベリー&バター風味、はちみつオリゴ&バター風味、チョコ&ピーナッツ、ブラック&ホワイト、濃い抹茶(宇治抹茶使用)&ミルク風味、きなこ&沖縄県黒糖の7種類あるようです。この中には100円ショップで扱われている種類もあります。

業務用の販売もしていて、イチゴジャム、ママレード、ブルーベリー、マーガリン、イチゴ&マーガリン、ママレード&マーガリン、ブルーベリー&マーガリン、林檎&マーガリン、はちみつ&マーガリン、はちみつオリゴ&マーガリン、メープル風シロップ&マーガリン、あん&マーガリン、チョコ&ピーナッツ、ブラック&ホワイト、黒みつ&きなこと15種類あり、ネット販売もされています。

ディスペンパックの種類:ドレッシング類

キユーピーのマヨネーズ、タルタルソース、マヨ&ソース、フレンチドレッシング(白)、1000アイランドドレッシング、焙煎胡麻ドレッシング、和風ドレッシングしょうゆ、トマト&あらびきマスタード、トマトミックスソースは業務用として販売されています。

キユーピーのノンオイル青じそ、ごまドレッシング、イタリアンドレッシング、ノンオイル和風ごまは、100円ショップでも販売されていて、手軽に手に入り、一人暮らしの方にも重宝され、みんなに親しまれています。

ディスペンパックの種類:パスタソース

キユーピーのパスタソースたらこ、パスタソースカルボナーラ、パスタソースペペロンチーノ、パスタソースバジル、パスタソースしょうゆ&ペパーは、茹でたパスタに和えるだけで出来るので、男性にも人気の品です。

ディスペンパックの種類:鍋のだし

ポーション型やキューブ型の鍋のだしはご存知の方もいらっしゃると思いますが、ダイショーから鶏だし塩仕立て塩ちゃんこ鍋、旨だし醤油仕立てよせ鍋の2種類のディスペンパックの鍋のだしが出ています。少量になってますので、一人鍋をする時には、簡単に作ることが出来ます。

ディスペンパックの種類:その他

他にも、森永乳業からは「森永ミルク加糖れん乳」、キッコーマンからは「わが家は焼肉屋さんWRich」が販売されていて、重宝されています。ファーストフードでも、ケチャップ&マスタードなどが使われているのは、ご存知だと思います。また、マクドナルドでは、期間によって大学芋のたれなども使われています。

わが家は焼肉屋さんは、リンゴやにんにくなど果実、香味野菜を使った薬味だれと、醤油と胡椒で作った熟成だれが別々になった「果肉と香味野菜の薬味だれ&コクの熟成だれ(濃厚)(中辛)」やレモンの香りが漂う「香味野菜だれ&レモン香味だれ(塩だれ)」の3種類あり、家の居ながら焼肉屋の味が味わえます。

セブンイレブンでは、麻婆豆腐の素をディスペンパックで販売しています。そんなに辛くはないですが、山椒の香りがしっかりしていて、かなり本格的な味だと評判が良いです。

納豆についてくるタレとからしは、少量なだけに小さい上に、ヌルヌルで滑り開けにくいところがありますが、ついに納豆にもディスペンパックが使われています。パカッと半分に折るだけでタレとからしが出てきて、手も汚さずに済みます。

ディスペンパックのさまざまな使い方

アンチョビのコクと、バターの香りを加え、たらこの風味を引き立てた「パスタソースたらこ」を使った料理を紹介します。軽く痛めた糸こんにゃくとひじきにたらこパスタソースを和えるだけで、酒のつまみにもおかずにもなります。他にも、茹でて潰したじゃがいもの和えるタラモサラダや、ディップを作る時加えたりするのは簡単に出来る方法です。

果物を食べるとき、そのままでももちろん美味しいですが、ちょこっと何かを加えると一段上のデザート気分になります。バナナに「ブラック&ホワイト」のチョコをかけたり、イチゴに敢えて「ブルーベリー」をかけたらダブルベリーになって、ちょっと贅沢な気分になります。

家にいながらカフェ気分も少し味わえます。背の高いグラスにイチゴジャムとアイスクリームやクリームを入れて、お好みの果物をのせて、チョコのディスペンパック「ブラック&ホワイト」をかけるとフルーツパフェになります。チョコではなく練乳のディスペンパックでも可愛く出来上がります。

食パンに、「イチゴ&バター風味」を塗り、スライスしたバナナを並べ、マシュマロを並べて乗せ、トースターやオーブンでマシュマロが溶けて、ほんのり焼き色が付くくらいに焼いて、「チョコ&ピーナッツ」等をかけたら、チョコバナナスモア風トーストの出来上がりです。一段とカフェ気分が増します。

マシュマロを使ってもう一品紹介します。フローズンスモア風です。耐熱容器(ココットなど)に、抹茶アイスを詰め、再度しっかり凍らせて、マシュマロを並べ、トースター等で焦がし過ぎないように焼き、「抹茶&ミルク風味」や「黒みつ&きなこ」のディスペンパックをかけ、餡子を乗せ、きな粉をかければ、冷たさと温かさがたまらない和風スイーツになります。お好みのアイスとお好みのソースで作ってください。

トマトとモッツァレラチーズをスライスして、バジルの葉を乗せ、オリーブオイルを回し掛け、黒胡椒を振って食べるカプレーゼ。簡単でおしゃれで美味しく、食事にはもちろん、パーティーの前菜や酒のつまみにもなる事で人気の高い一品です。バジルの葉、オリーブオイル、胡椒の代わりに、「パスタソースバジル」をかけても美味しく食べる事が出来ます。

海老とブロッコリーのアヒージョ風は、海老、ブロッコリー、マシュルームを炒め、火を止め、「我が家に焼肉屋さんWRich(塩だれ)」を回し掛けるだけです。胡椒が効いて、レモンの爽やかな香りと酸味が心地よく、食が進みます。おしゃれにしたいときに、おすすめです。マヨネーズを足してもさらに酸味が増して合います。

ディスペンパックは使い方が色々で便利!

色々な種類のあるディスペンパックですが、ジャムやチョコをジャムやチョコのままパンに塗ったり、マヨネーズをマヨネーズのままサラダに使うのではなく、アレンジして使うことも出来ます。便利で使いやすいディスペンパックで楽しい食生活を送ってください。

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