空気清浄機の電気代は?つけっぱなしだと?メーカー別節約術を紹介!

空気清浄機はもう一家に複数台あるのが普通になってきています。帰宅してから、クシャミが出たり、臭いがき気なってから運転させても空気は綺麗になっていません。思っているよりも空気はホコリ・カビ・細菌が舞っています。空気清浄機は24時間つけているのが基本ですが、そこで気になるのが電気代です。空気清浄機の24時間つけっぱなしにした時の電気代はどれぐらいか、またメーカー別にどれぐらい違うかなどを紹介していきたいと思います。

空気清浄機の電気代は?つけっぱなしだと?メーカー別節約術を紹介!のイメージ

目次

  1. 1空気清浄機の電気代を気にしたことある?
  2. 2空気清浄機の電気代について解説!つけっぱなしだと高い?
  3. 3空気清浄機の電気代節約方法を紹介!
  4. 4空気清浄機の電気代は安くできる!上手に使おう

空気清浄機の電気代を気にしたことある?

今は空気清浄機は1家に1台ではなく、1部屋に1台になっています。リビング・子ども部屋・寝室など、複数のお部屋に空気清浄機を設置しています。人がいない時に空気清浄機をつけっぱなしにしても意味がないんじゃないかと思われがちですが、空気清浄機は一時、例えば帰宅した時、ホコリや臭いが気になった時にだけ稼働させても空気は綺麗になっていません。

それでは空気清浄機を24時間つけっぱなしで全部のお部屋の空気清浄機を稼働した場合、電気代がすごくかかってしまうんじゃないかと不安になる方も多いのではないでしょうか?どれぐらい空気清浄機の電気代がかかるのか、また節約方法はあるのか、お伝えしようと思います。

空気清浄機の電気代について解説!つけっぱなしだと高い?

一年を通じて大活躍の空気清浄機

空気清浄機を稼働するのは花粉が飛んでいる春やウイルスが活性化する冬だと思っている方も多いと思いますが、お部屋の空気は1年通して色々な悩みがあるのです。春は花粉・PM2.5・黄砂。梅雨は湿気・浮遊カビ菌・部屋干し臭。夏は付着臭・汗臭。秋はダニのふん・死骸・浮遊アレル物質。冬は浮遊ウィルス・静電気など。お部屋の空気を綺麗に保つには、空気清浄機を1年中稼働させておく必要があります。

また、空気清浄機は部屋中の汚れた空気を吸入し、綺麗な空気を排出するのですが、一度にお部屋の空気を綺麗にできません。掃除機をかけた後や人が通った時に舞いあがった目に見えないくらい小さい埃は棚の上や机の上に到達するまでおよそ8時間くらいかかると言われています。この長い間ずっと空中を舞っているのです。ですので空気清浄機を24時間つけっぱなしで稼働して綺麗な空気を保つのです。
 

空気洗浄機の電力を消費する機能とは?

空気洗浄機は各社性能が良くなり色々な機能が付いています。ダイキンでしたらアクティブプラズマイオン、シャープでしたら有名なプラズマクラスターなど。シャープは夏用に蚊取り機能付きのものが発売されています。

空気清浄機に各社色々な機能が搭載され、その分電気代がかかるんじゃないかと不安になりますが、実は脱臭や空気の浄化をしているのは主にフィルターです。大きいゴミを取り除く”プレフィルター”・花粉や細菌を除去する”集塵フィルター”・臭いを取り除く”消臭フィルター”の3つに分かれています。なので電気代がかかるのは主にファンを稼働させる力なのです。

最近の空気清浄機ではシャープやダイキンからもファンで集塵する以外に帯電式という電気式で浮遊しているゴミや花粉等とフィルターを帯電させてゴミを取る空気洗浄機もございます。帯電式の消費電力はファン式の消費電力と同じくらいで大差はありません。

空気清浄機の電気代を計算してみよう

ダイキンやシャープなどから発売されている一般的なファン式空気清浄機の電力は標準モードで「10W~16W」・省エネモードで「5W~7W」です。空気清浄機を一時間稼働させた電気代は標準モードで「0.27円~0.43円」省エネモードで「0.1円~0.2円」と非常に安いです。一家に5台あり1時間稼働させても標準モードで1円~2円の電気代です。各社製品の仕様ページに消費電力と電気代が記載されていますのでチェックしてみてください。

空気清浄機それぞれで消費電力がちがいます。ご自分で電気代を詳しく調べたい場合の計算方法は、電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1KWhあたりの電気(円/KWh)です。

空気清浄機はつけっぱなしでも意外と安い!

空気清浄機を24時間つけっぱなしにした時の電気代を分かりやすいように月・年単位でお伝えします。一般的なファン式空気清浄機で6畳から8畳のお部屋で使用する場合は1時間稼働の電気代(平均値)は省エネモード「およそ0.25円」標準運転モード「およそ0.4円」です。

空気清浄機を1か月24時間稼働した時の電気代(平均値)は省エネモードで「180円」標準モード「288円」です。そうすると1年間稼働の電気代(平均値)は省エネモードで「2160円」標準モード「3456円」となります。このように空気洗浄機は24時間つけっぱなしで1年中稼働しても2,000円~3,500円くらいです。電気代はすごく安いので安心して空気清浄機を複数台で使用出来ます。

注意しなくてはならないことが1つだけあります。空気清浄機を24時間つけっぱなしにする時、ターボ運転や強モードで1ヶ月運転をし続けると電気代が1500円前後と高くなってしまいます。ターボ運転や強運転しなければならない環境でないのなら、つけっぱなしには強運転は避けましょう。

電力会社や電気料金プランの見直しもして更に節約に!

2016年4月から電力の自由化になり、一般家庭で電力会社を選ぶことが出来るようになりました。今まで利用していた大きい電力会社から新しく参入してきた電力会社まで選ぶことができます。そうすると選べる電力会社が増えると選べる電気料金プランが増えます。
 

自分たちのライフスタイルに合わせられるプランを見つける事が出来ます。例えば、日中は不在が多く、エアコンや空気清浄機など就寝時に使用することが多いという方は夜間が安くなっているプランにしたりと変更して節約することが出来ます。また電力会社によっては現在の料金プランより同じ条件でも安くなっているものがあるかもしれません。
 

電力自由化になってから電気料金プランの見直しがまだな方は一度調べてみてください。そしてもうひとつ、電力会社や料金プランは変更はなくても契約アンペアを下げられるか確認してみましょう。アンペアを下げられれば基本料金が安くなるため節約につながります。
 

空気清浄機の電気代節約方法を紹介!

フィルターのメンテナンスはこまめにしよう

国内メーカー(シャープ・ダイキン・パナソニック等)では、空気清浄機のフィルター10年交換不要となっていますが、10年間フィルターを掃除しなくていいということではありません。

フィルターにゴミ(ホコリ・ハウスダスト)が詰まると余計な力を使って稼働するため電気代が上がってしまいます。最低でも1か月に1回は必ずフィルターのメンテナンスをしてください。臭いも掃除せずそのままにしますとフィルターが臭くなってしまい、臭う空気が排出されてしまいます。

電気代ではありませんが、ダイキンやシャープ等の国内メーカーの空気清浄機の全てのフィルターの合計金額は7000円~10000円します。ちゃんとお手入れが出来ていればフィルター等も長い期間もつかもしれません。お手入れが出来ていないと交換も早くなるので消耗品代がかさみますので電気代の節約よりも多くかかってしまいます。ですので、空気清浄機のフィルターのメンテナンスは節約においても重要です。

なお空気清浄機のフィルターの交換の目安はお部屋の消臭に今までかかっていた時間の倍かかるようになったら交換のサインだそうです。なかなか分かりづらいかもしれませんが、いつまでもお部屋の匂いが取れないようでしたら交換の時期かもしれません。フィルターは機種によって掃除の仕方が違いますので説明書を確認してください。

部屋の広さに応じた機種を選ぶようにしよう

空気清浄機は空気の吸入量によって空気を浄化できるお部屋の広さが変わります。取扱説明書などに書かれている「適用床面積」というのは30分かけて空気をきれいに出来る能力で実際に使用するお部屋の面積の2,3倍のものを使用すると早く空気を浄化することができます。

しかし、実際に使用するお部屋が適用床面積よりも広いと、空気が綺麗になるのも遅いですし、常にフル稼働させてしまいますので電気代の節約になりません。お部屋が空気清浄機の適用床面積よりも広く、1台では賄えない場合は2台使用するなど複数台使用してください。

外出時・就寝時には弱での運転に切り替えよう

空気清浄機は24時間稼働を推奨されている商品の為、電気代もかからないようになっています。でも、空気清浄機の音が寝るときにうるさかったり、人がいない出入りがないお部屋を全力で稼働しなくてもいいです。人の出入りがあったりお部屋に滞在するときには運転を標準や省エネモードに切り替えて、長時間の外出や就寝時は運転を”弱”にすると稼働力が抑えられますので節約になります。長時間お部屋を空ける場合は運転”弱”に切り替えましょう。

複数台ずっとつけっぱなしに抵抗があるそんな場合は?

空気清浄機を一家に複数台設置しているご家庭の方は電源を切りたいという方がいると思いますので、スイッチを入れるタイミングを場所別にお伝えしたいと思います。まずリビングですがリビングは家族が集まる場所で出入りも多いので空気清浄機はつけっぱなしが良いと思います。

玄関も一番ホコリと花粉などが舞っている場所なので日中は基本つけっぱなしで外出時は弱モードに切り替えしておきましょう。家族が全員帰宅し夜間外出しない時刻になったらスイッチを切って朝起床したら着けておけば良いと思います。

寝室は最低でも寝る1時間前には稼働させておくのがいいでしょう。その時は稼働力も弱よりも強いモードで稼働させ、寝るときに弱運転や静かモードに切り替えるといいと思います。また起きた後もアレル物質が浮遊していますので、すぐオフにせず30分から1時間くらい稼働させてから切ると良いです。

子供部屋は集団生活でホコリやウィルスまでも舞いこんできますので学校の時間は消し、下校時刻の1時間前にはスイッチをいれておくのが良いでしょう。

シャープは静音運転で使用すると電気代が安い

シャープのプラズマクラスター空気清浄機では3段階の強さが選べます。シャープの空気清浄機の代表格KCシリーズそのうちのKC-H50の仕様を確認しますと、空気清浄のみ稼働の場合、強さ:中=消費電力13W  静=消費電力3.3Wです。

なんと、強さ静は中の消費電力の四分の一なります。もともとが低い消費電力ですが、常に稼働させておくものですから、この結果は大きいです。就寝時・外出時には静運転に切り替えることで電気代を節約することが出来ます。
 

ダイキンはしずかモードでの運転が一番お得!

ダイキンでは強さがターボ・強・標準・弱・静かと5段階あります。その中で”静か”というモードがありますが、仕様書には消費電力などが書かれていません。

ダイキンの代表格MCK5.5Uの弱モードの消費電力は6Wです。静かモードは弱モードの数値より低くなりますので、消費電力は6W以下となります。静かモードはその名の通り、運転音を抑えた微風運転なので、脱臭や汚れをとりたい場合は通常運転。それ以外は静かモードに切り替えるのが良さそうです。

ダイソンの空気清浄機の電気代は?

最近ではダイソンの空気清浄機Dyson Pure Cool空気清浄タワーファンが人気です。見た目がすっきりしていてインテリアの邪魔にならないですし持ち運びも軽々できますので設置場所に困ることもありません。吸い込む力も大きいですし、微細なウィルスなどにもしっかり対応しています。

綺麗な空気を扇風機のような風にしてお部屋に送り出す機能もついています。ファンがないので小さいお子様がいても怪我をする心配がありません。お手入れも簡単です。フィルターは10年保証などありませんので、こまめな掃除が必須です。

ダイソン空気清浄タワーファンの消費電力は?電気代は大丈夫?

問題の電気代はどうなのかというと適用床面積が8畳を清浄する目安が22分です。最小消費電力が6W、最大消費電力が40Wです。最小値は国内メーカーのシャープやダイキンの弱から中モードと同じくらいです。40Wの強運転はお部屋の空気がすごく汚れている場合に効果的です。

普段使いは弱モードの運転で十分そうです。見た目もスタイリッシュですし、夏は綺麗にした空気を風にして送り出せるので人気な理由がわかります。空気清浄タワーファンは従来のように扇風機と2台使用するよりも場所もとりませんし、電気代も少しお得かもしれません。

弱での運転で大丈夫!空気清浄機を効率よく使う方法

弱運転でも空気清浄はしっかり出来ていたら、それこそお得です。空気清浄機を効率よく使う方法を紹介します。

お使いの空気清浄機の吸入口の場所を確認しよう

ダイキン・パナソニックは空気の吸い込むところが前側うあ横にあります。ダイキンは下にもあります。ですので壁につけて設置できます。シャープの空気清浄機は後ろ側から吸い込みます。ですので空気清浄機を壁にぴったりくっつけて設置せず、空気を吸い込みやすいように壁と距離を開けるほうが良いです。空気清浄機にお部屋の多くの空気を吸い込みやすいように設置しましょう。

空気清浄機の設置場所を出入り口・玄関に置こう

ホコリや花粉、浮遊ウィルスは主に外から入ってきます。窓や扉を開ている時と外出して帰宅する時にお家に持ち込まれます。ですので設置場所を玄関やお部屋の出入り口に設置すると花粉やウィルスなどがお部屋に侵入してくるのを防いでくれます。とても効率の良い方法です。

扇風機やエアコンと併用しよう

これは電気代がかかるので節約にはならないかもしれませんが、普通の運転でそれ以上の効果を得ることも節約につながると思いますので紹介します。扇風機やエアコンでお部屋の空気を循環させることにより、お部屋の空気を綺麗にしやすくなります。設置場所は扇風機やエアコンと向かい合って設置すると効率があがります。常に併用する必要はありませんが、来客前は花粉、PM2.5や黄砂等がひどい場合は併用するのをお勧めします。

空気清浄機の電気代は安くできる!上手に使おう

空気清浄機は24時間稼働仕様になっているので電気代はびっくりするぐらい安いのがわかりました。シャープやダイキンを始め、だいたいの空気清浄機には省エネモードやしずかモードなどがあり、電気代もメーカーで差はありませんでした。

その中でも就寝時や外出時など、運転切り替えをして電気代の無駄をなくし賢く利用していきましょう。毎日埃や花粉はお家に溜まるものなので、ご家族の健康の為に空気清浄機をうまく利用して快適な毎日をすごしたいですね。

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