ファンヒーターとはどんな暖房器具?ハロゲンヒータとの違いも解説!

ファンヒーターは暖房器具の中でも特に使っている人が多いものの一つですが、そもそもファンヒーターとはどのような暖房器具でありどのようにして使うのがよいのでしょうか?ファンヒーターを使う上ではハロゲンヒーターやその他の暖房器具との違いも理解しておきたいですし、換気の方法や気になる電気代などもチェックしておきたいものです。今回は、ファンヒーターとはどんな暖房器具なのかを掘り下げるので、ファンヒーターを使っている人や使用を検討している人は必見です。

ファンヒーターとはどんな暖房器具?ハロゲンヒータとの違いも解説!のイメージ

目次

  1. 1ファンヒーターとはどんな暖房器具か知っている?
  2. 2ヒーターの種類
  3. 3ファンヒーターとは?
  4. 4石油ファンヒーターを使うときは換気に注意
  5. 5ファンヒーターとハロゲンヒーターの違い
  6. 6ファンヒーターとはどんな暖房器具か理解して正しく活用しよう!

ファンヒーターとはどんな暖房器具か知っている?

ファンヒーターはなんとなくその名前を聞くことがあり暖房器具であることはなんとなくわかるものですが、果たしてそもそもどのような暖房器具なのでしょうか?暖房器具にはさまざまな種類があり、ヒーターと言っても色々な器具があるものですが、その中でファンヒーターとはどんな位置付けであり他のヒーターとはどう違うのでしょうか?

暖房器具を選ぶときには温める機能がどの程度かはもちろん、換気についてや電気代についてなど気になる点はかなり多いものです。今回は、ファンヒーターとはどのようなものでありハロゲンヒーターなどとの違いはどうなっているのかについて掘り下げます。ファンヒーターの使用を検討している人や暖房器具を比較したい人は必見です。

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ヒーターの種類

暖房器具にはさまざまなものがあり、その中でもファンヒーターは特に人気度が高く多くの家庭に導入されていますが、ファンヒーター以外にもさまざまなヒーターがあるものです。ここではまずファンヒーターにはどのような種類があり、他のヒーターはどのようなものかを知り、その違いも把握しておきましょう。

ファンヒーターの種類

ファンヒーターと言っても実にさまざまな種類があり、それぞれ使用する燃料や暖房としての機能・効率・電気代などに違いがあるものです。ファンヒーターには主に石油ファンヒーター・ガスファンヒーター・セラミックファンヒーターの3種類がありますが、これらの違いをしっかりと理解した上で自分に合ったものを選びたいものです。

石油ファンヒーターは灯油を主燃料としていますが送風のために電気も使用し、灯油代と電気代が発生するファンヒーターです。また、ガスファンヒーターはプロパンガスや都市ガスなどを燃料として熱を発生させるタミプのヒーターとなっています。この2種類のファンヒーターとは、それぞれ異なる燃料を使うヒーターということになります。

そしてもう一つがセラミックファンヒーターですが、こちらはアルミニウムに電気を流してセラミックが発熱するタイプのファンヒーターとなっています。電気代に関しては既述の二つのファンヒーターに比べて高いですが、どれも換気が必要な上に特に石油ファンヒーターは一酸化炭素中毒防止のためにも換気が必要という側面があります。

このように、一口にファンヒーターと言ってもさまざまなタイプのものがありますが、それぞれの違いを理解した上で換気や電気代などに関する重要なポイントもおさえ、自分の住んでいる環境に合ったものを使用しましょう。また、ファンヒーターを使用する場合でも、その他の暖房器具についてもしっかり把握しておきたいものです。

遠赤外線ヒーター(電気ストーブ)の種類

各ファンヒーターとはどのようなものかは詳しく後述しますが、ヒーターの他には遠赤外線ヒーターまたは電気ストーブと呼ばれる種類の暖房器具も存在します。遠赤外線ヒーターは文字通り遠赤外線を発熱体とした暖房器具であり、一般的に電気ストーブと呼ばれているものは、遠赤外線を使用しているものが大半だとも言われています。

遠赤外線ヒーターのメリットとしては温まるスピードが早い事や暖房器具自体の価格が安いことなどが挙げられますが、温めることのできる範囲が狭いというデメリットも持ち合わせています。また、電気代もややかさむ場合が多いようです。尚、遠赤外線ヒーターと一口に言っても遠赤外線の放出量によって色々なタイプのヒーターがあります。

遠赤外線ヒーターの種類としては、ニクロム線電気ストーブと呼ばれるシンプルで安いタイプの暖房器具もあれば、炭素化合物を発熱体としたカーボンヒーターもありますが、カーボンヒーターと比較される存在がハロゲンヒーターでもあります。近赤外線を多く放出するハロゲンヒーターは、カーボンヒーターに取って代わられることも多いです。

遠赤外線ヒーターを使用する際にはファンヒーターとは何でありファンヒーターとはどのような違いがあるのかも意識しつつ、部屋全体を温めるのに遠赤外線ヒーターはあまり適していないことや低温やけどの可能性があることなどにも留意しておきましょう。さらに、オイルヒーターやパネルヒーターなどの存在もチェックしておきたいものです。

オイルヒーターとパネルヒーター

さまざまな暖房器具がある中で、オイルヒーターやパネルヒーターと呼ばれるものの存在も気になるものです。それぞれのタイプのファンヒーターとは何かは詳しく後述しますが、オイルヒーターはオイルを循環させて輻射熱で温めるタイプのヒーターであることは把握しておきたいものです。オイルヒーターはヨーロッパで主流だったようです。

最近では日本で使用されることも増えてきましたが、それはオイルを燃焼させているわけではないので安全性が高いというメリットと、電気代はやや高めであるというデメリットもあります。また、最近ではパネルヒーターという文字通りパネル型の暖房器具もありますが、特に遠赤外線タイプで電気を使用するものが最近では多いようです。

オイルヒーター同様に燃焼を伴わないためにクリーンで換気もほとんど必要ないパネルヒーターですが、オイルヒーターほどではないものの電気代が高いというデメリットもあります。そんなパネルヒーターは小型のためにトイレや洗面所などに設置して小さな空間を温めるのに適しているという特徴もあるので、うまく使い分けたいものです。

ファンヒーターとは?

お伝えしたように暖房器具によってもどのように部屋を温めるのかや電気代・換気に関するポイントなどは異なり、ファンヒーター以外にも色々なヒーターがあるようです。そしてファンヒーターとは何かということに関しても、色々なタイプのファンヒーターがーあるのでそれぞれのファンヒーターの特徴をチェックしましょう。

石油ファンヒーターのメリットとデメリット

ファンヒーターとは名前の通り熱の送風によって部屋を温める暖房器具ですが、使用する燃料や発熱の仕組みによってもファンヒーターとは何かは異なってきます。ファンヒーターの中でも特によくみかける石油ファンヒーターとは、灯油を燃料として燃焼を起こして発熱し、それを送風することで部屋の中を温めるというタイプの暖房器具です。

そんな石油ファンヒーターとは現在コロナ・トヨトミ・ダイニチなどのメーカーから人気商品が数多くリリースされていますが、なんと言っても石油ファンヒーターのメリットは他の暖房器具に比べて暖房スピード・効率が高いことです。部屋全体を短時間で温めることができるので、メインの暖房器具として使用する人もかなり多いようです。

そして灯油を使用しておりランニングコストが他の暖房器具に比べてかなりよいこともメリットですが、一方のデメリットとしては、排気があることがまず挙げられます。灯油を燃焼させているので寒気が不十分だと一酸化炭素中毒になる恐れもあります。また、灯油を入れる手間がかかることや手入れをしっかり行う必要があることも難点ではあります。

しかし、電気代に関しては1日あたり3〜4円ほどであることが多く、灯油代は150円前後となるのが平均的です。これらを合わせるので費用がかさみそうですが、石油ファンヒーターとは1日10時間の使用でも1ヶ月で4500円以下のコストのことも多く、その暖房効率を考えると電気のみを使用する暖房器具に比べかなりコスパがよいのです。

ガスファンヒーターのメリットとデメリット

石油ファンヒーターとは灯油を燃焼させて送風するタイプのファンヒーターですが、同じファンヒーターでも使用する燃料が異なるものもあります。その代表格が、ガスファンヒーターです。ガスファンヒーターとは灯油ではなくガスを燃料に発熱させ送付する暖房器具であり、吹き出し温度が高いために暖房効率が高いものとして人気です。

ガスファンヒーターとはガスを燃料とするヒーターであり、そのために吹き出し温度がかなり高く部屋が温まるまでの時間が比較的短いというメリットがあります。また、水蒸気も一緒に発生させるので部屋の乾燥をある程度防ぐことも可能です。また、灯油を入れかえる手間などがかからないことは、石油ファンヒーターよりも便利です。

さらに最近では静音性にかなり優れたガスファンヒーターも登場しているので、騒音が気になるという人にもオススメ度は高いと言えます。そんなガスファンヒーターとはメリットだけでなくいくつかのデメリットも確認しておきたい暖房器具ですが、まずやはりまずはガスの供給に伴う設置・準備などがかかることが挙げられるでしょう。

また、ガス栓があるところでのみ使用が可能であり移動が難しい点もありますが、ガス臭が発生するために換気が必要な点も覚えておきましょう。都市ガスを使用する場合には1時間あたり13ほどのコストがかかり1ヶ月で3000円強におさえることも可能ですが、プロパンガスファンヒーターとはまた異なりプロパンガスの方が高いので要注意です。

セラミックファンヒーターのメリットとデメリット

ここまで石油ファンヒーターとは何でありガスファンヒーターとは何なのかをチェックしてきましたが、ファンヒーターの中でもセラミックファンヒーターという存在についても忘れるわけにはいきません。セラミックファンヒーターも他のファンヒーター同様に温風を送風するタイプですが、発熱の仕組みにはかなりの違いがあるようです。

セラミックファンヒーターとは燃焼を伴って発熱させるタイプではなく、あくまで電気を使用してアルミニウムに電気を流してセラミックを発熱させ、その熱で温風を出す暖房器具となります。電気系の暖房器具では唯一温風が出るタイプであり、他の電気系暖房器具に比べると暖房効率はよさそうですが、他のファンヒーターよりは低いです。

セラミックファンヒーターとはコンパクトで軽量なタイプのファンヒーターであり、本体価格もそこまで高くないので気軽に使えるというメリットもあるようです。一方でセラミックファンヒーターにも注意すべきいくつかのデメリットもあり、水蒸気が発生しないために部屋が乾燥しがちな点や電気代がかさみやすい点には注意したいものです。

ガスや灯油などのコストはかからないものの、温風が出る暖房器具の中ではかなりコストがかかるのがセラミックファンヒーターであり、寒い冬などに強モードで使用した場合には一ヶ月で6500円以上の電気代となることもあります。その割には石油ファンヒーターなどに比べて暖房効率は低いので、この違いもあらかじめ理解しておきましょう。

このように一口にファンヒーターと言ってもそれぞれメリットとデメリットがありますが、コストで選ぶのであればガスファンヒーター、暖房力で選ぶのであれば石油ファンヒーターが特におすすめです。もちろんガスや灯油などを使用するのが怖い人はセラミックファンヒーターやその他の暖房器具を使用するという手もあるでしょう。

石油ファンヒーターを使うときは換気に注意

ここまでそれぞれのファンヒーターとはどのようなものかについてみてきましたが、それぞれ暖房効率や換気、コストなどに関する違いがあるのでそれらを考慮して自分に合ったものを選びたいものです。中でも特に人気度の高い石油ファンヒーターを使用する際には、換気に十分注意しておきたいものです。

石油ファンヒーター使用時の換気の必要性

石油ファンヒーターは数ある暖房器具の中でも特に暖房効率が高く、部屋全体を短い時間で温めるのに長けていると言えます。そのため、メインの暖房器具として石油ファンヒーターを選ぶ人も多く、特にコロナやトヨトミ、ダイニチなどの製品は信頼度が高いです。しかし、これらの製品を使用する際には、しっかり換気をする必要があります。

石油ファンヒーターを使用する際に換気が不可欠となるのは、燃料として灯油を使用しているからであり、換気をせずに使用し続けていると一酸化炭素中毒に陥る危険性もあります。すぐに温まるという効率性と引き換えにどうしても排気の存在を無視するわけにはいきませんが、実は予想以上に高い頻度で換気を行うのが望ましいとされています。

実は石油ファンヒーターを使用する上では1時間程度の使用の中で1回以上換気をするのが望ましいとされており、一回あたり1〜2分ほどの換気を行いたいものです。一度の換気で部屋全体の温度が急激に下がることはありませんが、冬の換気は億劫であるものの石油ファンヒーターを安全に使用して行くために換気はマストで行いましょう。

ファンヒーターの換気が止まる原因

しっかりと換気をしているはずなのにファンヒーターの換気ランプが点滅して止まってしまうというケースもよく見受けられるものです。その原因のひとつとして考えられるのは、石油ファンヒーターを壁の近くで使用しているために、排気口付近で一酸化炭素などの濃度がかなり高まってしまい、それにセンサーが反応してしまうことです。

そのため、このような事態を解決するためにはまず石油ファンヒーターを壁からある程度離して使用するというのが重要です。また、排気口付近に余計なものなどを置かないようにしましょう。また、石油ファンヒーターの内部のフィルターが詰まっている恐れもあるので、定期的にメンテナンスをすることも安全性を高めることになります。

さらに洗濯物の部屋干しやマニキュアの使用などは、石油ファンヒーターのフィルターにシリコン成分が付着するという事態を招きやすいものです。こうなるとうまく燃焼ができなくなるので、生活環境に応じてしっかりと掃除やメンテナンスをするのがよいでしょう。また、不明な点がある場合にはメーカーに相談や修理依頼をするのがベストです。

ファンヒーターとハロゲンヒーターの違い

石油ファンヒーターを使用する上では換気などの点に十分に注意したいものですが、石油ファンヒーターと並んで人気度の高いハロゲンヒーターとの違いについても十全に理解しておきたいものです。ハロゲンヒーターとはどのようなヒーターであり、ファンヒーターとの違いは何でしょうか?

ハロゲンヒーターとは?

ファンヒーターと同様によく使われているハロゲンヒーターですが、ハロゲンヒーターとはどのような暖房器具でしょうか?自室などで使用されることも多いハロゲンヒーターはコンパクトで気軽に使用できる電気タイプの暖房器具であり、発熱体としてハロゲンランプを使用しています。これは、ニクロム線に電気を通したものとなっています。

ハロゲンランプにはハロゲンガスが入っており、このハロゲンガスの働きによって効率よく温めることができるようです。ハロゲンヒーターは、何と言っても即暖性が高い暖房器具として人気があり、スイッチを入れてわずか1秒後から温めが開始されるのは実に魅力的です。そのため、部屋から帰ってきてまずスイッチを入れる人も多いようです。

そんなハロゲンヒーターに関してはメリットとデメリットをしっかりと把握した上で、石油ファンヒーターとのコストの違いなども把握した上でうまく使い分けたり自分にあったものを選んだりしたいものです。

ハロゲンヒーターとのメリットとデメリット

ハロゲンヒーターはさまざまな場面で重宝すること間違いなしの暖房器具となっていますが、そんなハロゲンヒーターのメリットとしてはまず、やはり即暖性が高いということが挙げられるでしょう。暖房器具を使用する上ではやはりいかに効率よく部屋を温めてくれるかが重要ですが、ハロゲンヒーターは特に即効性が高いのが魅力的です。

また、ハロゲンヒーターは小型でコンパクトなものが多く、本体自体は数千円とかなりリーズナブルなものが多いためにすぐに購入してすぐに使え、持ち運びも楽というメリットもあります。そのため、サブの暖房器具を使用したいというときにもハロゲンヒーターはおすすめですが、デメリットとしては広い部屋には適していないことが挙げられます。

即暖性が高い一方で、送風タイプのファンヒーターとは違い部屋全体を効率よく温めるという機能に長けているわけではありません。そのため、洗面所や小さめの自室、足元などを温めるのに主に使用されるのがハロゲンヒーターです。また、空気を乾燥させる原因にもなりかねないので、長時間使っていく上では加湿を行う必要も生じます。

ファンヒーターとハロゲンヒーターの電気代比較

ファンヒーターとハロゲンヒーターには既述のようにさまざまな違いがあるものですが、両者を比較する上ではやはり気になるのはその電気代などのコストの違いでしょう。ハロゲンヒーターは即暖性に優れているものの広い部屋を温めるのにはあまり適していませんが、1時間あたり弱モードでも13円〜、強モードでは30円近くかかります。

案外電気代がかさむというのもハロゲンヒーターのデメリットのひとつであり、一ヶ月あたりに換算すると一日8〜10時間ほどの使用では弱モードでも3000〜4000円、強モードでは6000〜7000円以上がかかります。一方でファンヒーターは燃料代がかかるものの電気代は一日あたり3〜4円であり、燃料代を合わせても安く済むことが多いです。

石油ファンヒーターなどはメインとして使える上に一ヶ月あたり合計で4500円以下のコストに抑えられることが多いですが、その暖房能力・効率を考えるとハロゲンヒーターや他のヒーターに比べるとかなりコスパがよいと言えます。このようなコストの違いも含めて暖房器具を比較し、目的や住居環境にも合わせて使用したいものです。

ファンヒーターとはどんな暖房器具か理解して正しく活用しよう!

今回は、ファンヒーターとはどのような暖房器具でありハロゲンヒーターなど他のヒーターとはどのように違うのかを詳しくみてきました。ファンヒーターと一口に言っても石油ファンヒーターとガスファンヒーターではさまざまな違いがありますが、ハロゲンヒーターに比べると電気代は安く部屋全体を温める効率も高いというメリットがあります。

もちろんファンヒーターも石油やガスなど使用する燃料により難点もありますから、それらも考慮して他の暖房器具のメリット・デメリットと比較した上で自分に合ったものを選びたいものです。暖房力の高さ・空気を乾燥させやすいのか・電気代は安いのかなどをチェックし総合的に判断した上で、適切な暖房器具を使いこなしていきましょう。

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