テリーヌショコラの簡単人気レシピを紹介！カトーショコラとの違いは？

料理としての「テリーヌ」は、肉や魚介類などを「テリーヌ型」と呼ばれる容器に詰めてオーブンで焼いてから冷やしたり、冷蔵庫で冷やし固めたものを切り分けて出す料理のことを指します。フランス料理の前菜などで見かけることが多いかと思います。

テリーヌショコラはは、チョコレートがたっぷり入った濃厚な生地を、テリーヌ型(パウンド型)に流しいれて冷やしたり、蒸し焼きにすることで固めたものです。生地の密度が高く、濃厚でねっとりとした食感が特徴のチョコレート菓子です。

フランスにおいては、ガトーショコラはチョコレートケーキ全般ことを指すのですが、日本では、ガトーショコラというのは焼いたチョコレートケーキのことを指す言葉です。

このガトーショコラの正式な名称はガトー・クラシック・オ・ショコラといい、チョコレートの入った伝統的なケーキという意味になります。これは、チョコレートに卵やバターなどが加えられて、ある程度気泡の入ったふわふわとした触感のあるケーキになります。

このケーキの中に、固めたチョコガナッシュを入れて焼き上げたものがフォンダントショコラ、と呼ばれるものです。熱いうちに食べると、中からとろーりとチョコレートがあふれてきます。

つまり、ガトーショコラとテリーヌショコラの違いを述べるとすれば、気泡を含むような製法で作られているものがガトーショコラ、気泡をなるべく含ませないように作っているのがテリーヌショコラ、と説明することができます。ふんわりとしたチョコレートケーキはガトーショコラ、しっとりと濃厚で、冷やしてから食べるのがテリーヌショコラです。

それでは次から、テリーヌショコラの簡単な手作りレシピを紹介していきたいと思います。一つ目は湯煎して蒸し焼きにするレシピ、二つ目は、材料を合わせて冷やし固めるだけの超簡単レシピです。また、三つめはホワイトチョコレートとクリームチーズを使って作ったレシピです。

材料(18cmパウンド型)は、卵黄2個・グラニュー糖20g・コーンスターチ25g・インスタントコーヒー小さじ1・スイートチョコレート140g・ビターチョコレート30g・無塩バター20g・卵白2個・グラニュー糖30g・ブランデー大さじ1・トッピング用ココア適量・刻んだピスタチオ適量です。

①パウンド型にクッキングシートを敷きます。ボールに刻んだチョコレートとバターを入れて湯煎して溶かします。②卵黄とグラニュー糖20gを合わせて白っぽくなるまで泡立てます。ふるったコーンスターチとインスタントコーヒーを加え、混ぜ合わせます。③①のチョコレートと②を合わせて混ぜ合わせ、コーヒーリキュールを加えます。④卵白を6分だてにしてグラニュー糖30gを2～3回に分けて加えてメレンゲを作ります。

⑤③のチョコレートを混ぜながら、④のメレンゲを3回に分けて加え、ふんわりとつやが出てくるまで混ぜ合わせます。⑥⑤をパウンド型に流して空気を抜き、天板にお湯を張って140℃で60分間湯煎して焼きます。⑦焼きあがったら少し冷ましてしぼませたのち、冷蔵庫で冷やして型から出して底面を上にして、ココアやピスタチオでデコレーションして完成です。

材料(スリムパウンド型1本分)は、クロワッサン(またはデニッシュパン)2個(85g)、クルミ50g、ドライクランベリー30g、レーズン30g、ラム酒大さじ1、スイートチョコレート150g、生クリーム100gです。

①クルミは細かくカットして150℃のオーブンで15分間焼いて冷ましておきます。②クロワッサンも細かくほぐしておきます。③レーズンはお湯で洗ってクランベリーとともにラム酒につけておきます。④チョコレートを細かく砕いてボウルに入れます。生クリームを耐熱容器に入れて電子レンジで1分30秒間加熱しチョコレートに回しかけてしばらく置いておきいます。

⑤チョコレートを滑らかに溶かしたら、材料を全て混ぜてパラフィン紙を敷いたスリムパウンド型にいれて冷やし固めます。⑥半日ほど冷蔵庫で冷やし固め、切り分けて完成です。

材料(18cmパウンド型1台分)は、生クリーム180ml、ホワイトチョコ120g、クリームチーズ200g、卵2個、レモン汁小さじ1です。

①小鍋に生クリームを入れて火にかけ、沸騰直前に火を止めてチョコレートを割り入れて完全に溶かします。②ボウルにクリームチーズを入れて、ヘラで滑らかになるまで混ぜ合わせます。(お好みで砂糖を追加してもよいです。)③②にレモン汁、①の順に加えてよく混ぜ合わせます。シートを敷いた型に生地を流しいれて上にアルミホイルをかぶせます。

④天板の半分の高さまでお湯を張り、160℃のオーブンで50分ほど湯煎焼きします。⑤オーブンから取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上ゆっくり冷やして完成です。

ここまでテリーヌショコラの簡単手作りレシピを紹介してきました。その手作りテリーヌショコラをかわいくラッピングしてチョコレート好きな友達にプレゼントしたら、喜ばれること間違いなしです。ということで、手作りテリーヌショコラのかわいいラッピング方法について紹介していきたいと思います。

こちらの画像は100円ショップなどで購入できる、包装紙とひもを使ってラッピングしたものです。テリーヌショコラは、パウンド型などにいれて固めて作るので、四角いきれいな形になります。そのまま四角く切り分ければ、こんなプレゼントボックス風のかわいらしいラッピングができます。水分が多いので、ラップなどで包んでから紙で包むようにしましょう。

透明なビニールで包んでリボンをつけてもかわいいです。中身が見えるタイプのラッピングをするときは、テリーヌショコラにクルミやドライフルーツを加えて、見た目もかわいいテリーヌショコラを包むと素敵です。

こちらは、紙の型をつかってテリーヌショコラを作り、そのままラッピングしてしまう方法です。上手に作れているのか？という確認はしづらいですが、崩れたりせずにきれいにラッピングできそうです。テリーヌショコラはほかのチョコレートケーキと比べると水分が多いので、一つの袋にたくさん入れるのではなく、個別に包装しておくようにしましょう。

まず初めに紹介するのは、東京メトロ銀座線・銀座駅から徒歩3分に位置する人気スイーツ店、オリジンヌ・カカオ GINZA SIX店です。店名にカカオ、とあることからもわかりますが、チョコレートのスイーツが豊富なお店です。テリーヌショコラだけでも、フルーツソースが入ったものや抹茶チョコレートなど様々な種類のものがあります。チョコレートが好きな方なら何度でも足を運びたくなるお店です。

続いて紹介するのが、東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩3分にあるスイーツ店、パティスリー ドゥ・ボン・クーフゥです。テリーヌショコラだけでなく、とにかくケーキの種類が豊富なお店で、とっても人気のお店です。お店の内装もとにかくおしゃれで、休日にゆっくり訪れてみたいカフェです。ちなみに、JR中央/総武線・水道橋駅から徒歩4分にあるカフェ、ディゾンでもこちらのケーキが取り寄せられています。さすが人気店です。

最後に紹介するのは、東急東横線・自由が丘駅から徒歩9分のところにあるケーキ店のモンサンクレールです。スイーツ界の巨匠・辻口シェフがプロデュースしたケーキ店です。丸や三角、六角形など、いろいろな形のカラフルなケーキがたくさんあり、見た目も楽しめます。テリーヌショコラもおすすめなのですが、モンブランもとっても人気なんだそうです。こちらもとても種類が豊富なので、ぜひいろいろなケーキを食べてみてください。

ここまでテリーヌショコラについて、簡単なレシピや、おすすめのラッピング方法、人気のお店について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。テリーヌショコラの、他のチョコレートケーキにはない濃厚さやずっしりとした食感は、チョコレート好きにはたまりません。

ぜひ、今回紹介したお店で購入して食べてみてください。また、お菓子作り好きな方は簡単レシピでつくってラッピングして、大事な方へのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。