電子レンジでアルミホイルから火花が!なぜ?大丈夫じゃない危険な理由とは?

電子レンジを使った調理は便利で安全な調理器具と思われる方もいるかもしれません。しかし、アルミホイルに食材を入れたまま温めた時、音と共に加熱した時に火がついて驚いた経験をされた方、或いは、火花がつくことなんて知らなかった方へ、今後電子レンジの利用によって火花を飛ばしたり、驚くようなことにならないような方法をご紹介します。電子レンジとアルミホイルの関係性を知っておくことによって、高齢者や子どもさん一人でも安全で正しく、電子レンジを快適に活用できると思いますので紹介します。

電子レンジでアルミホイルから火花が!なぜ?大丈夫じゃない危険な理由とは?のイメージ

目次

  1. 1一家に一台の大活躍な家電といえば電子レンジ
  2. 2電子レンジは便利、なぜ危険なのか?
  3. 3電子レンジ以外の温め機能を使った調理器との違い
  4. 4日頃アルミホイルはどう使っているか確認しよう
  5. 5アルミホイルはどんな性質を持つ?
  6. 6電子レンジやアルミホイルをもっと便利で安全に使おう

一家に一台の大活躍な家電といえば電子レンジ

電子レンジといえば、買ってきたお弁当や作り置きの食材を温め直すなど、いつでも出来立てのようにおいしくしてくれ、大活躍な家電調理器具の一つかと思います。家族世帯だけでなく一人暮らしにも必須の家電調理器具でもあることでしょう。

また、最近では電子レンジはスーパーやコンビニエンスストア等での設置が増え、購入後に温めることができるようになりました。自宅の作りたてやレストランなどの外食ではなくても、いつでもどこでも温かいお弁当などを食べることができて大変便利です。

また、最近では、色々な便利な家電調理器具やレトルト食品も増えたことにより、電子レンジによる調理や、コンロの直火による調理だけが料理とは言わなくなりました。また、高齢者の方や子どもにも直火を使わずに調理が行える電子レンジの需要はますます高まっていくことでしょう。電子レンジだったら、直火のコンロのようにずっとそばに張り付いたり、こまめに火の調節を都度行うことなく、一定温度で温めることができます。

そして家電調理器具だったら、温め中に別の用事を済ませたり、ボタン一つで温めることができますし、さらにタイマーのブザーで完了を教えてくれます。よって、コンロの直火みたいにうっかり焦がしてしまったり、吹きこぼれてしまうようなことも少ないですので、忙しい方にも本当に便利です。

電子レンジは便利、なぜ危険なのか?

皆さんは、なぜ電子レンジによる危険性があるかを考えたことがありますか?目を離した一瞬に、このような火花がパチパチ音と共に、燃えてしまい、故障してしまっては本当に恐ろしい話です。つい大丈夫と思ったり、このような危険な事態になり、故障する前に、今一度、なぜかを整理していきましょう。

電子レンジは便利ですが、使い方によっては発火してしまう場合があります。火花が出てしまったら、火災や事故、故障に繋がる場合もでてきます。自分は大丈夫、ちょっとの調理時間なら、と過信しまう前に使用に伴う危険性や原理を踏まえた上で、安全かつ便利に活用していきましょう。

電子レンジは、なぜ温まるのか知っている?

電子レンジは、マイクロ波と呼ばれる電波によって加熱する家電調理製品です。英語で訳すと、microwave(または、microwaveoven)と言い、電磁波のことなのです。なぜ温まるか、というメカニズムは、真空管であるマグネトロンからマイクロ波が振動するという原理なのです。

ちなみにマイクロ波は、プラスとマイナスが交互に動いていくのですが、なんと約24億5千万回を1秒間で送り出していくそうです。また、マイクロ波は水分に浸透するため、電子レンジで食品を温めたら水分に反応して外も中も温まります。また、紙や陶磁器にも波動を浸透することができます。

しかし、金属については反射をする原理があります。電子レンジは水分や紙、陶磁器等に反応し全体を温めていく家電調理器具ですので、焦げ目などをつけて焼いていく機能ではないのです。

電子レンジ以外の温め機能を使った調理器との違い

先ほど、電子レンジはマイクロ波という電波を水分に当てて温めるとお話ししました。他にも、一台に複数の機能を持った電子レンジもたくさん販売され、オーブンやトースター、グリル等の機能があります。それらは、ボタン一つで温め方が変わってくるのです。どんな機能があるか、仕組みの違い等の原理については、今から一つずつ紹介していきます。

液晶ボタンならば、カラフルなボタンになることもあるので、どんな加熱による調理をしたら良いかが、高齢者や子どもにもわかりやすいので、ボタンも間違えにくいかもしれません。また、音声もある電子レンジもあり、調理方法に勘違いを減らしていけるような工夫をしている電子レンジの機種もあるようです。

オーブンの機能

オーブンの機能や原理は、空気を庫内の四方からヒーターとして温度を上げて温めていき、300℃までの温度で上がることができます。ステーキなど塊の肉などの調理で使われることが多いです。

その際、ラップと一緒に温めめず、外しておきましょう。ラップは素材にもよりますが、熱が100℃超えたところでじわじわと溶けだしていきます。ラップが溶けてしまっては、せっかくの料理に混ざってしまいますし、取り除く手間がかかるだけでなく、見た目も台無しになってしまいます。ちょっとくらいなら大丈夫、と思う前に、対策をとることが大事です。

上の画像のように、せっかく食べようと思った料理にラップが溶けて入ってしまうと、気持ちが半減してしまいます。かけらであれば、口に入ったとしても、ラップの素材はプラスチックですので、そのまま排泄されると言われています。よって、少量ならば有害なものとまでは言われないようです。ですが、アルミホイルと同様、ラップの使い方についてもくれぐれも気を付けましょう。

分厚い肉は加熱に大変時間がかかりますが、じっくり時間をかけて焼くと、うまみが濃縮されて、とてもおいしくなります。また、焦げ目も付き、見た目にもおいしさが増してきます。

トーストの機能

トーストの機能や原理は電熱線による放射で熱で250℃から300℃まで上がり、その際には焦げ目がつきます。しかし、あまり厚みのある物まで火は通りにくいのでスライスしたパンなどに使われることが多いです。

この時なら、アルミホイルを敷いてピザやトースト等を焼くこともできます。ただし、アルミホイルは熱を蓄えますので、取り出し時は大丈夫と思う前に、火傷などに気を付けましょう。

グリルの機能

グリルの機能や原理は、電子レンジやオーブンよりも早い時間で熱が通り、300℃以上上げることができるので、魚やピザの調理など、しっかり温度を上げたり焦げ目をつけるためには大変便利です。さらに、庫内も小さくて済むのがグリルの特徴でもあるのです。

このようにアルミホイルを使った調理もすることができますので、例えば、香草を入れてアルミホイルで包んだホイル焼きなど、グリルだったら楽しむことができます。トースト同様、アルミホイルが熱で熱くなっていますので、取り出し時はくれぐれも気を付けましょう。

温め機能のおさらい

したがって、電子レンジを筆頭に、オーブン、トースト、グリル等、調理器具やボタン操作一つで、熱の上げ方や、機能、性質が異なっているのです。原理を知って適切な方法や時間を守り、温めて、安全で効果的な調理を行っていくことが大切です。

出来上がりの料理を温めるだけではなく、調理もできる電子レンジ。器や素材、温めの時間に気を付けて使うことで、安全にたくさんの料理を作ることができます。

日頃アルミホイルはどう使っているか確認しよう

調理で便利なアルミホイルとして、色々なところで役目を果たしています。カップケーキやお弁当のおかずに盛っていたり、1人用の鍋焼きうどんなどのパッケージ、または焼いた鶏肉の持ち手や焼いたパンに巻かれていることもあることでしょう。あるいは、カップ麺の蓋や、レトルト食品のパッケージでも使われています。したがって、紙だから大丈夫ではないのです。

他にも、焼き芋でもアルミホイルにくるまれていることもあるかと思います。また、皿代わりに使うことがあり、後処理が便利という利点もありますから、このようにアルミホイルはの使い道ついては、使用頻度が高くなるのです。ですが、実際は電子レンジで加熱しようと思ったら、まずはアルミホイルを取り除いてから活用しましょう。

焼き芋は焼き立てがおいしいですが、冷めてしまった場合、アルミホイルを巻いたまま再加熱がしたい場合は、トーストやグリル等別の手段で温めましょう。

金属の器について併せて確認しよう

金属であれば電子レンジで発火してしまうので、併せて確認しましょう。缶入りのジュースや缶詰も含まれます。または、カップ酒の蓋も金属の場合があるので、絶対に電子レンジに入れないことです。

電子レンジを使って温める場合は、ふたを開けて加熱しましょう。もしガラスコップに金粉や金属で模様があれば電磁波で火花が出たり爆発し、故障に繋がることもありますので、模様の確認もしておきましょう。場合によっては、湯煎で温めるなども対応の工夫をしましょう。

アルミホイルの表裏の関係

補足ですが、アルミホイルにはキラキラ部分とつや消し部分が見られ、どっちをどのように使ったらよいのかと戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はアルミを加工した際にこのように見えるだけであって、裏表はありません。皆さんの好みや感覚で使われて面を使っていけば良いのです。

アルミホイルはどんな性質を持つ?

アルミホイルはアルミを薄くしたものですので、金属と同じなのです。また、特に尖った場所に反応しやすい原理があるため、仮にアルミホイルを尖らせた箇所やくしゃくしゃにしたならば、その尖った部分に強い反射を引き起こすのです。やがて反射が熱となり火花となるのです。

また、ラップのように食べ物や器にかぶせても金属に反応する原理はありますが、食べ物の中まで温まることはありません。なぜかというと、水分がないからです。しかし、場合によっては、食品に引火し、故障に繋がる場合もあります。仮にアルミホイルではなくても、金属であればレンジの熱に反応し火花が出てしまいますので、取り扱いには十分に気を付けましょう。

この場合はアルミニウムの素材の紙製のカップによる火災です。紙であっても、アルミニウムが混ざっていたら大丈夫とは言えません。このように金属の素材が入ることによって、火花が出たり、爆発のもとになりかねないのです。

袋でもらったお菓子やパンなどを温めようとした際に、うっかりビニールタイを付けたままにしていても、金属が含まれていますから火花が出る原因にもなりかねません。小さくても金属であれば反応しますし、最悪火災や故障の原因になってしまいますので、必ず外してから温めるようにしましょう。

アルミホイルによる電子レンジの故障も

電子レンジでアルミホイルを使うと火花が出ると先述しましたが、最悪な場合、電子レンジの故障の可能性もあります。何故かというと、マイクロ波の量が多くアルミホイルに反応し熱が上昇することで、電子レンジ庫内の温度が上がる場合があるからです。仮にコンロのように火花が直接見えているのであれば、目を離すことはありませんが、電子レンジだとつい大丈夫だと思い、目を離して別の用事をしてしまうこともあることでしょう。

その際、うっかりアルミホイルなどの金属を入れて温めた場合、或いは、オーブン機能やトースト機能と間違えて、電子レンジの温め機能を選択した場合、火花が出てしまって最悪な事態となると火災に繋がったりけがをしてしまう可能性もありますので、くれぐれも取り扱いには気を付けましょう。

余談ですが、電子レンジの庫内が汚れていても、食品カスなどの汚れが熱せられて火花の原因になることもあります。また、最近は電子レンジの消毒ができるものもありますが、まずは、食品カスや調味料の飛び散りなどをふき取るなどの対応をしましょう。

電子レンジとアルミホイルの関係をおさらい

電子レンジとアルミホイルの関係は、先述したように、電波と金属の反応で火花が出てしまう可能性が起きることがわかりました。つまり、私たちの目には見えない空気中で反応しあうことが認識できたかと思います。

例え、絵柄がついた可愛らしいアルミホイルのカップであっても決して電子レンジは使わず、代わりにオーブン機能やトースト機能等で温めることです。または、アルミホイルを剥がしてラップやクッキングシートなど調理に合うものを用いて、電子レンジで温めましょう。

電子レンジやアルミホイルをもっと便利で安全に使おう

電子レンジの使用について、アルミホイルで火花が出てしまう可能性があるだけでなく、食器に金粉や金属が混ざっていても同様に火花が出てしまう可能性があります。例えば、金箔や銀箔などの金属箔入りの食器。そして器の装飾で金粉を用いたデザインの食器や容器、輪島塗などの漆器も同様です。冷蔵庫から取り出し温めたけど、うっかり食器に金属が混ざっていては、危険が待っているかもしれません。

できれば温めが必要な食材については、金属が混ざっていない食器に入れて冷蔵庫で保管をすることが賢明かもしれません。家族への作り置きでも同様です。また、万が一アルミホイルには、塩分や酸で溶ける性質があると言われていますが、実際に成分が体内に入った可能性があったとしても、体内に影響があるほどの危険性はないと言われています。

今まで電子レンジとアルミホイルの扱いについてお話ししましたが、アルミホイルや金属のついた食材をオーブンやグリル、トーストの機能を使って調理したからと言って大丈夫とは限りません。念のため、お使いの電子レンジの取扱説明書でアルミホイルや金属等の再確認した上、取り扱っていきましょう。電子レンジとはただ温まるだけでなく、温め方を知ることを知っていただき、ご家族にも周知することも大切です。

電子レンジとアルミホイルの関係についての紹介は以上です。皆さん、いかがでしたか?電子レンジとアルミホイルや金属は、使い方を間違えると火花が出てしまい誇張に発展する場合もあるといった関する知識や、原理やなぜなにをしっかり踏まえてから、日常使いだけでなく、子どものお手伝いや夜食、朝の忙しい時間など、いつでも大活躍できる便利な家電製品として取り扱いたいものです。

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