焼きバナナの効果とは？お腹スッキリで免疫力UPの食べ方を紹介

昔から人々に愛されているバナナ。バナナだけでもいろいろなレシピのある中、最近は「焼きバナナ」というバナナを焼いたものが健康に良い栄養素が高いと話題沸騰しています。もともと栄養素が高いバナナですが、焼くとさまざまな効果効能が期待できます。今回はそんな焼きバナナの魅力に迫りたいと思います。嬉しい成分や、焼き方、レシピ、効果効能なども細かく掘り下げていきます。

まず、「焼き○○」といわれるフルーツなどは、だいたいのものが焼くと栄養素がもとより減ってしまいます。しかし、「焼きバナナ」は逆で、栄養素がもとよりも高くなり、さまざまな健康効果が期待できます。お通じがよくなるので、お腹は腸内、外見もすっきり、美肌効果、むくみの解消やダイエットに、こむら返りにも効能があり、免疫力アップも効果があります。

ひとえに「免疫力を高めたい」といっても、「何がどうなって免疫力がアップするの？」と思う人もいるかと思います。免疫力を他かけるにはまず、腸の環境を整えることが重要ポイントとなります。腸には体全体のおおよそ60％～70％もの免疫細胞があり、口に入れたものに付着した有害な物質から体を守る力が備わっているのです。なので、腸内の環境を整えることはとても大切なのです。

腸内の理想的なバランスは、善玉菌20％、悪玉菌1％、日和見菌70％です。バナナは焼くことによって、含まれている糖質のひとつの「フラクトオリゴ糖」が急激に増加します。それにより、善玉腸内細菌の「ビフィズス菌」も増加し、腸内の環境が整ってきます。また、ポリフェノール類や多糖類などの栄養素が豊富に含まれていますので、血液中の白血球の数も増え、質も高めてくれます。

体が冷えるとさまざまな不調が出てきます。体の中で腸も冷えの影響を受けてしまいます。そこで、あたたかい焼きバナナを食べることにより、動きが鈍くなっていた腸の動きが活発になります。腸の動きが活発になることにより、風邪やインフルエンザ、花粉症、扁桃腺炎、帯状湿疹や歯周病などの感染症に対する免疫力が高まるという効果があります。

食物繊維が豊富に含まれているので、便秘の予防と改善の効能があります。便秘でお肌も荒れますから、快調なお通じはお肌にも大切なことです。ポリフェノール、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシンも含まれているので、体やお肌の酸化を予防効果もあります。

それらは美肌に欠かせない栄養素といわれています。ビタミンB群は、血液の循環や新陳代謝をよくしてくれ、お肌のターンオーバーも手助けしてくれます。また、シミやしわの原因となる活性酵素の中和する抗酸化作用があり、肌の老化を遅らせる効果があります。

カリウムとは人間の体をつくるうえで、なくてはならないミネラル成分です。バナナには、100グラムあたりにおおよそ360ミリグラムものカリウムが含まれています。そのおかげでお腹の張りがぐんっと減るのです。カリウムは、「ナトリウムの摂取量も調整してくれる」という優れた栄養素なのです。そして焼きバナナにすることで栄養素もアップするので、お腹すっきり、便秘の予防、解消の効果効能があります。

またまた活躍してくれる栄養素はカリウム。高血圧の原因は、血液中のナトリウムの濃度が上がると、細胞外液の水分量が多くなることで細胞が膨張して、血管を圧迫してしまいます。それを防いでくれるのがカリウムです。カリウムには利尿作用があり、体内の余分な水分や、ナトリウムはを排泄されてくれるので、むくみを改善する効果があります。また、ビタミンB群は脂肪燃焼を活性化してくれます。

バナナは安くて腹もちがよく、よく熟したバナナを焼くと、かなり甘くなります。焼きバナナはスイーツの感覚で食べらるので、「甘いものを我慢しなきゃ！」というストレスが軽減され、ダイエットに最適といえます。ダイエット方法はとても簡単な、朝に1,2本焼きバナナを食べて水を飲む、または夕食に焼きバナナを食べる「一食おきかえダイエット」がおすすめです。
 

朝に1,2本焼きバナナを食べるのが、エネルギー源になるのでおすすめです。便秘の人は、毎日朝に食べるとお通じがよくなります。また、ダイエットを一番に考えている人は、バナナ1本100グラムあたり86キロカロリーなので、夕食代わりに食べましょう。

焼き方は、レンジを使用する場合、ヘタの先を切り落とし皮ごと600wで約1分レンジにかけます。黒くなれば出来上がりで一番簡単です。トースターの場合は片面に1本包丁で切り込みをいれ、ヘタの先を切り落とし、表裏5分づつ、おおよそ10分間焼きましょう。

焼きバナナの健康の効果効能は実はまだまだあります。悪玉コレステロールを下げたり、トリプトファンがうつ病やPMSを予防や緩和をしたり、クエン酸やメラトニン、ビタミンB群が疲労を防ぎ、回復させる効能もあります。バナナの糖質は1本100グラムで約21グラム。ご飯一杯150グラムの糖質が約55グラムなので、同じ量で比較すると、バナナの糖質は白米の約58％と糖質が少ないのも嬉しいところです。

また、トリプトファンという成分は、精神的なイライラを抑えたり、寝つきをよくする効能があります。感情を安定させるセロトニンと呼ばれるホルモン物質の生成するためにトリプトファンは必要不可欠なのです。また、セロトニンを体内で生成する栄養素はトリプトファンとビタミンB6と炭水化物のみっつが必要のですが、バナナにすべて含まれているのです。

一番シンプルで簡単なベーシックレシピです。焼き方はレンジだと600wで約1分くらい、トースターだと片面に1本包丁で切り込みをいれ、ヘタの先を切り落とし、表裏5分づつ、真っ黒になるよう様子を見ながら焼きましょう。焼けたら皮をむき（熱いのでやけどに注意）、仕上げにオリーブオイル少々、ブラックペッパー少々ふりかけてできあがり。シナモンをすこしかけたりしてもおいしいです。

簡単なアレンジレシピです。バナナの皮をむき、食べやすい大きさの輪切りにします。焼き方はまずフライパンにオリーブオイルをひきます。とろみがでて少し焦げ目がつくくらいまで焼きます。（弱火でじっくり焼きましょう）できた焼きバナナにプレーンヨーグルトをかけてできあがり。砂糖不使用でも甘くおいしく食べられます。おやつにもヘルシーです。また、お好みによってココナッツオイルで焼いても風味が変わっておいしいです。

普通のクレープはバナナそのままですが、こちらは春巻きの皮に輪切りのバナナを包んで、フライパンでバターをひいて焼くだけでアツアツ、パリッとおいしい焼きバナナクレープができます。焼き方は応用でトースターでもカリッとできます。レンジでしっとりもちもち生地にもできます。熱が通ることによってバナナがトロトロになって、甘みも増しておいしい！小腹がすいたときや、おやつにピッタリです。

焼き方の注意点です。丸ごとレンジやトースターで焼くと爆発することもあります。焼き方は必ずヘタの先を切り落として、皮ごと600wで約1分レンジ、トースターは片面に1本包丁で切り込みをいれ、ヘタの先を切り落とし、表裏5分づつおおよそ10分間焼きます。比べればトースターの方が爆発はしにくいですが、必ず様子を見ながら焼いてください。

日本では1年を通して手に入りやすいバナナ。忙しい朝に、おやつにと様々なシーンで大活躍のバナナ。焼きバナナにすることによって、こんなに嬉しい効果効能がたくさんあります。焼き方もバナナをレンジや、トースターで焼くだけなので、時間もかかりません。

焼きバナナ、本当にお手軽に食べられて健康生活を目指せます。今日から是非「焼きバナナ活動」はじめてみませんか？