ポッキーの日・プリッツの日とは?由来やいつから始まったのか調査!

細くてカリカリしている細い棒型のお菓子と言えば、ポッキーとプリッツ。ほぼ全世界で食べられていると言って良いほど、有名なお菓子になりました。そんなポッキーとプリッツですが、11月11日は、この二つのお菓子の『記念日』とも言える、「ポッキーの日」と「プリッツの日」になります。日本では誰でも知っているのではないでしょうか。では、いつからポッキーの日があるのか、知っていますか?テレビでもCMが放送されるほど、日本では定着している記念日ですが、一体いつからあるのでしょうか?

ポッキーの日・プリッツの日とは?由来やいつから始まったのか調査!のイメージ

目次

  1. 1ポッキーの日・プリッツの日とは?
  2. 2ポッキーの日・プリッツの日の由来
  3. 3ポッキーの日・プリッツの日はいつから?
  4. 4ポッキーの日・プリッツの日に行われているイベント
  5. 5ポッキーの日・プリッツの日を楽しもう!

ポッキーの日・プリッツの日とは?

11月11日はポッキー&プリッツの日!

今や日本人なら誰でも知っているであろう、ポッキー&プリッツの日。細長い縦の棒が並ぶ事が、まるでポッキーとプリッツを並べているように見えるから、11月11日はポッキーの日と言うんじゃないかという想像は、誰しもができているのではないでしょうか。

 

世間一般では、「ポッキーの日」という認識が強く根付いているようです。持ち手のある食べやすいチョコレート菓子として、長年愛され続けているポッキー。記念日があるという事にも違和感を感じないほどに、日本人には身近な存在と言えるでしょう。

 

実は、このポッキーの日は、日本記念日協会で認定されている正式な記念日です。製造元である江崎グリコでは、毎年この日にイベントやキャンペーンを開催しているようです。記念日になってしまうぐらい、日本人に愛されているお菓子と言っても過言ではないでしょう。

 

ポッキー誕生秘話

「手で持てる世界で初めての棒状のチョコレート菓子」として江崎グリコで発売されたのが、1966年の事でした。度重なる試行錯誤を経て、持ち手を汚さないために、あえてチョコレートをコーティングしないという、単純な、しかし革新的なアイデアがお菓子業界に衝撃を与えました。

 

「ポッキー」という名前の由来は、一口かじると聞こえる「ポキン、ポキン」という日本語の擬音語から命名されました。全世界で発売されているポッキーは、世界中の人々に愛される有名なお菓子へと成長しました。

 

「ポッキーの日」という言い方が、多くの一般の日本人に馴染んでいるのではないでしょうか。ポッキーの日が存在するのは、ポッキーがそれだけ愛されているお菓子だという証でもあるのですが、実はプリッツは、ポッキーよりも先に開発され販売されていました。

 

プリッツ誕生秘話

「プレッツェル」というおつまみがドイツで親しまれているという情報を得た1958年頃、新しいおつまみを作り出せないかと当時の担当者が考えたのが、プリッツ開発の切っ掛けとなりました。プリッツの由来が、ドイツのおつまみだったとは、意外だったのではないでしょうか。

 

その翌年には、「スティック」という名のプレッツェルを棒状にしたものがあるという情報を仕入れ、これを元に革新的なものは作れないかと、研究を重ねていったそうです。プレッツェルという名前が由来の「プリッツ」という名のおつまみ用ソーダスティックを発売したのは、その3年後の1962年の事でした。

 

「ポッキー」は、プリッツの後に開発された商品です。プリッツにチョコレートをコーティングする事を考えたようですが、最初は全体にコーティングする事を考えていたようです。全体をチョコレートで覆い、銀紙で包む事も考えたようですが、コストがかさむ事が壁となったようです。

 

そこで、プリッツの端をコーティングしない持ち手を作り、手を汚さない革新的なデザインを思いつき、今のポッキーが完成したという訳です。発想は単純ですが、そのデザインに行き着いたところが、当時から創造力豊かな日本人的な発想だったのではないかと思えてなりません。

 

しかし、発売当初から売れ行きが伸びず、何故売れないのか調査してみたところ、意外な事が分かりました。ビール用のおつまみとして発売したプリッツでしたが、販売したルートが菓子小売店だったために、大人ではなく子供が主な消費者となっていた事実を突き止めました。

 

当初はプレッツェル由来の、大人用に開発された商品だったために、子供の口に合わず、売れ行きが伸び悩んでいたのです。そこで、江崎グリコはプリッツの主な消費者を子供達へと変更し、彼らの口に合うように、甘いおやつとしてプリッツの販売を始めました。

 

子供達にも親しみが持てるように、パッケージに外国人の可愛らしい少女の絵をあしらい、「バターたっぷり、甘いスティック」という由来の「バタープリッツ」という新たなネーミングにして売り出したところ、予想外の大好評の売れ行きを記録しました。最初のプリッツを売り出してから1年後の1963年の事でした。

 

この事態を皮切りに、いつからか様々な種類のお菓子が発売され、子供達のお菓子の幅が一気に広がりました。江崎グリコは、更に新しい商品の開発にかかります。その結果、新たに生み出されたのが、スナックのように食べられる塩味の「サラダプリッツ」、香ばしさを全面に出すために焙煎した米を練りこんだ「ローストプリッツ」でした。

 

1963年に発売したバタープリッツに加え、サラダプリッツとローストプリッツという3本柱を完成させたのが、1973年の事でした。いつからか、このプリッツシリーズはお菓子業界の荒波に飲まれながらも成長していき、現在の不動の人気の地位を獲得するまでになりました。

 

今では、プリッツやポッキーが由来で出来た商品もあるのではないかというぐらい、プリッツとポッキーの存在は世界中でも知れ渡っています。いつからプリッツとポッキーの存在は、世界中で人気のあるお菓子として認識されるようになったのでしょうか?また、ポッキーの日は世界中で認識されている記念日なのでしょうか?

 

いつから世界中で親しまれるようになったのか?

はっきりといつだったのかは定かではありませんが、ポッキーが海外で販売されるようになったのは、おそらく1970年代の事でしょう。1970年にタイグリコを設立し、1982年にはジェネラルビスケットグリコフランスを設立、更には上海グリコを1995年に設立しました。

 

フランスでは、「ポッキー」という名前ではなく「ミカド」という名前で販売されており、この名前の由来となったのは、当時人気だったゲーム名から採用しているそうです。それぞれの国で親しまれ易いネーミングにされているそうで、今では世界中の人々にポッキーとプリッツは愛されるお菓子になりました。

 

ポッキーの存在は、すでに世界中に浸透しているようで、名称は少しずつ違っていますが、日本と同じくらいに愛されているお菓子になりつつあります。しかし、残念ながら「ポッキーの日」という記念日については、まだ世界には知れ渡っていないようです。

 

ギネス記録もある

2012年11月11日のポッキーの日には、ツイッターで「ポッキー」と言うツイートが184万3733回もあり、「24時間以内に最も多くツイートされたブランド名」と言う名目で、新たなギネス記録として登録されました。この大イベントは、SNSの影響が大いにあったようです。

 

ギネスに登録された事を記念して、「ポッキーケーキ」なるものを作った方々も多かったようです。ポッキーケーキのデザインは様々で、大変個性的なポッキーケーキもありました。世界の記録として残るという事は、歴史に「ポッキー」の名が永遠に語り継がれるという偉業を成し遂げたのです。

 

それはそれは名誉であると共に、日本中で一大イベントとして祝福された事でしょう。ギネス記録を得た事により、ポッキーの日の認識度は益々高まった事でしょう。実際、SNSを使ってポッキーの日の拡散は留まるところを知らないようです。

 

ポッキーを使ったアレンジレシピがいつからか広がり始め、今ではプリッツよりもポッキーの方が大々的に有名になりました。いつからか、ポッキーの存在は、グリコに無くてはならないものになりました。ポッキーの存在が加速度的に大きくなる中、残念ながらプリッツの存在は薄れつつあります。

 

ポッキーの日・プリッツの日の由来

『1』がスティック状のポッキーとプリッツに似ている

前述したように、やはりポッキーの日の由来は、「1」の形がスティック状のお菓子として有名なポッキーとプリッツに似て居る事からきているようです。他にも、きりたんぽの日、煙突の日、箸の日、もやしの日、麺の日、などとも呼ばれているようで、由来はポッキーの日と同じく、スティック状の「1」が綺麗に並ぶ事からきているそうです。

 

本来なら、「ポッキー&プリッツの日」と言うのが正式な記念日としての名称です。「ポッキーの日」の印象が強いのですが、プリッツの名も記念日にはしっかりと入っているのです。「ポッキーの日」という形で日本人には浸透してしまっている程、プリッツの存在感はポッキーよりも薄い印象があります。いつからそのようになったのでしょうか?

 

プリッツの方が先輩なのに印象が薄いのは何故?

プリッツは、2016年に「ポッキーよりも存在感が薄い」という自虐ネタで話題を呼びました。プリッツの心の叫びとも言える言葉達は、プリッツのマーケティング担当者の方の心の叫びでもあったそうです。プリッツがポッキーよりも3年も前に発売している先輩商品であるのに対して、ポッキーの方が知名度が高いのは何故なのでしょうか?

 

憶測に過ぎませんが、仮定として挙げられる話はいくつかあります。例えば、ギネス記録を残した事はどうでしょう。11月11日のポッキーの日に大量にツイートされ、記録に残った言葉は、「ポッキー」でした。残念ながら、「プリッツ」はあまりツイートされなかったのです。

 

もしくは前述したように、「ポッキーの日」を祝って、ポッキーのアレンジレシピが世に出回るようになったからかもしれません。チョコレート菓子として知られているポッキーの方が、スナック菓子として売られているプリッツよりも、アレンジがしやすかったのも一因として挙げられるでしょう。

 

世間一般ではポッキーの方が知名度が高い傾向にあります。プリッツの由来が「ポッキーではない方」という認識が広まってしまっているのもまた事実です。だからこそ、11月11日が「ポッキーの日」として人々の間で根強く浸透してしまっているのです。

 

その影響もあってか、2017年には「ポッキーじゃない方」という自虐的な名前でプリッツを11月11日限定で無料配布していたそうです。ポッキーの方が売れ行きも高いために、様々な嗜好を凝らして考えられた企画だったようですが、その自虐的な発想が逆に、プリッツの印象を強くしたようです。

 

今年も昨年や一昨年のような自虐的なネタを採用するのか、はたまたプリッツがポッキーと同等の存在として横に並ぶか、それとも11月11日の正式名称を「プリッツ&ポッキーの日」に変更してしまうのか、11月11日の話題は尽きそうにありません。いずれにしろ、今年のポッキーの日も、大いに盛り上がる事は想像に容易いでしょう。

 

ポッキーの日・プリッツの日はいつから?

11月11日がポッキー&プリッツの日なら始まった年は?

「ポッキー&プリッツの日」が正式に制定されたのは、平成11年11月11日の事です。「1」の数字が6個も並ぶおめでたい日として、日本記念日協会の加瀬清志代表に正式な認定を貰い受けました。当初は「ポッキーの日」ではなく、ちゃんとポッキーとプリッツは対等な存在として認識されていたようです。

 

グリコがポッキーとプリッツのPR効果を狙って始めた企画のようで、その経済効果は年々益々盛り上がりを見せています。マーケティング戦略の大勝利と言えるでしょう。日本人がイベントやキャンペーンが大好きな人種である事も相まって、ブランドの売り上げ向上に大きく貢献したそうで、その経済効果は抜群でした。

 

11月は秋の行楽シーズン

たまたま11月11日をポッキーの日とした事で、秋の行楽シーズンと重なりました。このシーズンになると、秋の味覚や秋に本格的に見られる紅葉狩りなど、日本での秋ならではの楽しみ方があるため、ポッキーとプリッツも張り切ってイベントやキャンペーンを行っているそうです。

 

毎年11月11日に行われるイベントは、記念日当日の11日より前から盛り上がりを見せています。つい最近では、ポッキーを高く積み上げる「ポッキータワー」や、今年はすでにポッキーのイベントが始まっています。気になる方は、グリコの公式ホームページにある、ポッキーのページを見て下さい。期間限定で、面白いゲームが楽しめるようです。

 

ポッキーの日・プリッツの日に行われているイベント

ポッキー風船がもらえるイベント

SNSでの情報伝達速度が大変早い今の世の中では、11月11日のポッキーの日にはみんなポッキーやプリッツを買って、ツイッターなどのSNSに写真や動画を挙げる事が当たり前になりつつあります。一般人も芸能人も、この日はみんなポッキーやプリッツを必ずと言っていいほど購入しています。「ポッキー&プリッツの日」公式アカウントもあります。

 

あるお店では、ポッキーの日にポッキーを購入するとポッキー型風船がもらえるという、キャンペーンを実際に開催していたそうです。風船は軽く1メートルほどの長さがあり、その存在感は大きかったようです。

 

主に高校生や大学生が面白さに惹かれて、何箱もポッキーを買っていたそうです。正に、イベント好きな日本人相手にぴったりなキャンペーンで、莫大な経済効果をもたらしました。

 

11時11分にSNSでつぶやいたらポッキーがもらえる?

11月11日の11時11分にSNSで「ポッキー!」とつぶやいたら、ポッキーがもらえるという噂があったようですが、実際には少し違いました。2016年の話になりますが、11月11日に「ポッキーフォト」というイベントがあったようです。

 

ツイッター限定のキャンペーン企画で、ポッキー&プリッツの日公式アカウントをフォローして、ポッキーと一緒に映った写真を、「ポッキーフォト」というハッシュタグと一緒に投稿すると、抽選で一名に1111箱のポッキーが当たるというものでした。応募期限はもちろん、11月11日まででした。

 

11月11日のポッキーの日の11時11分に「ポッキー」とつぶやいて、大いに盛り上がろうという企画は実際にありました。SNSに投稿されたものは、ポッキーパーティーをイラストにしたものから、ポッキーを使った画像や動画など様々なものが投稿されたようです。

 

日本だけでなく、今では世界中でポッキー&プリッツの日は少しずつですが、認識が広がりつつあります。世界中で、ポッキー&プリッツの日を祝って、美味しくポッキーとプリッツを食べましょう!

 

ポッキーの日・プリッツの日を楽しもう!

11月11日にはポッキーとプリッツを買ってお祝いしよう!

今や、日本が世界に誇れる製菓企業として大きな成長を遂げた江崎グリコ。ポッキーとプリッツは、グリコにとって二大勢力とも言える主力商品です。ましてや、「ポッキー&プリッツの日」を正式な記念日として登録するなど、正に日本人の心を鷲掴みにするような事を、今までやっています。

 

いつからか、日本人だけでなく、世界中の人々の心をも掴み、世界中で愛されるようになったグリコのお菓子達。ポッキーとプリッツは、そんなお菓子達の先駆けとして存在していると言っても過言では決してないでしょう。

 

今年も11月11日、「ポッキー&プリッツの日」はやって来ます。どんなイベントが計画されているのか、今から楽しみにしている方も多い事でしょう。皆さんも思い思いに、ポッキー&プリッツの日を楽しんで下さい!

 

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