ホンビノス貝の酒蒸しレシピを紹介!レンジで簡単に作れる?

ホンビノス貝の酒蒸しを食べたことはありますか?ハマグリによく似た形をしていて、味わいも近いホンビノス貝ですが、ハマグリに比べて安く買う事が出来ます。白ハマグリとも呼ばれることもあるホンビノス貝は酒蒸しにして食べると、口いっぱいにホンビノス貝の味が広がり、贅沢な気持ちになります。今回は、そんなホンビノス貝の酒蒸しレシピを紹介します。簡単に作れるので是非参考にしてみてください。

ホンビノス貝の酒蒸しレシピを紹介!レンジで簡単に作れる?のイメージ

目次

  1. 1ホンビノス貝とは?
  2. 2ホンビノス貝の生態と特徴
  3. 3ホンビノス貝はどこで食べられる?
  4. 4ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:砂抜き
  5. 5ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:洗う
  6. 6ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:火にかける
  7. 7ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:仕上げ
  8. 8レンジで簡単にホンビノス貝の酒蒸しレシピ
  9. 9酒蒸し以外のホンビノス貝の美味しい料理
  10. 10美味しいホンビノス貝の酒蒸しを食べよう!

ホンビノス貝とは?

ホンビノス貝は、二枚貝綱マルスダレガイ科の種類の貝で、ハマグリによく似た形をしています。ハマグリとの違いは、ハマグリの貝の表面はツルツルしていますが、ホンビノス貝の貝の表面は層のようになっていて細い段差があることです。また、色合いがハマグリに比べて白い事が多いです。

そのため、白ハマグリや大ハマグリと呼ばれることもあるぐらい、見かけだけでなく味までがハマグリによく似ています。スーパーなどで売られていることもあり、ハマグリに比べると非常に安いので人気があります。居酒屋などでも見かけることはありますが、味わいがハマグリに比べてわずかに劣るので、小料理店などではホンビノス貝よりもハマグリを見かける事の方が多いです。

ホンビノス貝の生態と特徴

日本で採れるホンビノス貝は外来種で多く生息しているのはアメリカ東海岸などの北米の海岸です。日本では、千葉や東京、大阪の海岸に生息していてます。外来種ですが、日本の在来種への影響は現在のところ無いようです。日本で多く漁獲されているのは千葉県で、スーパーなどで見られるホンビノス貝はほとんどが千葉県にある干潟で採られています。

干潟に生息しているので、潮干狩りで採ることも出来ます。成貝は10cmにもなる大きな貝なのでアサリなどの小さな貝に比べて採れた時のうれしさはひとしおです。一年中漁獲出来るため、ハマグリに比べて値段が安いのもうれしいです。

ホンビノス貝はハマグリに比べて貝に丸みがあるのも特徴で、貝殻の厚みはハマグリの方が分厚く、しっかりとしています。2000年ごろから日本で食べ始められたので、まだまだ食用としては新しい種類の貝です。

ホンビノス貝はどこで食べられる?

ホンビノス貝は千葉県で良く採れます。特に舟橋三番瀬が漁獲量も多いので、周辺のスーパーや魚屋などで買う事が出来ます。また、東京、神奈川など、関東周辺でもスーパーなどで売っている事があるので、見かけたときは是非買って食べてみて下さい。

千葉県や東京の居酒屋でも酒蒸しや、焼いたホンビノス貝を食べる事が出来ます。産地で食べる出来立ての酒蒸しや焼きホンビノス貝は非常に美味しいので食べてみてください。また、最近はネットショップなどでも販売しています。ハマグリよりも安いのに、ハマグリの味によく似ていてお得なので購入してみてください。

ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:砂抜き

ホンビノス貝は干潟に生息していますが、あまり砂を体内に溜めていない為、アサリなどのように、塩水の中に半日ぐらい時間を掛けて砂を出させる砂抜きをする必要はあまりありません。しかし、砂以外にも泥のようなものや、体液などを吐き出してきれいになるので潮干狩りで採ってきたホンビノス貝を酒蒸しに調理する場合は砂抜きをすることをおすすめします。

砂抜きの仕方は、海水と同じ濃さの塩水を深めのタッパーに作り、その中にホンビノス貝を最低でも2~3時間、出来れば半日から一日ほど入れておいて砂を抜きます。塩水の濃度は海水と同じように3%の濃度にします。水が300mlに対して、塩を10g入れれば3%の濃度の塩水を作ることが出来ます。

塩水の濃度を間違えてしまうと、ホンビノス貝が死んでしまい、砂を出せずに酒蒸しを作ることになり、食感にジャリジャリとした砂を噛む感触が出来てしまうので気を付けてください。ホンビノス貝がひたひたに浸って、少し頭が出るぐらいまで塩水を作ってホンビノス貝を入れます。砂抜きはは冷暗所が良いので、上から新聞紙をかぶせて、冷蔵庫に入れることをおすすめします。

新聞紙をかぶせることにより、ホンビノス貝が吐き出した塩水が飛び散ら無くなります。タッパーに砂や泥が出ていれば、砂抜きの成功です。スーパーなどで売られている場合は、砂抜きがされているのがほとんどです。砂抜き済みと書かれている場合は必要ありません。

ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:洗う

次にホンビノス貝を洗います。貝の表面をよく見ると、貝の表面の段差に砂や泥があるので洗い落とします。貝同士でこするようにしてガリガリと洗うのも良いですが、たわしを使って1つ1つを洗っていくと、ホンビノス貝本来のキレイな白い貝が見えてきます。見た目も美味しくなるのと、雑菌が付いている場合もあるので時間を掛けてしっかりと洗いましょう。

洗い終わったら、そのまま調理を始める前に水を切って、1~2時間置いておきます。そうすることによりホンビノス貝が体内にふくんでいる海水を吐き出させることが出来るので、余分な水分と塩分を抜くことが出来ます。

ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:火にかける

酒蒸しを作る時は、フライパンか、浅めの鍋を使うと簡単に出来ます。ホンビノス貝をフライパン、もしくはなべに入れ、酒をいれます。ホンビノス貝6個に対して、酒50ccの分量が適量です。酒蒸しに使う酒は、料理酒でもいいですが、吟醸酒などの普段飲んでいるお酒が余っていれば、それを使うとお酒の良い風味も出るのでよりおいしくなります。

蓋をして、中火~強火で火にかけます。お酒が沸騰してきて、ホンビノス貝が口を開ければ完成ですが、ホンビノス貝は時間が経ってもなかなか口を開きにくい貝なので、じっくりと火を通していきましょう。口が空いたら、火を止めて5分ほど時間を置いて中まで蒸せれば完成です。

口が空いてからも火にかけすぎているとすぐに身が固くなってしまいうので、口が空いたらすぐに火を止めてください。

ホンビノス貝の酒蒸しレシピ:仕上げ

出来上がれば、お皿に盛りつけて完成です。お酒の香りも良く、口いっぱいに広がる貝の味がとても美味しく、アサリなどとは違った贅沢さを味わう事が出来ます。蒸しあがったホンビノス貝にバターを入れるとコクが出てこってりとしたホンビノス貝の酒蒸しを味わう事も出来ます。

他にも、酒と一緒に鷹の爪や、ニンニクのスライスを入れておいてもピリッとして美味しいです。ホンビノス貝自体が塩分を多く含んでいるので、塩は控えめにするか、入れなくても美味しく食べられます。酒蒸しをした後に残った汁は、ホンビノス貝の出汁が良く出ているので、みそ汁の出汁や、だし巻き卵に使ってもとても美味しいです。

レンジで簡単にホンビノス貝の酒蒸しレシピ

ホンビノス貝の酒蒸しはフライパンで作っても非常に簡単に作ることが出来ますが、レンジで温めて酒蒸しを作るさらに簡単な方法もあります。レンジの性質上、貝に均等に適度に火が通るのでふっくらと簡単に仕上げる事が出来ます。

まず、ホンビノス貝を砂抜きし、良く洗って下ごしらえをしておきます。次に、レンジに対応したあまり深く無いお皿に並べて入れます。ホンビノス貝が重ならないようにお皿に並べる事が美味しく作るポイントです。お皿に酒を入れラップをしレンジに入れます。レンジで調理する時間は、500wで3~4分です。レンジから取り出して、ホンビノス貝の口が開いてなければ1分ずつぐらい追加していき、口が開くまで繰り返していきます。

ホンビノス貝は口を開きにくいのでレンジで調理するときも時間は少しかかりますが、口を開けたままレンジで長時間温めすぎると身が固くなってしまうので、追加する時間は1分ぐらいを繰り返して様子を見ながら調理をしていきましょう。

レンジで作ってもフライパンで作った酒蒸しと変わらないくらい美味しく出来上がります。鍋を片づけたりする時間を考えると、レンジでの調理はお皿に入れて、そのまま食べる事が出来るので、時間の短縮にもなるのでおすすめです。

酒蒸し以外のホンビノス貝の美味しい料理

酒蒸し以外のホンビノス貝レシピ:焼きホンビノス貝

ホンビノス貝は焼いても美味しいので、おうちでも、バーベキューなどの時も美味しく食べられます。ホンビノス貝を焼く時は、貝が転がりやすいので火がなかなか通りにくくなってしまうので、出来るだけ転がらないように注意してください。また、貝の殻が割れて飛んでしまう事もあるので、あまり強火で焼かないようにしましょう。

火にかけて、10分ほどすると口が開いてきます。貝の性質上、加熱した方とは反対側の貝殻に貝柱がくっついてしまいます。そのため、開いた貝殻の方に身がくっついてしまい、反対側を焼くにはひっくり返す必要があります。せっかくの美味しい汁がこぼれてしまわないように慎重にひっくり返してください。

両面が焼ければバター1片入れて完成です。しょうゆを入れると塩分が強くなりすぎるので、バターだけの方が良いかもしれません。香ばしく、凝縮した貝の味を楽しめるシンプルな調理方法ですが、とても美味しいです。焼けた貝殻は、非常に熱くなっているので気を付けて食べてください。

酒蒸し以外のホンビノス貝レシピ:ホンビノス貝のボンゴレビアンコ

アサリのように使用して、贅沢なボンゴレビアンコにすると濃厚なパスタが味わえて美味しいです。材料は、一人前のパスタ100gに対して、ホンビノス貝7個程度、マッシュルーム缶1/2、細ネギ3本、ニンニク4片、鷹の爪少々、白ワイン50cc、バター10gを準備します。

まず、ホンビノス貝を洗って、熱湯に入れて口が開くまで下茹でをします。口が開いたら引き上げておき、パスタを茹で始めていきます。パスタを茹でている間にフライパンにオリーブオイルを入れて、刻んだニンニクと鷹の爪を入れて、香りが出るまで熱していきます。香りが出てきたら、ホンビノス貝とマッシュルーム、スライスニンニクを入れて軽く炒めます。

そこに白ワインを入れて蓋をし、アルコールが飛ぶぐらい少し蒸らしたら火を止めて蓋を開ます。そこに、茹で上げたパスタを入れて、その上からオリーブオイルと細ネギを入れて軽く混ぜます。お皿に盛りつけた後、バターを落とせば、贅沢なホンビノス貝のボンゴレビアンコの完成です。

マッシュルームとホンビノス貝を炒める時に、ホンビノス貝のゆで汁を少し加えると、味が濃厚になるのでおすすめです。

酒蒸し以外のホンビノス貝レシピ:ホンビノス貝のフライ

身がおおきくて柔らかいホンビノス貝はフライにして食べても美味しいです。いろんなソースに合いますが、タルタルソースもおすすめです。準備するものは、ホンビノス貝10個、小麦粉適量、卵一個、パン粉適量、酒50ccを準備します。

まず、ホンビノス貝を砂抜きして貝殻をきれいに洗い、下処理をします。下処理が終わったホンビノス貝をフライパンに酒と一緒に入れて酒蒸しにし、口が開いたら取り出して冷ましておきます。冷ましたホンビノス貝の身を殻から取り外して、フライの準備をします。身を取り外した時にホンビノス貝の水分を拭き取っておくことで油の跳ねを防ぐことが出来ます。

ホンビノス貝に小麦粉を付けて、溶き卵にくぐらせた後パン粉をまんべんなくつけて、フライの下ごしらえをしておきます。油を180度に温めておいて、ゆっくりとホンビノス貝を入れていきます。一度にたくさんの量を入れてしまうと温度が下がってしまい、サクッと揚がらなくなるので、貝と貝に隙間が出来るぐらいの余裕をもって入れてください。両面がキツネ色になるまで揚げれば完成です。

タルタルソースで食べると美味しいので、ゆで卵を粗く刻んで、みじん切りにした玉ねぎと、マヨネーズ、砂糖、塩コショウを混ぜて手作りのタルタルソースを付けて食べる事をおすすめします。ホンビノス貝をフライにするときは、貝が固くなってしまうので揚げすぎないように注意してください。

酒蒸し以外のホンビノス貝レシピ:ホンビノス貝の炊き込みご飯

ホンビノス貝からは出汁もよく出るので、炊き込みご飯にしても美味しいです。米2合に対して、ホンビノス貝10個程度、油揚げ2枚、酒100cc、しょうゆ少々を準備します。ホンビノス貝は、酒蒸しにして身を取り出しておきます。油揚げは油抜きをして、小さめに刻んでおきます。

といだ米に、フライパンに残っただし汁を入れ、しょうゆと酒を少々入れて上から油揚げをのせて炊飯します。炊き上がったらホンビノス貝を混ぜます。少し塩分が少なければ、貝を混ぜる時に塩を少々足して味の調整をしてください。炊飯器にホンビノス貝を入れて炊いてしまうと身が固くなってしまうので、炊き上がってから混ぜるようにしましょう。

酒蒸し以外のホンビノス貝レシピ:ホンビノス貝のラーメン

ホンビノス貝の出汁を使ったラーメンも簡単に作れて美味しく、身体の温まる一品です。2人分のレシピとして、ホンビノス貝8個程度、中華麺2玉、鶏がらスープの素少々を準備し、お好みでトッピングにチンゲンサイや、水菜を用意しておきます。

まず、ホンビノス貝を口が開くまで茹でます。この時のゆで汁は残しておいて、スープの出汁に使います。4カップ程度の水に鶏がらスープの素を入れ、ホンビノス貝の出汁を加えてラーメンのスープを作って行きます。スープに塩分が足りなければ、塩で味の調整をしてください。その間に麺を茹でておき、スープと合わせ、上からホンビノス貝とトッピングをのせれば完成です。出汁が効いた美味しいラーメンが出来ます。

美味しいホンビノス貝の酒蒸しを食べよう!

ホンビノス貝の酒蒸しレシピについて紹介してきました。ハマグリのように大きくて美味しいホンビノス貝がレンジでも簡単に調理出来ます。食べ応えがあるホンビノス貝の酒蒸しを是非食べてみてください。

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